写真de俳句の結果発表

【第11回 写真de俳句】《並》②

第十一回写真de俳句 並

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

洛陽の海は金色夏帽子  大橋あずき/落陽の海は金色夏帽子  大橋あずき/飲み干して夕日にかざすラムネかな  大橋あずき/砂日傘ひとつ残りて日が沈む  大橋あずき/秋濤を連ねて佐渡のなおしずか  綱長井ハツオ/ユーラシア大陸へ征く大夕焼  ごうがしゃ/夕焼けや私が死んで生まれてく  ごうがしゃ/日盛のロカの岬に地は尽きぬ  巴里乃嬬/シャンパンに始まる朝や避暑の海  巴里乃嬬/窓ガラスの歪むる海と紫陽花と  巴里乃嬬/瑠璃紺の朝顔ふゆり海を聞く  巴里乃嬬/大西日背面跳びのマンタかな  巴里乃嬬/「ここだけの話内緒よ」グラジオラス  巴里乃嬬/この浜に王妃眠るや夏霞  巴里乃嬬/冷麦やビーチの上を軍用機  巴里乃嬬/夏の果かすれし停止線の白  かねつき走流/ボガートのポスター汗の映写室  かねつき走流/夕焼やフライデーナイトファンタジー  かねつき走流/夜光虫言葉少なの漁夫の父  かねつき走流/大西日父へと還る刑事かな  クラウド坂の上

母といふ武器から逃れ夕焼雲  クラウド坂の上/海水の染みたシューズに残る夏  クラウド坂の上/ケンメリに妻を待たせて夕焼雲  クラウド坂の上/運ばれて砂に海月のかたちなし  陽光/白南風や砂は海にもどりたがる  陽光/松落葉踏みて陸風立ちはじむ  陽光/夕焼や自転車の影ゆくばかり  比良山/欄干を滑るスケボー大夕焼  比良山/自転車の夕影かかる白靴へ  比良山/白靴のバックパッカー宣教師  比良山/裏側の世界はきれい雲の峰  はなあかり/暮れてなほどつぷり蒼き夏の山  はなあかり/琥珀色の波をヨツトの影絵めく  はなあかり/ティファニーの色は商標夏の海  藤井天晴/青瓢やがて灯となるまでは  藤井天晴/何もかも抱きて夏の落日は  藤井天晴/鳴り続く目覚まし時計夜を蝉  熊縫まゆベア/短夜や知らない人がなれなれし  熊縫まゆベア/銀杏散るダルメシアンと大股に  熊縫まゆベア/ステージの跡に腰掛け秋夕焼け  しみずこころ

秋夕焼け缶蹴りの跡缶カラン  しみずこころ/夕焼けと時間潰して置いてかれ  しみずこころ/明日葉積む軽トラックの荷台灼け  佐々木のはら/夕凪の脚に貼りつく砂の帯  佐々木のはら/海亀と目の合ふ島や瑠璃の波  佐々木のはら/帰宅した二人の靴に砂の夏  城ヶ崎由岐子/18:30七里ヶ浜発の夕焼  城ヶ崎由岐子/メッセージ花火気づいてくれぬ君  城ヶ崎由岐子/夕焼けを追い越しそうだ一輪車  あすか風/夏蝶の影を求めてスニーカー  あすか風/夏の日の恋の始まるスニーカー  あすか風/秋彼岸ひだりの席が空いている  あすか風/大西日きのうの嘘を又生きる  あすか風/一日をさんざ嬲って晩夏光  あすか風/私からあなたへ駆け抜ける夕日  あすか風/少年の自転車ななめ大夕焼  あすか風/夏の果夕焼け仕舞ふ水平線  千風もふ/釣瓶落しの等間隔の二人たち  高橋寅次/バリケードに「あしたのジョー」や秋夕焼  高橋寅次/縁石に並ぶ空き缶熱帯夜  高橋寅次

放課後のテイクアウトは夏の浜  ツユマメ/堤防に寝て輻射熱秋隣り  ツユマメ/立ちこぎの音リズミカル秋近し  ツユマメ/夕焼雲自転車の子の家路かな  吉村よし生/夕焼時そろひのズック去り難し  吉村よし生/号泣の理由は知らず夏未明  円堂 実花/物乞もスルタンも見る半月か  円堂 実花/もやしの根取りつつ語る夏の恋  円堂 実花/夕焼けや渚に缶コーヒー苦し  風早 杏/夕焼けに飯片付けて浜辺まで  風早 杏/夕焼けに福石のしめ縄太し  風早 杏/手を振りつ島帰る夕焼ける船  風早 杏/帰宅まで夕焼け満つ海岸線  風早 杏/剥き出しのテトラポットの夕焼ける  風早 杏/夕焼ける子の靴はまに置き去りに  風早 杏/父くべる五右衛門風呂終い夕焼け  風早 杏/足裏に夕陽捕らえて秋惜しむ  花弘/夕凪や遮断器越えて光る海  花弘/神島の潮騒高く七夕や  花弘/盆東風や郡青の波帆を追うや  花弘

メダルめく大きな夕日夏惜しむ  谷山みつこ/スニーカー触れて並んでソーダ水  谷山みつこ/夕凪に弥次郎兵衛でもつつこうか  谷山みつこ/サマードレス胸のギャザーのこそばゆく  谷山みつこ/昼寝の子の手のスコップに星の砂  沙那夏/夏帽のゴジラの壊す砂の城  沙那夏/補助輪のやっと外れた夏の夕  沙那夏/さよならは明日にしよう大夕焼  沙那夏/スニーカーを夏の形に脱ぎ捨てる  沙那夏/お揃いのスニーカー捨てかねて夏  沙那夏/菓子パンを好きなだけ買う夏の朝  沙那夏/海が見えるそれだけでもう夏休み  沙那夏/ハンモック付きリモートワーク海の風  沙那夏/マーブルチョコ拾う子のいて雨蛙  沙那夏/海の底蹴って浮輪と波になる  沙那夏/ジリジリと日時計になる砂日傘  沙那夏/素裸がビオレで洗ふ水着かな  かむろ坂喜奈子/補助輪を片方外す夏休み  ⑦パパ/夏休み二十インチに乗り換える  ⑦パパ/しまなみの七橋渡る神迎へ  ⑦パパ

パンパンの補講のリュックゆやけかな  ⑦パパ/夕焼はモンドリアンの描いたやう  ⑦パパ/幸せな奴亀虫に噛まれちゃえ  凪太/甃のあみだくじする秋思かな  凪太/夕焼けに置いてきぼりの船一艘  ピアニシモ/夕焼けに悩み忘るる少年は  ピアニシモ/夕焼けに記憶のドアの鍵が開く  ピアニシモ/夕焼けや気が合ったよねスニーカー  ザクロパシフィック/蝉しぐれ二回電車来たら帰ろう  ザクロパシフィック/夏の海リード振り切る大型犬  ザクロパシフィック/大西日タイムセール終わってまう  ザクロパシフィック/夏の夕たちこぎの子の誕生日  ザクロパシフィック/夏の果て乗りたいバスは廃線に  あかりまる/夕凪や石を枕に眠る魚  灯り丸/夕凪やリボン失くしたベビー靴  打楽器/親子して唱歌を唄ふ夕焼け雲  春陽/夕焼けの海行きて還らぬ人の影  春陽/元旦の海原といふ噴火口  古瀬まさあき/行く夏の波がひろげてゆくとびら  古瀬まさあき/七夕のはじまり濤を手に汲めば  古瀬まさあき

宵闇にくつを濡らしてしまひけり  古瀬まさあき/濤ざわめく鷗濁さぬやう息す  古瀬まさあき/母の手と土手の匂いや揚花火  白兎/散歩道靴にぶつかり怒る蟹  白兎/自転車の教科書重し顎の汗  白兎/母待ちつみんみん蝉の庭を掃く  白兎/坂の上拝むだるまの冬夕焼  松虫姫の村人/自転車も大冒険や夏休み  松虫姫の村人/片蔭にスケボーの子の髪なびき  抹茶子/完売の筆右上がりところてん  抹茶子/最後のカンパイ大夕焼けに捧ぐ  卯年のふみ/鍵はどこ?夕焼の海に走る子ら  卯年のふみ/秋の浜ハングル文字の哺乳瓶  そうり/夕焼けの中へ自転車突っ込みぬ  そうり/雲の峰カーラジオより「ベンチャーズ」  そうり/千年を辿る家系図夏休み  そうり/苗字より我が家の起源夏休み  そうり/蜩や暮れゆくほどにメゾフォルテ  そうり/蜩や最終バスは行ったあと  そうり/老人と猫の離島や海開き  そうり

やや尖る女性上司の白い靴  そうり/打ち水や「卍」の多い京の地図  そうり/夕焼けへ鋏の走る散髪屋  そうり/限界の村へ始まる蝉しぐれ  そうり/おむかいのねえちゃんの部屋夏休み  そうり/三度目の単身赴任冷奴  そうり/病床の親友へ嘘サングラス  そうり/サイダーの弾ける気泡反抗期  そうり/ナイターや最上段の外野席  そうり/一杯のビールのための余生なり  そうり/休暇明東京弁の転校生  そうり/地に重力海に浮力や大西日  武井かま猫/指に砂ざりと素足にスニーカー  武井かま猫/夕焼の終ふまで江ノ電の空くまで  武井かま猫/海岸に人呼ぶ犬や大西日  ぷるうと/くるぶしを波に冷やして夏の夕  ぷるうと/夕焼におされ人の輪ちぢまりぬ  ぷるうと/夕焼け雲保健室から帰る途  ぷるうと/立ち漕ぎの膝に血のあと西日追う  ぷるうと/大西日ペアのズックの踵踏む  ぷるうと

音のない花火湖上に開きけり  ぷるうと/立ち漕ぎの背に塾かばん夕焼け雲  ぷるうと/さみしさはとおせんぼうや夕の蝉  ぷるうと/連結や夕焼雲の防波堤  ぷるうと/夕焼雲サキソフォーンの似合う街  ぷるうと/夏の朝ひとりずつ来る浜のカフェ  秋紫/夕の浜日焼けの足にしみる砂  秋紫/海胆の刺踏まねば浜に上がれぬほど  秋紫/雲の峰自転車2台で追いかける  秋紫/雨風に蝉しぐれまで驚きぬ  秋紫/青瓢くびれにぎればひんやりと  秋紫/夕焼けとともに泥つき靴帰る  大本千恵子/スポーク一本折れぬ八月十五日  稲垣加代子/白シャツの眠る浜辺に鳴るラヂオ  西田月旦/午後三時寝癖なほして飲むビール  西田月旦/自転車の口笛くもる暮の夏  西田月旦/隧道のコンクリートを伝ふ夏  西田月旦/ブレーキの鳴く道にこの蝉時雨  西田月旦/白南風や三角窓は開けておけ  西田月旦/お目当てはこれから熱砂さめてから  西田月旦

立山のおもてに夕日あいの風  西田月旦/コールドを告げる手のひらに夕焼  中村すじこ/手花火の分だけ君と距離あって  中村すじこ/日の沈む水平線に秋生まれ  中村すじこ/五輪特集台風一過の夜  中村すじこ/花火待つ場所きめかねて口喧嘩  眠 睡花/夕焼へ向かう自転車長い影  眠 睡花/長き影のスポーク消ゆる大夕焼  ペトロア/つなぐ手の脈の響きや大夕焼  ペトロア/誰一人声を出さずに秋の暮  西村小市/初潮や空の色した靴の紐  西村小市/鰯雲隣で脚を組まないで  西村小市/立漕ぎの少年過ぎる九月かな  西村小市/夕焼は時のすぎゆく時の色  西村小市/夏の雨ニケツの君とオンナノコ  江藤すをん/白靴を脱いでペディキュア見せたくて  江藤すをん/サイダーのやうなチャラ男の君だから  江藤すをん/毒のない男と海月見ておりぬ  江藤すをん/金髪の高2炎暑へ漕ぐペダル  江藤すをん/交番の不在看板大夕焼  江藤すをん

大夕焼とまつたままの腕時計  江藤すをん/ポパイめく入道雲へ割るパピコ  江藤すをん/Uberのロゴ飲み込みし大西日  江藤すをん/二度たたき少しきこえるラジオ夏  木染湧水/夏の浜ハートを描いてみたりして  木染湧水/大夕焼保護色めいて君がいて  木染湧水/チューニング合わないラジオ晩夏光  木染湧水/秋涼しユーフォニアムの全音符  木染湧水/老犬の夕日に吠ゆる夏の海  山川腎茶/「夕焼け小焼け」聞こゆ海水浴の帰路  山川腎茶/潮浴びのはじまり賓日館の浦  山川腎茶/砂浜に乱取りの汗ぬぐふ子ら  山川腎茶/夏の浜少年たちの素振りかな  山川腎茶/静かなり漁火遠く島の宿  歩一/舷側を沈め運搬船の夏の瀬戸  歩一/夕焼やフェンスにたわわ恋の鍵  のど飴/姉と会う明日の約束夕焼かな  のど飴/大夕焼ジュラ紀の地層きらめきぬ  のど飴/貝殻の音を右手に島夕焼  のど飴/集団のバイク一列夕焼かな  のど飴