第64回「砂漠のホテル」《ハシ坊と学ぼう!⑮》
評価について
本選句欄は、以下のような評価をとっています。
「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。
「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考える。それが最も重要な学びです。
安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません。己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。
季語なし
往き来する文化を紡ぐ絹の道
北川茜月
夏井いつき先生より
季語がありません。「絹の道」という言葉を、説明した句になってしまいました。
季語がありません。「絹の道」という言葉を、説明した句になってしまいました。


季重なり
ラクダの背青き泉と初空と
平本文
夏井いつき先生より
「泉」は、夏の季語ではあります……。
「泉」は、夏の季語ではあります……。


季重なり
燃やすごと砂漠を染めて夏夕焼け
小鳥遊
夏井いつき先生より
「夕焼」は夏の季語ですので、「夏」とする必要はありません。
「夕焼」は夏の季語ですので、「夏」とする必要はありません。


季重なり
星月夜月への復路流れ星
本田一番星
夏井いつき先生より
「名曲『月の沙漠』。はるばる月から来て帰っていく様子を想像しました」と作者のコメント。
「星月夜」と「流れ星」、季重なりです。「月への復路」という詩語もありますので、天文に関する言葉がこれだけ並ぶと、言葉の魅力を相殺します。
「名曲『月の沙漠』。はるばる月から来て帰っていく様子を想像しました」と作者のコメント。
「星月夜」と「流れ星」、季重なりです。「月への復路」という詩語もありますので、天文に関する言葉がこれだけ並ぶと、言葉の魅力を相殺します。


季重なり
汗ふいて腰を伸ばして生ビール
ななかまど
夏井いつき先生より
「汗」「ビール」ともに夏の季語ですね。
「汗」「ビール」ともに夏の季語ですね。


季重なり
冬木立終の住処のクリスマス
広瀬泰子(吟杏)
夏井いつき先生より
「冬木立」と「クリスマス」、季重なりですね。
「冬木立」と「クリスマス」、季重なりですね。


季重なり
蜃気楼霞がかかる建築美
花弥 樹
夏井いつき先生より
「蜃気楼」も「霞」も春の季語です。
「蜃気楼」も「霞」も春の季語です。


季重なり
雪吊りや君らのホテルか寒雀
松村うしろ
夏井いつき先生より
「雪吊り」「寒雀」、季重なりです。
「雪吊り」「寒雀」、季重なりです。


季重なり
春うらら五線譜繋ぐ風紋や
ヨコタン
夏井いつき先生より
「うらら」だけで春の季語なので、季重なりになります。下五「や」の着地は、バランスが取りにくい難しい型。まずは、基本の型からコツコツ練習していきましょう。
「うらら」だけで春の季語なので、季重なりになります。下五「や」の着地は、バランスが取りにくい難しい型。まずは、基本の型からコツコツ練習していきましょう。


惑星のプールに映る白い顔
清水ぽっぽ
夏井いつき先生より
「惑星のプール」という詩語には惹かれます。後半、もう一工夫欲しいところです。
「惑星のプール」という詩語には惹かれます。後半、もう一工夫欲しいところです。



