第64回「砂漠のホテル」《並》⑥

評価について
本選句欄は、以下のような評価をとっています。
「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。
「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考える。それが最も重要な学びです。
安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません。己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。
※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。
【第64回 写真de俳句】《並⑥》
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赴任地のモスクや床で涼む人勝亦朝
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老いてなほ歩みつづくるプールかな佐藤恒治
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砂山のビー玉二つ秋夕焼いずみどり(いともこ改め)
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山道や檸檬一口また一歩いずみどり(いともこ改め)
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チュロス手に初カタルーニャ秋晴るるたけ
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春疾風嘶き聞こゆ馬ロックたけ
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砂漠は底冷え化石の枕さわさわす茅々
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砂漠のサンタクロース星のはなしを背おいけり茅々
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良夜かな月の砂漠の子守唄陽だまり
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深山のホテルTaroの大暖炉なつのおわり
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引揚者の祖母や十八番は「月の砂漠」なつのおわり
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白浜のサンダル埋まる足運びすそのあや
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女子旅のコンドミニアム春の暮すそのあや
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恵方とて砂漠ホテルの旅パンフあんこ
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アカペラの「月の砂漠」よ木の葉髪あんこ
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影涼しまつエク待ちの駱駝達花花車
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炎天下駱駝預けてロビーまで花花車
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胡天にオアシス我が家のぬくもり朝夕人
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オアシスや空漠の砂濡れるるを朝夕人
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ブレイキン跳ねる露台や砂の舞うオアズマン
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残照の残る地平や星冴ゆるオアズマン
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水飛沫キララキララと春出水向日葵姐
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涅槃西風並ぶラクダの瞑想す向日葵姐
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秋朝日エアーズロックを緋に染むるぽち
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除夜のベルすっぱい葡萄十二粒市子
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去年今年かかとクリームこそぎ取る取る市子
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手を挙げたサボテンサングラスの幼児うく
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駱駝らの寝息かしまし冬銀河細葉海蘭
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心平と月を浴びつつタクラマカン心寧 侑也(ここね ゆうや)
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氷雪砂漠溶かしゐるわれも一人(いちにん)心寧 侑也(ここね ゆうや)
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刻々と波打つ砂漠初日かなゆきえ
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去年今年客待つ駱駝正座してゆきえ
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夏休草食エリアに座す駱駝深草 空
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花冷えや時を刻めぬ泡時計しばのおはる
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追憶や洋凧揺れるラクダの背山城道霞
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炎天下動かぬ駱駝の哀れかな夏の町子
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あの砂丘の地割れは睦月のフェイクりっこう
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冬の空「バグダッドカフェ」の終映天上たこ
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ゲームでも二度の倒産みかん剥くかきくけ子
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熱帯夜じゃららん砂漠の音楽会森田ゆり
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木枯来会いにいきたし駱駝の目森田ゆり
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秋入日ノマドの歌と金の砂ちえ湖
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流れ星砂漠の海よジャラムハルちえ湖
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年越やキャメル肌着を見せ合って芝歩愛美
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「赤の9」球は隣へ山眠る折田巡
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蜃気楼砂漠のホテル向かう足鳥鳴里乃
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ライドツアー捌けて駱駝の目借どき円海六花
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瘤失せし駱駝土漠の冬茜円海六花
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蝿来るもゴビの駱駝の半眼よ普久井ひと眠
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リゾートの冬のプールに倦む駱駝あおい
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煩悩も生きる糧砂漠の凍星あおい
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風光る駱駝駝鳥を乗り継いでヒロヒ
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水涸るる町川IT企業誘致あま門
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星月夜都会の砂漠コブも満つ髙田 純佳
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灼く砂よ駱駝並んで充電中髙田 純佳
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海望むオリーブ園や初日の出碁練者(ごれんじゃー)
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一人旅見知らぬ土地の雑煮食う碁練者(ごれんじゃー)
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着ぶくれてアッツアイ旨し待つ朝日はっしん
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砂漠の初日の出傘寿の冒険はっしん
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夏館DUNEまとひて旅の朝琥幹
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ボーナスやホテルか否かの会議有り文心美
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春塵やおのおの塞ぐ物ありて馬風木瓜子
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新基準はドアも自動や寒椿西瓜頭
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夏の空たれ目の君は駱駝の目白スニ
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野位牌に月下美人の花開くひな野そばの芽
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汽車着きしすつぽかされて雪達磨甲斐杓子
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月明り野営の遠き煙かなさよ彦
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オアシスはタイルの青や昼の月夜汽車
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キャラバンも今やお城に年の市夜汽車
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冬の月SORA-Qや今着陸す水鳥川詩乃
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密猟者逃げ惑い黄塵に消ゆ常然
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絹の道切れたロザリオ片陰に内田ゆの
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吸はれゆくああああああと蟻地獄霜川このみ
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落蝉に砂のふとんをかけてやる霜川このみ
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星涼しその日を終えし地平線ボイス&フィンガー
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湯婆の水出し渋りちょい残る田中 百子
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床の一行物読めぬまま初釜田中 百子
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雪掻きや駱駝に似たり脂肪腹鶴喰 照
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断熱や駱駝のこぶと夏帽子鶴喰 照
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グライダーは風待ち楤の芽の宴空から豆本
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冬銀河シルクロードを駱駝ゆく芝香
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砂漠めく動物園は蜃気楼清水ぽっぽ
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人生は夢砂漠には蜃気楼みさ
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変身の駱駝打たるる大枯野野野あのん
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金字塔への旅待つ駱駝うららけしあるがままん
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オアシスの駱駝の目尻涼やかあるがままん
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砂丘には春一番の砂紋かなさくさく菫
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水音を独り占めたる夜プール直感勝負
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オアシスにラクダバカンス二人旅喜悦
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風冴ゆる砂の鳴く声日の出前ミワコ
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動物園駱駝臥したる極暑かな那烏夜雲
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張りぼてのテーマパークやそぞろ寒まどれ
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星流る砂漠のホテル一夜かな有川句楽
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炎天やラクダ休息行儀よく有川句楽
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人日の喉飴七つミント味藤康
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プチプチの炭酸泉よ冬の朝藤康
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雨降らぬ日々も悩まし春の夢あべ
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映画館出ればそこには陽炎が石田ひつじ雲
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炎立ちスキヤキソング冬銀河渡邉花
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冬空や此処はアラブの大都会渡邉花
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旱星ラクダ酔いかなオアシスへズッキーニン
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オアシスへラクダ睫毛に熱砂つみズッキーニン
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凍星や宅急便の人照れ屋うただねこ科
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アラビア語に「てにをは」の無し賀状書くうただねこ科
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ガブガブとさぼてん喰えぬ砂漠とてかみん
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オアシスは薄暮駱駝の背を毛布有村自懐
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メルヴ路の地平にぽつりスイカ山八一九
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雪山のユースホステル陶の馬つーじい
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秋の浜散歩の跡の蛇行かなつーじい
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初夢のオアシスの青満ち満ちて小澤翔明
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初夢や生きたタクシー佇めり小澤翔明
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ロレンスの青き瞳や蜃気楼コミマル
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春の塵掻き出す溝の行き止まりコミマル
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初夢の吉凶迷う駱駝かな慈庵風
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七種の湯気も眩しき宿の朝慈庵風
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風花や空の明るさ旅の宿静岩
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胡沙荒るるホテルに入るも駱駝酔ひ桃圓
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鉛色冬の千里浜人寄せず大久保一水
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初不動ダカール・ラリーの無事祈る大久保一水
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火を囲みラクダにもたれて星月夜ともちゃ
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寒昴砂漠を進むパカパカとともちゃ
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断捨離はやめた今宵は関東煮今 結月
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入院の母空(くう)を見て暮れ泥む今 結月
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能面の東京砂漠春の雨つのりゅう
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オアシスやホテルら覆う大日傘つのりゅう
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初夢にラクダあらわれし旅路かな石津 さくら
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春待つや「砂漠のホテル」見入るなり石津 さくら
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古稀の友砂漠のプールの年賀状桃華
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初詣プラタナスにすむ八百万小川 茜園
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春惜しむ旅先の窓開け放ち紀子
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旅先の部屋にひとりの春の風邪紀子
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ソーダ水ラクダの写真に触れてみる奥山水珠
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春休み寝言も英語のホームスティ三日余子
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タイの春地図をググって裏屋台三日余子
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春の砂ホテルの影にラクダ待つ井中蛙
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縦列の駱駝は月を友として紫子
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水も好し友と小春のレゴランドキッチンハイカー
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旅話への字の夫や隙間風小泉れもん
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宿題の空想紀行堀炬燵小泉れもん
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霍乱し長旅の駱駝水の側永順
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天と地の炎ゆる日の出や砂の街柳翠
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蜃気楼駱駝の夢となりぬべし田上南郷
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熱風の気分しだいや砂の海田上南郷
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銀婚や聖夜に喰らう文化干し織乃
