写真de俳句の結果発表

第64回「砂漠のホテル」《人》④

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第64回「砂漠のホテル」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第64回 写真de俳句】《人④》

立冬やペルシアブルーの瑠璃杯(るりのつき)
庭野利休梅
砂のプリンあむあむ食べる小春かな
朝野あん
争ひの砂漠の井戸に滲みし汗
がらぱごす
長城の駱駝の背より雲の峰
白秋千
炎昼の砂漠や駱駝の大欠伸
灯呂
炎天下駱駝は欠伸を噛み殺す
灯呂
七曲り廊下の果ての初湯かな
かなかな
遥かなるアルル星月夜の記憶
真壁らん
星欠けて砂に水音テグジュペリ忌
真壁らん
春闘に突入モハメドの駱駝
赤坂みずか
隊商宿の千年の砂灼くる砂
平岡梅
蜃気楼隊商宿から湧くラクダ
平岡梅
延々と変わらない枯野が怖い
窪田ゆふ
赤い月一夜らくだは咀嚼せり
風蘭
駱駝には流星の音聞こえけり
天宮ほたて
売り切れのランプCAMELの無き三日
俊恵ほぼ爺
老豹は母見ゆンガジェンガの月に
俊恵ほぼ爺
筆箱にいつの砂消し初日記
春のぽち
あたたかや駱駝の胸に座り胼胝
小川野雪兎
プールから青空へ脚蹴りあげよ
島田あんず
駱駝坐すホテルの庭よ冬銀河
青野みやび
ダラブッカ響け熱砂の駱駝の歩
青野みやび
冴ゆる夜やマーブル卓のタジン鍋
トヨとミケ
煮詰まれる駱駝の乳や夏の星
亘航希
秋の蠅駱駝の瘤にあたたまる
亘航希
ロレンスの夢は儚き海市かな
まさし
月光や明日には消える砂の家
葉月庵郁斗
雪降るや瀬戸の小島の小さき橋
しげ尾
潤みゆく駱駝の瞳冬銀河
なないろ
駱駝追う駱駝駱駝や岩灼ける
なないろ
大夕焼砂漠の国の川下り
奏美和
月冴ゆるラクダのコブの温かき
奏美和
馬頭琴響けるパオに青い月
コリちゃん
沙漠の子と植えしポプラや夏休み
コリちゃん
ハムシーン鎮まるまでのティータイム
砂月みれい
鳥取砂丘東風に駱駝の潮を嗅ぐ
ふづきかみな
銃背負う兵士熱砂の検問所
ふづきかみな
給茶機の『ぬるめ』のボタン春の夜
田野こみち
春愁や駱駝の背より見る砂丘
飯沼深生
砂漠ひとり冬の星見てラクダ待つ
道見りつこ
冬夕焼け砂漠に影のラクダのみ
道見りつこ
夏痩せの身を揺らし居るこぶの間
常磐はぜ
空を搔く最後の脚や蟻地獄
常磐はぜ
駱駝の背三メートルが夏の視座
山浦けい子
遠き狐呼ばれたように振り返る
七味
血管の膨れ小晦日の我が手
とひの花穂
黄昏の砂漠のホテル原爆忌
とひの花穂
初秋や駱駝は風を聞いてゐる
茶茶の嬉嬉
波音の遠く近くに秋澄みぬ
茶茶の嬉嬉
炎天のラクダ写真はワンコイン
戸村友美
炎昼や時のひしゃげる莫高窟
おりざ
酒星やタクラマカンに野営せり
白猫のあくび
隊商の長の眼光冬北斗
白猫のあくび
波音は微か無言の雪見鍋
めいめい
ロレンスの影ひく砂丘大夕焼
池田義昭
瘤の間は小さき谷や夏の月
水須ぽっぽ
逃水を追ひて駱駝の首弾む
水須ぽっぽ
兎まづ兎の足を聞きとめて
たけろー
寒月や砂漠と駱駝と深き蒼
柚木 啓
色かえぬヤシの小径や大夕焼
猪子石ニンニン
月冴ゆる窓や風紋眠りけり
あさり丸
冴ゆる月砂上の風とナイル川
本間 ふみふみ
水抜きしホテルのプール春隣
渥美 謝蕗牛
みづ越しに駱駝見つむる昼の月
渥美 謝蕗牛
薪能砂丘の闇の赤き火よ
ふぃーかふぃか
砂の宿駱駝は壁に月を聞く
青山楽夢
炎天の砂漠へ大河カカ・ムラト
わおち
駱駝の目潤みて映す夏の海
ボンちゃんのママ
冬銀河駱駝は砂にねむりをり
くさもち
風紋をさらふ足跡冬北斗
くさもち
月氷る復路や二名欠くキャラバン
葉村直
寒暁や駱駝に括り直す塩
葉村直
前へ右へ駱駝ゆさりと月へ立つ
水きんくⅡ
少子化や蘇鉄の花の噎せ返る
水きんくⅡ
炎昼や駱駝乗場の最後尾
理佳おさらぎ
カクテルの嘘めく青へパイナップル
佐藤レアレア
添乗員去る部屋薫る花素馨
優花里
ささくれに一ミリの砂日記買う
優花里
満月は駱駝の夢を覗き見て
浅田香歌
碧眼の駱駝と駆ける花アロエ
独楽
プール付オアシスホテル砂灼くる
みなごん
乾いた陽が昇る黄砂のドバイ
天亨
炎天や駱駝の群れにたかる蠅
北斗星
蜃気楼砂漠の砂の清らかさ
花岡貝鈴
大道芸のらくだのまつげ牡丹雪
立石神流
炊飯器に保温ランプや去年今年
小鉢
ベドウィンの鷹狩の子ら死海写本
丨呂 ih
しがみつく夕焼ドバイの夜に入る
高田ちぐさ
バルコニーより星影揺らぐナイルかな
キャロット えり
灼け砂や果汁の瓶は簡体字
天六寿(てんむす)
星飛ぶや砂漠の駅の仄暗き
天六寿(てんむす)
多分何も知らないラクダ冬銀河
コンフィ
挫折なき人生インフィニティプール
コンフィ
仙人掌の花よ幼き行商人
たーとるQ
肺胞は寒三日月の棘の鞘
うくちゃんま
トルファンの木陰で西瓜喰らう吸う
パト子
春めいて妻と駱駝と最果てと
秋野しら露
春宵や駱駝のまつげに星のみづ
秋野しら露
タンブルウィードのごと父着膨れて
深町宏
春月を喰はんと水を飲む駱駝
深町宏
没薬の香の湯に浸る春の宵
麦野 光
夕凪のナイルを渡る秘色の蝶
麦野 光
かぶりつくピタにラム肉朱夏の庭
松本厚史
絨毯を叩けば百年分の嘘
はまちこ
猟奇的な風と櫻の見ゆる窓
広島じょーかーず
思春期の胸に砂漠のごとき春
広島じょーかーず
初雪の降って足跡ある砂漠
糸桜
空に地に水にわたしに春の瘤
柿司 十六
駱駝の血飲む民の地や春嵐
たきるか
熱砂のオアシス水面に空の青
葛西のぶ子
砂漠の舟休める熱砂のホテル
葛西のぶ子
旅の香やチマヨのケット羽織る朝
海苔のりこ
アンボイのモーテルバスに油虫
海苔のりこ
新月のタクラマカン駱駝の噯
石川さん子
新月の駱駝なら夢食べさうな
石川さん子
避暑の宿双子の姉の腕のタトゥー
咲山ちなつ
春の風邪レゴブロックのヘリコプター
咲山ちなつ
春昼の三限駱駝のまばたき
天風さと
夕顔や砂の城址に熱仄か
天風さと
翌は秋アンリ・ルソーの夢を観る
瑞風
年の瀬や砂漠の宿のパンフ捨つ
峠の泉
異部族へ嫁ぐ砂漠を春の月
玄子
凍星や単身の石油プラント
玄子
カラカラと揺れるダッラや熱波来る
春野あかね
ゴーギャンのをんなの視線棕櫚を剥ぐ
舞矢愛
首立てて睡る駱駝や蜃気楼
たじまはる
風紋の谷の深さやゴビの夏
伽葉子
聖夜閑か平山郁夫の青にをり
七森わらび
キャラバンに付かず離れず冬の蝶
せなきく
春を待つ駱駝ゆつくり瞼閉じ
せなきく
いや我もかくも汗吹くセルフレジ
宙朔
『サイゴン陥落!』メトロ地を出む青嵐
宙朔
ベドウィンの寡黙な暮らし冬の月
孤寂
朝月の静謐キャラバンは西へ
孤寂
黒ひげの剣が足りない春休み
浜千鳥
西にオアシス東の果ては砂嵐
出雲のたみちゃん
初明りキャラバンの列旅立たむ
出雲のたみちゃん
春眠のまつ毛に砂の駱駝かな
慈夢りん
砂時計しづかに落ちて春となる
慈夢りん
愛の日や伏せた睫毛の長いこと
深川文吉
風紋の残るオアシス冬麗
深川文吉
悪態や口輪のラクダと大西日
花豆
寒九の素うどんヒジャブの留学生
花豆
産土へ駱駝の列や朧月
創次朗
天に唾吐いて春夜へ毒ついて
創次朗
涅槃西風駱駝の母子の瘤は垂れ
うーみん
ゴビ砂漠を覆ふ花の香天の川
うーみん
髪にまだプールの匂ひして眠る
ユリノキ
炎天に駱駝待たせてひとと逢ふ
ユリノキ
ナミビアの砂漠月下の枯木立
わたこと
幼稚園の星と駱駝の聖夜劇
みえこ
ゴッホのタペストリー嚔して揺れる
壱時
メルカリに『サハラの娘』読始
久木しん子
ラクダレースの騎手はロボット大西日
久木しん子
寒雲満ち来て風紋の影青し
霧賀内蔵
霾やざらりと捲る夕刊紙
霧賀内蔵
年賀状右のラクダがたぶん彼
看做しみず
帰り花スーツケースに傷あらた
おおい芙南
数へ日や書肆のポップに駱駝の絵
水鏡新
たつぷりのみづと原爆忌の駱駝
水鏡新
あぐらかく駱駝ブハラの大西日
どゞこ
霾るや駱駝の睫毛あつく垂る
菅原ちゑ
商隊の轡は笊や黄砂ふる
菅原ちゑ
天蓋のベッド砂丘の星月夜
にわのこでまり
涅槃西風また風紋の新たなる
鈴木 リク
四畳半の東京砂漠よ年の宿
みやもとや
油照充電切れのパンダカー
多数野麻仁男
渋滞の遅々と進めば霰また
雪椿
冬温し絵本散らばる保育室
小島やよひ
マルティーニ、ラクダ、オアシス暮早し
萌黄多恵
秋の暮哲学者たる駱駝の目
福朗
ばっさりと切られた蘇鉄大節季
和脩志
故郷冱つ云うこと聞けキャリーケース
ざぼん子
カトレアの広間マイクのハウリング
ざぼん子
蜃気楼メソポタミアのウルクらし
三日月なな子
冬隣り駱駝レースのはずれ券
三日月なな子
濃密なドバイの灯り月清し
古乃池 糸歩
冬凪や童女智恵子の遊ぶ砂
清水縞午
冴ゆる夜や旅の駱駝の唄哀し
睦花
一斉に駱駝振り向く冬茜
鈴なりトマト
灼くる地や「安い、安い」と物売る子
閑陽
素泊りの布団かぶつてゐる正気
ガリゾー
ドバイにも冬はあるらし駱駝吠ゆ
長谷部憲二
同姓同名の客泊まりて除夜
老黒猫
秋夕焼両手で抱える駱駝の背
ちよ坊
風死すやシャッター音と砂漠の木
銀猫
ロスからベガスへバーストゥーのサイダー
銀猫
リハビリの杖握り締むからつ風
蓮天
熱風の砂漠やジープ横転す
蓮天
砂紋めくトレモロ春宵のウード
満生あをね
砂あらし抜けて眩しき水の碧
ラクダーマン
放浪画家へ冬星の賛歌霏々
青き柚子丸
風紋の足跡キャラバンの焚火
青き柚子丸
砂漠いま紗を重ねゆく大夕焼
佐藤さらこ
日ざかりを口輪の駱駝膝を折る
佐藤さらこ
白靴と旅を急がぬ駱駝かな
雄蹴
短夜やナイトプールのちまっこい
右端ぎゅうたん
夏惜しむ月の砂漠のオルゴール
となりの天然水
風紋に解くるあしあと冬の星
となりの天然水
人寄せの駱駝の瘤に落花かな
風花舞