写真de俳句の結果発表

第65回「バスからの眺め」《人》④

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第65回「バスからの眺め」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第65回 写真de俳句】《人④》

初夢の富士は九合目で終わり
郡山まる
霾や洗車スポンジ生乾き
酒呑走人
海鼠酢の飲み込めぬまま聞き上手
六月風マンダリン
桜東風右に富士まであと八分
六月風マンダリン
丘陵の右も左も春キャベツ
まこく
知らぬ町のしまきタワマンのぽつん
まこく
ドーナツの箱を抱へて春愁ひ
雨野理多
積雪の光ちらちらバスを待つ
雨野理多
一月の御空富士へのジャンクション
風の木原
冴返る昏き樹海の石鳥居
風の木原
猫のひげ開く薄氷を感知
鈴木あんず
登校のペダルに力春立てり
鈴木あんず
日本橋の大きな富士や立版古
日々の茶めし
吊革とゆるるUFO山笑う
日々の茶めし
眼下なる諏訪湖アルプス富士に雪
舟端たま
車窓を雪モカかバニラか買わないか
舟端たま
冬ざるる二ヘクタールの伐採跡
市子希子
日は落ちて車窓の我に霙降る
なおちゃん
消防団招集サイレン冬銀河
くるぽー
積ん読や伊予柑の酸ぬけきらず
くるぽー
雪道や一時間噛むガム硬し
咲織
カピバラは柚子湯明日からは研修
咲織
花筵を二倍速めく添乗員
だいやま
待機所を出て来ぬバスの余寒かな
だいやま
長距離を行く車窓より初景色
おかだ卯月
離れ行く冬の名残のバス通り
おかだ卯月
初富士や筋雲に似る反射光
紅紫あやめ
初旅や機影滑らす珊瑚礁
はなぶさあきら
鉄橋や菜の花に沿ふ千曲川
はなぶさあきら
春近し遮るものは窓と我
むねあかどり
バス遠足いつも酔うって子のとなり
太之方もり子
春霞転校生として生きる
殻ひな
冬晴れやバスの車掌は声高き
さくらもち
秋の空ニ階の席からビルの群れ
さくらもち
富士の名に諸説ありけりうどもどき
髙田祥聖
写り込みし鳥めける雲春の山
髙田祥聖
如月の空に廃炉のフレア塔
わかめ
倒木に苔の花むす稚樹の列
千里
往路ゴール組んで初富士収まりぬ
阿部八富利
足場しか見えぬ小雨の登山かな
阿部八富利
急カーブに転げくる兄山笑う
田中 麦(水豚庵改め)
あれ富士山ですかね、四月の社食
田中 麦(水豚庵改め)
春の宵積もるパスタの粉チーズ
横山雑煮
寒の星富士のマグマをくすぐらん
津々うらら
春の旅晴るればここに富士聳ゆ
津々うらら
行き先は知らぬ冬虹を行くバス
音羽実朱夏
冬麗の街ゆくバスや磐梯山
音羽実朱夏
地下鉄の読めぬ駅名暮易し
庭野利休梅
帰路の江ノ電夕焼のアナウンス
朝野あん
凍窓のへのへのもへじ濃い薄い
朝野あん
陽炎や閃輝暗点てふファントム
雨野雀雨
春空にプリズム我を散り散りに
雨野雀雨
別れの車窓くるぶしに春の泥
がらぱごす
病窓に揺れぬカーテン初茜
がらぱごす
数学の解けぬ過去問雪の窓
白秋千
ふわふわと雪は降り積む熔岩の池
白秋千
猥談の後部座席や春の山
杜若友哉
橋桁の島の赤土春浅し
かなかな
春の雪定期余りし退職日
かなかな
芍薬は揺れて別れし車窓より
真壁らん
石鹸玉一瞬われの外へ消ゆ
真壁らん
春めくや樹海に獣の頭蓋骨
赤坂みずか
赴任地は富士なき富士見台よ春
赤坂みずか
ましろなる沓跡の闇周平忌
文月蘭子
歓声や車窓こぼるるほど菜の花
窪田ゆふ
海岸線をバスゆっくりと夏終る
窪田ゆふ
渋滞のバス抜くランナー息白し
木香
鴨発ちし水面に戻る逆さ富士
踏轍
初富士や人にも死火山活火山
踏轍
山眠る旅の終わりのバス静か
あなうさぎ
春めくや富士の頭上に雲の鷺
牛乳符鈴
死に場所を定めし人よ囀よ
俊恵ほぼ爺
バス酔いは乗り越えた毬栗踏んだ
俊恵ほぼ爺
バスツアー冬富士知らぬ人と観る
春のぽち
梅ふふむ富士に密かな噴火口
いにしへの登山口なり富士桜
バス消灯ひかりは碧い霧の底
小川野雪兎
上京の素うどんサービスエリア余寒
小川野雪兎
ポケットに隕石二つ春の旅
島田あんず
この町に根をおろせるか春の雪
島田あんず
初夢や摺絵の如き富士のいろ
青野みやび
しまなみを小さき路線バスの冬
トヨとミケ
いかづちの音に初富士縮みけり
まさし
遠足のバスに必ず遅れる子
葉月庵郁斗
こんなにも晴天なのに山眠る
葉月庵郁斗
遠足や音符飛び出すバスの窓
向日葵子
春風とジャンケンポンのバスが行く
向日葵子
百低山眼下に浮かぶ島は春
しげ尾
トンネルを抜け逆光の富士は雪
なないろ
バスガイドのふるさと自慢さくらんぼ
なないろ
山笑う若いアイヌのイヨマンテ
北国はな
機長告ぐ右側に富士うららけし
北国はな
蜩や宿まで徒歩の一時間
ふづきかみな
風になるタンデム空へ春へ
井村 壽々
インターの分岐ぐるぐる春愁
田野こみち
富士山は突起なりけり原爆忌
うましか(志村肇)
白玉やシルバーパスと自転車と
うましか(志村肇)
風光る次のバス停君はいる
田中亀子
肘掛けを譲り合うバス長き夜
神谷元紀
秋晴の鈍行海岸線長し
常磐はぜ
冬富士や助手席に明日オペの君
山浦けい子
探梅や父の散歩道を下見
七味
花吹雪車窓に暗き我の顔
美川妙子
桜過ぎ古宇利大橋海を割る
美川妙子
相続は平等一人の草むしり
とひの花穂
桜蘂降る霊峰に寝るマグマ
とひの花穂
潔白の晴天ずんと山眠る
戸村友美
春一番決め手は富士の見える窓
戸村友美
君ねむる富士の高嶺に雪のふる
おりざ
遠足やあの子のみえる席をとる
おりざ
遠足やまたあいつらが最後尾
白猫のあくび
茅葺きの集落走る春の川
翠雨
吊橋の主塔そびえる夏の空
翠雨
密やかに笑ひあふ子ら雪解雨
久蔵久蔵
空っぽな空や眩しき雪解富士
久蔵久蔵
春夕焼バスにゆるるは過去ばかり
島田雪灯
うららかや不整脈めくバスの揺れ
島田雪灯
夏峠雑音交じるカーラジオ
池田義昭
秋霖や原発沿ひの浜街道
池田義昭
小春なりひとり時間よバス旅よ
こころ美人
銀紙にチョコエッグ嗚呼四月馬鹿
たけろー
後部座席PRESSの凹みとか桜
たけろー
冬道の果へ徘徊する老女
猪子石ニンニン
色変えぬ松や病院内はコードブルー
猪子石ニンニン
春夕焼富士の見切れて旅の窓
ふみづきちゃこ
バス四時間りんご並木に甘き風
合図して雪道くだる対向車
山眠り揺蕩うラテの残滓かな
砂芽里
バイパスを大儀に過ぎる孕鹿
渥美 謝蕗牛
朝冷えの始発駅浅間山白し
ふぃーかふぃか
一人行く車窓に暗き冬の海
阿呆鳥
渋滞の光の帯や鳥雲に
くさもち
隧道は馬蹄のかたち山眠る
葉村直
白息の咲くよ日本とつぶやけば
葉村直
イマハミライ太陽の塔とバナナ
水きんくⅡ
やうやくに渋滞を抜け雪もよひ
理佳おさらぎ
鉄橋を三つ渡つて島は夏
佐藤レアレア
遠足の必ず酔つて降りるバス
浅田香歌
春の山降車ボタンは早めにて
独楽(こま爺)
窓外に富士の濃くなり冬木の芽
みなごん
ぎうぎうと相撲番付熱海富士
立石神流
初富士や連なる雲の鳩羽色
小鉢
初鳩の朝アルミ缶拾う人
小鉢
かつかつと白杖ふたりお正月
イケダエツコ
「富士の山」小さく歌へり春はすぐ
高田ちぐさ
鳳凰の雲引き連れて富士は春
高田ちぐさ
葬送の車窓流るる霙かな
キャロット えり
鳥獣抱いてほくほく山眠る
黒岩牡丹
左折してふるさと近し雉の声
黒岩牡丹
ビラ配る派遣サンタの目は暗し
天六寿(てんむす)
柿ピーと酒と車窓の春の富士
たーとるQ
桜さくら駅弁売の声の張り
たーとるQ
老衰の床に戦争終ふる春
うくちゃんま
弔いの道行くバスの窓は冷たし
のりこ
五十里の富士を指さす寒の晴
紫すみれ
受験子は見もせで富士の車窓かな
紫すみれ
富士山を低く駆け抜けゆく燕
秋野しら露
富士山もまるごと春の昼のなか
秋野しら露
寒暁の救助転落バスから声
深町宏
ダメ金の帰路や窓には大夕焼
深町宏
麗かやとなりのひとはおりますか
松本厚史
蒼天へぐぐぐとバスの二階席
松本厚史
頬を置く冷たき車窓退職日
広島じょーかーず
春匂ふバス乗る園児らの咆哮
広島じょーかーず
春日和円窓越しの苔光る
糸桜
白鳥の胸の巨きや富士の湖
柿司 十六
9万年前の噴火よ山滴る
咲野たまふく
風薫る今外輪山中腹か
咲野たまふく
麗かや富士に見られている旅路
たきるか
白シャツ光る先輩はななめ前
美織
ガスってるダム湖ボーっと遊覧船
葛西のぶ子
バスほかに乗客をらず初日の出
せんかう
窓側の席を選んで春の海
サリー
若葉青葉中央構造線の露頭
咲山ちなつ
軽トラに躍る蜜柑と砂利の音と
天風さと
絶筆の不二や家路を春の雪
玄子
山笑う揺るる熊鈴映す窓
舞矢愛
窓際に暮雪横顔あえかなる
舞矢愛
ゆふがたの風のかるさや秋あかね
たじまはる
生家まで二駅窓に初しぐれ
たじまはる
果てしなき枯野の果ての鰊小屋
孤寂
水温む鉄橋からの千曲川
夏海 凛
木枯らしや住居表示も変わりしか
浜千鳥
隧道を抜けて信濃は花辛夷
浜千鳥
石段を登りきりたる春の滝
慈夢りん
星いくつ残る車窓や初山河
慈夢りん
立春の富士山級のコロッケぞ
花豆
冬麗の車窓どこまでも立山
花豆
陥没を撮らうドラレコ冴え返る
創次朗
朧夜の実家へ妣のかほの窓
創次朗
寒晴れの芯は木の頂点の鷺
うーみん
帰省子を待つバス停の小座布団
ユリノキ
袖留めはシュシュ冬ざるる台所
壱時
雪の富士ライオン迫るサファリバス
久木しん子
子らの曳く竜のだんじり瀬戸の秋
久木しん子
初富士やベンチプレスに残る湯気
はるいち
富士は霧の海バスは熱唱
雪割草
出発の警笛低し春驟雨
霧賀内蔵
保育器の子らにそれぞれ春の窓
おおい芙南
初富士や砂糖の緊める神の菓子
水鏡新