写真de俳句の結果発表

第61回「鯛焼屋の行列」《ハシ坊と学ぼう!⑩》

ハシ坊 NEW

鯛焼屋の行列

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

季重なり

秋夕焼仕舞いし鯛焼き湿りおり

ビバリベルテ

季重なり

三枚におろせぬ鯛焼き天高し

ビバリベルテ

夏井いつき先生より
二句ともに秋の季語と取り合わせていますが、「鯛焼き」は冬の季語。こちらを主役として、再考してみましょう。
“ポイント”

季重なり

鯛焼きに愛をひとふり秋うらら

丘るみこ

季重なり

鯛焼きを待ち友となる冬隣

丘るみこ

夏井いつき先生より
二句ともに、「鯛焼き」に秋の季語が取り合わせられています。それぞれ、冬の季語「鯛焼き」を主たる季語とすることもできるのではないかと思います。
“参った”

季重なり

行く秋や友と鯛焼き半分こ

砂芽里

季重なり

たいやきをひとり頬張る良夜かな

砂芽里

夏井いつき先生より
二句ともに、「鯛焼き」と秋の季語が取り合わせられています。どちらも、冬の季語「鯛焼き」を主役として書ける内容でないかと思います。
“良き”

季重なり

鯛焼を待つ手擦り合ふ寒椿

山内三四郎

季重なり

鯛焼の温みにすがる年の市

山内三四郎

夏井いつき先生より
二句ともに「鯛焼」以外にも季語が使われています。どちらの季語を主役にしたいのか。再考してみましょう。
“難しい”

季重なり

たいやき屋の長蛇の列やいわし雲

清桜人

季重なり

たいやきの皮の甘さや秋うらら

清桜人

夏井いつき先生より
二句ともに秋の季語と取り合わせていますが、「たいやき」は冬の季語です。
“参った”

季重なり

冬の日のたい焼き二個と深蒸し茶

直子

季重なり

たい焼きと聞くだに温し寒の朝

直子

夏井いつき先生より
二句ともに「たい焼き」以外にも季語が入っています。「たい焼き」を主役として描きたいのか、別の季語を主役にしたいのか、自問自答してみましょう。
“ポイント”

季重なり

抗がん剤のママ焼く鯛焼き初紅葉

日向あさね

季重なり

鯛焼はやっぱり粒餡いわし雲

日向あさね

夏井いつき先生より
「鯛焼き」は冬の季語です。二句ともに、秋の季語と取り合わせてありました。秋の季語を外して、再考してみましょう。
“ポイント”

季重なり

鯛焼きを語る親子や虫の声

片吟とし可

季重なり

鯛焼きと珈琲を手に秋の海

片吟とし可

夏井いつき先生より
「鯛焼き」は冬の季語です。二句ともに秋の季語が取り合わせてあります。再考してみましょう。
“参った”