おウチ便り

おウチ便り|7

おウチ便り たくさんのお便りありがとうございます

【第4回 写真de俳句】で《天》にとっていただきありがとうございました。幸福感で胸がいっぱいになりました。久々、家族に自慢話ができました。この句は13句投句した内の一句です。「霜柱」で作句が煮詰まっていたところに、「シモバシラ」が植物だという意外な情報に思考停止状態。そこにたまたま図書館で借りていた『自選 谷川俊太郎詩集』が目に留まりました。谷川さんは詩人ですが、朗読の達人であることを思い出し、谷川さんならシモバシラの写真でどんな詩を書き、朗読するかなぁ、というところからの発想でした。出会い頭のような一句で、《天》は谷川さんのおかげだなぁと思っています。私事で恐縮ですが、《天》の発表の後、就活の試験・面接があり、先日、内定をいただきました。俳句と夏井先生に助けられたような気がします。重ねて御礼を申し上げる次第です。ありがとうございました。

吉野川

初めてお便りさせていただきます。【第5回 写真de俳句】《ハシ坊と学ぼう!②》の《夏埜さゆり女》さんの「雛の調度の黒光り」のいうフレーズが気に入りました。私も、お雛様の調度品の黒色は素敵だなと思っていましたので、共感しました。先生の添削例〈○○○○や雛の調度の黒光り〉の〇〇〇〇にどんな言葉を入れるといいか、自分なりに考えてみました。すると「初恋」「失恋」「進学」など、調度品を見た時の自分の置かれた状況の言葉を入れると、しっくりとするような気がしました。そうすると、黒光りの黒の度合いが少し違うようです。それ以上うまく言えませんが。《夏埜さゆり女》さんは、どのような言葉を入れられましたか。穴埋めは「ドリルde俳句」をしているみたいで楽しいです。夏井先生の素晴らしい添削を読んでしまいますと、思考が停止してしまいますが、〇で書かれていると、私の脳は勝手に、そこに合う言葉を見つけ始めるようです。これからもご指導よろしくお願いします。

すずさん

人生初めて俳句を作ってみて、初めて投稿させていただきました。私は夏井先生と同い年ですが、現代国語、古文、漢文を学校で習う時期を含めて長年海外で過ごして来ました。この辺りの文系科目がパカーンと抜けているので、今まで何となく理系に逃げていましたが、"never too late"の根性で俳句を始めてみようと思い立ちました。長く生きてきて、様々に感じたり見たりしてきましたので、それらを俳句で表現できたらと思っています。ご指導よろしくお願いいたします。

我香洋

拙句を添削指導していただき、感激しております。助詞のあり方、単語のもつ重みのバランス取り、そして季語をたてる、季語に想いを託す、季語を描くということを懇切丁寧に指導していただき、あり得ないことが起きたと感激しております。私は結社にも入らず、コロナ禍もあり札幌で行われていると聞くItakの句会への参加も控えております。図書館で本を借りてきたり、古書店で得たりした素晴らしい句集を味わいながら、句のあり方を探ってきました。その中でこの「おウチde俳句くらぶ」に参加し、いつき組長の数々の添削をみてきました。他人事を自分事にするのは、やはりとても難しい事です。数々の添削を見てはいたものの、それを自分事と受け取ることはなかなかできませんでした。それが、組長直々に添削指導をしてもらえる千載一遇に逢うことができました。深い靄の中を歩いていたのを、こっちだよと組長に手を引いていただいたような気がしております。組長の指導を励みに、さらに一歩一歩精進邁進していこうと思っております。「一句一遊」でもお知らせしましたが、我が母もちょこちょこと作句を始めました。居間のテーブル近く(笑)に組長の書籍『おウチde俳句』『世界一わかりやすい俳句の授業』『365日季語手帖』や歳時記を置いて、母とできた句を語り合ったり批評しあったりしながら話し合うことは、新たな幸せを当家にもたらしてくれています。拙句への組長直々の指導を母に見せると、それはそれは嬉しそうに、そしてなるほどなるほどと大事に読んでおりました。北海道はやっと堅雪、下萌の季節を迎えました。コロナ禍もそう簡単には明けないでしょう。でも、冬は必ず春になります。組長、正人さま、スタッフの皆さまもどうかどうか深く自愛されてこのブリザードを越えてください。どうかどうかご無理をなさらないよう、いつまでも我々の組長であってください。皆様のご健勝を、二つの大きな海峡越しに深く祈っております。

ごうがしゃ

いつき組長、NHK放送文化賞の受賞おめでとうございます!! 受賞のニュースを見ていた夫から「俳句の先生のおるぞ!!」と言われたものの、ド近眼で確認できず、スマホで検索したら艶やかな着物姿で笑っている組長を発見し、画面に向って「おめでとう!!」と言ってしまいました。組長の俳句の種まき運動で、還暦を過ぎた自分に小さな俳句の芽が出たように、チーム裾野の一員として俳句の楽しさを誰かに伝えていければと思っています。我が町のマッサン(さだまさしさん)も同時に受賞をしてダブルで嬉しい一日となりました。色々なサイトで気の遠くなるような数の選句をしていただき、いつ寝ているのかな? と時々組長の体調が心配になります。と言いながら、《ハシ坊と学ぼう》での丁寧な指摘に感謝している毎日です。体調に留意され、これからも俳句の種まき運動が広がっていきますようお祈りいたします!!

清白真冬

お忙しい中、みなさまのお時間を頂くのも失礼な気がして、お便りを遠慮していましたが、先生の熱心なご指導や「おウチ便り」のみなさまのお便りを読んで、これは参加しないともったいない! と思い直し、お便りすることにしました。《ハシ坊》コーナーで取り上げていただきありがとうございました。【第2回 写真de俳句】《ハシ坊と学ぼう!②》で〈出産に恐縮至極と父の文〉と出しまして、夏井先生から「前書きで『出産見舞い』としておいて、出産の頃の季語を取り合わせる手もありそうです」と教えて頂いたので、出産見舞い〈天道虫恐縮至極と父の文〉出産が8月頭で旧暦にすると6月末ぐらいなので「天道虫」という季語ぐらいがちょうどいいのかな? と考えました。追伸なのですが、うるさいぐらいに「五右衛門風呂」と句を作っていますが、我が家の五右衛門風呂がそろそろ寿命であとわずかとなりそうです。家族としては思い出いっぱいのお風呂時間でした。YouTubeで先生が楽しくたくさん作って俳筋力をつけるとおっしゃっていたので、恥ずかしながら、たくさん、作らせて頂いています。先生のお目汚しですみません。合わせて、どんどん、盛り上がっていく俳句熱をみんな仲間と善いところを伸ばして、いい勉強の場所としてくださっていることに感謝します。とても、安心して参加しています。先生、家藤さんもご多忙かと思いますが、どうぞお体に気をつけて、裾野からついて行きます。

風早 杏

おウチのまわりでも俳句をつくっているのですが、最近は夢や想像、おウチの中でも俳句をつくっています。おウチ時間が楽しくなりました。俳句の楽しさを教えてくださった、俳句の先生方に感謝しております。

平本

「写真de俳句」の結果発表、《天》《地》はもちろんですが、《人》も良い句、面白い句がたくさんあって読み応えがありました。特に印象的だったのは、【第5回 写真de俳句】《人》②の《三浦にゃじろう》さんの七句。連作俳句のような七句で、ここだけ時空の歪みに落ちて異世界に入ってしまったかのような不思議な感覚で鑑賞しました。

片野瑞木

先生及びスタッフの方々本当に有り難うございます。何句でも提出して良いというシステムにすっかり甘えています。何週間か前に作った句が気になって推敲版まで提出してしまいました。そして、もう80ポイントも貯まっているなんてすごい方がいらっしゃるんですね。おめでとうございます。《ふるてい》さんの俳句は、色んなところでお名前を拝見しますが句集が出たら読んでみたいです。ご挨拶した事ないのにすみません。私はポイントも句集貯金も一緒にぼちぼち貯めようかな〜。まっだまだです。「ドリルde俳句」にもハマっています。これ考えるのもとっても大変そう……。でも、答える方の私は考えるのがとっても楽しみです。難しいですけど。今日松山青年会議所事務局の句会ライブをYouTubeで拝見しました。いつき組の優秀な方のお顔も何人か拝見して、あの俳句はこんな方が作っていらっしゃるのだと勝手に嬉しくなりました。今後俳句を見たらお顔も思い出すかもしれません。これからも楽しんで続けようと思います。

季凛

【第5回 写真de俳句】「吊し雛」の回では、思いがけなく《天》を頂戴し、本当にありがとうございます。コロナ禍の中でも、「俳句ポスト365」や「一句一遊」に投句することで、俳句を楽しむ日々を過ごせることが出来て、ありがたく思っています。その上、俳句を始めて10年目、もう一度ちゃんと勉強したいと入会した「おウチde俳句くらぶ」では、《ハシ坊》コーナーに取り上げていただき、直接いつき組長の指導を受けることが出来ました。それだけでも有難いのに《天》をいただけるなんて、思わずガッツポーズしてしまいました。何より92歳の父が、我が事のように喜んでスマホを見てくれて嬉しかったです。6月20日の愛知県幸田町での句会ライブで、組長にお目にかかれるのを楽しみに、また投句を続けて行きたいと思っております。本当にありがとうございました。

彩汀

偶然テレビで夏井いつき先生を拝見し、「面白そう!」と先生の書籍『世界一わかりやすい俳句の授業』を購入。自分でも俳句を作ってみましたが、さっぱり良いのか悪いのか分からない……と思っていたところに「おウチde俳句くらぶ」を知り入会しました。入会した時、娘は1歳で仕事復帰して数ヶ月経った頃。仕事と育児の両立が毎日大変で、それを夫に理解してもらえない。と日々イライラ、モヤモヤしていました。何もかも捨てて遠くに行きたい、と自暴自棄になっていた時に作った句が、なんだかストンと「あー、これだったんだ」と自分の中で腑に落ちた感じがしました。上手いか下手かわかりませんが、自分の気持ちを一番ストレートに表現できました。それ以降は夫にも自分の思っていること、協力して欲しいところなどを感情的にならず上手く伝えられるようになってきました。俳句ってスゴイ! 子どものイヤイヤ期真っ最中で疲労困憊の日々ですが、これからもみなさんと楽しく学んで行けたらと思います。

神保一二三

皆さん、お元気ですか? 私は、2020年から2021年にかけて最悪の年が続いています。2020年に甲状腺癌の手術をして、祖母が亡くなり、引越しが急に決まり家族中おおわらわ、定期検診では、癌の再発、転移がみつかりました。化学療法や抗がん剤治療を長期間行い、医療機器類に囲まれていたため、スマホもラジオも持ち込めず、日付も時間もわからなくなっていました。でも、やはり癌で早くに他界してた母のおかげで、楽しく病院時間を過ごす方法が身についていました。本を山ほど読む。お顔やお肌の手入れを徹底的にする。パックをしていて看護師さんに笑われました。あとは、自然素材のマニキュアをしてデコッてみたり。今回は、「俳句を詠む」という強い味方がいました。ペンと句帳さえあれば、とにかく頭の中の事をどんどん書きつくしています。無事、家に帰ってきましたが、句帳をみると、これでもかとまるで、自分で書いた物ではないような作品かできていて、驚きました! 良し悪しは別ですが(笑)。俳句の種は、拾いまくらないとね! なんでも種になりますね! 表現する力や言葉の知識は、つけていかないといけませんね。「おウチde俳句くらぶ」で鍛えさせて頂きます。

田村美穂