写真de俳句の結果発表

第19回「マーガレットとベニシジミ」《人》①

第19回「マーガレットとベニシジミ」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第19回 写真de俳句】《人①》

蝶々のかわりにぼくがあやまるよ
藤田ゆきまち
自転車のパンク修理さマーガレット
藤田ゆきまち
モモンガの忌引申請春の空
8の月
ヨガマット一人一枚蝶の昼
佐藤儒艮
移り来し街でたらめに蝶眩し
佐藤儒艮
痙攣の瞼に眩しマーガレット
ハルノ花柊
春暖を洗車してゐる消防団
黒子
信管は抜き終えましたベニシジミ
世良日守
日曜の夕陽が怖いベニシジミ
世良日守
雲の皺一つ伸ばしてベニシジミ
世良日守
撮る人を撮る人を撮る長閑かな
多喰身・デラックス
初蝶に「キーウ」と名付け放ちけり
杜まお実
大縄の記録更新しじみ蝶
杜まお実
新しきチョークの先やしじみちょう
葉山さくら
マーガレット牧場前の停留所
信茶
大学の石の正門しじみ蝶
信茶
筆圧の残るメモ帳蝶の昼
空木花風
影絵のごと絵描きの鞄から蝶々
森中ことり
道を聞く新入生の声るぱぱ
背番号7
紙ヒコーキ王のアイツが新教師
背番号7
投票の帰りはやたら蝶と会う
背番号7
タンバリン持ち替え風船つかまえる
背番号7
川の無き橋に川の名花明かり
小池令香
約束の無い春の日のチーズナン
小池令香
マーガレットひかり連なり歌劇場
小池令香
門扉なき我が家は楽し矢車草
マーガレットかなりあ色の王冠を
群青の空に初蝶こつぱみぢん
巴里乃嬬
つなぐ手の温度ベニシジミの融点
かねつき走流
四月馬鹿花壇に立てるアイス棒
かねつき走流
三月のなゐに転がる点鼻薬
かねつき走流
踏切の横の1K蜆蝶
陽光
忘れゆく母純白のマーガレット
はなあかり
公衆電話撤去されマーガレット
しみずこころ
花満開と小田急線のアナウンス
佐々木のはら
遅き日やバックで降車のベビーカー
佐々木のはら
夏立ちて二人三脚前のめり
城ヶ崎文椛
ステイホームちくちく春の雲を縫う
あすか風
良いことの足し算をして春の川
あすか風
マーガレット結婚線の三本目
おぐら徳
やはらかき呼吸二頭の小灰蝶
渥美こぶこ
春風や土偶の女神身重なり
円堂実花
マーガレットビーズサロンの婦人たち
風早 杏
淡雪やチャンポンの餡の熱々
沙那夏
春休み引っ越す友とボンカレー
沙那夏
ばあちゃんの墓の目印山桜
沙那夏
五時間目ララバイのごと桜散る
沙那夏
マーガレットドライブマイカーを観たか
⑦パパ
てふてふのついにとまりし象の尻
ピアニシモ
マーガレットいつぽんみちを来て迷ふ
古瀬まさあき
謎解きの答えは春の弾む方
抹茶子
焼薯二本木曽川堤駅下車
ぷるうと
波音はCQCQ花大根
ぷるうと
はるじおん光と雲ののびやかな
ぷるうと
ヘリの音眩し蝶々の翅もまた
西田月旦
托鉢のちりんと去りて初蝶来
西田月旦
はじまるよ蝶のはばたき方講座
木染湧水
にしてもね間が悪いよと紅小灰
小倉あんこ
奥の院にセコムのシール梅雨の蝶
満る
教室の小さな掟ヒヤシンス
天陽ゆう
てふてふは嫌ひウルトラマンが好き
ありあり
蝶の昼アロエの伸ぶる守衛室
ありあり
黒パンとマーガレットと木の椅子と
ありあり
蝶の翅鈍く曇れる三角紙
はれまふよう
お互ひに気づかず蝶とゐる時間
あみま
しじみちょう見遣りて業務引継書
渡邉 俊
蝶眠る旧軍射弾観測所
星埜黴円
遠足の列にきりんの顔割り込む
ふるてい
捨てるあてなき花冷の傘袋
ふるてい
マーガレット置く船上の予約席
ふるてい
先導を迷えば汗のなお噴き出す
ふるてい
どの穴に蟻ハモニカのドの穴に
ふるてい
マーガレットの白は保健室の白さ
ふるてい
うららかに舐めとる蓋のマヨネーズ
ふるてい
友達や残花の第二体育館
大西どもは
味噌買はず木春菊を買ひにけり
井納蒼求
水やりの父の静かや春の空
Q&A
惜春や三和土の砂を掃き出して
小鞠
マーガレットひとりじゃ遠いバス通り
小鞠
田螺鳴くからドラゴンズは連敗
みづちみわ
麦の秋左右の違いなき軍手
みづちみわ
休園日マーガレットは寝ています
みづちみわ
蝶連れて泣き虫迷子センターへ
千波佳山
あんなにもはね傷つけて蝶の恋
飯村祐知子
砂糖壷に鍵をしづめて鳥曇
飯村祐知子
まつしろな絵本の町や風光る
飯村祐知子
青インク静かに充し蝶の昼
みずな
空っぽのコーヒーカップの上を蝶
シュロバッタ
フルーツ売り場みたいな蝶を10グラム
七瀬ゆきこ
春園のメトロノームが聞こえない
七瀬ゆきこ
マーガレット剪りカナリアの水を替へ
にゃん
息をつめいま夏蝶の視野にゐる
にゃん
鱗粉はひかりのかけら蝶生る
笑笑うさぎ
マーガレットアイドルはみな大所帯
キッカワテツヤ
畝ごとに紋白蝶を撒き散らす
亀山酔田
葬列に遅るるひとり小灰蝶
竹田むべ
菜の花のそのさき昼の海ばかり
彩汀
猫柳呆けて朝の風甘し
彩汀
貝塚に白き貝踏む蝶の昼
彩汀
さざ波のみづへみづへと花吹雪
彩汀
ピンセットに蝶の触角ソーダ水
藤 雪陽
武器は手ぬぐい菜園の蝶払う
こもれび
電話するハイドパークの朧かな
こもれび
独り身のコンビニへ往く火蛾のなか
ちかひか
海鳥の胸の白きよ春の海
堀尾みほ
春風に磯の香混じる埋立地
堀尾みほ
初出勤わっと突き出る雪柳
夏雲ブン太
華道部の余ったやつとマーガレット
夏雲ブン太
春愁の直径に入る小さき蝶
越智空子
蝶の翅いちまいぶんの春愁い
めぐみの樹
マーガレット小さき雲の愚痴も聞く
伊藤 柚良
花びらと同じ厚さや蝶の翅
風花まゆみ
手のひらをゆるめて蝶を待つかたち
大和田美信
明日帰る母の荷軽しマーガレット
大和田美信
鱗粉に春のあまつぶ今まろぶ
毒林檎
金継ぎの茶碗に澄める新茶かな
玉響雷子
顕微鏡の青き鱗粉夏兆す
玉響雷子
抜け道を選べば麦の秋風ぞ
ノアノア
犀眠るマーガレットの波の奥
ギル
定休日増やします蝶は来ません
ギル
マーガレットを越えれば爆心地の青空
ギル
PKの歓声マーガレットさらら
ギル
パペットの裏地てらてら蝶の昼
ギル
木春菊B級映画はラブコメディ
まちゃみ
古切手切り取る係サイネリア
小笹いのり
決算期マーガレットの苦き香よ
山羊座の千賀子
捨てちまえ動かぬマウス労働祭
山羊座の千賀子
初蝶やショパンの楽譜選ぶ日の
ひつじ
標本の蝶落札す春の夜半
黒江海風
まっしろな壁にギターを掛けて春
磐田小
春休み図書室の本繕いて
おこそとの
マーガレット咲き連載の最終話
誉茂子
いっせいに飛ぶ蝶まっしろな遺体
へなけん
あたたかやシャベルの柄まで泥拭ふ
鈴白菜実
しじみ蝶くぐるフェンスの斜方形
岸来夢
蝶高く六年生は最上階
岸来夢
月曜のマーガレットの白眩し
糸圭しけ
校庭の底はここなり深雪晴
糸圭しけ
テトリスはゲームオーバー牡丹雪
糸圭しけ
とんかつの幟はためく目借りどき
季凛
あんパンと春野があればこっちのもん
季凛
春昼を献血バスに抜かれをり
梓弓
売却の独身寮や梅雨に入る
梓弓
乾杯はファンタグレープ新社員
梓弓
ドア堅く閉めたる本屋燕来る
国東町子
一陣の風に一山花の渦
国東町子
マーガレット自動音声だつたとは
藤白真語
うんとも蝶すんとも給湯器言はぬ
藤白真語
枕辺の蛍籠より水の音
百瀬はな
葬列のひとりに触れしマーガレット
百瀬はな
アトリエに百号の夏動き出す
百瀬はな
春休み借りた別マにポテチくず
飛来 英
6号の指輪ぴったりマーガレット
飛来 英
マーガレット外人墓地は坂の上
郡山の白圭
初蝶や角の駄菓子屋今日閉店
ひよこ草
牧場の牛のよだれや土匂ふ
ひよこ草
球拾いさぼって河原しじみちょう
小川さゆみ
マーガレットはヨーグルトの甘酸っぱさ
小川さゆみ
彫りたてのタトゥーじくじく春の鳥
仁和田 永
蝶の顔は毛深し蕊を覗きをり
仁和田 永
口笛に遅れて蝶の影揺れて
仁和田 永
うららかや五のつく日だけ鉄火丼
東田 一鮎
暖かき日の人間のにほひ撮る
東田 一鮎
蝶の羽にひかり称ふるための青
深山むらさき
一面のたんぽぽ管理地三年目
深山むらさき
夏雲を目指す腹筋十セット
東山すいか
湖の反対側の苗木市
東山すいか
マーガレット赤くて変な虫潰す
東山すいか
争ひの境界杭を蟻の列
東山すいか
野遊びのところどころに潦
このみ杏仁
しゃっくりを三分蝶は対岸へ
幸の実
つまむ手に蝶は後翅を開く開く
木ぼこやしき
蜆蝶追うて遅刻の公文式
木ぼこやしき
マーガレット挿すオハヨーの牛乳瓶
木ぼこやしき
昼顔や眠る準備はできている
まこ
浮いてゐるだけのつもりの蝶なりき
池内ときこ
土筆っていうくせに何も書けない
山本先生
紋白蝶追うて地を発つ土踏まず
山本先生
踏みをればいやはや夏の草である
山本先生
マーガレットで決めよう旅の行き先は
碧西里
風ほどに雲は動かずマーガレット
おケイちゃん
ふるさとはすでに他郷や白日傘
宙のふう
ちぐはぐな日々のいさかい百千鳥
香亜沙
左眼に花壇右眼に小灰蝶
岩本夏柿
口吻の痛みに耐えて姫女苑
西川由野
マーガレット十にひとつは星だらう
西川由野
教室の椅子が飛んだ日青嵐
あなぐまはる
箱庭の住民よく喋る土曜
あなぐまはる
縄跳びに風の切れはし春の土
四條たんし
蜆汁ごくり憤怒の行所
平本魚水
百年の木馬の背に花菫
平本魚水
ラベンダーオイル三滴夏の風邪
平本魚水
凩や鍵屋の電話桁多し
宇野翔月
夏蝶や百葉箱の高さほど
楽花生
朝食の間と呼ぶ庭やマーガレット
岩井月光
マーガレットの束十八の婚姻届
岩井月光
夕焼やタルトタタンの焦げ淡し
岩井月光
マーガレット6席ほどのバーの窓
岩井月光
パンプスの白の固くてマーガレット
栗田すずさん
初蝶や被災地は高台移転
央泉