ドリルde俳句の結果発表

【第9回 ドリルde俳句】②

ドリルde俳句結果発表!

始めに

皆さんこんにちは。ドリルde俳句のお時間です。
出題の空白に入る言葉を考えるドリルde俳句。出題の空白を埋めてどんな一句が仕上がったのか、皆さんからの回答を紹介していきます。
“良き”

第9回の出題

○○○○○がんばった子の汗○○○

「汗」に続く最後の三音。「光る」を配した方が多くいらしたのは【第9回 結果発表①】でご紹介した通りです。

しかし、同じ発想に至った後、こう考え直した人がいるはずです。
(「汗」に「光る」は当たり前すぎるんじゃないか?)

と。
その「当たり前」を回避しようとして……同じ場所に陥ってしまった人たちが、これまたたくさんいらっしゃいました。
“ポイント”

逆上がりがんばった子の汗きらり

玉井令子/ピタ子

 

逆上がりがんばった子の汗キラリ

ゆうりん

 

さかあがりがんばった子の汗きらら

立田鯊夢

 

きらり」、「キラリ」、「きらら」。表記など多少の違いはあれど、いずれも光を表現する際に用いられやすいオノマトペです。しかも上五に配した言葉も同じですね。

本稿【第9回 結果発表①】で紹介した句を思い出してください。
逆上がりがんばった子の汗光る 石橋 いろり〉でした。「光る」を「きらり」に置き換えてみたら、完全に一致しますね。この一例に限りません。他には
“良き”

かけっこをがんばった子の汗キラリ

久村

 

かけっこをがんばった子の汗きらり

蜻蛉玉

 

に対する〈かけっこをがんばった子の汗ひかる 国東町子/瑛琳〉も同じ関係が成立します。
かけっこをがんばった子の汗ひかる

徒競走がんばった子の汗キラリ

れんげ草

 

徒競走がんばった子の汗きらり

すみ子

 

に対しての〈徒競走がんばった子の汗ひかる 橋あずき/鈴花〉も同様ですね。
これだけ例が揃ってくると、

①「汗」に対して「光る」は当たり前である。
②「光る」は「きらり」に置き換え可能である。
③「汗」に対して「きらり」は当たり前である。


という三段論法が(少なくとも今回のドリルにおいては)成立しそうではありませんか。
きらり」の民も「光る」の民と同一民族と考えると、さらにこの連合王国は勢力を拡大します。

きたれ、「きらり」の民!!
“ポイント”

「きらり」シリーズ

ビーチクリーンがんばった子の汗キラリ

史山

 

マーチングがんばった子の汗キラリ

星月さやか

 

マメ潰れがんばった子の汗キラリ

一番星

 

リハビリをがんばった子の汗きらり

うに子

 

リフティングがんばった子の汗きらり

野湖

 

一番星がんばった子の汗キラリ

四季 憩

 

運動会がんばった子の汗きらり

おおいおちゃ

 

運動会がんばった子の汗キラリ

遊子

 

悔し泣きがんばった子の汗きらり

優曇

 

カルピスとがんばった子の汗きらり

きよ

 

しめ込みでがんばった子の汗キラリ

せいか

 

シャトルランがんばった子の汗きらり

打楽器

 

テープ切るがんばった子の汗きらり

風花美絵

 

てっぺんだがんばった子の汗きらり

れんこん

 

なわとびをがんばった子の汗きらり

チョコ秋桜

 

いつもビリがんばった子の汗きらり

清雅

 

おうえんをがんばった子の汗きらり

びんごおもて

 

お手伝いがんばった子の汗きらり

つんちゃん

 

五月晴れがんばった子の汗きらり

ひで世

 

山開きがんばった子の汗キラリ

増子拓己

 

自由形がんばった子の汗きらり

伏原幹

 

初キャンプがんばった子の汗キラリ

とも

 

初登頂がんばった子の汗キラリ

隆翁

 

諏訪祭がんばった子の汗きらり

宮井そら

 

青春をがんばった子の汗キラリ

神戸めぐみ

 

組み体操がんばった子の汗きらり

蓮椀

 

草むしりがんばった子の汗きらり

澤野香子

 

草刈りをがんばった子の汗キラリ

藤村煌永

 

泥まみれがんばった子の汗きらり

彩奏

 

二段跳びがんばった子の汗キラリ

祥子

 

富士下山がんばった子の汗キラリ

梅香

 

夏氷がんばった子の汗きらら

わらびもち

 

虹立ちてがんばった子の汗キララ

天陽ゆう

 

大縄跳びがんばった子の汗キララ

堅香子

 

総勢41名。「光る」の民45名を合わせると合計86名。

よく作品を見比べると〈運動会がんばった子の汗きらり おおいおちゃ〉〈運動会がんばった子の汗キラリ 遊子〉など、他にも限りなく「光る」と一致するケースもありますね。比率で見ると「きらら」は「きらり」「キラリ」よりもずっと少ないこともわかります。

まず第一に「きらり」が思いつき、その後「きらら」へと形を変えたと考えるべきでしょうか。オノマトペは他の人と被らないオリジナリティが大事。ほんの少し工夫を出せたところは褒めたい!

〈③へ続く〉
“とてもいい”
ビーチクリーンがんばった子の汗キラリ