写真de俳句の結果発表

第70回「ベランダの桔梗」《並》⑥

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第70回「ベランダの桔梗」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第70回 写真de俳句】《並⑥》

  • ベランダの水かけごっこ夏の夕
    塞翁が馬
  • 女子会に蕾弾けて桔梗入る
    八重山吹
  • 川端を鵜は埋め尽くし鵜呑みせり
    八重山吹
  • 空に向かう桔梗のつぼみ明日に咲く
    華婦香 (カフカ)
  • 待ちかねた桔梗の花の開く時
    華婦香 (カフカ)
  • 水やりのたび苗いじる五月かな
    雄蹴
  • 桔梗や打ちつぱなしの新校舎
    雄蹴
  • 露台には風が謎解く文庫本
    海里
  • はじかれて珠あちこちと夏休み
    奥伊賀サブレ
  • そよ風に凛として立つ桔梗哉
    素牛
  • そこだけに華やぎすぎて桔梗かな
    素牛
  • 2年ぶり母のいないベランダ
    こはる
  • 桔梗よりトルコ桔梗がいいのかな
    砂糖香
  • 足場より桔梗見下ろす避難鉢
    砂糖香
  • 法事終え墓碑に桔梗を活ける母
    風花舞
  • 青紫の花ひらく信長忌
    バイカウツギ
  • お供えの桔梗の蕾ぷっくりと
    バイカウツギ
  • 小さき手に手を添へてやる庭花火
    夏村波瑠
  • 一輪の桔梗や庭の主になり
    すうばあば
  • 植替えの頃と云ふのか青桔梗
    すうばあば
  • 手の甲の静脈桔梗の花脈へ
    まるるん
  • ベランダのかあさん床屋白桔梗
    三毛
  • 物干しのおそろいのシャツ桔梗の実
    三毛
  • 桔梗に長袖半袖問う独居
    銀髪作務衣
  • 凛と咲くはずバルーンの桔梗よ
    銀髪作務衣
  • 暁に立つ桔梗紋信長忌
    苅桜守
  • ベランダの先住民は桔梗なり
    欣喜雀躍
  • 病人を待つ人の影桔梗かな
    めたぽ
  • パンプスの音は翳らず桔梗かな
    めたぽ
  • ペアグラス並べ露台もワイン色
    大月 銀
  • 飛石を「じゃーんぷ!」手には梨三つ
    川野 藤央(藤央改め)
  • 桔梗咲く洗濯物は生乾き
    新米にぎりめし
  • ベランダのテニスラケット振るガール
    のの夏
  • 桔梗や蕾はじけて闇放つ
    のの夏
  • コンクリの隙間にシュッと白桔梗
    秋月あさひ
  • 三尺のベランダの部屋吊りしのぶ
    渡海灯子
  • 桔梗花舞い降りたるや夜空から
    ロージー
  • きちかうや娘の介護望む母
    小田毬藻
  • 樟脳の臭ふ喪服に桔梗紋
    小田毬藻
  • ベランダのしづくのつぶの厚き夏
    のんきち
  • 雨やんで生後まもなきかたつむり
    田原うた
  • あじさゐの青あざやかなり雨上がり
    猫ずきん
  • 人知れずねぢ花根付く古テラス
    猫ずきん
  • 天下布武主君に刃討つ桔梗
    高木友
  • 高層に震えず涼し咲く桔梗
    高木友
  • 先輩の小言は桔梗に吸い取らせ
    丸井たまこ
  • 配達員募集のチラシ梅雨あがり
    丸井たまこ
  • 仮住まい借景の桔梗ワンルーム
    犬山侘助
  • ベランダの桔梗残してオムツ替え
    ちょうさん
  • 駄菓子屋の軋む引き戸や桔梗咲き
    ちょうさん
  • 握り締む言葉の軽さ桔梗咲く
    冬野とも
  • サンダルを脱ぎ散らかして夏の青
    うめやえのきだけ
  • 新宿二丁目の店桔梗潜む
    薫空ろろ
  • 日に晒され萎れる花弁秋の風
    いわさき
  • 俯いた桔梗の下に死んだ蟻
    いわさき
  • 藍染の浴衣の少し大人めく
    あが野みなも
  • 雨あがる空き家の庭の桔梗咲く
    ふく
  • 花茣蓙やふたりの友とリカちゃんと
    一井かおり
  • 白桔梗ほそ腕の抱くイヤイヤ期
    句々奈
  • ゆめ孕み毒を抱いて桔梗の夜
    句々奈
  • 廬山寺や桔梗の庭と若き妻
    和はん
  • 吾の桔梗待てど暮らせど現れず
    和はん
  • 尼僧摘む桔梗法衣に溶け馴染む
    ときちゃん
  • 地上に降った星そそとさく桔梗
    由樺楽
  • すっきりと桔梗一本武家屋敷
    由樺楽
  • 膨らみてほどけるやうに桔梗咲く
    ちくちく慶
  • 一株のついた桔梗の花いくつ
    ゴルパパ
  • 桔梗咲くゴーグル越しの海星かな
    ゴルパパ
  • 桔梗や母のレシピの字の美しき
    梅田三五
  • 一枚の薄き和紙めく桔梗かな
    すがのあき
  • 白桔梗折り目正しき伯母のごとし
    すがのあき
  • 紫陽花二歳ことしも咲く気ないらしい
    氷雪
  • 白梅のしづかに闇を照らしけり
    氷雪
  • 涼み台針子の群れの母となる
    雪のこだま
  • 主待つ如き古刹の白桔梗
    春駒
  • 唐突に愛を語るか桔梗持て
    のはらいちこ
  • 妻見つけ老犬起立桔梗かな
    Steve
  • 新任地妻より届く青桔梗
    Steve
  • 桔梗あり触れてはいかん祖父の声
    佳辰
  • 若葉風ルッコラ撫でて通り過ぎ
    佳辰
  • 桔梗の伸び放題やゴミ屋敷
    真夏の雪だるま
  • 静かなる桔梗よいざ出陣の時
    卯之町空
  • 縁薄き母思い出す白桔梗
    こりゆばんばん
  • 見切り品の桔梗今年の庭に咲き
    こりゆばんばん
  • 西の果てラピスラズリの星桔梗
    いちの
  • 凛とせし母の葬儀や桔梗咲く
    吉田さと
  • 家終いする庭に今桔梗咲く
    小鳥遊こはく
  • 庭に桔梗マチュピチュに背の高しリャマ
    小鳥遊こはく
  • ベランダの桔梗や光秀の家紋
    こじん麻里(窓 美月改め)
  • 根暗でもいいさ紫陽花あかるいし
    岡根喬平
  • 旨かった苦瓜の種埋めてみた
    千霞
  • 早世の友に供ふる花桔梗
    なんくる
  • 受付に桔梗の鉢の歯科医院
    なんくる
  • また明日友とハイタッチ白桔梗
    南の爺さま
  • 吹く風に星が流れる桔梗かな
    南の爺さま
  • 閑けさの故郷の庭に桔梗咲く
    空素(カラス)
  • 玄関の桔梗一輪主人顔
    京都さくら
  • 光秀の家紋の桔梗城の道
    京都さくら
  • お隣の朝顔今朝は塀を越え
    くつの した子
  • 酢漿の花に埋もれる父の庭
    くつの した子
  • 忘らるる桔梗凛とさきにけり
    遊川百日紅
  • 一群のしのぶ桔梗や幽けらし
    山田季聴
  • 荒草に細る桔梗や咲かす庭
    山田季聴
  • 桔梗咲くネットは誹謗地雷原
    ちょくる
  • 風船を開き朝生む桔梗かな
    青猫
  • 廃屋に野良猫宿る桔梗濡れ
    猫笑ふふ
  • 二人目の孫も抱けたね仏桑花
    葬送のまちばり
  • ハイビスカスなほ強がりて萎れけり
    葬送のまちばり
  • あたりめを胸ポケットに夏競馬
    軽時計
  • あの蓮に今は乗れると笑う母
    軽時計
  • 雨あがる折り目正しき白桔梗
    敏庵
  • ぱんぱんの小さき星から桔梗咲く
    雀子
  • 索麺の大皿に星桔梗かな
    すみだ川歩
  • 物干しに吊るされをりし野良南瓜
    与次郎
  • 熊野路に竹杖割れて白桔梗
    与次郎
  • 照り梅雨のベランダ強き照り返し
    希凛咲女
  • 野菜向け用土やトマト茎太し
    希凛咲女
  • 言ひ過ぎの玄関で待つ桔梗かな
    春木
  • A棟に桔梗水遣る父去にて
    春木
  • 憧れの姉の浴衣は桔梗柄
    勝亦朝
  • 流産し花脈波打つ桔梗かな
    勝亦朝
  • 屋上の鉢の田植ゑや子ら集ふ
    佐藤恒治
  • 白桔梗朝餉の前に父は経
    佐藤恒治
  • むち打ちの痛み忘るる桔梗かな
    いずみどり
  • 紫が好きな妣は何所夏の天
    たけ
  • 桔梗咲く信玄餅をお取り寄せ
    たけ
  • 沙羅の花大泣きのやう朝の地に
    茅々
  • 五角の蕾そつとはじけて桔梗かな
    茅々
  • バルコニーゴシゴシブラシの水跳ねて
    陽だまり
  • ベランダで夫の呼ぶ声月丸く
    陽だまり
  • 日なたでもうつむきかげん桔梗ばな
    なつのおわり
  • 鉢植えを枯らさぬ人や夏の朝
    なつのおわり
  • 雨上がりや桔梗の花は五角形
    走亀エリコ
  • 風船の桔梗の蕾の中は宇宙
    走亀エリコ
  • 出でぬ日や桔梗の蕾光満つ
    あんこ
  • ミニトマト孫と野鳥のしのぎあい
    朝夕人
  • プランタのトマト収穫忘れ皮裂けて
    朝夕人
  • カッパ着た雨のベランダ桔梗よ
    オアズマン
  • 咲き誇る三日天下の桔梗かな
    向日葵姐
  • 父の庭今も咲きたる桔梗かな
    ぽち
  • 天辺の奥の奥の色や桔梗
    市子
  • やきもちも仕返しも秘め白桔梗
    心寧 侑也(ここね ゆうや)
  • 白桔梗いつまで通える母の許
    深草 空
  • 桔梗を水揚げ鋏の鋭さよ
    深草 空
  • 桔梗抱き潜水艦は港内を
    山城道霞
  • 花買いに行く足止める蝸牛
    りっこう
  • 桔梗パカッはじけたい我は還暦
    天上たこ
  • 野生の夢を見る鉢植えの桔梗
    天上たこ
  • 桔梗のつぼみの中からティンカーベル
    森田ゆり
  • 桔梗一輪静けさ一色薄紫
    森田ゆり
  • 万葉の朝貌咲きて露零る
    ちえ湖
  • 二黄卵ふつふつ焼いて小鳥来る
    芝歩愛美
  • 山辺の地蔵と桔梗しゃがみ見る
    花ばば
  • 月下の子「どっから宇宙?」「ここもだよ」
    折田巡
  • 桔梗やダウンタイムの姉ウフフ
    かときち
  • 宿業や桔梗は毒の星となる
    そよかぜシュレディンガー
  • きちかうに終末の痣明日は晴れ
    そよかぜシュレディンガー
  • 古刹なる音なきこの世桔梗濃し
    一徳斎
  • 夜さり雨に濡れて目覚むる桔梗かな
    一徳斎
  • 鬱の子と向き合う覚悟おかととき
    普久井ひと眠
  • 大徳寺一円相に寄る桔梗
    ヒロヒ
  • 太子会や大徳色の桔梗六
    ヒロヒ
  • りんだうの「捨松邸」の洋卓に
    あま門
  • こぼれ種のここに一輪日々草
    あま門
  • 桔梗咲くきつねの窓を指に描く
    髙田 純佳
  • 物干しの蜂の巣退治夜が来て
    はっしん
  • ベランダで聞くチャンゴの音三拍子
    琥幹
  • ハクビシンベランダトマト争奪戦
    文心美
  • 桔梗や貴方控えめ地上の星
    文心美
  • あれが耳あれが手だよと指す月見
    樋ノ口一翁
  • 浴衣干す形状記憶的折り目
    馬風木瓜子
  • つい頼るベランダ星に願う夜も
    馬風木瓜子
  • 密やかに裂くるる痛み桔梗かな
    若林くくな
  • 風冴ゆる赤と緑の東京タワー
    安久愛 海
  • 薄墨の手紙したため夜半の夏
    笑道心文
  • 初蝉よ迷ひて露台出られずか
    西瓜頭
  • 梅雨晴れの庭へパキラとガジュマルを
    西瓜頭
  • あらお向かいにも入谷の朝顔が
    朝宮馨
  • ぽんぽんと開く桔梗や三姉妹
    朝宮馨
  • 明日こそは桔梗の花に独りごつ
    レオノーレ・オオヤブ
  • 窓際の桔梗見つめる次期社長
    白スニ
  • スヌーピーのコップに二輪桔梗挿す
    白スニ
  • 熱冷めぬベランダ急ぎ吸ふ煙草
    かい杓子(甲斐杓子改め)
  • もうひと息かけて桔梗は開きそう
    ミモザ育
  • 蕾まで薄紫や巴里祭
    ミモザ育
  • 苗賣りも苗も賣られて"ScarboroughFair“
    夜汽車
  • ベランダの打水じゅわっと干上がりぬ
    水鳥川詩乃
  • 桔梗や精いつぱいの掌
    霜川このみ
  • 進軍の路へと桔梗また桔梗
    沖庭乃剛也
  • 五年目の桔梗戻らぬ君のかげ
    ボイス&フィンガー
  • 夏蝶の絹の羽音や美輪明宏
    森ともよ
  • 青梅の窪みや蹴球敗れて
    森ともよ
  • 喜雨の中鳥居の中の五芒星
    鶴喰 照
  • 動かぬリード鼻先に桔梗
    鶴喰 照
  • ベランダの花々小糠雨を吸う
    紫木蓮
  • 長い髪をバッサリ梅雨明けの神戸
    紫木蓮
  • 桔梗や手のひら照らす虫眼鏡
    山本とりこ
  • だんだんと桔梗ふくらみシャツを干す
    山本とりこ
  • 隧道の出口に揺るる桔梗かな
    閏星
  • ベランダの桔梗一滴忌明け空
    空から豆本