写真de俳句の結果発表

【第11回 写真de俳句】《ハシ坊と学ぼう!⑩》

第11回のお題「海と夕日」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

カレーかな?帰路急ぐ半ズボンの子

玄彩

夏井いつき先生より
「半ズボン」が季語の一句ですが、夕暮れの帰路→カレーの匂い、というパターンはかなりあります。テッパンの類想といってもいいなあ。(苦笑)
“難しい”

ババヘラアイスしまう背に染む夕焼

たまこ

夏井いつき先生より
「夕焼」に対して「染む」は、常套的な動詞の選択。推敲してみましょう。
“ポイント”

里山に「夕焼小焼」雨紅の碑

詠華

夏井いつき先生より
「に」が散文的な助詞。この場合は、せめて「や」でしょうかねえ。
“難しい”

砂浜で馳せる家族のバーベキュー

朝鈴ふる

夏井いつき先生より
「~で馳せる」という措辞に違和感があります。
“参った”

みづがみづ喰らうて湧きぬ海月かな

染井つぐみ

夏井いつき先生より
書こうとしていることは面白いと思います。下五「かな」は利いているでしょうか。
“ポイント”

雲の峰灼けたる「鬼の洗濯板」

星月さやか

夏井いつき先生より
「 」は必要ですか。
“良き”

夕焼けの大海原に友偲ぶ

閑か

夏井いつき先生より
「偲ぶ」という思いは分かりますが、この動詞もありがちな選択。▶︎YouTube『夏井いつき俳句チャンネル』にて「凡人あるある脱出作戦」シリーズがアップされています。 この「偲ぶ」についても語ってますので、参考にして下さい。
“ポイント”

友と見し猛暑忘るる入日かな

淑英

夏井いつき先生より
「見し」「忘るる」これらの動詞の使い方が散文的。「友」と見たとか見ないとかは捨てて、全体を考え直してみましょう。
“難しい”

北風やハングル文字の漂着船

曲がりしっぽ

夏井いつき先生より
この句はそれなりに出来ているのですが、ただ「ハングル文字の○○○○○」という展開はかなりあります。特に「漂着船」は多いなあ。
“難しい”

葱坊主防波堤の向こうは時化

山河深秋

夏井いつき先生より
これは語順が逆だと思います。上五字余りにして「防波堤の」としてからの展開ではないかと。

添削例
防波堤の向こうは時化ぞ葱坊主
“参った”