写真de俳句の結果発表

【第11回 写真de俳句】《並》①

第十一回写真de俳句 並

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

弟に先を越される秋夕焼  ひでやん/釣瓶落しに遅れてごめんなさい  ひでやん/夕闇を軍靴の忍び寄る素風  ひでやん/成績も引き離される夏の果  ひでやん/夕焼におそろのシューズぶらぶらと  風呂猫/夕焼とおそろのシューズでたわむれり  風呂猫/なにもかも母のせゐにして夕焼  登りびと/落蝉のうらがはをみて見ぬそぶり  登りびと/犬の影おおかみになる星月夜  登りびと/とどまって星を増やしてゆく蜻蛉  登りびと/いくさある星に眠るや日焼の子  登りびと/スニーカー等しく汚れたる夕焼  野良古/自転車の影ほの赤き秋夕焼  野良古/大西日あいつ告白したってよ  きなこもち/ポケットの指輪大曲の花火  きなこもち/花火待つオロナミンC飲み干して  きなこもち/焼きそばのかをりざわめく夏の浜  きなこもち/キャンプまだ準備もなくて夕日かな  よしざね弓/人波に名はなくそれでいい西日  よしざね弓/石鏡全面使う夕焼空  よしざね弓

スニーカーの白やコーラの赤い缶  洒落神戸/船虫のそろりと来てはさつと退く  洒落神戸/夏没日七台続くわナンバー  くま鶉/老犬の歩一歩曳くや夕凪を  くま鶉/梅雨明やパルミエ割るる音硬し  くま鶉/銀色のバンパー眩し夏の果  くま鶉/夏逝くやリュックの底の星の砂  くま鶉/ゆふやけを証人として告ぐ別れ  藤田ゆきまち/未来とか子の名前とか夕焼雲  藤田ゆきまち/秋うらら猫ときみへのプロポーズ  藤田ゆきまち/あきあかね歩幅を合わせるって愛  藤田ゆきまち/夕凪やホントは欲しかつた指輪  藤田ゆきまち/ちりちりと動く砂丘や大西日  斎乃雪/西日へと釣り船のエンジン音	斎乃雪/白靴に砂丘でありし砂砂砂	斎乃雪/お迎えは今日も最後か秋夕焼  8の月/影合わせ手を繋ぐふり秋夕焼	8の月/引き波に沈む蹠や大夕焼  佐藤儒艮/火照るくるぶし行く夏の帰り道  佐藤儒艮/九月来る引き波を知る土不踏  佐藤儒艮

晩夏光弾け飛ぶスケボー少女  佐藤儒艮/ピリオドが癖の講師や夏の果  佐藤儒艮/立ち漕ぎの人ゆく夕焼の天地  佐藤儒艮/砂浜の泣きじゃくる子へ晩夏光  ハルノ花柊/立秋や昨日と違う地平線  ハルノ花柊/鱗族の青きざわめき盆の月  黒子/風鈴やユンボぽつんと午後待ちて  黒子/自転車の影と溶け去る木下闇  黒子/緩傾斜波も夕焼も懐きをり  世良日守/金曜の夕焼だけを眺めをり  世良日守/石畳継ぎ目に秋の匂ひたつ  世良日守/潮の村生臭きかな精霊馬  遊呟/傷多きNIKEと並ぶ秋隣  遊呟/ジャブの音確かむ秋潮のシャドー  遊呟/サーフィンや板に一番星ぶつけ  遊呟/朝焼や浜の真砂のごみ拾ひ  遊呟/発泡の残骸踏んだ文化祭  遊呟/厚底の砂鉄に残る暑さかな  遊呟/巨きい眼ぬらしてあげた秋没日  遊呟/夏の灯の水面ヒロシマドーム前  遊呟

魚油の灯の暗さ位よ秋の暮  遊呟/単線の度に秋澄む水平線  遊呟/伊邪那美の癇癪や親潮赤し  遊呟/大夕焼ヒト科の影が動かない  遊呟/2年ぶりビーチサンダル出して夏  房総たまちゃん/目に刺さる夏の夕日の映える海  房総たまちゃん/夏の夕潮香引っ付く瀬戸の凪  信壽/先生に怖いふりする肝試し  信壽/西日さす牛がステーキ食ふ看板  多喰身・デラックス/国道の「クルマ買います」へと西日  多喰身・デラックス/門前をコロッケ匂ふ大暑かな  多喰身・デラックス/吾より吾の影の大きよ夏の果  多喰身・デラックス/アディダスのロゴのほつれよ夏の果  多喰身・デラックス/路地裏にカレーの匂ふ夕焼かな  多喰身・デラックス/裏拍のやうな海月や海月や  石井一草/幽霊のやうな夕焼や東尋坊  石井一草/サンダルを揃へ浜へと駆けるばば  石井一草/ポイへ火を点けてマオリの玉の汗  石井一草/テント設営張り切る夫の声高し  ゆすらご/リヤカーの大荷物押すキャンプかな  ゆすらご

子の見える位置へ前進砂日傘  ゆすらご/虫籠を抱いて四国の端と端  ゆすらご/「帰れん」とさっぱり言いて紅蜀葵  ゆすらご/待ちかねた雨を吸ひたる秋茄子  ゆすらご/張りのある美しき肌なり秋茄子  ゆすらご/波音の秋の夕べを整へり  内藤羊皐/陽物を象る耳環秋の暮  内藤羊皐/火薬庫の燐寸蠢く秋没日  内藤羊皐/秋澄むやファストシューズを掌に載せて  内藤羊皐/ひとり身に赴任す街の鯊釣れり  内藤羊皐/鱗の眼疵うつ秋没日  内藤羊皐/夕照の底ひの蟹を踏み拉く  内藤羊皐/尿臭き夕陽を曳きて蟹ありく  内藤羊皐/貝の殻波曳く釣瓶落しかな  内藤羊皐/自転車に溢す釣果や虫時雨  内藤羊皐/死象の骨を鳴らして水澄めり  内藤羊皐/水澄んで湖底を騒ぐ木霊かな  内藤羊皐/飛行機落ちたって!夕焼の海に  東京堕天使/あの遺産貰えるのかとサングラス  東京堕天使手なずける灼くるレールやボードパーク  東京堕天使

週末は風鈴売りを業とせむ  東京堕天使/蚊柱やレンズ構えるパパラッチ  東京堕天使/ナナハンを横切る祭太鼓かな  杜まお実/平畝に足跡残すはたた神  杜まお実/攻略本漢字調べる夏休み  杜まお実/爪先の隙間に夕焼ペアリング  杜まお実/夏蝶や表彰台のテーピング  杜まお実/2Bのひらがな爆ぜる夏見舞  杜まお実/風死すやエレベータまた閉鎖中  杜まお実/試合後まばゆい釣瓶落しかな  蝶楽/明け渡すサドルにとまる赤蜻蛉  葉山さくら/自転車に兄弟三人晩夏光  葉山さくら/スニーカーお揃いと知る暮の夏  葉山さくら/夕日追う波頭ざわめく夏の果て  原 水仙/江ノ島の夕日のテラス焼栄螺  原 水仙/行く夏や夕日も砕く猛き波  原 水仙/鉄の香の露天湯紅し夕焼雲  原 水仙/父方の墓夏濤へ続く道  梵庸子/夕焼へ浸す左足のゆらぎ  梵庸子/夕焼の強度デイパックの重み  梵庸子

夕端居サザンの歌詞のところどころ   梵庸子/体温の羅列わたしの夏終る  梵庸子/夕焼を仰ぎアイヌの五弦琴  梵庸子/湘南の海に夕日や秋近し  亀田かつおぶし/西日中二人の影が交差する  亀田かつおぶし/夏休みタイヤチューブで川下り  亀田かつおぶし/大仏を見下ろす部屋のビールかな  亀田かつおぶし/湖に落ちる夕日や冷奴  亀田かつおぶし/ロンドンから霧を連れてきて濃霧  亀田かつおぶし/夕立やウーバーイーツ風を切る  亀田かつおぶし/夕焼や背中をそつとあいの風  亀田かつおぶし/文法は空で言えるよ夕涼み  真/秋立つや父の会話に波の音  真/宮古島の塩ふりかくる枝豆よ  真/夕暮れを人影走る秋意かな  真/夕焼けやペダルこぐ背に影長く  清雅/西日中リュック背に我立ちこぎす  清雅/潮浴びて戻りのペダルずっしりと  清雅/接戦の引退試合大西日  信茶/立ち漕ぎの友に追いつき秋に入る  信茶

夕凪や島をでる友のこる友  夕菅女/一周が一里の島を大西日  夕菅女/アキバまでママチャリで行く夏休み  夕菅女/白靴の触れて眺る夕陽かな  京あられたけむら/飴玉はゆるりと甘く秋夕焼  京あられたけむら/兄妹の振りして使う海の家  やまだ童子/波を斬るサーフボードよ夏の海  那須のお漬物/海光の江の島辺り鰯引く  那須のお漬物/砂浜に葭簀並ぶや光る海  那須のお漬物/短冊のメニュー揺れるや海の家  那須のお漬物/秋たつや落日の海波の音  那須のお漬物/上り月水平線の彼方かな  那須のお漬物/後ずさり又追いかけて秋の波  那須のお漬物/炎帝の乾かすズック小指擦れ  つづきののんき/上履きのズック洗う日夏休み  つづきののんき/大夕焼富士のマグマが猛りしか  つづきののんき/初盆や処分しようか釣り道具  森中ことり/釣り人に父の面影盆休み  森中ことり/海にひとり出そうで出ない虹待って  森中ことり/朝晴れの首里と引き換えの片降  背番号7

安物のハンディ扇風機の全力  背番号7/キックオフ笛、拍手、蝉、無風、蝉  背番号7/八月や防空壕跡の足跡  背番号7/残り5パー電動チャリの背を南風  背番号7/二人乗り対岸に警官と虹  背番号7/秋蝶や今過ぎたのは君と誰  背番号7/バイトする姉の横顔夜の秋  背番号7/足組みて夕焼け眺むる5歳かな  背番号7/野球部の自転車の列途切る蟇  背番号7/夏浜のライブカメラのホルン吹き  背番号7/Numberと大歳時記を並べ秋  背番号7/サイゴンの甘き珈琲大西日  夏埜さゆり女/ペア靴の白を穢して秋夕焼  夏埜さゆり女/少年の視野に目標大夕焼  一生のふさく/夕焼や話し合ひたる親のこと  一生のふさく/夕焼や今日の歩数は一万歩  一生のふさく/夕焼のエンドロールは海の上  一生のふさく/初めてのタロイモ夕日を進む船  風蘭/サングラス残る助手席夕日影  小池令香/夏浜のカレー福神漬け真っ赤  小池令香

墓参り終へて海辺の握りめし  小池令香/熱い熱い八月の砂踊る足  小池令香/終バスに飛び乗り夏の浜夕日  小池令香/うずくまる少年の背に夏蝶来  小池令香/豪雨明けあっけらかんと夏の空  玉井令子/自転車の周遊日記夏休み  玉井令子/夕焼けや水平線に烏帽子岩  玉井令子/白靴や今日の目標一万歩  玉井令子/波乗りやエレキギターの曲のあり  玉井令子/フエリー着くまでの思い出海は秋  松本だりあ/準備OK自転車は秋夕焼へと  松本だりあ/スニーカーの安堵秋の波やさし  松本だりあ/軌道描くスポークビーズ星祭  播磨陽子/風死すや世界に閉ぢてゆく心  播磨陽子/白南風をバックパックと自転車で  直/街ぢうに子らうぢやうぢやと夏休み  直/白靴や明日は月曜とふ愁ひ  直/人参しりしり熊蝉なきやまず  直/若人の櫂を押す声秋立ちぬ  直/夏果てて獅子座の月の生まれくる  直

夕まぐれ犬が見ている海晩夏  直/対岸の終業サイレン広島忌  直/夕焼けの浜やリードを伸ばす犬  海羽美食/水牛も影絵の一部大夕焼  海羽美食/夕焼は山の向かうか宿の下駄  海羽美食/夕焼けや今の小槍は上機嫌  海羽美食/逆転の日焼けあとなり波静か  野山遊/アドバンテージサーバーへ大西日  青に桃々/トランペット灼く野球部員整列  青に桃々/紐靴の紐緩みたる夕焼かな  海峯企鵝/ジョギングの息遠ざかる夕焼かな  海峯企鵝/肩甲骨交互に回す夕焼かな  海峯企鵝/吾の影の車道を走る西日かな  海峯企鵝/罅割れしスマートフォンに夕焼かな  海峯企鵝/自転車は逃げているのだ夏の果て  吉野川/サーファーは波の僕か土用凪  吉野川/夕焼けの傾けせたる水平線  吉野川/言霊の漂う浜の夕焼かな  吉野川/人麻呂のここは挽歌かサングラス  吉野川/夕焼けが水平線を傾ける  吉野川