写真de俳句の結果発表

【第13回 写真de俳句】《ハシ坊と学ぼう!⑥》

第13回のお題「気球と原野」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

出かけよう気球に乗って紅葉狩

希南

夏井いつき先生より
季語「紅葉狩」が動かないように、季語以外の部分に、なにか紅葉狩らしい言葉が必要です。
ポイント

星月夜車灯の線西に伸ぶ

がいさんたかし

夏井いつき先生より
映像を書こうと意図していることは分かります。ただ、中七「車灯の線」という表現は、一考の余地があります。
良き

皮トート月光青き駐車場

奈良 紗古葉

夏井いつき先生より
「月光青き駐車場」はよいと思います。「皮トート」はやや唐突な感じ。
良き

ザワザワと揺れる草原流れ星

はね花

夏井いつき先生より
「草原」と「流れ星」の光景はよいのですが、前半の描写が草原に傾きます。主役の季語「流れ星」をどう際立てるか。そこを工夫して欲しい。
難しい

秋高し開店を告ぐ気球かな

アツヒコ

夏井いつき先生より
「告ぐ」が「気球」にかかっていくのならば、「告ぐる」となりますね。「~かな」の詠嘆が必要なのかも含めて、再考してみましょう。
ポイント

露のたま午前四時の牛乳瓶

西岡 由起子

夏井いつき先生より
「露」という季語と「午前四時の牛乳瓶」を取り合わせるのは、よいと思います。「~のたま」は、ちょっと違うかなあ。
ポイント

開拓の魂癒すナナカマド

ペケ

夏井いつき先生より
「開拓の魂」と「ナナカマド」を取り合わせれば、「癒す」は不要です。それが、季語を信じるということ。
良き

金風に脅えるいのちや狙う獅子

風輝

夏井いつき先生より
季語「金風」と「獅子」を取り合わせることは、やぶさかではありませんが、中七は説明です。
難しい

金秋や気球に乗って堪能す

山本 より子

夏井いつき先生より
後半は説明の言葉になっています。
“参った”

降るかしら気球の影に虫時雨

あやめ

夏井いつき先生より
「気球の大きな影を雨雲だと思っている虫の期待を表現しようとしました」と作者のコメント。

その表現意図は、この言葉では伝わらないなあ。
“難しい”

釧路湿原の底にて震う鯰よ

森野 羊

夏井いつき先生より
リズムが損してますね。「~にて震う」あたりを再考してみましょう。
“ポイント”