おウチde俳句大賞
応募期間
2024年12月14日(土)〜 2025年2月28日(金)
応募テーマ(部門)
1.リビング 2.台所 3.寝室 4.玄関 5.風呂 6.トイレ 7.毎日凸凹(まいにちでこぼこ)
※当サイト「おウチde俳句くらぶ」有料会員の方は、上記7部門において何句でもご応募いただけます。
※当サイト「おウチde俳句くらぶ」有料会員以外の方のご応募は、上記7部門のうち1部門限定です。
2部門以上に応募された場合、選考の対象になりませんのでご了承ください。
選者
夏井いつき
賞
・大賞(1名): 賞金20万円、記念盾
・各テーマ賞(「リビング部門」「台所部門」「寝室部門」「玄関部門」「風呂部門」「トイレ部門」の計6名): 賞金5万円、記念盾
(※大賞は上記6テーマ賞の中から授賞式当日に選出され、テーマ賞賞金5万円を含む20万円を贈呈します)
・特別賞「毎日凸凹部門」(10名): 賞金1万円、記念盾
結果発表
・授賞式(2025年5月開催予定)と「おウチde俳句くらぶ」のサイトにて、入賞・入選作品を発表いたします。
・授賞式イベントの詳細については2025年3月下旬以降、「おウチde俳句くらぶ」サイトとメールマガジンにてお知らせいたします。よろしければ会員登録をお願いいたします。
応募方法
応募は12月14日より公開される、専用投稿フォームからお願いします。(ハガキ・郵送でのご応募は受け付けておりません)
◎第7回おウチde俳句大賞は「毎日凸凹(まいにちでこぼこ)部門」を新設!
2024年12月より作品の募集がはじまる「第7回 おウチde俳句大賞」は、高齢者向け住宅の企画・運営をしている、株式会社 長谷工シニアウェルデザイン様より特別協賛をいただき、「毎日凸凹部門」を新設いたしました。
毎日の生活の中には大きな、あるいは小さな凸凹があります。
嬉しいこと、楽しいこともあれば、つらいこと、悲しいこともあるのが人生。
そんな凸凹が繰り返される人生すべてが俳句のタネです。
例えば、高齢者住宅にご入居されている方やそこで働くスタッフの方、ご自宅で暮らす方、そのご家族など、それぞれたくさんの凸凹な毎日があります。
「毎日凸凹部門」では、高齢者住宅に限らずシニア世代ならではの日々、またシニア世代に関わる方々の凸凹な日々を綴る一句を、募集します。ぜひご投句ください。
◎おウチで俳句、始めてみませんか。
俳句の実作は「季語の現場に立つこと」が基本です。
とはいえ、世の中にはさまざまな事情を抱えている人たちがたくさんいます。
「歩けない自分は、外へ出てゆくことができません。」
「介護を続けているため思うように外出はできないんです。」
「季語の現場に立てない私たちは俳句が作れないのでしょうか。」
いえいえ、そんなことはありません。 どこに居ても、いつだって俳句はできるのです。
うれしいこと、楽しいことはもちろん、 辛いことや悲しいこと、すべてが俳句の題材になります。
俳句を始めると、学ぶべきことが次々に現れます。 季語をめぐるさまざまな雑学もまた心躍る学びです。
「学ぶ」という名の好奇心が、私たちの人生を豊かにしてくれます。
小さなハードルを一つ一つ飛び越えながら、 一緒に楽しく学び続けましょう。 (選者・夏井いつき)
■「おウチde俳句大賞」受賞者の声をお届けします!
◎俳句ってなに?
俳句は、五七五の十七音と季語からなる最短詩です。
上から、「上五(かみご)」「 中七(なかしち) 」「下五(しもご)」と呼びます。
◯◯◯◯◯ ◯◯◯◯◯◯◯ ◯◯◯◯◯
(上五) (中七) (下五)
「音」の数え方は、「チューリップ」(春の季語)を覚えておくと便利です。
「チュ(拗音)」「ー(長音)」「ッ(促音)」はどれも、一音と数えます。よって、「五音」になります。
◎俳句を始めるには どうしたらいい?
まずは書くためのものを用意しましょう。
① 句帳(メモ帳、白い紙を束ねたものなど)
② 筆記用具(鉛筆、ボールペンなど)
③ 『歳時記』(季語を集めて分類して載せている本)
スマートフォンのメモ帳を利用してもかまいません。
季語を知識として知るために、『歳時記』を一冊用意することをオススメします。
◎これだけは知っておきたい「基本のルール」
俳句の基本的な表記は次のようになります。
芋虫のシンクの端に来て戻る
【季語:芋虫(秋)】
① 五七五の間は空けず、一行書きに
② 季語は一句に一つ入れる
③ 五分で一句できる!「取り合わせ」の基本型
③は、「季語」と「季語とは関係のないフレーズ」を取ってきて合わせる、初心者の方でも簡単に作れるワザです。
五音の季語 + 季語とは関係のない十二音(俳句のタネ)
◎まずは一句!作ってみよう!
① 壁から見つけた五音のモノ(単語)を、下五に書きましょう。
◯◯◯◯◯ ◯◯◯◯◯◯◯ カレンダー
② ①の下五の単語を、中七で描写します。(色、形、性能、値段など)
◯◯◯◯◯ 居間には山のカレンダー
③ 上五に季語を取り合わせると、一句完成です。出来上がった俳句は、五七五の間を空けず一行で清書しましょう。
夕焼す居間には山のカレンダー
【季語:夕焼(夏)】
◎使いやすい季語
季語は『歳時記』に季節ごとに分類され、解説や例句も掲載されています。俳句を作るためには『歳時記』と仲良くなる必要がありますが、ここでは、各テーマごとに使いやすい季語を紹介します。
【春】桃の花・チューリップ・春灯(はるともし)・春障子(はるしょうじ)・春炬燵(はるごたつ)
【夏】さくらんぼ・扇風機(せんぷうき)・ソーダ水・藍浴衣(あいゆかた)
【秋】月見酒(つきみざけ)・秋の薔薇・文化の日・ 青蜜柑(あおみかん)・秋団扇(あきうちわ)
【冬】毛糸編む・寒椿(かんつばき)・クリスマス・冬座敷(ふゆざしき)・ 冬籠(ふゆごもり)
【春】蕗の薹(ふきのとう)・桜餅(さくらもち)・ 蓬餅(よもぎもち)・白子干し(しらすぼし)・花菜漬(はななづけ)
【夏】心太(ところてん)・冷奴(ひややっこ)・ ちらし寿司・夏料理・初鰹(はつがつお)
【秋】新豆腐(しんとうふ)・落花生(らっかせい)・濁り酒(にごりざけ)・ 秋の蠅(あきのはえ)・柿紅葉(かきもみじ)
【冬】 冬苺(ふゆいちご)・ずわい蟹(ずわいがに)・榎茸(えのきだけ)・寒卵(かんたまご)・寒の餅(かんのもち)
【春】朧月(おぼろづき)・春の闇(はるのやみ)・猫の恋(ねこのこい)・ 春の朝・春の風邪
【夏】熱帯夜・衣更(ころもがえ)・ 夏来る(なつきたる)・竹婦人(ちくふじん)
【秋】虫の声・蚯蚓鳴く(みみずなく)・稲光(いなびかり)・ 冬支度(ふゆじたく)・秋の朝・そぞろ寒(そぞろさむ)
【冬】冬の夜・冬温し(ふゆぬくし)・隙間風(すきまかぜ)・ 月氷る(つきこおる)・夜半の冬(よわのふゆ)
【春】春祭(はるまつり)・春の暮(はるのくれ)・春の雨・ 春日傘(はるひがさ)・春帽子(はるぼうし)・雛祭
【夏】金魚鉢・熱帯魚・鯉幟(こいのぼり)・ 蝉の声・五月闇(さつきやみ)・かたつむり
【秋】天高し(てんたかし)・金木犀(きんもくせい)・秋湿(あきじめり)・ 放屁虫(へひりむし)・秋深し
【冬】霜柱(しもばしら)・初時雨(はつしぐれ)・柿落葉(かきおちば)・ 息白し・日向ぼこ(ひなたぼこ)
【春】凍返る(いてかえる)・春の水・シャボン玉・ 水温む(みずぬるむ)・春の虹
【夏】髪洗う・夏の月・水中花(すいちゅうか)・ 夏の朝・水遊び・海水着(かいすいぎ)
【秋】秋の声・ 冬近し・落し水・ 秋来る(あききたる)・冬隣(ふゆどなり)
【冬】冬の星・冬の風・冬の水・ 浮寝鳥(うきねどり)・春近し・冬終る
【春】風光る(かぜひかる)・水草生う(みくさおう)・ 春の昼・ヒヤシンス
【夏】晩夏光(ばんかこう)・音涼し(おとすずし)・土用凪(どようなぎ)・ 大西日(おおにしび)・風薫る(かぜかおる)
【秋】夜半の月(よわのつき)・鉦叩(かねたたき)・秋の風・ 小鳥来る(ことりくる)・鱗雲(うろこぐも)・冬近し
【冬】冬に入る(ふゆにいる)・滝凍る(たきこおる)・ 冬麗(ふゆうらら)・冬日和(ふゆびより)・冬深し
出典:『夏井いつきのおウチde俳句』(朝日出版社 刊) (試し読みはこちら)
■「第6回 おウチde俳句大賞」の授賞式の様子はこちらからご覧いただけます。
〈お問い合わせ〉朝日出版社 おウチde俳句くらぶ 事務局
お電話:0120-882-575(フリーダイヤル)
メール:haiku@asahipress.com
営業時間:月~金 午前10:00~午後6:00