写真de俳句の結果発表

【第7回 写真de俳句】《人》②

第七回写真de俳句 人

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

なだらかな起伏を風やラベンダー  越智空子/ラベンダーの丘を過ぎれば青き風  めぐみの樹/ラベンダーの丘を揺さぶる風青し  めぐみの樹/ラベンダーの丘より青き風生まる  めぐみの樹/野に満つる羽音くすくすラベンダー  めぐみの樹/ハーブ刈る鎌の手応え夏きざす  めぐみの樹/夏立つや風はハーブの丘より来  めぐみの樹/ハーブ刈る丘なだらかに夏は来ぬ  めぐみの樹/仲なおりできないラベンダー尖り  瀬尾白果/ロケ地なる風の丘咲くラベンダー  風花まゆみ/ふらここは朝の匂ひにぶらさがる  大和田美信/アールグレイ淹れて朝日とラベンダー  玉響雷子/ラベンダーざわざわシャツのタグで痒い  ギル/ほんたうの鬱をしつてるラベンダー  ギル/ラベンダー畑の母へ父の風  板柿せっか/木道の泥のかがやき水芭蕉  板柿せっか/たのまれて白靴はいるやうに撮る  板柿せっか/北京語の抑揚を追ふ蝶の昼  板柿せっか/行きずりといふ涼しさのささめごと  板柿せっか/ラベンダーの香とは話が噛み合わぬ  さとけん

密告を密告されてラベンダー  さとけん/ラベンダーの香りが重い翅が重い  さとけん/夏野かな我むらさきの花となる  さとけん/カーステのオートリバースして夏へ  山羊座の千賀子/大雪山の雲は流れて大花野  前川雪花/ラベンダー色の滲みや墨涼し  安/ベビーカー抱えて階段駆けて蝶  安/熊蜂の丸まりて茎ひるがへり  安/緑陰やラテと画集と猫のゐて  径/風薫る答えは①のダルセーニョ  磐田小/ラベンダー出会いは水曜日だった  磐田小/開拓の橇引く馬の尾の氷柱  池之端モルト/断崖の岬に二頭の孕鹿  池之端モルト/杲鳥やつくばひを波立ちにけり  池之端モルト/母馬に似て鼻白や風光る  池之端モルト/ラベンダーの波へ飛び込む影はぼく  北川颯/ラベンダーは傷心の1号車から  北川颯/収骨は四日後ラベンダーを摘む  梓弓/ラベンダー来てほしくない明日がくる  梓弓/境界の問題セリを茹でたのち  梓弓

豚の鳴くトラツクが過ぎラベンダー  葵新吾/戸籍には書かれぬ家族木下闇  葵新吾/躑躅咲く神も仏も祀る寺  加加阿/ぬらぬらと鯉のあぎとふ春の雲  ツカビッチ/水墨のひとすぢのごと春の川  ツカビッチ/複眼に空の万色夏近し  ツカビッチ/「この窓は閉めて燕が来ますから」  ツカビッチ/雪国の造り酒屋の蔵と雛  小川 さゆみ/野の色の疼くや春の雨去れば  仁和田 永/雛鳥の啼いてここらに春は足る  仁和田 永/夏シャツやバスのボタンのフライング  いかちゃん/あの空へ走らんラベンダーの丘  いかちゃん/給油所は50km先ラベンダー  深山紫/火の山の眠りは浅しラベンダー  深山紫/馬魂碑の大地はろばろ青嵐  深山紫/快晴や山と牛舎とラベンダー  里山子/二日目に忘れた帽子ラベンダー  里山子/誰ひとり戻ってこない木下闇  里山子/少年の芯のしづけさラベンダー  ぐ/封蝋の手ざはりラベンダー香る  ぐ

機械油はどこかで漏れて島の虹  ぐ/夏蝶の大股に来て陽の匂ひ  ぐ/目のきはをたとへば蟻の寄る疼き  ぐ/ペチュニアや詩に殺して雨ふたたび  ぐ/ラベンダー大したことのない悩み  幸の実/ラベンダー星の動きは止められぬ  三浦にゃじろう/盛大に曲がりてソフトクリームかな  三浦にゃじろう/ハンカチの匂いはもう別の家族  三浦にゃじろう/ラベンダー母にことばを奪われて  三浦にゃじろう/振り向けば母の日傘の仁王立ち  三浦にゃじろう/沈黙の車内に夕焼け突き刺さる  三浦にゃじろう/不自由は楽なんだけど金魚鉢  三浦にゃじろう/菜の花や牛乳瓶に紙の蓋  池内ときこ/ラベンダーの中心太陽の中心  山本先生/東京の人ばかりゐるラベンダー  山本先生/滝川産「兎」千円油照  山本先生/大丈夫マリーゴールド見てるから  山本先生/放蕩の夏空低し母の文  まんぷく/蝶Cに科白はなくて夏帽子  西川由野/氷菓落つる八分前の空の色  西川由野

わが乳甘しラベンダー二万株  西原みどり/ラベンダー畑に伸ぶる馬車の影  露草うづら/ハチドリの羽音やラベンダーの揺れ  露草うづら/ラベンダーの丘をとことこトラクター  露草うづら/ハチドリの舌の触るるやラベンダー  露草うづら/初蝶やほくろ取りたる足の裏  末永真唯/碧い目の犬は好まぬシャボン玉  末永真唯/ラベンダーそうだ葬儀の列だった  みおつくし/大き空ならば大きく振る夏帽  花南天/山びこと聞きあふ名前夏帽子  花南天/ラベンダーこわかったピアノのせんせい  ツナ好/政治学を春の飴玉に喩えよ  ツナ好/ラベンダー夜を忘れた宇宙船  シュリ/一束の眠りを刈りにラベンダー  シュリ/ラベンダー割れしカップの青い耳  シュリ/ラベンダー夜の花瓶に沈む星  シュリ/星の弧の一端担ふラベンダー  川越羽流/ラベンダー眠れば体浮きさうな  川越羽流/ラベンダーとなりに誰かいた昔  立田鯊夢/不機嫌な花束夏帽子の吾子  立田鯊夢

ラベンダーそらのきれつはぎんのいろ  渋谷晶/ラベンダーそよぐ清らな日の底に  渋谷晶/揚雲雀俳句は化学詩は国語  みや/黒馬のまつ毛吹かれて厩出し  みや/ラベンダー満ちて沈黙は清らか  門田なぎさ/残る雪夜を慰むるアルペジオ  澤村DAZZA/ラベンダー揺らげば起伏イコンめく  澤村DAZZA/聖像へ遙かな起伏ラベンダー  澤村DAZZA/日盛りを逃るる風の鳴るポプラ  野風/郭公のしきり広場に帰路のバス  野風/星涼し丘をよこぎる侏儒の影  野風/つげぶみのやうあかときのさへづりは  野風/ラベンダーへユーカラ星の降るやうに  野風/ライダーが五人展望台立夏  あずお/少年に大志新妻にラベンダー  あずお/吐息にも似てどこまでもラベンダー  片野瑞木/うっ血肺切り分け初夏の夜は明く  星埜黴円/東屋の椅子に小花の夏帽子  仲間英与