写真de俳句の結果発表

【第4回 写真de俳句】《並》①

第四回写真de俳句 並

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

「北側の庭より根雪なりにけり よしざね弓」「凍鶴や瞽女の胡弓の滑らかに くま鶉」「道くさへ呼ぶ霜柱のばりばり 藤田ゆきまち」「枯草や今踏んづけたのはガムか 藤田ゆきまち」「勤勉なビル群遠し霜柱 佐藤儒艮」「霜枯や獣を看取る死の臭い ハルノ花柊」「闘鶏の目蓋に樫の枯るる瘤 遊呟」「しもやけのメンソレータム母の指 信壽」「コンクリート色に海は荒れたる草枯るる ゆすらご」「霜柱踏みたる父を許さまじ 内藤羊皐」「月光を求む如くに霜柱 内藤羊皐」「寒風や看板おろす町中華 東京堕天使」「霜枯れやササクレに貼る絆創膏 東京堕天使」「足跡の凍る早朝通学路 杜まお実」「ポスト前よろける轍冬の朝 杜まお実」「霜柱「スモークオンザウォーター」で 原 水仙」「霜柱ふみふみ通学路の愉し 梵庸子」「風花や干しっぱなしの割烹着 亀田かつおぶし」「キャーキャーとダイブする子ら落ち葉かき 清雅」

「給湯管凍ててティファール怒つてる いなだはまち」「物干しの靴下ザクッと霜の声 京あられ」「立ちこぎのペダル重たし霜の朝 京あられ」「霜晴やサドル拭て模試向かう 京あられ」「霜柱見合の席のぎこちなさ やまだ童子」「枯草の根っこは多分萌えており お漬物」「「生きてるよ」老人の笑みはのどけし つづきののんき」「早起きにご褒美踏むぞ霜柱 つづきののんき」「朝の校庭短命の霜柱 森中ことり」「枯草や盲導犬の颯爽と 森中ことり」「湯気立てる糞の沈める初雪や 背番号7」「枯れ草の遺跡で子らはだるまさん 風蘭」「年の字を「楽」と言う子ら冬木の芽 風蘭」「北風に耳ちぎれそう三学期 玉井令子」「寒鴉餌にありつく岩の上 玉井令子」「凍蝶の時に日を浴ぶ石の上 玉井令子」「天空の寺へ跳ぶごと霜柱 松本だりあ」「しずかにつもり賑やかに融ける雪 直」「呑みこんだ言葉を埋めし枯野かな 直」

「霜ばしら日に解かれゆくつちのつぶ 野山遊」「霜柱ほどけて土の香のおぼろ 野山遊」「歩道果つ2インチほどの霜柱 あすなろ子」「霜ばしらエナメルのくつはよそ行き 月青草青」「空風や掌の上エタノール 海峯企鵝」「掌に消毒液や冬銀河 海峯企鵝」「極月や言の葉枯れる小さき棘 大橋あずき」「露こおるおそるおそるの深呼吸 大橋あずき」「霜柱踏みて笑ひて涙して 巴里乃嬬」「ボン・ジョルネさう言はれても凍つる土 巴里乃嬬」「営業一課総出初戎の夜 陽光」「モノクロの理科スライドや霜柱 比良山」「校庭へ一番のりだ霜柱 巴里の猫」「支えあうとは何ぞやと霜柱 藤井天晴」「一ケース蜜柑が届くまた届く 熊縫まゆベア」「霜柱お供え替わる三日ごと 熊縫まゆベア」「太陽に見つからぬよう霜の花 しみずこころ」「陽に溶ける綿菓子のごと霜柱 しみずこころ」「朝刊を取りに行く役霜柱 城ヶ崎由岐子」

「デビュタントのワルツ揃ふや春の夜 城ヶ崎由岐子」「草枯れて補欠皆で球拾い おぐら徳」「買つた日のスケボーよろよろ霜柱 こぶこ」「雪催いまだ戻らぬ去来かな 高橋寅次」「炊き出しの長蛇の列や息白し 高橋寅次」「歯の浮くやうな台詞吐く霜柱 吉村よし生」「初氷かりりとタイヤ地をこすり 風早 杏」「枯草の匂い凍てつく土手の道 花弘」「土の香を枯草は待つ朝日かな 花弘」「霜柱「やってらんねえ」地球吐く 夢見昼顔」「俵屋のじろあめうねる霜柱 谷山みつこ」「寒肥を撒きて楽しや小さき庭 谷山みつこ」「霜柱スタッカートで踏み拉く 沙那夏」「霜の朝明かき松屋に丼を待つ かむろ坂喜奈子」「歯が欠けそうな音がする霜柱 ⑦パパ」「吾子嫁ぎて初めて霜柱を見る ⑦パパ」「待針のごとき躁鬱去年今年 凪太」「待雪草光集めて森は生きてる ピアニシモ」「枯草や必ず道は開けをり 新開ちえ」
「駅灯り帰郷かなわぬ霜夜かな 灯り丸」「深層に過去閉じ込める立氷かな 打楽器」「霜柱伊吹越え来る風の音 春陽」「午前2時吾子の寝息や霜の声 白兎」「麗やはじめましてと笑う母 白兎」「冬霜解けのグラウンドには子らの声 松虫姫の村人」「霜柱地下の眠りを妨げり 抹茶子」「ポッキーをかじる窓辺の六花 卯年のふみ」「寒波くる育毛剤の沁む夜更け 卯年のふみ」「柱土の呼吸の止りたる そうり」「霜落葉踏む音に歩幅の狭まれり そうり」「冬眠の庭にかすかな呼吸音 そうり」「悴める鉄琴担当の朝 武井かま猫」「霜柱踏めば靴底の薄すぎる ぷるうと」「綿あめを買ってと言えず福達磨 秋紫」「枯草やグラビアめくる受験生 西田月旦」「余命なき父の匂いや虎落笛 中村すじこ」「だれがした霜の庭に散らばる羽根 眠 睡花」「三歩目にすってんころり霜柱 占新戸」霜柱に小さき踏みあと三和土にも	ペトロア 鉄瓶の錆び広がりて霜柱	ペトロア 真つ直ぐに異議申し立て霜柱	江藤すをん 天を指す枯草に土の香仄か	江藤すをん SNSでここにいますと焼芋屋	木染湧水 冬の朝清少納言に逢へさうな	山川腎茶 朝刊の届く音して霜柱	山川腎茶 霜の朝靴のスタンプバス道へ	歩一 山寺へ足下確かめ霜柱	歩一 枯草やせせらぎ近き古墳跡	のど飴 霜柱結納の日は「ハレ日」なり	びんごおもて 教場の居眠り厳禁霜柱	びんごおもて 囚われの庭に小さな雪間草	けーい〇 咲き終えの花柄剪み霜柱	沢田千賀子 新芽あり廃棄予定の鉢残す	秋野商人 直立不動枯れぬ枯れ草衛兵隊	美翠 霜柱頬引き締まる休み明け	満る さすらいの車窓に続く枯野かな	天陽ゆう 霜柱終活も夢語りつつ	日記霜水に還りて玉のすべり落つ	まあぶる 白重ね印象派なる霜の庭	まあぶる 霜柱大きさ競う子らの声	紙風船 靴底に鳴る霜柱悔いに似て	紙風船 スキー板抉れる容赦なきブッシュ	ありあり 第二ビル終りの灯り消し六花	ありあり 枯れ草を撫でて小川の音ゆたか	小川都 一年生わかったら挙手霜柱	佐藤花伎 通学路わたしと霜柱の和音	もぐ ばあちゃんは今日も畑か霜柱	もぐ 霜柱徹夜の後の眼に眩し	みー 霜柱踏みしめ恋を終わらせる	みー 草の腹割って飛び出て霜柱	みー 霜の花今は静まる高尾山	夜明鳥 踏切に特急来たり霜柱	夜明鳥 凍て土に盲導犬の座してをり	風湯 「オフシールです」連呼わびしや冬の朝	遙香 白衣の下に命ふくらむ霜柱	衷子 早起きにきらきら褒美霜柱	櫻波 黒土の日陰にあるよ霜柱	櫻波 霜柱、靴底のASMR	夢めも 霜柱「行ってきます」と子は走る	はれまふよう 硝子めく道満天の冬の星	はれまふよう 野良猫の姿隠して草枯るる	小福 花 雪だるま両手は枝のひと日かな	小福 花 霜柱病気自慢の待合室	啓子 霜柱踏まれる為に伸び上がる	啓子 朝刊や二輪の轍霜柱	お銀 怪しさに犬吠えてゐる霜柱	文女 霜柱鍬の屋号や薄れかけ	文女 霜柱知らん顔してまた明日	あすかきょうか 冬枯や夫ののど飴むいており	葉亭 枯れ草を振りほどきつつ犬の朝	葉亭 霜柱午前十時に残りけり	春来 燕 半分は子にとっておく霜柱	あみま 御簾となる雲を呼び出す初明り	颯萬 霜柱白湯を喜ぶわんこかな	古都 鈴 霜柱犬撫でてから「行ってきます」	古都 鈴校庭の枯草へにゃり昼掃除	坂野ひでこ 呵々大笑子の踏みつぶす霜柱	坂野ひでこ 君の代わりに霜柱三度踏む	うからうから 彼は誰の暴走族の焚火跡	ふるてい 狐火を捕える藁の籠編みぬ	ふるてい 雪降らぬ郷や受験の霜柱	大西どもは 歯朶飾る駐輪定期明日きれる	大西どもは 枯れ草や指揮をとる退店セール	新陽 枯れ草や内部監査の電話鳴る	新陽 枯れ草やまた人の為にと泣ける	新陽 あの辺りまだ踏めるかも霜柱	石原まなぶ ふみにじる我慢のかけら霜柱	うに子 南天が境界がわりの挨拶す	みずきの 冬越えの鉢をかかえて陽射し追う	みずきの 明星の忘れ形見か霜柱	広泉 夜の香を放ちて溶ける霜柱	広泉 左義長の足踏みで待つ炎かな	砂楽梨 左義長の水に映れる影高し	砂楽梨 ざくざくと心地よきおと霜柱	あずま陽太郎庭見つめこれが最後か霜ばしら	あずま陽太郎 枯れ草に古い日記をそっと混ぜ	千の浪 枯れ草に猫まどろみて陽の沈む	千の浪 踵からおもむろに踏む霜柱	蒼求 霜柱始発電車へ向かう靴	蒼求 老犬の深き寝息や冬芒	蒼求 しもばしら乾布摩擦の背の痒み	門司区ビリケン 霜柱小さき足跡三人分	門司区ビリケン 霜枯や歯抜けじゐさんわらつてる	お天気娘 枯蔓のくしやりと黒き種を出す	お天気娘 初日記畑の水の匂ひかな	お天気娘 荒れ兆す空き家の庭の寒椿	Q&A 冬木立廃墟となりし我が母校	Q&A 日の当たり万華鏡めく霜柱	小鞠 春隣一つ溶けゆくわだかまり	小鞠 分校へ通ふ子ひとり霜の花	る・こんと 寒昴カンパネルラは生きているとも	る・こんと 校長訓話ポケットに空薬莢凍てり	る・こんと 霜柱ふみふみ嗤うメガネの子	みづちみわ振り絞る勇気はあるぞ霜柱	早乙女龍千代 筒雪の集合場所の根は強し	迫久鯨 地面より角出たるごと霜柱	鳴滝いたち 霜柱もったいないと跨ぐ朝	笑姫天臼 枯野行く足に噛みつく骸かな	雅茶 冬田ザクザクB面に針落とす	雅茶 枯草や小さき夢あり半寿の日	広島 しずか80歳 慣れぬ地のきびしき雪や子にエール	柊まち 告白のことば途切れて霜柱	佳山 霜枯や口元かたく銀輪は	飯村祐知子 山の子の小さき楽器よ霜柱	みずな 氷投げ高音跳ねる凍池	叶はなみ 枯れ草や踏んで土の香あがりおり	叶はなみ 霜柱これが噂のジビエカレー	シュロバッタ 手袋を外して碎く霜柱	七瀬ゆきこ ギクシャクと上がる遮断機寒卵	七瀬ゆきこ 凍鶴が産み落としたか雪寄草	七瀬ゆきこ ほっこりと温き指先焚き火かな	つき   あかり 立ち上る焚き火の炎(ほむら)空焼くや	つき   あかり結氷のこおんと石を弾く池	にゃん 生き残る草を氷の糸包む	蓼科 嘉 霜柱猫の怯みて白き鼻	黄色いくじら ロゼットの深緋深く霜の花	黄色いくじら 枯草へ嬉々と跳ね入る雀かな	黄色いくじら ひとつだけ踏んでみようか霜柱	鷹栖句会まつこ 霜柱踏む靴裏のこそばゆき	代志惠華 怪しきは無心に降りる六花	代志惠華 片足を浮かして探る霜柱	キッカワテツヤ 霜の花背なに小さきランドセル	キッカワテツヤ 軽やかに長調で踏む霜柱	里山まさを 枯れ葉ごと畑地盛りあげ霜柱	チリンドロン 沼尻の霜柱にてまだ暗し	亀山酔田 寒月や生きるに多忙栗鼠走る	亀山酔田 新樽の葡萄酒醸す深雪晴	亀山酔田 生ぬるき夢のB面霜の夜	鈴木由里子 パトラッシュ運ぶ牛乳冬の朝	鈴木由里子 霜柱城跡に建つ小学校	竹田むべ オリオンへ立てるワイパー霜の声	竹田むべサムザムが河を乗り越えやって来た	なしぞ~ 初東風や娘を抱く散歩道	神保一二三 夭折の友の骨かと霜柱	彩汀 霜柱ゆるぶ鶏小屋は縁の下	彩汀 枯色の地に極まりて朝の霜	彩汀 霜枯や銅色に夕日落つ	彩汀 凍蝶とは未練日向にそっと置く	雪陽 初霜や赤いブーツに泥の跡	森比古 ポチの墓守る剣か霜柱	こもれび 定規より長し裏庭霜柱	こもれび 霜柱よキリシタンのごと一歩	赤味噌代 生き物の棲む繭のごと霜柱	晴と夕帆 枯れ草を跳ねて蹴散らす風の子ら	かいぐりかいぐり 冬あけぼの神さまからのおくりもの	かいぐりかいぐり 風の子よ目指せや軒の霜ばしら	かいぐりかいぐり 枯れ草や皆を守りて土となる	新井ハニワ 枯れ草や思い出胸に土となる	新井ハニワ 霜柱踏むストレスは靴の底	新井ハニワ ランドセルおそるおそるの霜ばしら	放夢走