写真de俳句の結果発表

第67回「城下町の白壁」《人》③

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第67回「城下町の白壁」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第67回 写真de俳句】《人③》

白壁を裂いてげぢげぢぎゅんと走る
謙久
白壁に蜥蜴の赤の飛ぶ如し
扇百合子
月光やほのかに光る白漆喰
神木美砂
春昼の鯉堀割を少し飽き
豆くじら
白壁のバンクシー待つ皐月かな
しまちゃん
白壁と水澄やかに錦鯉
清波
掘割は色しづまりぬ五月雨
ひょんすけ
初夏に住むそんなとこにというところ
典典
白壁の果ててビル街光琳忌
典典
恋猫走る白壁の縁ひかる
とも
ひと言が渡せなかった青き春
とも
城落ちて五百回目の桜かな
摂州黒うさぎ
夏つばめ修繕終へる白漆喰
矢口知
白壁の刻む維新や鴎外忌
沙魚 とと
白壁の城下たがわず燕来る
ほうちゃん
青鷺の巣より城下は広がりぬ
ほうちゃん
折り紙のあやめの記憶春霞
無花果邪無
城までの渋滞の列飛花落花
無花果邪無
蔵町や小さなカフェのレモン水
千鳥城
鯉のぼり十万石の空高く
仲間英与
二階から川と青柳なまこ壁
仲間英与
電気風呂は鯉のタイル絵五月尽
かねすえ
打掛の重し夫の手うららけし
帝菜
春塵や秀次の死を長回し
帝菜
古城跡囲むお堀の草茂る
鈴花
紺屋町げた音遠く夏やなぎ
仁葉
髪結いの絹のたすきや杜若
仁葉
花菖蒲書店にやわらかなポリシー
たかね雪
イヤイヤ期送りひと息なめくぢり
染井つぐみ
藤棚やチューバを抱へたる下校
染井つぐみ
鯉のぼり殿町鍛冶町湊町
武井保一
白壁を影瞬かせ白き蝶
武井保一
殉教の「乙女峠」や沙羅の花
揣摩文文
宿浴衣どこにでもある絵本買ふ
湯屋ゆうや
夕暮れや一万株の花菖蒲
道小春
城壁や蜥蜴の王の尾に継ぎ目
藍創千悠子
鯉のぼりべたりと雨の重さかな
藍創千悠子
こりこりと食めば己れも海鼠かな
中指富士夫
白壁の津和野の水路春の鯉
ふみ
白壁の長きにたわわ夏蜜柑
ばちゃ
連れ立つてたゆたふ鯉よ風薫る
無弦奏
菖蒲揺る影の連なる海鼠壁
無弦奏
屋敷町たどる古地図に散松葉
源五郎
減薬の朝やあやめの白恐し
千代 之人
子燕の軌跡のあまた蔵のまち
千代 之人
城下町辻の先まで風薫る
じゅあ
山城の水湧く井戸や春深し
万里の森
白壁に影のりりしき燕子花
中岡秀次
建て付けの悪き杉戸や朝桜
カムヤ イワヒコ
葉桜の店先湯呑一つ買う
友鹿
散る花や雨の土塀の点描画
出船
伴天連墓探す旅路や菖蒲咲く
芳野まさこ
敵地なり水に逆らふ川蜻蛉
泉晶子
一面の白城跡の花菖蒲
山河穂香
清明のスピード線をコマに引け
筒井らんぷん
行く春や群れを逸れたる鯉の水尾
筒井らんぷん
人工膝笑はせ盛夏の海鼠壁
徳佐津麻似合
交差する旧街道や風光る
鶴子
棟梁の墨まく柱風薫る
鶴子
春の蠅ヘルン好みの縁側の
ぐわ
3班は春の水汲み撒く係
ぐわ
バス停は「オカモトコウジ」春日傘
桜上比呂
病室の黙窓外は花の雨
べびぽん
コンクリの空を初蝶よろめき来
髙橋みりぃ
根合わせや禊ぎの川に足ひたす
里春
天守より見下ろす先は花の雨
うらん
鷗外の肩はなで肩花菖蒲
すみっこ忘牛
竿さしてゆれる菅笠青柳
丸山歩
こたつ船屋根の上がりて天守閣
丸山歩
掘割に緋鯉揺蕩ふ津和野かな
青翠
朝商ひ菖蒲の花の城下町
青翠
黙々と生きて緋鯉は飢ゑてゐる
三尺 玉子
花菖蒲あるひは母にならぬ人
三尺 玉子
はつなつの水路を鯉の緋の流る
広瀬康
城下ゆく端役の裾や花菖蒲
広瀬康
春昼の水路とろりと鯉の鰭
三月兎
水盤へみづとぷとぷと花菖蒲
三月兎
麗らかや白鳳城の欄間に矢
音羽ナイル
青空の俳聖殿や花笑ふ
音羽ナイル
冬鷺の真澄けぶらす漁かな
石田将仁
算盤屋の美人姉妹や花菖蒲
鷹見沢 幸
花片に口開く鯉のチュパチュパと
スマイリィ
仮詰めの奥歯のザラリ花曇
ひこ老人
嫌いな子とふつうに話してる薄暑
ひこ老人
萩焼の椀ぽってりと走りの茶
天音
遠雷や湖底に遺跡のあると云ふ
ゆきまま
春水の千々にゆらぎて鯉の影
角田 球
裏道に古き蔵あり春の川
角田 球
白壁をただ白壁となす春日
安田伝助
燕来る蔵の瓦の武田菱
山姥和
遠火事や三番蔵の鼠穴
山姥和
湧き出ずる音へ昇らん錦鯉
オニチョロ
せぎの音に杖の響きやあやめ咲く
オニチョロ
対岸のさくら真青な閻魔堂
苫野とまや
花影や白壁なぞる屋敷跡
池上 胤臣
夏鴨も鯉も群れ来る橋の下
竹いと江
川守のまだ病みあがり夏柳
竹いと江
鯉はうねうね堀割の夏近し
姫椿
殿町に薫風来たり和紙選ぶ
姫椿
城下町旅の始点は花菖蒲
松 雪柳
花菖蒲しばらく鯉の棲家ならむ
松 雪柳
青葉冷相談室の白き壁
石澤双
青葉冷抗不安薬継続す
石澤双
空蝉や旧家の門の刀傷
輝虎
なまこ壁白のうねりや夏めきぬ
みのわっこ
静もるや菖蒲の影を緋の過ぐる
みのわっこ
崩れかけた土塀真紅の落ち椿
紺太
花菖蒲鯉の尾びれの描く円弧
靫草子
薄碧の影かさねたる薔薇の瓣
靫草子
花菖蒲君は学校違うから
嫌夏
白壁に残る刀の傷のどか
全速
打ち水にゆるる水面や鯉の髭
さおきち
白壁の路地の光風若柳
せんのめぐみ
やすやすと海鼠をさばく母の指
きのこオムレツ
雲の湧く川面や緋鯉ものものし
葦屋蛙城
外勤の川面すべらか燕子花
葦屋蛙城
風光る鯉の尾ひれの虹の色
風かをる
鯉ははや疏水の主夏来る
さら紗
水澄みて鯉の頭の赤ぞ濃き
ただ地蔵
暗がりの水路ゆくなり春の月
加賀屋斗的
鯛焼や暖簾の襞は薄黄蘗
加賀屋斗的
白壁に影吸はれゆく春日傘
ゆきのこ
日盛りやぶかりぶかりと鯉の泡
ゆきのこ
盆栽売り手渡す梅の萼青し
丸山和泉
くわの実や峠のそらに聞くおらしよ
浅海あさり
白壁を歩きゆく影風薫る
すいかの種
寒鯉や強火で煮込む祖母の汁
玲花
白壁のお辞儀の影や春の風
むい美縁
城趾の雲追う春や道半ば
むい美縁
SLの近づく汽笛雪深し
ルージュ
新緑や口開け集く堀の鯉
ルージュ
尾と尾触れすいと離るる緋鯉かな
陽光樹
夏帯や漆喰ひかるなまこ壁
陽光樹
名代の菓子抱え春袷軽し
世子
茶会へと祖母の箪笥の春袷
世子
薫風や左官見上げる壁白し
日吉とみ菜
春の夜影ふみねだる子と犬と
日吉とみ菜
ラジオ講座流れる家に菖蒲咲く
桂月
花菖蒲咲くや城下の人力車
原島ちび助
八重桜天守閣などいらぬ城
つるぎ
寒鰤や百万石の台所
つるぎ
ジェラードや今日の喧嘩を終りとす
海泡
櫂の音や蔵壁へ寒の満月
滝川橋
国宝の最後の城主百合の花
みなし栗
国宝の堀は木曽川雲の峯
みなし栗
輪郭のぼやける鯉の影うらら
田畑 整
棹さして押し出す小舟若柳
青井晴空
青柳や真鯉ゆるりと浮き沈み
青井晴空
石垣のみ残れる城へ蔵王颪
春海 凌
白壁に影を重ねてあやめ咲く
はね花
緋鯉打つ水路よ朝の急ぎ足
はね花
お参りの足音に寄る緋鯉かな
望月美和
天守へと急なる階や若葉風
林としまる
水温む堀に忍者の竹の筒
ヒマラヤで平謝り
白壁の鍵の手かほる夏蜜柑
頓狂
白壁のロケや月夜の与一様
ふたば葵
孤独がよかった九年目の出目金
ふたば葵
なまこ壁水路に錦鯉やわら
和み
小雨の坂道花菖蒲ゆたかに
和み
目覚めればまた戦争かチューリップ
みよこ
清濁をのみて國魚の錦鯉
高山佳風
待ちわびて飛騨古川の鯉や春
星瞳花
白壁に初夏の日堀の水玄し
龍酪
先頭は横綱級の錦鯉
石川潤子
通勤の朝せせらぎの花菖蒲
石川潤子
鯉はまた吐く噴く跳ねる風光る
あおい結月
白壁や水路に揺れる春の月
竹乃 空気男
小径ゆく下駄の響きや夏の空
竹乃 空気男
黒壁のクラフトビール雲の峰
東ゆみの
白菖や雲なき空と風の香と
富永三紀
少年と爺の釣り糸堀の初夏
富永三紀
列なす緋鯉や青空映す濠
にも
白壁のはねかえす春光ぴぴぴ
にも
木瓜の花噺家の名を刻む石
植木彩由
のどかさや緋鯉水路のどんづまり
植木彩由
故郷は蔵の町なり春の風
中村あつこ
白壁を出でて石段夏社
理孝
白壁は「分限者」と祖母春の水
理恵にゃん
囀や千本鳥居あと五段
理恵にゃん
のどけしやゆらり寄り来る鯉の影
一寸雄町
棹させる舟をとりどり花菖蒲
一寸雄町
百選の名に負ふ城下青葉風
杜野みやこ
漆黒の背鰭光のぬめる春
骨のほーの
軒しやうぶ社家の水路の鯉の口
藤本花をり
のどぐろの脂の余韻雪見風呂
たまさもち
でっぷりの鯉のあくびや花菖蒲
堂園 穂世
白壁の小春デートは三回目
堂園 穂世
永き日の城下を巡る水路かな
杉本年虹
白壁の天守の甍吹き流し
杉本年虹
そよぐこと忘れて菖蒲屹立す
ノセミコ
鯉追うたまま戻らない新社員
ノセミコ
白壁の明るき町の花菖蒲
小花風美子
掘割に真っ直ぐゐたる花菖蒲
さち今宵
白南風や光は鯉の掘割へ
さち今宵
掘割に鯉の群れなす津和野初夏
いたっくうらら
海鼠壁津和野殿町花菖蒲
いたっくうらら
ペンパルの案内さやか美術館
シナモンティー
蔓薔薇のアーチウエディングマーチ
海月のあさ
昨日とはちがう顔して山笑う
海月のあさ
風青し養老館のなまこ壁
織部なつめ