写真de俳句の結果発表

第72回「木の実のカーテン」《並》③

並 NEW
第72回「木の実のカーテン」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考える。それが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません。己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第72回 写真de俳句】《並③》

  • 野ばらの実のリース吾子にパン粥を
    坂野ひでこ
  • 秋彼岸ケーキの苺くれし人
    坂野ひでこ
  • 重陽や耳元揺れる下がり藤
    渋井キセ乃
  • 荷出し済み蛇穴に入る部屋の隅
    渋井キセ乃
  • つつくものなきに馬鹿つちよひよこと来る
    ふるてい
  • 茜さすカーテンコール木の実降る
    うに子
  • 笊を添え零余子取る父ビール腹
    広泉
  • 干柿へジャンプ空中一回転
    橋本千浪
  • 暖簾の隔てる秋晴れと暗闇
    橋本千浪
  • 空澄んで揺らせよゆらせ風よ風
    広島 しずか80歳
  • 秋の庭ベンチにあぐら組みゲーム
    広島 しずか80歳
  • ベンチにも赤い実ふたつ秋日和
    柊まち
  • 世界中落つる木の実は平和の実
    蓼科 嘉
  • 小窓開けかすかに揺れる夏暖簾
    チリンドロン
  • どんぐりの親子工作満席に
    赤味噌代
  • 公園も人戻りけり秋の空
    山本 直子
  • 夫の揉む干柿ずらり孫一人
    トウ甘藻
  • 天高し山桑の実の赤らみて
    京
  • 吊るされし赤き実呼ぶや鴉二羽
    黒江海風
  • 秋の実やここにも宇宙できており
    岡田きなこ
  • 柿をむく祖母はちんまり正座して
    東風 径
  • 山道に木の実拾ひしその一歩
    間 静春
  • どんぐりが手からポロリと午睡の子
    土井あくび
  • 凸凹の木の実つなげて秋をフリーズ
    石橋 いろり
  • 虫の闇肩までつかる川湯かな
    平井伸明
  • 注文はホットコーヒー涼新た
    平井伸明
  • 小さき子は丸のどんぐり一つ見せ
    幸香
  • 蒼天や朱の連なる吊し柿
    一久恵
  • 取り仕切る米寿の婆の吊し柿
    国東町子
  • 網戸越し空を見上げる猫律儀
    宙海(そおら)
  • 木の実降る集めて繋ぐ手慰み
    宙海(そおら)
  • 今朝の秋もうお炬燵が恋しいよ
    里山子
  • 牛若跳ぶ木の実ぽとんと木の根道
    あまぐり
  • 木の実のカーテン友とワイワイひと日にて
    喜多輝女
  • 手作りの木の実カーテン東屋に
    喜多輝女
  • 名残りのブルーベリー「アリエッティ」に
    おおいおちゃ
  • 吊るし柿ふかぬ白粉喉からから
    佐藤 啓蟄
  • 触りたい泣き叫ぶ子や吊し柿
    おケイちゃん
  • 窓覆ふゴーヤの雌花五個見つけ
    香亜沙
  • 市役所の壁また蔦の街の森
    伊達紫檀
  • 木の実独楽巧みに回す祖父の技
    やっちゃん日記
  • どんぐりを首飾りにする祖母の指
    やっちゃん日記
  • 枝々に赤い実たわわ冬隣
    浜 けい
  • 野分来る筆洗器のごと裏の山
    夏川三矢子
  • 実南天東西南北隣り合ふ
    向原てつ
  • 弱虫の額に胡桃暖簾こつん
    ひなた
  • 赤き実の房暖簾より秋の蝶
    ひなた
  • 高級秋果横目に睨み御勤め品
    つんちゃん
  • バケツの銀杏茶碗蒸への苦行なり
    つんちゃん
  • あかあかと軒先に吊る柿里の家
    原 唯之介
  • 紫のカーテン揺れる葡萄棚
    km0916
  • 農家カフェ栗の煮物のお食い初め
    染野まさこ
  • 今朝の秋池のほとりの並木道
    黒猫
  • 公園の木の実取り合う園帽子
    きべし
  • 拾いたる木の実やがては庭隅へ
    きべし
  • 生かされて今年も木守恩送り
    おっとっと
  • 残したかカラスの分は柿すだれ
    おっとっと
  • 芒の端栞作らむ指を切り
    むらのたんぽぽ
  • 団栗の帽子祖母の指人形
    むらのたんぽぽ
  • 句友なき我吊し柿三連に
    だがし菓子
  • 一度めの目覚ましは夢秋の雨
    だがし菓子
  • 小春空グリーンカーテンのさらば
    ぴーとぺー
  • 秋霖やレコルト吊るし部屋籠る
    志暁
  • 講習は木の実の飾り鄙のカフェ
    志暁
  • 軒下や競うごと干されし大根
    藤井かすみそう
  • 朝顔の一輪もなく葉の揺るる
    藤井かすみそう
  • 蕎麦屋から暖簾くぐりて秋深し
    風の母
  • ダイエットきのこ刻んで混ぜご飯
    風の母
  • 一陣の団栗浴びて裏参道
    泗水ハオ
  • 天高しふるさと納税食べ比べ
    日向あさね
  • かぼちゃ色の服〜赤い木の実を添えて〜
    うっとりめいちゃん
  • 消灯の階映す碧秋の夕
    風友
  • その世への入り口かすか簾かな
    山女
  • あんぽ柿天塩の数の見栄を張り
    山女
  • 引く紐のいちにつさんで虫の闇
    深紅王
  • 柿すだれ吾は元気のサインなり
    深紅王
  • 焼き栗や皮むき熱し軍手欲し
    しなやか
  • 打放しの天を遊べる柿簾
    俳句笑会
  • 麻紐を抜ける秋風見取り算
    俳句笑会
  • 街赤く南天の実のあちこちに
    菩華
  • 爽やかな予後の散歩の頬の風
    菩華
  • 赤い実や鵯の頰なほ赤く
    まこと七夕
  • 櫟の実魔女のホウキに黒い猫
    まこと七夕
  • 茣蓙敷きて小さき器のぐみの赤
    直子
  • 家流れ無花果の割れ汁流る
    旅路
  • クルミ投げて天井で割る昭和の子
    かおりんご
  • 多羅葉の葉にメッセージ木の実添え
    ひろ笑い
  • 青い紅玉入荷しました秋茜
    渋谷晶
  • 陽のかけら食の架け橋木の実かな
    みや
  • 人と人思いを繋ぐつるし柿
    みや
  • 別荘は木の実カーテン軽井沢
    へばらぎ
  • そこここに三のかたまり木の実拾い
    野井みこ
  • 四阿を額に設へ夕紅葉
    釜眞手打ち蕎麦
  • 庭紅葉裏は竹なる炉端かな
    釜眞手打ち蕎麦
  • ババンババンバンバン朱の木の実かな
    若宮 鈴音
  • 軸なき身色なき風と遊行せん
    若宮 鈴音
  • 家々にオブジェ映えるや柿を干す
    蒲公英
  • カーテンの内は天国外極暑
    とぜん
  • 軒下に夕日を集め吊るし柿
    柳本あらら
  • 推しは仙台虫喰小さき白腹
    野々 かりん
  • どんぐりやころころころと獣道
    扇百合子
  • 木の実降る子の夢の山秋の山
    扇百合子
  • 定期受診の帰路どんぐりの新芽
    神木美砂
  • ひみつの森樹洞にどっさりのどんぐり
    ひょんすけ
  • かなかなと木の実カーテンデュエットす
    とも
  • 赤き実や余熱に歪む野分晴
    とも
  • 髪赤き女干す鯖あたま無し
    摂州黒うさぎ
  • 五十年過ぐ分譲宅地実南天
    矢口知
  • 木の実のカーテン初見楽しきこの世かな
    矢口知
  • 茶封筒チンして食す銀杏か
    ビバリベルテ
  • カラスかあ車に轢かせくるみ割り
    ビバリベルテ
  • 風にのるかおりほのかに柿簾
    沙魚 とと
  • 納屋の棚酒にねかせたななかまど
    沙魚 とと
  • 斜めって雀ついばむ鶴梅擬
    無花果邪無
  • どんぐり踏んだ放課後のまわり道
    実相院爽花
  • 団栗の落つる音数へつつ寝入る
    実相院爽花
  • 飯桐の実の数きみの髪の数
    帝菜
  • カラカラと揺れる松ぼっくり軽し
    夢佐礼亭 甘蕉
  • 干し柿のカーテン赤し嗚呼赤し
    夢佐礼亭 甘蕉
  • 秋風や次の橋まで散歩延び
    鈴花
  • 木の実拾い最後にひとつお気に入り
    鈴花
  • 東屋の木の実の飾り御簾の如
    縦縞の烏瓜
  • 山帰来実の吊るされて冬を待つ
    たかね雪
  • 走る日々神社曲がれば夏の坂
    中指富士夫
  • 暖簾くぐればお新この香溶き卵
    中指富士夫
  • 落ち銀杏や踏まぬようにと右ひだり
    詠華
  • 簾なるこの実なんの実秋深し
    詠華
  • 胡桃の餅供ふ祖母の七回忌
    高橋玄彩
  • 木の実拾いまた拾う吾子三歳
    高橋玄彩
  • ななかまど赤れんがと競うがごと
    嬉々
  • 姦しや正月支度の暖簾裏
    藤原朱夏
  • 友甘く我は渋味の夏の茱萸
    藤原朱夏
  • 割られをりカスタネットに似て胡桃
    無弦奏
  • 四阿の揺るる木の実がカーテンよ
    無弦奏
  • 窓越しの雲まだ赤し日脚伸ぶ
    源五郎
  • 笑栗や米を研ぐ手の絆創膏
    源五郎
  • 大人ぶり一撃胡桃低く飛ぶ
    杏樹萌香
  • 秋うらら鏡の吾も赤纏ふ
    杏樹萌香
  • 柿すだれ掻き分け進む美食熊
    和平
  • 休憩所木の実カーテン走り蕎麦
    一石渓流
  • 老芸妓仕舞う数珠玉白くなり
    若山 夏巳
  • 宵闇の素色選りて菩提実
    若山 夏巳
  • 影踏みや電線に満つ稲雀
    じゅあ
  • 今は一人御朱印集めて送りまぜ
    日向葵
  • グイビの実五つ頬張りかくれんぼ
    日向葵
  • 胡桃和えの旨き店なり月見酒
    さえこ
  • 初盆やドライフルーツ食むひ孫
    友鹿
  • 干し柿の簾の下の眠り猫
    友鹿
  • 秋暁や歩めば小さき万能感
    出船
  • 銀杏の翡翠色なる実は苦し
    芳野まさこ
  • 吾子ねだる実は首飾りななかまど
    芳野まさこ
  • 無花果は内に幽世の紅かくす
    泉晶子
  • 吊し柿安達ヶ原の婆が皺
    山河穂香
  • 珠のれん枝豆を捥ぐ子らは黙
    山河穂香
  • 手品師や団栗三つ四つと増え
    リアス式747
  • 落花生つまむ手遮る親父の手
    徳佐津麻似合
  • 銀杏ひろい都会の並木よ吾が店主
    徳佐津麻似合
  • 菓子箱へ石を詰め詰め待つ終夏
    鶴子
  • 大縄に入れぬごと主饒舌大西日
    桜上比呂
  • 軒の端の貝殻カララ西瓜喰む
    平松久美子
  • 朝霧やかまずみ越えて鳥海山
    まんげつ
  • ねだられて背伸びしてゐる烏瓜
    里春
  • つるし柿作る母はもう百歳
    森子
  • 工作の材料集む秋の庭
    鈴聖湖
  • 栗拾いイガを剥く背にまたひとつ
    木守柿とど
  • 捥ぎたての無花果食らう午後三時
    丸山歩
  • 香箱の猫は窓辺に秋夕焼
    青翠
  • かちゃこちゃと歌いずぶりと刺す胡桃
    三尺 玉子
  • 干し柿やうまいときづく六十歳
    西城典子
  • 鮮やかに軒に列なる実南天
    詠野孔球
  • 南天や軒先赤き玉すだれ
    詠野孔球
  • 重たげに簾の軒へ吊られたり
    海神瑠珂
  • 出入りをするは風のみ夏暖簾
    海神瑠珂
  • 人気ない道木の実のあとを辿る先
    秋佳月
  • 蝉ジジッジ推しの結婚パパだって
    夕佳莉
  • 毬栗のまんまるの実の弾け落ち
    あゆママ
  • 山際に屁糞葛のネックレス
    あゆママ
  • 生飾りドアに木の実の森のカフェ
    メグ
  • 東屋の吊るし木の実や艶やかに
    竹葉子
  • 台風一過大ざる持ちて踊り出づ
    竹葉子
  • やっと剥き洗濯竿に柿干すや
    牡丹
  • どんぐりに下がったズボン子の帰宅
    せいか
  • 布団たたき届かぬ吾子の吊し柿
    石田将仁
  • 結局は荒れ放題の瓜畑
    あねもね
  • 売りもせぬ葡萄たわわに育てあげ
    あねもね
  • 漆塗りの試飲グラスと葡萄棚
    はなもも
  • 雨上がりやつと一個の木の実かな
    鷹見沢 幸
  • 木の実コロコロと幼のポケットよ
    つきか
  • コーヒーの木赤い実つまみ秋日和
    トコトコ
  • 正座してテレビ観る祖母白桔梗
    ビオラ
  • 初生り胡瓜葉かげから二十センチぞ
    ビオラ
  • 干し柿を毎日そっと触る夫
    くぅ
  • 小さき手のどんぐり拾う一つずつ
    人生の空から
  • 四阿に痺れる腕や大西瓜
    川口祐子
  • 白壁に吊るし柿みゆ母の里
    瀬戸一歩
  • 推し活の盛り上がりたる冬麗
    天音
  • 木の実の飾り揺れる造パラパーク
    希子
  • 木の実ののれんよテラスに吊るす孫
    希子
  • だし巻とサイダー二本縄のれん
    安田伝助
  • 妻と剪る巣網の枝の青き柿
    オニチョロ