写真de俳句の結果発表

【第4回 写真de俳句】《並》②

第四回写真de俳句 並

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

遅刻の子手ごとに提げる霜柱	谷口詠美 霜柱噛んでましたと遅刻の子	谷口詠美 子ら齧るちまきのやうな霜柱	谷口詠美 霜華の工女の紡ぐ綿のごと	熊の谷のまさる 凍てる地に宿根のごとステイホーム	ごまお ポケットに繋ぐ手冬の植物園	ちかひか 赤信号霜解に聞く始業ベル	ちかひか 耐えに耐えまた色を持つ枯草よ	萩 直女 枯葦の通船川に架かる橋	小山美珠 シクラメン積みしトラック市場まで	小山美珠 切り株の上のおにぎり藁仕事	小山美珠 霜枯れの摘みし葉放る屑の山	小山美珠 霜柱目の細やかな千の層	トウ甘藻 鳥笛がよく通る朝霜柱	堀尾みほ 枯草と雀と一つ色になる	堀尾みほ 霜柱踏んで駅までまっすぐに	堀尾みほ 獄卒が骨踏むごとく霜柱	花屋英利 校庭の大雪原に一番に	夏雲ブン太 そっと踏む凍つる轍が軋む朝	夏雲ブン太「三文の徳」と踏み行く霜柱	ナニイロ 霜柱消えて枯れ草倒れをり	れんげ草 霜柱潰し登るや笹の路	不二自然 霜柱月まで伸びるかに高し	入りきらない箸置き ケンケンパ「パ」で踏んじやつた霜柱	はぐれ杤餅 暁に霜柱のピキパキポキ	はぐれ杤餅 つんつんとあちこち朝の霜柱	風花まゆみ 朝ぼらけ保線員踏む霜柱	風花まゆみ 白息や荷を負ふ人の急ぎ足	大和田美信 シリウスの瞬き聞こゆ霜夜かな	毒林檎 枯草に「げんきだして」と呟く子	ちえ 竹の皮の握り飯手に冬山路	ちえ 夕星へひそかなさけび霜柱	るき かがみこむ雪寄草の霜丈に	るき 枯れ草の根元仄かに水を呼び	玉響雷子 霜柱一片折りて手にほどけ	玉響雷子 枯れ草を5袋詰めて遊歩道	二見歌蓮(フタミカレン) 第九聞き枯れ草拾ふボランティア	二見歌蓮(フタミカレン) 霜枯れや子らにもがれて日を浴びて	ノアノア霜柱溶かしゆく雨滔々と	ノアノア 霜枯れの大地疼けり谷地坊主	風花美絵 枯れ草も生き返りけり霜柱	風花美絵 草株や骸のごとく霜枯るる	京 小指にもピアノへ力冬日和	ギル 霜はげし二十日鼠の死に寄生	ギル 山草の冬着横目に父が下駄	木綿 いざゆかん霜鎧ひし茎軍団	木綿 草枯れて鈍色の空鳥がゆく	まちゃみ 霜柱木霊の繭は踏まぬやう	さとけん 阿蘇山の灰押し上げる霜柱	小笹いのり 何食わぬ顔して靴下の懐炉	小笹いのり 息荒し犬の鼻先霜柱	山羊座の千賀子 枯れながら伸ぶるが如き草の茎	ルーミイ 霜柱日向の境溶けゆけり	ルーミイ 剣山に貫かれるや霜柱	小澤ほのか 枯れ草の最後の力背筋伸ぶ	小澤ほのか 十三回目の冬至の今日も犬といる	ひつじ 老犬を捜して四辻冬茜	ひつじ湯気清き芦原温泉深雪晴	りょうまる 明けの社交場シモバシラのドレス	鈴子 叱られてシャキシャキ踏んだ霜柱	鈴子 ジャクと鳴る音も踏みしめ霜柱	黒江海風 霜柱まといて天を仰ぐ草	黒江海風 霜柱立つ箒握る指痛し	黒江海風 枯れ草やもやしを買いに戻りけり	月萩つなぎ 島沸かす百十五年ぶりの雪	径 霜の庭小さきあしあとクロックス	径 霜柱見つけキュッキュッ赤い頬	姫川ひすい 早起きしサクサク踏みし霜柱	姫川ひすい 霜柱素数の如きいさぎよさ	間 静春 枯草や元の姿を検索す	さくやこのはな 尖って立つ枯草の茎太し	さくやこのはな ザクザクと霜柱踏む登校路	たぬき 耳澄ませ霜柱そろり踏んでみる	ミセウ愛 蒼天に風向き知らす霧氷かな	清白真冬 ほろほろと砂糖菓子溶く霜の花	清白真冬 大枯野夜明けを星へ走るかな	走人泰山木の鎧煌めき冬館	走人 ショベルカー退きて更地の霜柱	土井あくび 風冴ゆる木立のぎいと軋みけり	ちいすけ 山頂のジャンプ撮影春近し	ちいすけ 枯れ草のもと冬眠すダンゴムシ	おこそとの ペン置いて我に帰れば霜の声	おこそとの 2キロ先電車音聞こゆ霜の朝	おこそとの 霜柱ライバルは草間彌生	石橋  いろり 霜柱父の音にわたしの音	石橋  いろり (訂正)霜柱真白き白や神々し	益深 新しき生活という冬籠	平井伸明 非常事態枯草を踏むこともなし	平井伸明 夜明けまで息潜め合ふ霜柱	鈴白菜実 ニョロニョロのごと並ぶ茎枯野道	鈴白菜実 托鉢や草履に霜のたち登る	池之端モルト 尼寺の礎石艶めき霜の花	池之端モルト 霜柱ジャスミン茶葉のほどけゆく	チョコ秋桜 霜柱砂糖漬けにしたき朝	チョコ秋桜 精霊の徹夜明けとは霜の花	陶瑶やはらかに青女まとひし荒野かな	岸来夢 天に向け地を持ち上げて霜柱	北斗八星 霜柱ザクザク踏んで吾子はしゃぐ	北斗八星 霜立つる天に向かってにじり上がり	ともっち 霜柱伸ぶごとに星煌めけり	村木年子 朝の畑耕した如霜柱	糸圭しけ ソーダバー噛み跡の如霜柱	糸圭しけ ざくざくとハガネ踏みゆく霜柱	伊藤はな 今日もまた無知一つ知り霜柱	季凛 枯れ盆栽こころ移ろう寒空に	わらびもち 知床の廃墟と眠る枯草かな	ブチ猫 一本の枯草の夢谷地ボウズ	ブチ猫 枯草をよろりよろりと二十五時	北川颯 疾風来て枯草音もなかりけり	雅 冬のあさ祖母は電話をTELと書き	梓弓 通学路霜柱ふむ音たのし	一久恵 球根を植える手あかし霜柱	一久恵 霜柱踏みたしリハビリの窓辺	国東町子 一斉に枯れ草燃やす棚田かな	国東町子氷抱き朽ちていきけりシモバシラ	国東町子 裸木の彼方に富士を探しけり	百瀬はな 霜柱見せにくる子の土くれや	飛来 英 マロニエの枯葉の中で歯を磨き	草露 高原の骨踏むごとし霜柱	草露 冬空を幾何学にせん超高層	草露 捨てちまえ痛む心や霜柱	草露 シモバシラをくるみ溶けゆく霜柱	横浜月子 霜柱や庭に切り立つシモバシラ	横浜月子 霜柱幼虫のごと張り付きて	あいす茲亞 冬深し耐えてワクチン待つ日向	あいす茲亞 枯草や大統領の虚言癖	郡山の白圭 冬萌や園児たたんと飛び越えむ	郡山の白圭 ブルドーザーの刃の爆ぜつらむ霜柱	郡山の白圭 霜の野や細胞しんと静まりて	加加阿 枯草のグレイヘアーよ半日は	でんでん琴女 地中への基地局となる霜柱	でんでん琴女 枯草を毟る息子の晴れやかな	当意即妙 天の糸綯ふ雪虫のやはらかに	ツカビッチ即席の我かもしれぬ雪の原	ツカビッチ 早朝の足に喜び霜柱	春の日 登校の列進まぬは霜柱	春の日 芽ぐむ日の喜び待ちて枯れ草や	かずりん シャーベット踏みし靴先こそばゆい	かずりん 霜晴や池面に透けし鯉ゆがむ	遠藤 滄千 霜柱長い道のり美尻まで	大西みんこ 霜柱ふみふみ歩くランドセル	こしあん 臥せる目に庭の枯れ草まつすぐに	こしあん 吾子の決意か逃すまじ霜柱	笑田まき シモバシラ捻れるばかりの霜柱	宙海(そおら) 枯れ草の創れる大きな霜柱	宙海(そおら) 苦情あり消せと警官迫る焼畑	蒼來応來 枯れ草を畠に焼く術法は否めり	蒼來応來 茎を裂き氷の花吹く「しもばしら」	河豚ふく子 霜柱よキム・ジヨンよ私もだ	にたいも 霜柱よ城の道なき木立ゆく	にたいも 土手の朝しもばしら踏むくつと靴	小川 さゆみ 霜柱お地蔵さまの赤頭巾	小川 さゆみ苦い明けひとり枯野に朝日待つ	小川 さゆみ 霜枯れの朝陽にひかる常磐線	白百合 別れの歩そこここの草枯れてゆく	魚返みりん 枯草に彩といふものありにけり	魚返みりん 枯草と音にするごと草枯れる	魚返みりん 阪神忌真白の灰の千羽鶴	仁和田 永 凍つる夜の斜塔ピラルクーゆらり	仁和田 永 霜柱鬼滅の柱にもう一つ	麗ら 霜柱け散らしてゆくランドセル	孫茶 朝の日にしょんぼりしょぼり霜柱	孫茶 霜柱蹴散り蹴散らし遅刻せり	孫茶 霜柱シャクッと弾むランドセル	春待ち女 古民家も枯れ草越しに色味あり	春待ち女 わんぱくのふみしあとふむ霜ばしら	もんてん茶の花 枯草や一絃琴の忍びなく	もんてん茶の花 切り通し真青な海へ霜柱	もんてん茶の花 門松と並び家族写真の朝	清二 パキパキと音で遊びし霜柱	清二 枯れ草のコピー紙めいて指に傷	伊藤 蝦女摩天楼壊すゴジラや霜柱	伊藤 蝦女 枯草も景のうちなり永平寺	深山紫 霜晴れや石段脇の植樹の碑	ジキシキ 霜柱踏むASMRよ	はる奈 足跡を残し消えゆく霜柱	季雄のむすめ 枯草に薄紫を見ゆる朝	たまつり糸雨 草凍てて先ず踏跡のぬかるみぬ	たまつり糸雨 沼の橋霜降り尽くす窪地の世	たまつり糸雨 朝掃除枯れ草はしゅぴんと固まる	里山子 霜柱町が朝へと切り替わる	里山子 忘れ物してふたたびの凍道よ	里山子 枯れ草やマイナス五度にロックされ	明神おぼろ月 霜柱まっさらな陽(ひ)を映しつつ	明神おぼろ月 霜柱物差し借りて背比べ	猫詠たま 霜柱白のドレスで舞踏会	猫詠たま 沈黙を貫き伸ばす背霜柱	あまぐり 枯れ草も気品留めし維納の陽	あまぐり 霜柱ざくりざくりと朝の道	喜多輝女 枯れ草や坊やのボールひょっこりと	潮枯草の川辺の塵を拾ひけり	石井茶爺 霜柱医療従事の夜勤明け	石井茶爺 篝火のはじけ舞ひけり霜柱	笑休 透明なタッセルのごと霜柱	木ぼこやしき 枯草の罠かけ潜みし子らいずこ	木ぼこやしき 枯れ隠す白いパンツの霜柱	まゆ せせらぎに口ずさみたき早春賦	まゆ そぞろ神指に宿りし霜柱	まこ 枯れ草もひかり集へばこがね色	まこ 右足がそっと道草しもばしら	雪音 紅茶の葉ゆるやかに浮く霜夜かな	雪音 初雪やガリガリの彼心配に	たかつ美香 霜くづれ滑る前足犬のジョン	たかつ美香 かれくさを王冠にせし冬の朝	こたま しもばしら虫の宿かとおもいきや	こたま 霜柱子らは笑顔で踏み行きぬ	麦星 枯れ草や再生の風吹くを待つ	麦星 毛糸編む止むらば泪とくるらむ	池内ときこ 妣の来て針山整ふ春の昼	池内ときこつんつんに家庭の事情二月尽	山本先生 枯れ草や仕事取ってきてアレクサ	山本先生 枯草や思ふところのあるソマリ	藤岡美波 出勤の心解くる霜柱	氷花 朝霜や空を貫く草の骨	碧西里 霜柱礎なりし本捨つる	乙華散 霜の華融けゆくまでの作句かな	乙華散 枯草に乾湿の音ありにけり	おケイちゃん しもやけの薄底ズック膝の穴	やま猪口 葉書出しザクザク帰る畦の霜	香亜沙 星々に向かひ伸びゆく霜柱	佐藤香珠 枯草の根のいとなみに見入りけり	佐藤香珠 しゆるしゆると光伸びたる霜柱	佐藤香珠 霜柱地中の草のつくつくと	茶木美奈子 ザクザクと春遠し音チャルメラ屋	まい妓 シンというBGM鳴り冬深し	まい妓 大地より空へ突き上げ霜柱	紫檀 砂は舞い揺れる枯れ草バスは行く	紫檀 大空に小石持ち上げ霜柱	松崎 靖もういいかいもう春支度ダムの村	まんぷく 出稼ぎの一歩一景明日の春	まんぷく 銀となる村一枚の鬼房忌	まんぷく