写真de俳句の結果発表

【第7回 写真de俳句】《人》①

第七回写真de俳句 人

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

高く積むラーメン鉢や海の春  登りびと/舌の色光る仔猫のための水  登りびと/ゲーンパー香る四月の1DK  登りびと/木下闇より十二秒先を見る  ひでやん/緑陰よりアイヌモシリの空を龍  ひでやん/印象派はきらい緑陰を愛す	ひでやん/ラベンダー広がれ然しはみ出すな  野良古/黄金週間旅のしおりの二ページ目  きなこもち/木下闇我が子は僕に懐かない  よしざね弓/マリーゴールド素通りすること覚えたり  よしざね弓/ラベンター畑や遠く濃き地平  洒落神戸/ラベンダー間引く爪の香ラベンダー  くま鶉/ラベンダーの風深々と肺を澄む  くま鶉/春の雲待てポシェットに入りなさい  藤田ゆきまち/夕闇を濃き花の香やバスを待つ  斎乃雪/ツアーバス開くや日傘のひらくひらく  佐藤儒艮/フルフェイス脱ぐやざわめくラベンダー  佐藤儒艮/掌になほもバイクの震へ夏の星  佐藤儒艮/不機嫌な母とラベンダーの香りと  ハルノ花柊/ラベンダーギアは六速トラクター  世良日守

山笑ふ富士の苔生す廃戦車  遊呟/麦わらもパイプもゴッホ夏の雲  遊呟/子猿跳ぶ跳ぶ跳ぶ登山電車かな  遊呟/パラソルの多きB級グルメかな  遊呟/ダンボール戦車3速夏の草  遊呟/日本一臭ふ沼どくだみの花  遊呟/先生の眼鏡に割れた石鹸玉  遊呟/金網へ蠅や万緑サファリバス  遊呟/蛇穴を出づ終バスは午後3時  多喰身・デラックス/北窓を開く卑屈は生まれつき  多喰身・デラックス/クローバー踏まぬ位置取りにて自撮り  石井一草/出かければソフトクリーム好きな母  ゆすらご/婿殿は優しき人よラベンダー  ゆすらご/マリーゴールド丈夫が取り柄な娘です  ゆすらご/紅黄草なんでも出てくる押し車  ゆすらご/トラ舎前ジップラインに夏来たる  ゆすらご/山彦の翳りの如くラベンダー  内藤羊皐/夏山の谺零れてしまひけり  内藤羊皐/夏山は蒼き響きを立てにけり  内藤羊皐/逆光の母の日傘の白さかな  東京堕天使

五月野にすれ違いたる父と娘と  東京堕天使/佐保姫の知らぬ外つ国ラベンダー  杜まお実/命日の同じ墓石や黄水仙  杜まお実/ドローンの上へ上へと揚雲雀  杜まお実/ドローンの軌道遮る揚雲雀  杜まお実/一年生おかわりきんし山笑う  杜まお実/荷を解けば旅に忘れし夏帽子  葉山さくら/車内静まり馬鈴薯の花の丘  梵庸子/抜け道に夕張メロン直売所  梵庸子/ラベンダーいらない命ありません  真/天の川山の宿にて知る訃報  やまだ童子/げんげ田の横のラブホや潰れける  背番号7/さっきの店でよかったやんか春夕焼け  背番号7/沐浴の窓のひかりや夏の空  小池令香/ラベンダー畑さやさや名を呼べば  松本だりあ/ラベンダー畑に昼寝JAFを待つ  播磨陽子/ラベンダー吊ってユダを許す夕べ  播磨陽子/ラベンダー夕暮れ色の花のつぶ  直/マリーゴールド鳥の話を盗み聞く  直/ラベンダー畑に立てば廻る星  海羽美食

ラベンダー畑の白き月夜かな  海峯企鵝/春月や駅の花屋のラベンダー  海峯企鵝/縄跳びの弾く小石や雪柳  海峯企鵝/ラベンダーうねる礼拝堂のゴッホ  吉野川/ラベンダー描くゴーギャンの憂鬱  吉野川/両の手で飲む水筒やみどりの日  綱長井ハツオ/地底の泥流地上のラベンダー  ごうがしゃ/緑蔭に振り向く尼僧バターの香  巴里乃嬬/真黄色のゴッホのカフェへ夏の風  巴里乃嬬/薔薇窓の光涼しきバプテスマ  巴里乃嬬/夕焼けて修道院はロマネスク  巴里乃嬬/跳ね橋は動かずぎゅるぎゅると蜈蚣は  巴里乃嬬/石灼ける教皇庁へ夕の風  巴里乃嬬/炎天やゴッホの部屋の軋む床  巴里乃嬬/白薔薇に埋もるる卓へギャルソン来  巴里乃嬬/戦死者の名の鑿痕を道おしえ  巴里乃嬬/高原の空の丸さよ若葉風  かねつき走流/ラベンダー畑を白き道ますぐ  かねつき走流/読みかけのピーターラビット昼寝の子  かねつき走流/見かけほどやわじゃない叔母ラベンダー  陽光

鈍行は休日ダイヤ山笑う  陽光/ぼてぼてと資材置場の孕み猫  陽光/見習の花守上腕にタトゥ  陽光/モンゴルの風の明るさラベンダー  陽光/てふてふや貸農園の説明会  陽光/喜望峰経由のワイン夏兆す  陽光/ラベンダーの香ブルータスお前もか  比良山/憂鬱にくぐもる朝のラベンダー  はなあかり/複雑な編み図へ風はラベンダー  はなあかり/軽トラの八百屋バケツにラベンダー  はなあかり/目借り時ホットタオルにハーブの香  藤井天晴/ハネムーンのタクシー丘はラベンダー  熊縫まゆベア/ラベンダー一人ぼっちだった中二  しみずこころ/昆虫採集セットA液ラベンダー色  佐々木のはら/息とめて蟬の羽化待つ夜明けの色  佐々木のはら/駄菓子屋の木戸の厚みや時計草  城ヶ崎由岐子/園服の小さき丸襟えごの花  城ヶ崎由岐子/春の風羊蹄山を丸洗い  あすか風/渋滞を抜けて新樹の次々と  高橋寅次/ソフトクリームつんと十勝岳連峰  高橋寅次

沐浴のごとくにラベンダーの波  高橋寅次/河童忌やギターの弦は不意に切れ  円堂 実花/薫風や紙の切符で乗る列車  円堂 実花/夏蝶の降りたる旅行誌の野原  円堂 実花/雲仙のジャガタラの花遠い海  風早 杏/空色のサテンのリボン雛の客  ウィヤイ 未樹/秘めかな叔母らの会話春障子  ウィヤイ 未樹/ラベンダーダックスフンドむせかえる  谷山みつこ/蜜豆や教はるサシュの作り方  谷山みつこ/ラベンダー移動図書館待っている  沙那夏/高架下の花屋は満開ラベンダー  沙那夏/ラベンダーは母の香と母知らぬ子は  沙那夏/道五キロますぐに夏の消失点  かむろ坂喜奈子/揺るものの日傘のほかに無き畷  かむろ坂喜奈子/窓全開車内に夏の空溢る  かむろ坂喜奈子/ソフトクリームぼたり北海道に滲む  かむろ坂喜奈子/弁護士より着信「花曇ですね」  凪太/たんぽぽ咲いて万歳三唱かよ  凪太/春陰の東屋に居る面会日  凪太/緑陰を曳いて馬術部消えゆけり  古瀬まさあき

楽団の譜にあはき影ラベンダー  古瀬まさあき/ラベンダーに咽せて夜勤の明けにけり  古瀬まさあき/鈴の音のやうに花屋の風光る  古瀬まさあき/くらくらとマーガレットの首と首  古瀬まさあき/白シャツの胸の広さの譜面かな  古瀬まさあき/ひめぢよおんもういたくないいたくない  古瀬まさあき/肺きれい爪の先までラベンダー  卯年のふみ/一本ずつきりとる香りラベンダー  卯年のふみ/ラベンダー香る原発五km圏  そうり/ラベンダー一万本の風清か  そうり/ラベンダー青し東へF十五  そうり/オルゴール途切れラベンダーの起伏  武井かま猫/地図拡ぐ北海道に夏が来る  ぷるうと/地べたから上ぜんぶ空夏のあお  ぷるうと/レンタカー二日目ふらの初夏の風  ぷるうと/ラベンダー甘し花嫁募集中  西田月旦/ラベンダーいちめん弱音吐くも良し  ペトロア/チューニングのギターみづ吸ふラベンダー  ペトロア/ラベンダーの髭根わづかやみづ替へる  ペトロア/ラベンダー美輪明宏の歌が好き  西村小市

語尾濁すモノローグありラベンダー  西村小市/嘘ばかり増え香水の壜は空  江藤すをん/点描の青スーラめくラベンダー  江藤すをん/空っぽの香水壜にある何か  江藤すをん/名優の逝くや富良野に春の雪  山川腎茶/晴れマーク続くや朝のラベンダー  のど飴/夕暮の玄関ラベンダー清し  のど飴/北窓を開きほろほろ摺硝子  けーい〇/放牧のうま夏草の内と外  けーい〇/ドローンの降り立ち風のラベンダー  けーい〇/丘に立つ白き日傘の母を追ふ  天陽ゆう/風薫る分校までの小さき旅  天陽ゆう/ラベンダー揺れ空耳のノクターン  天陽ゆう/燻製のハムは厚切り夏木立  まあぶる/尾根をゆく母の目豊かなり五月  まあぶる/北の地をゆたかにしぼる乳涼し  ありあり/けしの花薬品臭のなき医院  はれまふよう/香水の「フラノ」一滴再会す  本橋葉月/ラベンダー揺れてレンズの子も揺れて  小福 花/やり切った昨日は昨日ラベンダー  あみま

十勝岳はるか車窓はラベンダー  あみま/二度塗りのニスのにおいや山開き  俊/夏雲の集えり十勝岳連峰  坂野ひでこ/麦秋の雌牛の尻尾糞散らす  坂野ひでこ/土の手に貰う遠足子のビスコ  ふるてい/場所取りの帽子は初夏の風にもう  ふるてい/でこぴんで払うリュックのてんとむし  ふるてい/手のひらてふ籠の暗きに夏の蝶  ふるてい/花かんむり持って日傘の母のもと  ふるてい/タイヤへと弾むシーソーあたたかし  ふるてい/高電圧装置菜の花取り巻きぬ  ふるてい/あごひもの夏帽子風へと助走  大西どもは/天道虫遅れた教師迎えをり  大西どもは/夏空や耳ついているハムサンド  大西どもは/はつ恋の上澄みの空ラベンダー  うに子/ラベンダー浅き眠りのモルモット  うに子/ラベンダー揺れてヘリの音遠ざかる  みずきの/春きざす胸の煙草のローマ文字  お天気娘/春愁や木を彫るがごと鳩の鳴く  お天気娘/夏帽の奥の吾子の目面会日  る・こんと

ラベンダー畑の為の臨時駅  河合郁/牧場へホームステイの夏休み  みづちみわ/太陽が私を探す夏帽子  早乙女龍千代/朝風や親しきものにラベンダー  みずな/ラベンダー育てひとりの時間濃く  小野睦/帰国二日目ふわふわとラベンダー  小野睦/春休みちょっと汚れただけの指  小野睦/ラベンダーにようていの名のけざやかに  七瀬ゆきこ/しんしんと星移りゆく結氷湖  にゃん/ラベンダー畑の風を撮るライカ  にゃん/気球がうがう眼下一面ラベンダー  にゃん/ほそりゆく茎たはませててんとむし  にゃん/別れゆく夜の香水の匂ひかな  にゃん/太陽になるらしマリーゴールドは  にゃん/ラベンダー摘みとる朝の修道女  にゃん/リュックには古きコッヘル登山地図  にゃん/銀輪を連ねて夏のワイナリー  にゃん/修道女の籠いつぱいのラベンダー  蓼科 嘉/牛の名は宮田3号半夏生  キッカワテツヤ/五人中四人がめがね夏休み  キッカワテツヤ

短夜や紫の野の香に沈む  竹田むべ/濃き影をひいて麦藁ロール立つ  竹田むべ/七月を揺れる花穂や北の空  竹田むべ/子に母に風より白き夏帽子  彩汀/夏めくや大地を走る雲の影  彩汀/雛罌粟やノルマンディーの野の起伏  彩汀/屹立の薔薇の莟を濡らす雨  彩汀/聖五月サイロと星と小説家  藤 雪陽/夏立つや歪に揺るるフリスビー  藤 雪陽/囀りのあづまや猫と酒と俺  藤 雪陽/ラベンダーへ今日泣きたかったことなどを  ちかひか/魔女の手の古き傷痕ラベンダー  小山美珠/ラベンダーへ崩れてしまいそうな小屋  二重格子/ラベンダーだけが聞こえる星の下  二重格子フラスコにあつまるひかりラベンダー  泉楽人/フラスコをあぶる火きれいラベンダー  泉楽人/おしゃべりな海月を飼つて不眠症  泉楽人/ラベンダー日がな束ねて観光課  泉楽人/くちぶえはゆふぐれのいろラベンダー  泉楽人/告解の指ラベンダー摘んだゆび  泉楽人