写真de俳句の結果発表

【第4回 写真de俳句】《人》

第四回写真de俳句 人

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

狐火の身を立てなほす青さかな	登りびと 草氷る土偶に閉づる瞼なし	登りびと  誰も来てはならぬ奥には霜の王がゐる	ひでやん 短髪の巨人封印せし霜野	ひでやん  精悍なるビジネスシューズの先に霜	野良古 境内に石碑枯草のはびこる	きなこもち 枯れてなを芙蓉の茎の美しきかな	よしざね弓 ペンギンの子ら腹這いに冬うらら	くま鶉 父を叱る母を黙らすからっ風	藤田ゆきまち 愛犬のしとのきららか霜柱	斎乃雪 神様の単位は柱霜柱	斎乃雪 朝の手は痺れ霜柱は毀れ	佐藤儒艮 朽野やさびしき水の集ひ来る	佐藤儒艮 老猫のあと数日に霜の声	ハルノ花柊 老猫の息確かむる今朝の霜	ハルノ花柊 猫葬りし盛土の霜柱	ハルノ花柊 連絡は帰郷の延期霜柱	黒子 霜柱ふくふく星の孵る声	黒子 枯草を遅刻のタイヤ踏んでをり	世良日守枯草や邪馬壹國の聲ちかし	世良日守 老ロックシンガー叫ぶ霜柱	遊呟 赤本に医学赫赫焚く火かな	遊呟 初霜や群るる野犬の長の耳	遊呟 寒の風掴みきれぬや大鴉	遊呟 工場は蛍光パイプ息白し	遊呟 太陽へ転車除雪のターミナル	遊呟 皺深きスーツ渋谷は雪催	石井一草 ソファーに何か棲んでる冬のゴミ捨て場	石井一草 鈴ひとつ外し忘れてまだ聖樹	石井一草 裏白の大きい小さい軸短い	ゆすらご 侘助や二階の箪笥は開きません	ゆすらご 冬椿此処は日暮れの早き家	ゆすらご 霜柱検査と検査の間の日	ゆすらご 検査ひとつ終えて夫は冬耕す	ゆすらご 骨壺のかたちをなぞる霜柱	内藤羊皐 空狭き屠殺場跡の霜柱	内藤羊皐 捜索は用水路まで冬ざるる	東京堕天使 雪吊の影にたゆたう背鰭かな	杜まお実地表まで推定五キロ霜柱	葉山さくら 尾を振りて小石啄むかじけ鳥	亀田かつおぶし 霜柱ざぐざぐ心臓ぱぷぱぷ	亀田かつおぶし 冬晴や喫煙室は閉鎖中	真 枯草に火を付けじっと見ていた日	真 凍土にまだ新しき母の墓碑	信茶 特大の霜柱まで遠回り	信茶 三ツ峠十二センチの霜柱	やまだ童子 深雪晴れ朝刊届きたる正午	背番号7 すべってころんで明日は入試	背番号7 二度絶交したはずの友雪だるま	背番号7 駅前のベンチに母はいなくて冬	小池令香 雪解風村に移住の大家族	小池令香 病棟の夕影ゆらぐ冬の水	小池令香 霜柱こわすはにかむ元ラガー	松本だりあ 霜柱せんなきことがつづけども	松本だりあ GDP下落の紙面雪靴へ	播磨陽子 初春のコーヒー越しの朝の富士	播磨陽子 枯れ草を荒き呼吸や猟の犬	海羽美食霜柱人員整理とは言はぬ	月青草青 霜柱踏む革靴や朝の礼	海峯企鵝 軽トラのハザードランプ枯木立	海峯企鵝 短調に耳澄ましたり霜柱	吉野川 ゴーストアップル私という輪郭	綱長井ハツオ 樹氷原千年を閉じ込めている	綱長井ハツオ 霜柱弱き私を踏みつける	ごうがしゃ 息白き人来て吾の白き息	巴里乃嬬 垂り雪静かに落つる先に川	巴里乃嬬 さだまさし流せば遠き夜鳴蕎麦	かねつき走流 踏切は開かず霜柱は踏まず	かねつき走流 枯草や渋谷はつくりかけの街	かねつき走流 流し台磨き終へたる聖夜かな	陽光 午後からは雨予想なりクリスマス	陽光 雪吊の松の体積を求めよ	陽光 若水を汲み愛犬の給水器	陽光 三越の獅子を跨ぎて寒昴	陽光 心音や眠らぬ星の霜柱	はなあかり 退院の息まつさらや霜柱	はなあかり星に手が届きさうです霜柱	はなあかり 学校が嫌とは言へず霜柱	はなあかり 寒明けやベトナム食材店開店	佐々木のはら 小鳥の名は柄長と知りて寒の明け	佐々木のはら 朝の日に崩るる霜柱の伽藍	佐々木のはら リムジンとオペラグローブ春北斗	城ヶ崎由岐子 仔犬抱き上げ霜柱あるほうへ	城ヶ崎由岐子 免許返納まだ迷ってる霜柱	あすか風 塀沿いに並び立つまま草枯るる	おぐら徳 冬蜂のまどろむやうに地を這へり	こぶこ 集合はここじやなかつた霜柱	高橋寅次 枯芝や二軍キヤンプに新コーチ	高橋寅次 凍土や七時まだ日は昇らない	ツユマメ 枯葦の土手を幾度駅伝部	ツユマメ つくばいも庭ごと凍つる試験の日	ツユマメ 雪かきのスコップ雪に刺す倒る	夜行 風ひとつ枯野はくすくすと笑ふ	夜行 初雪や五右衛門風呂の薪太し	風早 杏 枯れ草を踏まばその根の確かなる	ウィヤイ 未樹霜柱の昼まで残る三回忌	沙那夏 ゴミ出すやつっかけて霜踏みしめて	かむろ坂喜奈子 成人の日の枯草の屹立す	凪太 雪の音血管の音雪の音	凪太 初明り集めてアロンアルフアかな	凪太 湿りたる草の匂いや春近し	ピアニシモ 霜柱崩すテレビはまだマラソン	古瀬まさあき 墓三つ過ぎてまた墓十二月	古瀬まさあき えのころの枯れて一帯禁猟地	古瀬まさあき 犬を待つ犬ゐて冬田なにもなし	古瀬まさあき 竹箒立て掛け火事の跡寒し	古瀬まさあき 雪の夜や火を焚けば影あらはれて	古瀬まさあき アリバイに拾ふ落葉の二三枚	そうり 枯草を焚かば炎になりきれず	そうり 宣告に打たれたるかに枯れ草は	ぷるうと 枯草の暴る青空駐車場	西田月旦 霜柱コロポックルの来る合図	中村すじこ 一斗缶の火を囲みいるヘルメット	西村小市 霜柱踏んで派遣の登録す	西村小市霜柱太る夜間外出禁止令	西村小市 枯草の切っ先天を刺す強さ	江藤すをん 遅刻して使い捨てカイロが重い	木染湧水 霜柱氏神様の鳥居へと	山川腎茶 蹴り飛ばす活断層の霜柱	のど飴 霜柱踏みて朝練あと二周	小倉あんこ 枯草や平飼い卵の目玉焼き	小倉あんこ 霜柱尖り中学二年生	けーい〇 野生馬のたてがみ光る雪の果	天陽ゆう 鼻先に枯草つけて転げる子	天陽ゆう 今日こそは起案を仕上げん霜柱	白石 美月 強霜や見舞は自粛願います	ありあり 柴犬の濡れる鼻さき霜柱	ありあり 送迎のタイヤに割れる霜柱	小川都 霜柱イーハトーブを子らの声	佐藤花伎 霜晴や若き庭師のリーバイス	風湯 霜枯れてラジオ体操第二かな	お銀 枯草やクーピーは緑色買ふ	お銀 雪の夜こんこんさまの絵本読む	あすかきょうか霜柱こはれぬやうにする呼吸	あみま 神様を数える単位霜柱	颯萬 霜柱風呂場の窓の開かぬ朝	古都 鈴 理科室の裏の枯草アルカリ性	坂野ひでこ 体温測る生徒玄関霜柱	坂野ひでこ 霜日和梅ヶ枝餅屋の湯気を浴ぶ	うからうから 柊を挿して旧居と別れたり	星埜黴円 霜柱改築話進まざる	星埜黴円 若水を汲むモルタルの小さき井戸	星埜黴円 植物園熱帯館の霜柱	星埜黴円 休業の札裸木に括りたる	ふるてい 枯芝に濡れた胎盤喰らう山羊	ふるてい 杖の子の歩幅にゆたか探梅行	ふるてい 若水をぐびぐび午後の出走馬	ふるてい どこまでも凍土や造船所跡地	ふるてい ネクタイの人になるのか霜柱	大西どもは 発熱の子を拒む医者冬の鵙	うに子 エンジンの温もるまでの霜の花	うに子 霜柱踏めば砂糖菓子の香り	砂楽梨罠掛けたる跡見ぬやうに離れけり	る・こんと 霜柱ふんで外野へ走りけり	河合郁 民主主義踏めば戻らぬ霜柱	河合郁 南京錠冷たし朝の駐輪場	みづちみわ 霜柱くよくよ歩く歯医者の日	みづちみわ 空き缶を拾ふ人踏む霜柱	早乙女龍千代 筒雪におのれを研くやうな草	迫久鯨 枯れ草や約束のない日曜日	柊まち 北窓ふさぐ理科室は旧校舎	佳山 朝霜や鈴鳴らさぬやう握りしめ	飯村祐知子 山墓へ納骨の列霜柱	みずな 枯草に汚れる外車とはやんちゃ	小野睦 締切失念霜柱をぐぐぐ	小野睦 霜柱しゅくしゅく街宣車の静か	小野睦 敗戦のかたちに凍つるグラウンド	小野睦 五年生待つ班長や霜柱	シュロバッタ 大寒やわたくしにある蒙古斑	七瀬ゆきこ 朝練の防具ずつしり霜柱	にゃん 理科便覧に載つていさうな霜柱	にゃん早暁の錆びし校門霜の棘	にゃん 深霜やペットボトルの献花垂る	にゃん ワイパーのばりりと動き出す寒夜	にゃん 霜柱壊さぬやうに出奔す	にゃん 月さえも触るるを拒むしもばしら	蓼科 嘉 てぶくろに五十円ある駄菓子店	笑笑うさぎ しもやけの窮屈な靴地の強し(こわし)	笑笑うさぎ 回廊の列柱のごと霜柱	チリンドロン 早々と野火を放ちて泥臭し	亀山酔田 枯れ草を引きて山鳩驚かす	鈴木由里子 霜柱痛くなるまで恋をして	鈴木由里子 泥濘に父の足あと成木責	彩汀 蹄鉄のピアス落つるや浅き春	雪陽 春寒の有線ビリー・アイリッシュ	雪陽 霧の花インコと遊ぶ未亡人	雪陽 冬萌光りたる都市封鎖三週目	雪陽 パソコンの電源落とし古暦	森比古 武蔵野の土黒々と霜柱	赤味噌代 初霜や粥待ちながらヤオチャッカイ	晴と夕帆ボロ市や神棚を売る店五軒	朝月沙都子 意固地なる吾煩はし賀状書く	朝月沙都子 枯芝や五打目パターに持ち替える	ちかひか 先生の声やはらかし春の土	ちかひか 月初から相場は下落霜柱	二重格子 返却の期限は昨日霜柱	ゆさんこんめ 霜柱死者と揃いの白喪服	花屋英利 霜柱予鈴の鳴れば走りだす	泉楽人 霜柱ロシアの歌は悲しそう	泉楽人 霜柱縄文土器に角六つ	泉楽人 嘘つきは姉ちゃんのほう霜柱	泉楽人 枯れ草や下手な口笛遠くから	ナニイロ 錆の浮く手押し車や霜柱	越智空子 ほろと鳴る処分のギター霜柱	越智空子 霜晴や奥歯のしくと痛みをり	めぐみの樹 初霜のこんなに遅い街にゐる	めぐみの樹 霜解に足取られたる勝手口	めぐみの樹 離れがたき家よ父母枯れ木星	不二自然 大霜の道や自転車灯ゆれ来	瀬尾白果踏めぬほど伸びたる今朝の霜柱	入りきらない箸置き 降圧薬二錠とけゆく霜柱	はぐれ杤餅 北大の農場広し霜の朝	風花まゆみ 胸の鈴鳴らさぬやうに雪蛍	大和田美信 鍵盤は短調のまま冬の雨	大和田美信 凍つる夜やまつすぐすぎる人のゐて	毒林檎 茎つつむ祈りのかたち霜柱	るき サッカリンのように砕けて霜柱	玉響雷子 冬晴れてラッセンの水生まれけり	ギル 凩に軋む犬用車いす	ギル 共用のポストの掃除冬の梅	ギル そぞろ寒吾のカルテに汚い字	ギル 山眠る農学校の牛眠る	ギル お早うのこゑきらきらと初氷	板柿せっか 霜柱ざくざく分譲住宅地	板柿せっか 白鳥や神話は夜に紡がるる	板柿せっか 中継の記者ざくざくと霜柱	さとけん 小指だけ冷たし檻にヤマアラシ	さとけん 霜踏みて移動スーパー待つ空地	小笹いのり左義長や鼻の奥から煤の味	小笹いのり 霜柱蹴る算数が一限目	山羊座の千賀子 二限目の運動場は雪合戦	山羊座の千賀子 霜除の藁運ぶ子に賃百円	山羊座の千賀子 霜枯れや烏のつつく地の硬し	ルーミイ 君が代はよみ人しらず初比叡	りょうまる 冬木の芽園児募集の貼紙す	りょうまる 風花やストーンチョコの紙カップ	りょうまる 霜払ふ手の赤黒き火傷痕	りょうまる 中庭は落葉専用容器なり	りょうまる 霜柱抉って通る作業靴	月萩つなぎ 霜柱手摺の錆の痛き夜	月萩つなぎ 枯れ草にグリッサンドの雨の落つ	月萩つなぎ 露寒や歯刷子替へる日の過ぎし	径 新北風やハングル文字のコカ・コーラ	径 霜柱阪堺線の線路ぎわ	間 静春 枯草や透析つぎは金曜日	間 静春 寒晴やこの道の先鎖塚	清白真冬 月ゆたか出水の地より鶴発つ日	走人凍晴や山頂で喰うカップ麺	ちいすけ 草枯れの無人駅舎にあさの声	幸香 霜柱音無き音を聞く朝よ	紅梅 旧道の小さき鳥居や冬雲雀	岸来夢 一面は枯草ばかり廃工場	伊藤はな 霜柱育つ緊急事態宣言下	季凛 霜ばしら解雇通知を書き直す	梓弓 湯治場の朝餉の窓を軒つらら	百瀬はな 寒林のいよいよ熱き根つこかな	百瀬はな 霜柱昇降口の泥溜まり	飛来 英 雪明り東大模試のD判定	三千里ねおじむ 霜柱脆し初診の精神科	三千里ねおじむ 霜柱また救急車上りくる	岡本かも女 枯草の細き一本折れる音	当意即妙 霜華のひかりもろともちゞみけり	ツカビッチ 霜柱避けて盲導犬急ぐ	志摩秋湖 玉響の水の形や霜柱	喜祝音 東雲やきらきらきらと草枯るる	喜祝音 冬の園アリバイの無きA氏かな	喜祝音ポケットの鍵を鳴らして冬の朝	こしあん 吾子の踏む音やや高し霜柱	笑田まき 麦踏はあんたの重さがちょうどえぇ	河豚ふく子 青銅の清正の衝く寒オリオン	仁和田 永 日の墓地よ名草あまねく枯れにけり	いかちゃん きんいろの余熱の木くず斧始	いかちゃん 雉初めて鳴く河原に光る忍石	いかちゃん 枯れ草や親父の畑だつた場所	鷹之朋輩 霜柱踏むや高尾の6号路	深山紫 花立の形の氷冬の菊	ジキシキ 霜柱朝をとどめて校舎裏	野乃山詩乃 文芸部抜け枯草に伏す夕	野乃山詩乃 霜柱踏めば火花のごとき音	ぐ 透きとほる母の白髪よ福寿草	ぐ 枯草を雪の匂ひの猫はしる	ぐ こはれぬやう雪の匂ひの猫を抱く	ぐ 霜柱踏めば砕ける月の骨	ぐ 枯れ草やひとりふたりと離れゆき	潮 枯草や鴉はかあと川上へ	石井茶爺とげとげの草にはりつく青き霜	幸の実 つらら捨てるだってココアをのみたいし	三浦にゃじろう まっすぐに霜枯れて星掴めそう	三浦にゃじろう 息ながく吸って真冬をむせるほど	三浦にゃじろう マシュマロの焦げたとこから来る梟	三浦にゃじろう 枯木星ひとは歪なほうがいい	三浦にゃじろう 夜泣きの児へ匙はんぶんの寒の水	池内ときこ 着ぶくれの授業隣の子は忌引き	山本先生 欅枯る暇潰すのに忙しい	山本先生 冬枯や古き地層を削る川	碧西里 枯草の表土をはがすバックホウ	碧西里 霜柱踏みて跳び退く尿の猫	乙華散 通勤の波へ降り立つスキーバス	茶木美奈子 ゴミ出しの靴跡深し霜柱	松崎 靖