写真de俳句の結果発表

【第12回 写真de俳句】《並》⑫

第十二回写真de俳句 並

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

金風に包まれ我は化石なり  村瀬っち/日高路を空いちめんにとんぼうは  村瀬っち/塾塾塾塾塾ピアノ秋うらら  長良くわと/キライスキイツタリキタリ赤蜻蛉  長良くわと/火葬場の祖母の白煙秋茜  すいかの種/自粛の夕暮れ赤蜻蛉は空へ  すいかの種/竹林の風は蜩陽が沈む  けら/虫の音を孕みて静謐なる宇宙  けら/爽やかやガイドと走り切るランナー  けら/実家出てはや9日目赤とんぼ  青山みい/秋風や会話相手は業者のみ  青山みい/爽やかや母のカレーの届く朝  青山みい/赤門をツイと過ぎ行く蜻蛉かな  こはく/精霊蜻蛉おのが影なき道をゆく  炭茶/嵐の夜どこにおるやら赤蜻蛉  炭茶/指立ててじいちゃんと待つ塩とんぼ  玲花/秋の野を駈けるその手の槍冷た  馬子/勾玉をまとひてまふや律の風  馬子/五百キロ車窓にトンボ父見舞う  弥生/あかね雲トンボの群れのシルエット  出羽泉まっくす/

ヒーローのごと夕日に消えゆく赤蜻蛉  謙高/ドローンに蜻蛉の休む未来かな  謙高/ぼろぼろの蜻蛉煙突並ぶ空へ  なみこまち/輪になってスパイクを脱ぐ夕蜻蛉  なみこまち/色なき風や一冊足りぬONEPIECE  なみこまち/夏の宿題オカリナの「赤とんぼ」  猫牧あすか/わが指にとまる蜻蛉や重さなし  三保鶴/「あっ、とんぼ」テストのしじま破らるる  彼理/美術館の大窓群れて蜻蛉行く  彼理/絵日記と工作抱え竹の春  彼理/ラジオ消す寝間浸しゆく虫時雨  彼理/飛ぶ竜と人は呼びけり蜻蛉征く  遊井ユウ/竹の先侵せぬ蜻蛉の静謐  遊井ユウ/とんぼ行くひとひらの風従えて  東歩/秋麗や牧に佇む馬二匹  東歩/蜻蛉飛ぶ跡に真空生まれしか  東歩/ホバリングまた引き返す蜻蛉かな  ルージュ/空の青しばし蜻蛉も知るゆとり  四季/一休み空の青さを知る蜻蛉  四季/

山頂に先客の在り赤蜻蛉  陽光樹/羽たたみ溜息漏らす蜻蛉かな  陽光樹/またトンボ葉たばこ挟む祖父の指  日吉とみ菜/太陽待つ蜻蛉の羽は緊張す  日吉とみ菜/こびり付く蜻蛉の死骸棒で掻く  桂月/赤とんぼ不機嫌そうに我を見る  桂月/うたた寝のベンチ蜻蛉に起こされて  桂月/傘置き場古びた黄色赤とんぼ  桂月/公園は無人空は蜻蛉の群れ  原島ちび助/黄昏のホーム架線に赤とんぼ  原島ちび助/ビル群の狭き青空あかとんぼ  木村あずま/蜻蛉取り結界のごと指回す  森野 羊/考える人にとんぼのかるみかな  しろねこ/銀漢やカムパネルラの水澄めり  しろねこ/蜻蛉の瓦礫の街を見し眼かな  つるぎ/蜻蛉や翅に透けたる深き青  つるぎ/慶喜の谷中の墓に鬼蜻蜒  つるぎ/繰り返す青空の真下に蜻蛉と  沙鴎/跳ね橋を悠々越えし秋茜  居酒屋親父/高架下雨静かなり銀やんま  居酒屋親父/

仲良しの二匹の蜻蛉散歩道  山本 雀詠/湯船をば窓からのぞく蜻蛉さん  山本 雀詠/蜻蛉の網膜に万の我あり  滝川橋/子規さんの守るベースや赤とんぼ  滝川橋/リハビリのぐうちよきぱあを赤とんぼ  滝川橋/塩辛蜻蛉いっぱい母が笑つてる  滝川橋/しゃがみ込むむぎわらぼうし空のかご  あやめ/充電はまもなく、蜻蛉よさあ行こう  泉州水なす/河原の錆びた自転車赤トンボ  おかだよしお/後戻り出来ぬとんぼの兜かな  山本 より子/蜻蛉寄りくる磨き込まれたボンネット  来冬邦子/夕星を見つけた指に秋茜  来冬邦子/蜻蛉降り体温め青き空  大谷 くえ/泥落す鍬の柄先の赤トンボ  ペケ/晴れ空にさやかに揺れる稲穂波  ペケ/秋光や畔で絵を描く君の色  松井 陽子/秋高しワイナリーで観る神楽  井出 一二三/父の声小さく聞こえ秋の朝  咲瑠恋/空青くパンの香りや今日の秋  咲瑠恋/天高く陽子という名で晴れ女  咲瑠恋/

白球がトンボの群れを追い越して  滝次郎/峠道雲を見下ろす蜻蛉かな  滝次郎/三合目半歩さき行く赤とんぼ  滝次郎/竹とんぼ作るじぃじの背に蜻蛉  モモ/尖らせた鉛筆とんぼの描写に  モモ/赤蜻蛉よビバリーヒルズにもいたか  永華/赤蜻蛉カムパネルラは黄泉の国  ミンコフスキー/ジーンズの馴染めば空に赤蜻蛉  ミンコフスキー/とんぼうの飛び立ちがたき片想い  ミンコフスキー/深川の運河っ子たる鬼やんま  ミンコフスキー/痩せ枝は蜻蛉飛び立てば孤独  まりも/台風やコンビニの隅のあったか〜い  まりも/コバルトの空蜻蛉もまた青し  アツヒコ/ある晴れた日の約束や蜻蛉飛ぶ  アツヒコ/さざ波のごと羽ふるう蜻蛉かな  アツヒコ/赤蜻蛉アンダーパスの雨の後  アツヒコ/立て看の先の青空あかとんぼ  アツヒコ/空港の離陸待つごと群れトンボ  ひとりしずか/止まりいて眼せわしき鬼やんま  ひとりしずか/赤蜻蛉こんなに低く飛んでたか  紫月歪丸/

赤とんぼ右へ左へ吾の前  紫月歪丸/母救え庭一面の日々草  紫月歪丸/思い出の駆け回る町のトンボかな  兼吉/トンボ舞ふ霞が関の大空に  兼吉/びちびちと蜻蛉食む餌と格闘す  駒村タクト/泣き顔の指差す先はとんぼしゃん  norinori/駆け足で刈り入れ進む雲が飛ぶ  norinori/青空が尾根鮮やかに蜻蛉飛ぶ  田畑 整/空映す池をコキコキ飛ぶ蜻蛉  田畑 整/緊急事態宣言とんぼ飛ぶ  春海 凌/錯綜するコロナ対策蜻蛉群れ  春海 凌/秋高し検査結果の帰り路  萩みのり/車椅子の空とんぼうはまっすぐに  そののうみ/草の穂を摘んでひとりの帰り道  そののうみ/探査機いま蜻蛉の星へ帰ります  すいよう/死にかけた電球ぱっと鬼やんま  すいよう/蜻蛉去る空に十字を書きくはふ  すいよう/微動せず前傾姿勢ギンヤンマ  はね花/湧泉の水車ゴットゴットとんぼ群れ  はね花/芙蓉咲く姉妹をやって四十年  望月美和/

秋風やアドバルーンは赤と白  望月美和/秋の昼オーブンの温まる家  望月美和/校庭の水面は黒く赤蜻蛉  にわのぶみち/八月や平和願いて影おくり  としまる/ネット張るテニスコートや蜻蛉群れ  としまる/あきつ飛ぶ帰らぬ子らも元気らし  木曽 太郎/捕まえたトンボを駕籠に逃がしたるって  木曽 太郎/とんぼうを追うとんぼ追う蜻蛉蜻蛉  ドロップ/とんぼうのセロファンの羽青い空  ドロップ/秋夕焼ちぎれし翅なほ紅し  米はぬる/虫めがね翅脈に広がる秋夕焼  米はぬる/水詰まるトイレの窓や蜻蛉ゐて  千暁/夕蜻蛉白煙長き火葬場  千暁/鬼ヤンマとまる托鉢僧の笠  千暁/とんぼ飛ぶモヤイ像前待ちぼうけ  千暁/とんぼの眼数多の空と山のいろ  千暁/我送る擬宝珠のうえの赤とんぼ  がいさんたかし/パグはしゃぐ鼻先で舞う赤とんぼ  がいさんたかし/つかまえし蜻蛉放して晴れる空  希南/山頂のベンチに五匹赤とんぼ  夏の舟/

つうと来てつうと座敷を鬼やんま  夏の舟/祖母逝きて郷は遠のき赤とんぼ  山内彩月/家崩せば広き空き地や赤とんぼ  山内彩月/戦闘の静寂碧きやんまの眼  山内彩月/亡骸も乾いて赤し赤蜻蛉  白鷺/亡き人を見送る朝や赤蜻蛉  白鷺/無観客エールのごとき蝉時雨  小雪/部活動なき校庭の蜻蛉かな  小雪/小六の夏期講習は阿蘇五泊  小雪/鬼蜻蜒の影翅脈の隆起まで  百七(モナ)/葦の葉に影絵のような川蜻蛉  百七(モナ)/群蜻蛉尾の指す方に御蔵島  百七(モナ)/青空のドライブ並走は蜻蛉  揚羽蝶/産声は天までひびく秋うらら  ヒマラヤで平謝り/秋雨や焦げた匂いのハムエッグ  ヒマラヤで平謝り/東京と名古屋の距離を鰯雲  ヒマラヤで平謝り/日の名残り指に絡めん赤蜻蛉  女留寿/きららかな風の破片や赤とんぼ  女留寿/蜻蛉の群に白球ホームラン  女留寿/

転生は詩人でありぬ糸トンボ  女留寿/はるばるとお出で下さる蜻蛉かな  頓狂/水溜まり重なる蜻蛉の影写す  きぬ/門柱の昨日置かれし蝉ひとつ  ふたば葵/腹白きヤモリの狩を見届けむ  ふたば葵/昼月や母伏す窓を問はまほし  ふたば葵/つまむ羽なんと蜻蛉の日和かな  和み/秋あかね下校のショパン口で吹き  虎八 花乙/赤トンボ救急車見る十一階  虎八 花乙/境内の下ひんやりとアリジゴク  光々や/しの字しの字干からびた蚯蚓しの字  光々や/退職日とんぼ一年一世代  光々や/ご朱印のひと筆見事柿たわわ  みよこ/竿先にとまる蜻蛉とあたり待つ  ちから/アキアカネ天に細胞透かしけり  伊予素数/トンボウのレーダーに我一万人  伊予素数/青空や我が指とまる赤蜻蛉  みなを/雨あがり蜻蛉の水輪あちこちに  みなを/指の股ごとに蜻蛉を挟む子よ  後藤緋文/佇むは日の丸一機秋茜  高山佳風/

赤蜻蛉とほく日の丸離陸せり  高山佳風/車椅子の母と見ゆあの赤蜻蛉  高山佳風/影ふたつ追いつ追われつ蜻蛉かな  きゅうちゃん/植物園ピント合わせる手に蜻蛉  尾河恵有/参り来し他人と会釈す秋茜  光優 (ひなた)/蜻蛉追ふ主なき家のゴミ出して  光優 (ひなた)/秋うらら刹那の羽のひと休み  小萩/庭先の翅夥し虫籠の死  小萩/夕とんぼ上下左右へ明日も晴れ  梅嶋徒歩/眼の中に空もうひとつ秋の峯  紅葉(いろは)/早秋に思い出透かす翅休め  紅葉(いろは)/青空に吸い込まるるは蜻蛉かな  家の椿/不機嫌なママのストローには蜻蛉  西岳/バラードが終わりマイクを発つ蜻蛉  西岳/点差開き蜻蛉目で追う内野席  西岳/天高しジョブマガジンの隅を折り  龍酪/新しい楽譜蜻蛉の羽根きらり  龍酪/トンボの羽横丁の角の床屋さん  龍酪/見ててねの小さき自転車トンボの背  龍酪/平行線空と水面と秋茜  花はな/

逃がそうか?幼子の目と蜻蛉の眼  花はな/大やんまその身そらして噛みつきぬ  さつき/赤とんぼ今日が部活の最後の日  石川潤子/透き通る蜻蛉の翅に青き空  石川潤子/トンボの目八角形の青い空  なおこ/草刈り機露の匂いとバッタ飛ぶ  なおこ/鉄棒をグルン秋の空もグルン  さふぁい庵/被曝せし山の墓園や群れとんぼ  さふぁい庵/空色の撚れたTシャツ秋の空  曽根朋朗/踵擦りパラグライダー秋の湖  曽根朋朗/宿題は採ったぞ俺はオニヤンマ  茶葉三八/スタート前肩に気配のシオカラトンボ  茶葉三八/赤トンボ網を持つ子に籠持つ子  瀬央ありさ/クルクルクル麦藁帽子走ってく  久楽/鱗雲飛び立つ明日に光さす  久楽/あぜ道をしっぽよじらせオニヤンマ  かずちゃん/思わず笑顔そら中の蜻蛉かな  tomi 乃里/蜻蛉や未だ白紙の日記帳  つき/冷ゆる朝震う一匹手のひらに  閑子/赤蜻蛉透く翅に映ゆ宙の青  あおい結月/

秋晴の青写す眼よ永遠にあれ  あおい結月/わた雲よ墓石にとまる赤とんぼ  りもあめみ/かくれんぼ今日はカレーか赤とんぼ  りもあめみ/ひとやすみいざ飛ばんとす赤蜻蛉  秋望月/子の声を聞き逃げまわる赤とんぼ  みのる/行く先は無限の蒼穹飛べトンボ  みのる/山とんぼ自撮り棒にも留まれり  繁幸/秋澄むや追はむひとりの竹とんぼ  梅野めい/飛びあがる蜻蛉の羽の音のひかり  松山のとまと/蜻蛉また乾びたやうな枝の先  松山のとまと/六人の座れば視線濃きとんぼ  松山のとまと/赤蜻蛉田の道跳ねる我といく  紺/蜻蛉の目監視カメラのごとく在り  向井幸/球高く蜻蛉の群れに吸い込まれ  向井幸/日傾き小荷駄に休む蜻蛉見て  馬子/秋茜レジ待つ人は二歩はなれ  ゆうじい/トンボの目ゴールを睨む競馬場  ゆうじい/蜻蛉やあの眼差しの君が居て  くるすてぃーぬ/風に浮く0.5グラムのトンボ  草野ふうこ/ダウン症吾子の手を引き追うトンボ  宮川梅乃/

田を渡る風吹き抜けてトンボかな  宮川梅乃/オリンピック果つや蜻蛉の青い空  木いちご/とんぼうや来し方行方思ひけり  木いちご/蜻蛉やゴーギャンの絵に迷い込み  ゆみの/空仰ぎ白亜の巨躯と秋茜  富永三紀/新蕎麦や藍の暖簾に触る風  富永三紀/