写真de俳句の結果発表

【第13回 写真de俳句】《ハシ坊と学ぼう!①》

第13回のお題「気球と原野」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

ハシ坊と学ぼう!こんにちは、ハシ坊です!  突然ですが、年払いの会員の方で、 継続していきたいという方は、 忘れずに更新の手続きをしてくださいね。 「My Page(マイページ)」に表示される 「継続手続きボタン」からお手続きできます。  また1年、みんなで楽しく、おウチde俳句♪
この写真を撮ったのはもうかれこれ10年以上も前のこと。 以前勤めていた会社の15年勤続休暇で アフリカのケニア・タンザニアを旅行したときのものです。  ライオンやチーター、象、ヌーの大移動など 大自然を間近に見ることができ、 その後の人生観の変化に大きな影響を及ぼしました。  この写真はケニアのマサイマラ国立保護区で 遊覧熱気球に乗った時のものですが、 キリン(写真中央に小さく見えます)をはじめ 動物の大群を上から見下ろすという貴重な体験が忘れられません。今でも時々あの雄大な光景を思い出し、 夫婦の酒の肴にしていたりもします。 皆様の素敵な句で、 この思い出が更に深いものになることを期待しております。                              池之端モルト

季重なり

蟻の夢気球に乗って秋の空

きぬ

夏井いつき先生より
「蟻」と「秋の空」、季重なりです。
良き

季重なり

さえずりも風とかけたる秋日陰

紫雲

夏井いつき先生より
「さえずり」は春の季語です。「秋の囀り」とする方法もありますが、「さえずり」が必要なのか「秋日陰」が外せないのか。自問自答してみましょう。
ポイント

季語なし

いい歳の兄の浮気や熱気球

西岳

季語なし

別居つづく降りぬ気球の影を見る

西岳

季語なし

ハーレーの音響く野や熱気球

西岳

夏井いつき先生より
三句ともに季語がありません。この句の場合でしたら、「ハーレーの響く」とすれば、季語を入れる音数のゆとりができます。

添削例
ハーレーの響く枯野や熱気球
良き

季語なし

熱気球深淵覗く水晶体

小萩

季語なし

熱気球彼方に君の瞳あり

小萩

夏井いつき先生より
二句ともに季語がありません。不要な言葉を外して、季語を入れる音数を工夫しましょう。
ポイント

季語なし

大合唱や「気球に乗ってどこまでも」

苺いちえ

夏井いつき先生より
やはり季語は欲しいですね。中七下五で合唱曲だと分かります。
参った

季語なし

球の影重なり遭うと旅立ちか

清和

夏井いつき先生より
こちらもやはり季語は入れたいですね。
難しい

季語なし

屈むれば足元原野我気球

大谷 くえ

夏井いつき先生より
「我気球」は少々無理があるかと。どう季語をいかせばよいのか、そこを考えてみましょう。(ネット上に「気球」は季語である、という記述があるという噂も聞きましたが、季語としての力があるとは考えにくいように思います)
参った

季語なし

熱気球離れる影の遠きかな

紫月歪丸

夏井いつき先生より
季語はないのですが、誠実に気球を描こうとしていることは伝わります。どうすれば季語が入るのか。それを工夫すると、さらによくなりますよ。
良き

季語なし

一人ぼっち原野で友を待つキリン

宮川梅乃

夏井いつき先生より
「一人ぼっち」と「友を待つ」の擬人化に、意味の重複があります。「友を待つキリン」とあれば、一頭かなと想像できますから、余った音数で明確な季語を入れるのが、得策です。
ポイント