写真de俳句の結果発表

第71回「芒野と風車」《人》⑤

人 NEW
第71回のお題「芒野と風車」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考える。それが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません。己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第71回 写真de俳句】《人⑤》

芒野の風車はたれの墓標だらう
白猫のあくび
凩をあつめて畝の立ちにけり
久蔵久蔵
青田波あの風車まで走ろうか
めいめい
野分立つ分水嶺に風車立つ
池田義昭
風車丘ドン・キホーテのゐない夏
池田義昭
すすき折れば空の青さや死後のごとく
水須ぽっぽ
薄野をリードの伸びつ縮みつつ
我ふたり
箱庭のごとき台場に春日傘
我ふたり
かくれんぼ芒の奥に鬼の声
あさり丸
過去形のうわさ話や秋暑し
岸野ゆり
ぶおおんと風車嘆息芒原
渥美 謝蕗牛
勇払の群れ建つタンク秋茜
竹庵
夕凪や廓に続く路地細し
ふぃーかふぃか
この秋思空かきまぜてゐる風車
くさもち
直線にならぶ風車や稲光
くさもち
花芒すこしふくれてさようなら
水きんくⅡ
中空のタービンぎしと大花野
水きんくⅡ
予定地の炎天プラカードずらり
佐藤レアレア
ゆふぐれの溶ける車窓とアイスティー
佐藤レアレア
夕顔や皆言つてるなんて嘘
浅田香歌
芒野や老いたれどなほ無為無策
みなごん
風車ただ影のみ伸びて大枯野
花岡貝鈴
芒野をゆるき野心や風力2
高田ちぐさ
ポケモンの列車が過ぎる薄原
黒岩牡丹
芒うねる二十ヘルツのブレードへ
天六寿(てんむす)
卒業歌フォトとメアドを削除して
天六寿(てんむす)
風吹きてすすきの原の砂紋かな
矢車のえ
風わたる尾花の中を尾のひとつ
青井季節
爽やかや阿武隈風力発電所
たーとるQ
すすきすすきあしたには売られるわたし
たーとるQ
蚯蚓鳴く筆圧弱き虚数i
うくちゃんま
蝉時雨ナースコールの止む二分
うくちゃんま
芒野の波受けて立つ風車かな
のりこ
銃声の威嚇へ鹿火屋守の黙
紫すみれ
母の声なければ昏き花野かな
紫すみれ
友は消えた秋風のランドセル
深町宏
芒野の中へ疎の風密の風
深町宏
晩夏光返信はがき出さぬまま
はまちこ
プロペラの轟音唸る芒原
糸桜
砥峰や月も芒も燃えている
柿司 十六
徐に回る風車や秋の声
柿司 十六
迫り来る月ややまなみハイウェイ
草葉野つゆ
銀河ふる外輪山へ深呼吸
草葉野つゆ
夕霧の村や風車の機械音
たきるか
風車へとなびく吹浦(ふくら)の花すすき
せんかう
芒野の風のもつれは嫉妬に似
せんかう
空き缶の小さき風車や曼珠沙華
サリー
秋の灯や卵固めのオムライス
咲山ちなつ
鰯雲三台前は教習車
咲山ちなつ
風奔る芒野鳴り響むタムタム
天風さと
総立ちのライヴ芒野のグルーヴ
天風さと
秋の聲風車も我もただ回る
釋愚拙
巨人めく風車は寂し月見草
よしろう
波打つ青芒追いかけるしっぽ
鱈 瑞々
廃屋の居間の芒の太々し
玄子
芒野の非武装地帯ビートルズ
玄子
何もないただ芒野の坂登る
春野あかね
逆光の芒や空の朱を深む
伽葉子
芒野に寂しさ預け風となる
七森わらび
花みもざゆるき指輪を措きかねて
宙朔
無機質の風車の列や芒原
孤寂
空き缶を投げる少年葦の花
孤寂
夕暮の芒の果ての風車かな
慈夢りん
芒野に鉄塔の影沈みゆく
慈夢りん
風折れの一本家元の芒
花豆
ザック背にフォーク放吟秋の空
花豆
風車まはれ言の葉届くやう
創次朗
出奔の母よ立ち尽くす芒野よ
創次朗
ハンドルに凭れナイター手套憂し
うーみん
芒挿す横顔ばかり描く人と
うーみん
半島の風車数えて浜焚火
ユリノキ
芒野の空定年の家事仕事
みえこ
地震つづく阿蘇外輪の芒原
久木しん子
秋天の風車近づくほど見上ぐ
山口さと子
片影や空調服の昼休み
秀翁
新緑の水車うどんうつ音
雪割草
木道の軋み軽やか秋登山
霧賀内蔵
夕刻のチャイム芒のそつけなし
霧賀内蔵
爽籟や老舗蕎麦屋のみづぐるま
おおい芙南
すすきすすき龍が喰つたといふ火輪
水鏡新
撤去待つ巨大風車を秋の風
れお
平伏する芒俯瞰する風車
鈴木 リク
あの風車芒の中を抜けて空
ひーちゃんひーちゃん
三基目の風車静まる秋夕焼け
ひーちゃんひーちゃん
還暦やどこまで行っても芒原
瞳杏
夏草や豪雨二年の宅の跡
みやもとや
廃線の先にも町が雲の峰
みやもとや
風巡る彼方此方の芒原
山本八角
芒野や鉄条網の向こうまで
水越千里
日を受くる芒シャワーのごと靡く
南全星びぼ
長き夜や金平糖をもうひとつ
日月見 大
月今宵栞は元の頁へと
日月見 大
芒野や行き先の無き道標
朗子
飛ぶと決めれば疾く遠く草の絮
朗子
芒原「これは風力3」と夫
多数野麻仁男
人類よ風は芒のためにある
多数野麻仁男
熱風やグライダーの高く白く
真秋
ゆらいでは戻りゆらいで花すすき
石井青花
手を引けば妹の手に花すすき
清桜人
臨月の地蔵参りや風車
福朗
立ち漕ぎの丘の風車や雁渡
古乃池 糸歩
哀れなり枯野の色に風騒ぐ
飯島寛堂
吾子ふたりの遺骨夫待つ日の溽暑
なみきたか
天心をのぼり切りたる帰燕かな
青田道
産土の山河の記憶秋つばめ
青田道
ためいきをふつとあかるく風車
清水縞午
雁帰る磁場の乱れし荒れ野原
清水縞午
細胞の代謝月の蝕に記憶
感受星 護
冬満月姉と一度きりのUFO
感受星 護
ナウシカの上昇気流芒鳴く
中島タカシ
ゆつくりと回る風車や秋暑し
鈴なりトマト
高原の雲は休日空高し
天龍蘇人
半島の風車は七基風に死す
陽
山上の風車離るる秋の雲
朱鷺
人住まぬ土地に風車や虫すだく
きょうのあき
風車より風を貰ひて乱れ草
長谷部憲二
芒野のここは近道風と猫
老黒猫
巨人めくプロペラゾンビめく芒
ちよ坊
運休や仙石原の夕芒
銀猫
ブレードを運ぶ車列や冴ゆる夜
蓮天
すすきの野ないしょ話の小さき影
蓮天
穂芒の手繰り寄せたる空優し
満生あをね
克己心など笑い飛ばすや花芒
蛙目
霾るやウィンドファームの風車跡
蛙目
芒揺れ入院鞄擦り切れて
こきん
風を断つ三枚羽や鬼薄
サイコロピエロ
電線に千の分岐や群薄
サイコロピエロ
爽賴やケサランパサランを放て
青き柚子丸
風止みて夕焼の海を大風車
佐藤さらこ
鴨川の流れちろちろ秋の声
塞翁が馬
三度目のエール交換秋の風
塞翁が馬
志望校のD判定や花芒
雄蹴
浮体式洋上発電雲の峰
海里
手折るのはまだ先固き初尾花
海里
ごわんごわんプロペラ風車の先に秋
奥伊賀サブレ
川藻巻く滝と朽ちたる発電所
奥伊賀サブレ
扇風機ペンの止まつた人に向く
右端ぎゅうたん
穂芒やジャージ次々駆け抜ける
となりの天然水
山道に酔うて見知らぬ丘の秋
となりの天然水
君逝きし芒穂の海風渡る
砂糖香
星月夜風力タービンの交信
鳥乎
絶望は葬つたのだ芒原
鳥乎
狐火や十で射らるる数へ唄
夏村波瑠
虫食いの木の実うろ覚えの校歌
夏村波瑠
秋風が言葉をさらふビルの谷
前田いろは
海の日や駆け込むバスを間違へて
すうばあば
台風のたまご風待つ風見鶏
三浦海栗
天色のとんぼうたちの天城越え
三浦海栗
夜学子のLINEアイコン巨神兵
まるるん
ベルトに挟む芒揺らしてバイク行く
三毛
動かざる風車を囲む芒原
岳陽
芒の穂に指あづけをり風西へ
めたぽ
泥の手で来ないで芒いらないわ
江口朔太郎
靴あった芒に引っ掛けられてた
江口朔太郎
墓じまい更地に銀の芒の穂
大月 銀
薄だけ見てゐる悪阻が酷すぎる
天雅
もう売れた土地です薄はご自由に
天雅
うつしみの光り疲れの花芒
さく砂月
すすきすすき過ぎゆくどれも余所の犬
さく砂月
風車とふ風の柩よ遠花火
翡翠工房
かざぐるま風の綻び拾ひたり
翡翠工房
大風車波貫きて芒原
のの夏
風の音束ね風車の麦を挽く
小田毬藻
蕎麦殻の枕と河鹿蛙かな
のんきち
ブレードの止まる間際よ秋の雲
田原うた
夏帽子果てしなき牧草の波
猫ずきん
草原の風車が影となる夕焼け
ぜのふるうと
八月の海の風車が止まってる
ぜのふるうと
整列の風車波打つ芒原
ちょうさん
レシートをくしやりと潰し秋の空
冬野とも
枝豆や答へ合はせはせずにをり
冬野とも
黒板に分度器しづむ大花野
沼野大統領
人生といふ未完の死芒刈る
伊藤映雪
銀漢の端の風力発電所
伊藤映雪
秋桜やタグ付けられし我が心
うめやえのきだけ
平らかな雲といっしょに花野みち
草夕感じ
大花野淋しき僕に会ひにゆく
草夕感じ
秋風の終は風力発電所
いわさき
海風の四方より秋佐田岬
あが野みなも
辿り来て風かけ廻る大枯野
日光月光
砂浜に並ぶ風車(ふうしゃ)や終戦日
ふく
G線の響き色なき風の中
ふく
秋空や白き風車と飛行機と
一井かおり
降りやみて萱野を遊ぶ風の脈
句々奈
秋風や臨時雇用の初出勤
和はん
をちこちに光の波や草の花
茂木 りん
墓標めく発電風車鳥渡る
茂木 りん
爽籟や半島を視る風車群
肴 枝豆
結納や義実家までの花芒
梅田三五
秋懐や風車僅かに動きをり
梅田三五
空家の厚きカーテン花芒
加里かり子
マンモスの眠る遺骸や芒原
加里かり子
恩師逝く芒に沈む赤い橋
奈良井
二百十日どの風車とも目が合はぬ
奈良井
出会い頭のお辞儀やはらか芒原
海色のの
風車の影でかい倒されるな芒
海色のの
冬めくやポタージュスープとろんとろん
星鴉乃雪
山頂への道濡れており吾亦紅
星鴉乃雪
弟の離郷を灯す芒かな
亀野コーラ
芒野へ音なく墜ちるパラシュート
亀野コーラ