第65回「バスからの眺め」《並》⑥

評価について
本選句欄は、以下のような評価をとっています。
「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。
「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考える。それが最も重要な学びです。
安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません。己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。
※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。
【第65回 写真de俳句】《並⑥》
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バス旅行夏の親子のキタキツネ窓 美月
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冬茜眩し富士の陰深し草深みずほ
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山眠る擬死の切株死に慣れて岡根喬平
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雀らは枯葉と共に舞い降りて千霞
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水温む木曽川船で渡りたしなんくる
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湖北の盆梅洞に人の気配なんくる
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秋の空うねる道すじ夢の色南の爺さま
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陽のあたる頂きめざす秋思かな南の爺さま
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寒明の窓は曇りて霞む路空素(カラス)
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待合の椅子に一輪冬の薔薇空素(カラス)
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散り紅葉夫の寿命の短さや京都さくら
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朝霞カフェの窓から富士遠くくつの した子
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雪風巻出雲路カーブ崖ギリリ遊川百日紅
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櫨紅葉完走できず帰路のバス遊川百日紅
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富士晴らす裾野の芽立ち粛然と山田季聴
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朝霞夜汽車の地窓見上げおり青猫
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冬晴れや窓に富士までもう五分葬送のまちばり
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冴え返り単語帳ひらきバスを待つすみだ川歩
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バス停に雪だるまの跡春の雨すみだ川歩
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春の雲をちぎりて喰はむ峠道明 惟久里
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ISS春の地球は燃えてるか与次郎
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地動説唱えてみたき冬の富士希凛咲女
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春宵や薄茶点前は自分流山田祥風
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風光る破顔のオープントップバスオカメのキイ
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秋高し高き目線のバス二人オカメのキイ
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曲るたび富士側に向く夏帽子春木
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窓から桜老人はバスガイド春木
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恋破れ初冠雪の富士遥か勝亦朝
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斑雪嶺やガイドも座るいろは坂いずみどり(いともこ改め)
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うたた寝の車窓におでこ冬銀河いずみどり(いともこ改め)
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茅潜見つけ奥庭遊歩道たけ
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木棺に花の冠うまごやし茅々
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「吾も絶滅危惧種」とガイド山笑ふなつのおわり
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三浦行き大根の描く一直線なつのおわり
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遠足のバスの点呼は赤白帽走亀エリコ
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初富士やたかいたかいの鼻垂れてすそのあや
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初旅や富士の案内遅いですあんこ
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アフリカの友見損なう雪の富士あんこ
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春霞重なる山や知らぬ山朝夕人
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青嵐(あおあらし)重なる枝のささくれて朝夕人
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あと2キロ涎を飛ばす息白しオアズマン
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推しの樹に補助席倒す昼寝人オアズマン
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風炎や鳳凰に似た雲翔ける向日葵姐
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春夕焼け富士山の雪鴇鼠へ向日葵姐
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早春やアウトバーンの白き線ぽち
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おウチde俳句のみち出で来たり冬ぬくし早霧ふう
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山三つ越えて行かまし梅の里細葉海蘭
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白波は鯨一頭冬の河心寧 侑也(ここね ゆうや)
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富士山のあるらしきかな春霞ゆきえ
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くねくねと雪壁照るや夜行バスゆきえ
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春光やライオンの顔1メートルぽんころん
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窓を開けせんべい鹿へ夏の空ぽんころん
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長旅の吾に寄り添う富士の秋夏の町子
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初富士や工場地帯も絵の内に夏の町子
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亡き父も家族四代夏富士へりっこう
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寒富士を背に黒たまご喰む夫婦りっこう
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遠足はバス酔いとバケツの記憶天上たこ
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春浅し逗子行きのバスくねくねとちえ湖
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肉包(ローパオ)を待つ人呑み込む湯気白しちえ湖
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接写する赤いダリアにグラデーション花ばば
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発車まで隣に居るよ冬深し福間薄緑
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飛花落花河津七滝ループ橋かときち
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蜃気楼始皇帝見し蓬莱山鳥鳴里乃
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復活祭雲に似せたる火の鳥か鳥鳴里乃
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日本の裾野ひらけて五月富士桃山直(円海六花改め)
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仰ぎ見るメタセコイアよ冬枯れて普久井ひと眠
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初雪の風光明媚や後払い星の砂
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スマホから顔を上げたら冬の梅星の砂
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山頂の午後一時半竜天にヒロヒ
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バス旅や老々の目に冬落暉あま門
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裸木のつよくやさしくしなやかに髙田 純佳
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冬富士や世界流れど此処に在り髙田 純佳
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秋雨の車中弁当東大寺碁練者(ごれんじゃー)
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秋うらら富士を見下ろす旅路かな碁練者(ごれんじゃー)
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秋澄むや窓に微睡む旅行生木漏
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窓越しに目線送るよ冬鴉文心美
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遠目に富士初冠雪通学路文心美
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バス降りて紫煙昇りて冬銀河樋ノ口一翁
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凍てにけり故郷に一本増えた路馬風木瓜子
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遠足や教師も時にうしろ向き馬風木瓜子
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謝るや富士の笠雲見ゆる間に若林くくな
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雨戸繰れば初雪の嶺伯耆富士安久愛 海
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静寂のフロントガラスに紅葉降る安久愛 海
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バスを待つ旋毛へ一つ雪の落つ西瓜頭
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吹雪く朝ひとり待つ吾にバス停まる朝宮馨
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デジャヴュ?いや旅番組か!山笑うレオノーレ・オオヤブ
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夢うつつ潤びる時間春深しのんびりくまたん
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並走の助手席のひざ紫雲英の輪甲斐杓子
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手袋を丸くこすって見るビル群ミモザ育
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ランドセルつっかえ降りた子へ黄蝶ミモザ育
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妻越しに見る秋景色津軽富士さよ彦
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寒晴や富士の嶺青く透き通る水鳥川詩乃
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動画にも春一番の音どどど常然
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富士を出で曲がり降りし春の川沖庭乃剛也
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隣家より嚔とどめき鍬落とす田中 百子
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凍星や胸を突き刺す一本道森ともよ
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木の根開くコロポックルの呪文とけ森ともよ
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我下山歳とらぬ山冬の山鶴喰 照
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朝カフェ見上げるだけの冬の山鶴喰 照
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冬山を覆い尽くせる白と黒紫木蓮
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稜線の空に溶けゆく涅槃雪紫木蓮
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大試験√模様の補助座席山本とりこ
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眼下に富士山祖国は凍てし中閏星
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標識に故郷の名見つく去年今年閏星
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冬木道上九一色村の札穂々々
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野に遊び足柄山の金太郎穂々々
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車窓ゆくさんかくしかく黙や月空から豆本
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ゴハン?ゴハン?D席マダムの指す春田空から豆本
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春の星ひとつ出たる富士裾野金魚
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富士暮春松影続くバスの窓金魚
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春の虹包む落暉や雲一片道草散歩
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山裾に湖展く旅始め道草散歩
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春の昼百四歳の紅ほのか悠美子
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バスの窓冬田のかかしとにらめっこ芝香
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渋滞の窓の灯天の川清水ぽっぽ
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トンネルを抜けて広がる芝桜みさ
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炊き上げし菜飯握りてバスの旅みさ
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かせ糸を濯ぎて蒼く春の富士野野あのん
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遠富士を撮るに余儀なく春泥へ野野あのん
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雑談もピタリと止まる春の富士あるがままん
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鶴雲のかかる春富士旅の幸あるがままん
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山笑う下りカーブに遠心力さくさく菫
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雲海に嶺の連なり澄みし白直感勝負
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春の朝バイクで目指せ大観峰喜悦
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五月雨てスマホ片手にバスは来ず喜悦
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藍白の天昇る龍雲の峰ミワコ
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月虹や猫も微睡む朧の夜ミワコ
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初バスの窓にちちちち雨粒は乃咲カヌレ
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九十九折富士また消えて春の風帷子川ソラ
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春風や後部座席はセーラー服まどれ
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遠足バスじゃんけんで席決まるなりまどれ
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窓の外必死の蟷螂バスは行く有川句楽
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高速道流る車窓に雲の峰有川句楽
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冬晴れや歯医者のエプロンも青い藤康
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稜線に停滞を見る暮の秋頭痛餅
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分岐点答えはくれぬ芒かな頭痛餅
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笑顔のまま動かぬ汽車よ草もぐら奥ノ碧心
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春立つやすいすい走る路線バス石田ひつじ雲
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三日月の正面見たし一人旅白沢ポピー
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冬空や山にうつすら白きもの渡邉花
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富士ゆきげ車窓に映るFUJIYAMAへズッキーニン
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初富士やトレーンは君のチャペル式ズッキーニン
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初雪に手すり取られて踏みしむるゆいか
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乗客の肩もほぐれて日脚伸ぶゆいか
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機長よりシェードあげてと春の富士みーあ
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高速の防音壁や蜜柑食むみーあ
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初空や稜線のうえ藍深しかみん
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ふはふはの穂に満つ夕日芒原かみん
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バスの中ワイパーの音冬の雨八一九
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全席に嘔吐袋や山笑う八一九
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桜越しの東京タワー光立つ生石子
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黄昏や寝息広がるバスの中生石子
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バス酔いのツアー七曲りの桜つーじい
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五千円のランチブッフェや春醒める太刀盗人
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船上や紙婚式の月朧太刀盗人
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平野より清き山の春隣小澤翔明
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初富士や曲がりたるとき躍り出る小澤翔明
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初夏やテーマパークの五周年澤美ゆふか
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喪の車列青葉若葉の九十九折コミマル
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急カーブ押されし肩に春隣慈庵風
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まどろめば車窓に富士と朧月静岩
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鳥帰るばさばさと音聞こえそに大久保一水
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空突かんばかりの杉山春時雨大久保一水
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寒富士がかつては見えた富士見台ともちゃ
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富士川や車窓でスマホ待つ初富士ともちゃ
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車窓より夏服どもが富士仰ぐ今 結月
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迫る冬富士の全貌ROUTE1つのりゅう
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伊勢帰りバケツ山盛り牡蠣の殻つのりゅう
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春の空山と木々ありし高速道石津 さくら
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早春の車窓の景色のさやけさよ石津 さくら
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歌ひ出すガイドの声や富士残雪檀実
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カーブ毎山影迫る冬の富士桃華
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紅葉狩り客皆拍手のいろは坂桃華
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バスの戸のゴゴゴと軋み青葉山片山ひな子
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寒風の戸外眺めるハウス暮らし小川 茜園
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麗かやガイドの声は子守歌紀子
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木立抜け彼方の嶺の霞みけり紀子
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深呼吸見慣れた街に雪積もる奥山水珠
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スキーバス左に富士を同伴し三日余子
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春眠やバスは寝床か三往復井中蛙
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目覚めれば車窓に広がる真白き富士井中蛙
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玄関の旗の新し国の春紫子
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春の夢ガイドの声のやはらかし小泉れもん
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バス旅のカタログさくら雪の嶺永順
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薄かすみ空に大波小波あり田上南郷
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厳冬の夜に浮かびける富士の巨躯織乃
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窮屈や隣席の巨漢着ぶくれて織乃
