写真de俳句の結果発表

第66回「お台場の桜」《人》②

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第66回「お台場の桜」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第66回 写真de俳句】《人②》

花満つや咽狭まりゆく気配
青木りんどう
生温き花散る雨の眠たさよ
広泉
午後二時に千本通の桜でね
橋本千浪
花人に腕章「ドローン操縦中」
井納蒼求
付き添うも付き添われるも花人に
井納蒼求
少年刑務所へ本貸す人や初桜
小川晴よ
三月は口切れそうなザラメ飴
小川晴よ
飛花の台場よ飛び立たざる鳩よ
る・こんと
入社式が長いパンプスは痛い
加賀くちこ
礼服のゆたかなたるみ花の冷
みづちみわ
焼骨を待ちたる紫煙初ざくら
みづちみわ
お台場の約束淡く花あわし
広島 しずか80歳
お台場に人影なくて春の月
柊まち
海風をはらむショールは春の色
飯村祐知子
窓いちめん海光満つるさくらかな
飯村祐知子
あの頃の兄貴はいない桜かな
小野睦
花なんか見てない人の花疲れ
七瀬ゆきこ
夜桜を溢す小窓を千尋ほど
七瀬ゆきこ
さよならは言はぬさよなら桜東風
にゃん
東京へ君が旅立つ日の桜
にゃん
水没の町を十五年目の花
笑笑うさぎ
置きエサを禁ずる札や花の冷
笑笑うさぎ
辞めてもいいかな桜満開だし
加納ざくろ
就職は東京カーテンは遮光
加納ざくろ
坂道をペダルに立つて花の塵
キッカワテツヤ
ジグザグに切られた空や花吹雪
キッカワテツヤ
バンクーバー手のひら大の花みづき
チリンドロン
街をひとり春の迷子になりたくて
竹田むべ
まなぶたを透くる静脈桜東風
竹田むべ
長引いた会議コンビニまで花見
神保一二三
花散るやビルの五階の歯科の椅子
彩汀
夜桜へゆるりとバスの扉開く
彩汀
ハンドパンの音色ふつくら花の雲
赤味噌代
黒船は追い返せお台場は春
新井ハニワ
朋を送る清めの塩と花見酒
ごまお
オフィスビル出てひとしきり花の散る
西野誓光
誘はれてさくら一樹の部室棟
西野誓光
花笑い案内板の見えぬほど
山葡萄
水上バス水脈の残りし花岸辺
山葡萄
球体の碁盤のひかり桜東風
小山美珠
母づてのカセットテープ春の星
小山美珠
紅交じる白八重の土手花明り
トウ甘藻
花の下バベルの罪を赦されり
花屋英利
戦争のニュースは止まず花の下
泉楽人
夕桜白き巨船の遠汽笛
泉楽人
病院の帰途さくら眩しくて泣く
越智空子
根は枝と同じほどらし花の雲
越智空子
干涸らびた脳よ身体よ夜の桜
伊藤 柚良
客待ちの駱駝とろとろ春日影
ちえ
黒ずめる幹の咲かせる花明るし
玉響雷子
赴任地へ桜前線贈ります
ノアノア
平飼ひの赤き地卵花の昼
転院の窓は西向きゆふざくら
板柿せっか
歩行器で出る非常口とほざくら
板柿せっか
飛花落花給与だけ減る再雇用
小笹いのり
エキストラ募集花守大募集
小笹いのり
ツナギてろてろ花冷えの実習棟
山羊座の千賀子
エレベーターなしの四階吾の花よ
山羊座の千賀子
ヴォリュームを下げうたたねの春愁
ルーミイ
青深し空より落つる糸桜
ルーミイ
甲板へ出る子戻る子春驟雨
ひつじ
朝刊配り工業団地花明り
ひつじ
湾岸をうねる首都高大桜
りょうまる
紙芝居片して花の都かな
りょうまる
花筏揺する舗道の水溜まり
黒江海風
シケた面桜蘂降る帰り道
黒江海風
銀の龍宝珠抱きて桜まじ
岡田きなこ
花吹雪仁丹香る祖父と行く
岡田きなこ
欠伸して伸びしてさくら猫へ飛花
東風 径
急く旅の心を解く花の雲
東風 径
戦争をきざむ今年の桜かな
間 静春
子の住む街へ桜前線北上す
清白真冬
港見下ろす遊女の墓や花は葉に
清白真冬
さくらさくら天動説は神話だらう
土井あくび
脳ドック終へて花見の人と成る
土井あくび
花明り百年前はここは海
おこそとの
黄塵のうっすらビルのヘリポート
おこそとの
力士去り浪花の花も咲き始む
平井伸明
花冷の朝の場所取り缶珈琲
平井伸明
かはたれのしじまお台場にも初音
鈴白菜実
東風伝ふるキャスターの爪聴色
鈴白菜実
橋渡る吉野桜に会ふ車列
幸香
花まばら幹の洞穴苔衣
幸香
朝桜ホテルのパンをカモメへと
陶瑶
あをあをと港のひかり朝桜
陶瑶
回転ドア花ひとひらとワンピース
岸来夢
スタジオにお返しします花の宴
岸来夢
まつさらのローファー春を巻き返す
幸田梓弓
花の雲河口を上る遊覧船
一久恵
花明りヘッドライトの絶えぬ橋
一久恵
ビル街の闇に明るき桜かな
横浜月子
江戸前は酢締めが命初ざくら
郡山の白圭
さくらさくら二十一発の祝砲
郡山の白圭
お台場に初ティックトック朝桜
岡本かも女
片恋の成分に春夕焼の香
喜祝音
出勤のふりの正装花曇
喜祝音
お台場の桜おしゃべりしつづける
宙海(そおら)
花の日やなぞ彼の君を思はざる
逢來応來
縄文の白き花降る都かな
逢來応來
作業所のクッキー係養花天
小川さゆみ
和解などせぬこの桜に誓って
小川さゆみ
人あまた貌のあまたへ飛花落花
仁和田 永
おばしまを抜けて落花の水脈の間へ
仁和田 永
どの影も四角ビル街飛花落花
明日咲く
漂白のしきれぬ布巾建国日
東田 一鮎
啓蟄の朝やケチャップちゅうるちゅる
東田 一鮎
夕桜だれも靴ずれ気づかずに
伊藤 恵美
コンクリートジャングル初花の影
伊藤 恵美
革の香の濃き名刺入れ風光る
深山むらさき
駅ごとの発車メロディ新社員
深山むらさき
十九時の花へ吐き出す煙草かな
東山すいか
海はふるさとまで続くゆりかもめ
里山子
「トイレ貸せません」二キロの桜並木
あまぐり
落花さんさん上り下りの渋滞へ
木ぼこやしき
宇宙の詩吸うたか六片の桜
木ぼこやしき
片言の「アタタメマスカ」初桜
河上摩子
終点は金春色の駅薄暑
雪音
初花やきらり振らるるハンドベル
碧西里
桜蘂降る肩の上膝の上
おケイちゃん
秒針や病室窓の初桜
伊達紫檀
中継は訛りの桜月夜かな
伊達紫檀
お台場の朝の静けさ花筏
やっちゃん日記
とびいってだかれたいさくらかな
井上玲子
球体の春まだほどけぬ不安
麻屋
花風に託して贈る自愛かな
麻屋
桜指す恋人繋ぎ解かぬまま
西川由野
花人へ銀だこあーんしたりして
西川由野
東京の人と桜に規則性
あなぐまはる
春潮に遊んで「はちたま」のかたち
あなぐまはる
花の空水色といふ青が好き
向原てつ
膨らめる土にぎやかや花の種
向原てつ
さくらさくらきらりと無人航空機
平本魚水
船旅にトランクふたつ飛花落花
平本魚水
花冷のデジャブ記憶は層をなす
つんちゃん
飛花落花スノードームの中の人
つんちゃん
青空へ花満々と膨張す
原 唯之介
D51の休む公園さくらさくら
染野まさこ
江戸城への石切場跡桜咲く
きべし
薄墨の春噴き出づる大樹かな
栗田すずさん
開庁を待つ十五分燕の来
栗田すずさん
不合格東京の空青すぎる
央泉
白梅やあやつ余罪があるらしい
だがし菓子
液晶の奥に戦火や桜散る
栗の坊楚材
鼓笛隊桜吹雪を鳴らしゆく
栗の坊楚材
大砲の在りし地名や飛花落花
丸山隆子
口丸く開く乳飲み子や糸桜
丸山隆子
青空をミラーガラスを飛ぶ桜
むげつ空
窓拭きの磨きあげたる春の雲
末永真唯
静脈の枯木と動脈の枯木
藤井かすみそう
マイクにノイズお台場は春一番
春待みおつくし
幸せとは春暁のベッドの狭さ
春待みおつくし
戸籍またふたりに戻る春しづか
泗水ハオ
子の嫁ぐ寂しさなんて落花ほど
泗水ハオ
匂うほど桜ラッシュの信号待ち
日向あさね
校了待ちて花月夜の一服
日向あさね
替えっこのクレープ重し春渚
丹波らる
お台場の桜や空母めくタンカー
丹波らる
せんせいをかあちゃんとよぶ花のころ
深紅王
桜蘂降る東京を過去にする
ぱんだ社長
吹き下ろす穂高の風や夕桜
小林 昇
おとなしくバギーに猫や花の下
ゆりかもめ
真新しきスーツ風切る朝桜
ゆりかもめ
三階の窓の桜へ手を伸ばす
渡辺鬼
夕桜のエロス廃品のテレビ
まこと七夕
憂国や右も左も花の酔
まこと七夕
ロケ弁をかっこみ五分桜東風
王朋亡
一片の落花やゴールテープ切る
王朋亡
陰膳の白米に湯気さくら時
ツナ好
はつてふのしくみさとつたのにねむい
ツナ好
星月夜カミオカンデの光電管
龍の珠
裏門の桜満開式はまだ
かおりんご
薬局は桜並木の向こう側
かおりんご
桜蕊ふる鬱蟲のゴーストノート
沢拓庵
品川沖五ノ御台場桜散る
立田鯊夢
さくらさくらロボットに千の螺子
立田鯊夢
桜蘂降る姉は時々不機嫌で
紅緒
千年の巨樹の記憶や風光る
ひろ笑い
春愁の見上ぐる空は真青なり
すみ子
満開の桜巡りの昼下がり
すみ子
ひからつか月のうつはをあふれけり
渋谷晶
あやかしのゐさうなビルと花篝
まさと澄海
異動初日の珈琲と朝桜
青井 花
中継デビュー後押しは花嵐
無何有
自由とは対話鷗忌の桜
沖原イヲ
尻子玉抜かれた心地花おぼろ
沖原イヲ
借景はビル群花の浜離宮
宇佐
上京の後期日程寒桜
宇佐
桜蘂降る原理主義捨てる日に
野井みこ
春の荷造り思い出は五つまで
とり
途切れたる軌道は未来花の雨
ま猿
花影の順路は喪家かも知れず
ま猿
花朧海より生えしビルの群
釜眞手打ち蕎麦
夕桜缶コーヒーの温し濃し
釜眞手打ち蕎麦
しぶしぶと月の欠けゆく雛の夜
九月だんご
ためらいの出国ロビー百合鴎
九月だんご
春浅し砲台の錆剥がれ落つ
野々 かりん
きしきしとたたむ折箱花疲れ
謙久
花筏三味線揺れる屋形船
扇百合子
保湿剤たっぷりぷるる明日花見
神木美砂
首都高の下には昏き花筏
夏椿咲く