写真de俳句の結果発表

第64回「砂漠のホテル」《人》③

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第64回「砂漠のホテル」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第64回 写真de俳句】《人③》

砂嵐履歴削除の異邦人
すみっこ忘牛
冬空や駱駝の唾は臭くって
青翠
小春日を知るや駱駝の踊る鼻
三尺 玉子
寝つかれぬ隊商の眼に寒昴
海神瑠珂
息白し砂丘の先の海めざす
秋佳月
零下の砂漠無音に眠る駱駝
秋佳月
金婚や砂漠の宿の月赫き
広瀬康
待春を駱駝のこぶに代入す
広瀬康
砂嵐砂漠の舟の着くホテル
あゆママ
三伏の発掘高笑うミイラ
竹葉子
ホテル客待つ間ラクダの三尺寝
竹葉子
砂灼けてブルカは風に膨らみぬ
三月兎
キャラバンの駱駝の寝息星流る
三月兎
オバサンにトイレチップや熱砂の地
音羽ナイル
馬の背の足跡よ駱駝乗る夏
音羽ナイル
小鳥来る洗い残した靴の砂
せいか
月清し頁を継いだパスポート
せいか
酸素カート曳く新春の赤絨毯
石田将仁
寝込みたる砂漠ホテルやクリスマス
鷹見沢 幸
駱駝の背波打つ影や秋夕焼
スマイリィ
蜥蜴ぺろぺろ砂紋崩れてほろほろ
スマイリィ
駱駝眠る夢の遠くに胡沙来る
つきか
冬鳥や砂漠に落ちた草の種
トコトコ
大西日ペトラ遺跡の土埃
くぅ
アザーンの声や西日の観光バス
くぅ
風紋の影深くして秋夕焼け
人生の空から
冬の雨遺影の微笑に目を逸らす
成実
遅刻魔のあいつ待つ駅はだれ雪
ひこ老人
夕暮れの対岸に灯やハーンの忌
ゆきまま
天涯に標の星や新しき
ゆきまま
手書きのラベル凍星に聴くイーグルス
実日子
年の夜や「バグダッド・カフェ」とカフェ・オレと
実日子
初東風や見晴らしの良き駱駝の背
角田 球
酷寒を乾きを駱駝騎兵蹴る
安田伝助
オアシスの聖夜らくだの大あくび
安田伝助
寒昴駱駝の眉の正義感
山姥和
春の雨駱駝は顎を右左
山姥和
春光や川へ波紋を蹴る小石
オニチョロ
ラスベガスの自由の女神月凉し
苫野とまや
春の月砂に埋もるるカメレオン
苫野とまや
陽水のセレナーデ聴く冬の月
こりえのかた
駱駝の背や砂丘波打つ蜃気楼
池上 胤臣
行き行きて砂漠の蠍天の星
竹いとべ
炎天に揺れる駱駝よ瘤よ吾よ
竹いとべ
寒月や砂丘も駱駝も泣いている
姫椿
初夢を反芻したる駱駝かな
松 雪柳
虎落笛嫌いな奴が不登校
石澤双
夢の跡「ペトラのシーク」天高し
輝虎
冬うらら駱駝の息の揺れる碧
みのわっこ
ビュフェの端いつもの席や冬夕焼
みのわっこ
一株の砂丘の草や冬の雷
紺太
凍てつく星空外湯へとカラコロ
紺太
砂漠は眠る星まよいなく流る
靫草子
寒月の砂崩しゆく蹄かな
靫草子
砂漠の雪駱駝の睫毛縁取りぬ
嫌夏
春眠の吾一人あり駱駝の背
全速
オアシスの蝶アントニウスの恋路
全速
埋み火を継ぐや砂漠に坐す駱駝
大 可
冬蝶の落ちてロプノールは北へ
さおきち
楼蘭の塔とどろかす冬夕焼
さおきち
棕櫚の花分家の猫の子だくさん
リコピン
深呼吸プールサイドに椰子の影
せんのめぐみ
アザーンに目覚める朝の暑さかな
きのこオムレツ
夕焼けや駱駝のまつげ長きこと
きのこオムレツ
はろばろと砂漠の町の風車
葦屋蛙城
手水舎に龍むかひあふ初明り
風かをる
セーターの網目砂吐くカイロの夜
笠井あさと
後頭部の汗よ駱駝だって掻くさ
どこにでもいる田中
マハラジャの結婚空に月十個
どこにでもいる田中
土手の上日向ぼこりの監督さん
橙茶
月光はあをき微粒子キャラバン隊
さら紗
オアシスの水面の震う冬の星
秋熊
寒暁や祈りの膝の清き砂
浅海あさり
砂時計に封じし吾へ冬落暉
浅海あさり
春待つや旅の駱駝の青き皿
花星壱和
枝伸ばす水路よ緑なす大地
西 山歩
冴ゆる夜やベリーダンスの衣装脱ぐ
西 山歩
風紋に駱駝の影や夏の空
喜多丘一路
百頭の駱駝尾根行く冬北斗
むい美縁
コーランを遠く聞きつつ午睡かな
彼理
春の砂丘駱駝の瘤の堅きこと
彼理
退職や夫婦岩より初日出
ルージュ
駱駝伏す月夜の砂漠群青色
ルージュ
冬虹や駱駝のこぶの影ゆたか
はっしー
冴ゆる夜の砂漠と星のホテルへと
はっしー
アザーンへふりむく駱駝冬落暉
陽光樹
駱駝寝ぬ月の雫をこぶに溜め
陽光樹
着ぶくれて駱駝を跨ぐ客となる
日吉とみ菜
荷を下ろす駱駝の首と夕焚火
日吉とみ菜
車夫二年目水始めて氷る
木村あずま
身に入むや砂漠のバーの弾語り
つるぎ
黄沙はるかに夕焼青き火星まで
滝川橋
駱駝待つ婦人の白靴はエルメス
風輝
炎天のツアー駱駝に乗れば50ドル
風輝
春霞駱駝の夢を覗きたし
団塊のユキコ
鞭振るう春の大地の象使い
団塊のユキコ
砂漠のプールスマホの着信音
みなし栗
ソーダ水宿帳の砂払ひけり
アツヒコ
ポーターの荷の軽々と山笑う
紫月歪丸
霾や散歩嫌がる犬の腹
紫月歪丸
やわらかな駱駝のこぶや銀河濃し
田畑 整
砂浴びの雀ころげる冬日向
青井晴空
砂浜に馬を駆る人冬夕焼
青井晴空
直列に駱駝並べて春を待つ
牧野冴
凍て空やあたたか臭いらくだの息
桜貝
もうひょいと抱けぬ子抱いて初詣
千暁
寒に入る紅茶の砂時計落ちた
夏の舟
凍星や眼鋭き隊商長
山内彩月
転ばずに日々五千歩と初日記
みよこ
炎帝は問ふ「喫緊の課題とは」
高山佳風
銀座に雪駱駝マークのタクシー来
星瞳花
少年は星よむ月の奴隷市
十月小萩
盗掘の男へ月の死の翼
十月小萩
梅にまた恋を告げきみのまつげは
龍酪
湯気立てを弱に天蓋付きベッド
龍酪
冬夕焼やはし砂場のトンネルへ
花はな
松過ぎの砂漠や駱駝黙座せり
辻 さつき
人日や砂漠の宿の水全し
辻 さつき
静かなる砂時計「あら初雪ね」
石川潤子
空風や砂の餌食となるランナー
石川潤子
隙間風社員旅行の四人部屋
瀬央ありさ
ロケバスや熱砂の波を牽引す
あおい結月
赤飯の湯気は儚しゲルの冬
あおい結月
啓蟄や流線形のソクド文字
水無月
金と銀の名を持つ駱駝冬日射し
水無月
朝焼やラクダの運ぶ水と塩
梅野めい
皓月の窓辺少女の青ターバン
唯野音景楽
一月の砂漠なまぬるいウォーター
草野ふうこ
ラクダの毛強しピラミッドの夕焼け
草野ふうこ
信号のない街冬のクラクション
東ゆみの
口笛の「月の砂漠」や春の夢
富永三紀
立ち食いの天ぷら硬し初時雨
二十八
夕焼の駱駝素直に跪き
にも
敦煌の波打つ砂丘夏の雲
にも
なで肩の犬や蛙の眼借りどき
植木彩由
小春日のダックスフンドがまだ伸びる
植木彩由
風紋の崩るる先へ春日傘
蕃茄
旅の朝五臓に沁むる蜆汁
蕃茄
還暦のサハラの旭初手水
理恵にゃん
初晴や湖面に伽羅色のカスバ
理恵にゃん
ブルジュ・ハリファをあとに星飛ぶ砂漠かな
一寸雄町
ベドウィンの星読みのうたホットティー
一寸雄町
炬燵してあてなき旅の話など
杜野みやこ
三日月や現地時間に巻く竜頭
骨のほーの
再開の雨よ皹は痛くない
鰯山陽大
一月を撓う古民家カフェの灯り
鰯山陽大
ベドウィンの少女太眉春一番
藤本花をり
夫は湯治われは炬燵と文庫本
游季うさぎ(雪うさぎ改め)
虎落笛まくらの合わぬ湯治宿
游季うさぎ(雪うさぎ改め)
楽土遥けし西日を使い果たしても
ノセミコ
窓越しの砂漠に冴ゆるオリオンよ
周子(ちかこ)
冬の雷砂丘の果てに蒼き海
周子(ちかこ)
繋がれた砂丘の駱駝冬の雨
小花風美子
逃水や駱駝の鈴とモハメッド
さち今宵
停戦を待つや日永のラマダーン
シナモンティー
靴擦れのサビオ一人旅うらら
海月のあさ
花嫁を乗せたラクダや春の風
織部なつめ
末っ子が恋をした日よ春の風
青屋黄緑
花の風ひとすぢ通す乾門
迷照 りん句
体拭く1杯の水サザンクロス
弥音
駱駝の運ぶ塩空蝉の玉座
弥音
三月の磁石に残りたる砂鉄
芦幸
春愁の最小単位として砂子
芦幸
日永なるインド駱駝の背なぐをん
赤尾双葉
冬帝の帰還命令ジャマル撫づ
麦のパパ
ペン画めく駱駝の影や大夕焼
入江みを
書き割りは熱砂駱駝は息白し
湧翠
駱駝には晴れが似合ふと春の人
嶋村らぴ
砂丘ゆく駱駝春待つ睫毛かな
嶋村らぴ
客待ちの駱駝のコブに西日射す
德(のり)
アラビアの旅や社畜の去年今年
伊沢華純
駱駝涼ししゃがんだ尻の妙にヒト
たかみたかみ
紀元前の洞窟ホテル初明かり
たかみたかみ
夕映えの広場どの尻にも枯れ芝
まこく
ゲゲゲ忌やカツバーガーを二個喰らう
雨野理多
朝食の列砥部焼に寒卵
風の木原
父祖の手の藁宝殿に淑気満つ
鈴木あんず
ナミビアの満天の星さばく冴ゆ
鈴木あんず
霰降る河馬の鼻息浴びたれば
日々の茶めし
ライオンの肉球ねむる草の花
日々の茶めし
掌の熱とたてがみの熱凍河行く
舟端たま
ミニチュアのようなマンション初茜
なおちゃん
乗り継ぎのドバイの砂気や冬の朝
雪客
冬麗を機体とおくへ発つ角度
だいやま
砂へ座す駱駝のコブへ涅槃西風
紅紫あやめ
縦列の駱駝は夏を待っている
紅紫あやめ
夏砂や瞬き潤む駱駝の眼
べにりんご
春の月駱駝の唾の糸引ける
髙田祥聖
轡して駱駝の好物は月光
髙田祥聖
春待つや駱駝の首はS字型
わかめ
香り濃き薔薇が農地を仕切りたる
阿部八富利
壁青き袋小路や夏灯
阿部八富利
ぷつくりの砂漠の月や白ワイン
志無尽おたか
春の雲駱駝はたぶんお人好し
水豚庵
アイコンは砂漠春夜の君のLINE
水豚庵
ホーミーへ応ふる声は狼か
横山雑煮
天狼やぢりぢり町をのむ砂漠
横山雑煮
螺旋めく匂ひ駱駝の春の息
津々うらら
膝折りて駱駝は雨乞のかたち
津々うらら
じゃんけんで決める旅先春隣
庭野利休梅