写真de俳句の結果発表

第19回「マーガレットとベニシジミ」《人》②

第19回「マーガレットとベニシジミ」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第19回 写真de俳句】《人②》

紋白蝶お探しの本ありますか
丸山隆子
ビル風と店から店へ春しょーる
隆祥
歴代の恋知る寮母はななづけ
末永真唯
輪ゴム買う外出届け蝶の昼
末永真唯
天秤の揺れる二グラム初蝶来
末永真唯
春光や兵士ピアノを弾く空港
末永真唯
公園のヴィオラいろいろ一万歩
桔梗郁子
自転車に揺られ閉じゆく春夕焼
日向あさね
春かなしピーナツバターは甘すぎて
丹波らる
逝く春や正座の痺れ終わる頃
丹波らる
マーガレット抱くには乳房の隆々
篠原雨子
初蝶や古本匂う談話室
小林 昇
マーガレット交番前の風白し
小林 昇
駅前にポニー来てをり風に蝶
ゆりかもめ
リタイアの花種蒔ける身の弾み
時乃 優雅
雨傘にポルカドットの花片かな
俳句笑会
発酵のバナナ仕掛ける夏休み
俳句笑会
恋文はドット罫線アイスティー
まこと七夕
たんぽぽの絮よ国境検問所
まこと七夕
要塞とマーガレットの五百年
旅路
欧州の国旗のごとしチューリップ
王朋亡
新居まで徒歩七分の木の芽風
王朋亡
苛立ってないなら椿くらい気付け
ツナ好
たんぽぽ踏まれがち君は諦めがち
ツナ好
言の葉の数だけ葉桜は光る
ツナ好
マーガレット二輪ちぎり終えました。かしこ
ツナ好
履歴書に写真の凸や夏の蝶
田中木江
揚羽蝶やまひのやうな声がはり
田中木江
しじみ蝶ミサイルの穴が深い深い
シュリ
マーガレット肥料はばあちゃんの愚痴
シュリ
爪を噛む癖マーガレットをちぎる癖
川越羽流
何の木かわからぬままに剪定す
ひろ笑い
赤滲む失業申告冬の蝶
澄海まさと
初蝶や最後の失業申告書
澄海まさと
灰色の鳥の骸や春落葉
沖原イヲ
焚き火には流儀があって更年期
宇佐
マーガレット変えてもらった痛み止め
タミ
ひと回り大きな鉢へ春の風
神木美砂
蝶々の死んで重さを得る朝
夏椿咲く
刺青の腕にチワワの吠ゆる春
夏椿咲く
すかんぽやつぎはぎ多きトタン小屋
豆くじら
消失点乱して双蝶は何処へ
豆くじら
マーガレット凄く綺麗と空が云ふ
山河深秋
初蝶やショパンのソナタ序章なり
山河深秋
引っ越しのトラック並び水温む
妙香
わが町の鈴蘭灯や春の夜
妙香
マーガレット隣の表札は英語
五郎八
初蝶のあたふた用の片付かぬ
五郎八
駒草を愛づ頂はまだ見えず
摂州黒うさぎ
掘割へ消ゆる尾は水脈るり蜥蜴
能瀬野風
桜餅天守まばゆき草のうへ
能瀬野風
日おもてをおろおろ蟻のひもじいか
能瀬野風
そつぽむくマーガレットの月曜日
能瀬野風
ボンネットに微熱初蝶のくらくら
能瀬野風
ホームベース片付けマーガレットは白い
安溶二
数列の彼方に蝶を代入す
安溶二
春霞汐の香りの花時計
千鳥城
椿咲く庭でシーツを洗濯す
星月さやか
葉桜や百年動く昇降機
縦縞の烏瓜
指に付く鱗粉春の剥落
たかね雪
蝶来る来ない来る必然なんてない
たかね雪
帽子より次々と鳩春暑し
染井つぐみ
求職のベンチは固し小灰蝶
染井つぐみ
百度目の素振り鋭し朴落葉
染井つぐみ
走り終へ冬木に濾されゐる日の出
染井つぐみ
雛菊や今朝より嘱託となりぬ
超凡
母はもう歳をとらないマーガレット
としなり
翅まくしたて花虻の時計廻り
としなり
花疲れボタン電池の薄明かり
としなり
ぼた餅の重き重箱亀鳴けり
美紀江帝
五月病スケボーもって消えるやつ
osa
風の土手吾子のタクトはつくしんぼ
千代 之人
登山小屋眠ったふりの古ランプ
若山 夏巳
パレードにまぎれて蝶は向きを変へ
中岡秀次
蝶の昼眼鏡の螺子をまきなおす
中岡秀次
首塚の角えぐれをり春落葉
カムヤ イワヒコ
菜の花のスーパー第二駐車場
里すみか
貸本屋のカバー厚紙ヒヤシンス
桜上比呂
初めての実習課題蜥蜴捕る
しゅな
寄せる波たぷたぷ伊豆の山笑う
しゅな
片蔭のベンチ勝ち取る昼休み
髙橋みりぃ
引継ぎを終えて拭く窓蝶の昼
里春
田おこしや畦で寝ている大男
飛燕
蒲公英の絮残らずに吹き眩暈
重来
ロンドンに母の訃報やポピーの日
重来
カレンジュラ手折れば死罪母の家
三尺 玉子
蝶ひらく空を裏返さんとして
三尺 玉子
蕗の花号泣の母見ないよう
三尺 玉子
紋白蝶生まる染色工場前
きみどり
解体の団地に残る罌粟の花
こいぬ
オルガンの音はたどたど眠る蝶
こいぬ
図書室に本を探している蝶々
三月兎
鱗粉てふ死を撒き散らし蝶きれい
三月兎
初蝶を追へば見知らぬ鉄の門
三月兎
触覚の影鮮明に蝶睡る
石田将仁
撤去されしポストの辺り冬の蝶
石田将仁
退院のくたびれ揺れる霞草
古比 頼多
両親は仕事兄との卒業式
あがさ
退寮の荷物はふたつ春の夕
あがさ
17万羽に手向けるマーガレット
姉萌子
クリーニングの古看板やマーガレット
鷹見沢 幸
ずる休みマーガレットは清き白
くぅ
初蝶や古き切手の聖マリア
角田 球
足早に過ぎ三歩目の沈丁花
伝助
菜の花を今日二回目のシャトルバス
伝助
蒲公英や足場パイプの直ぐ隣
伝助
太陽の黒点冷ゆる夏の蝶
とまや
夏蝶やバーが遅れて開きます
とまや
対岸の爆撃蝶は緋色なり
とまや
蝶一つ遊泳禁止の海遙か
とまや
輪唱は空へくるるるヒヤシンス
春花みよし
春光や鯉放卵のみずしぶき
おかげでさんぽ
キャンパスの生物調査班や春
あんみつ
マーガレット音楽室の真下なる
あんみつ
クレヨンにテープしゅるしゅる巻いて春
加藤ゆめこ
蝶の名を教えつ学ぶ日永かな
加藤ゆめこ
横顔にマーガレットを描き足しぬ
常猫の遊
マーガレット早稲田の硬派同好会
常猫の遊
鷹鳩と化してキューケンエフ公園
常猫の遊
蝶のかく折れ線グラフなぞる首
笠井あさり
初蝶や翅のエッジの流線型
濃厚エッグタルト
蜜吸うて蝶に足さるる一グラム
濃厚エッグタルト
一輪車に片手貸したる蝶の昼
春野のどか
蝶を目で追ひつ診察結果聞く
春野のどか
馬車道の残る洋館蝶の昼
春野のどか
漢文の授業マーガレットゆらゆら
紅福
双蝶の好き嫌ひ好き嫌ひ嫌ひ
浅海あさり
蝶生る己の過去のがらんどう
浅海あさり
図書館に空へのとびら蝶の昼
浅海あさり
初蝶やたまった仕事捨てようか
花星壱和
家事終えて今日は花まる蜆蝶
花星壱和
耕運機げんげ鋤き込むいつもの田
白文鳥
吸はれゆく蝶の色なき眼の奥へ
村瀬っち
あまつぶとありんこきらい朝はすき
村瀬っち
コンビナートや等間隔のマーガレット
橋本こはく
上げられぬギプスの右手蝶とまる
むい美縁
トーストと春菊サラダ入籍す
なみこまち
ならまちへ花を散らさぬ程の雨
彼理
初蝶やハーバリウムの気泡抜く
木村あずま
花冷えや下宿の床の段ボール
居酒屋親父
ほのぼのと夕顔別当の骸
滝川橋
二人して老いゆく愉快てんと虫
滝川橋
砲声は絶えずマーガレット白し
来冬 邦子
てふてふや初登校を遠くまで
紫月歪丸
マーガレットポンポン咲きてピアノの音
兼吉
マーガレットショパンの遺作弾く夜明け
兼吉
腿上げの陸上部員春の空
田畑 整
マーガレット片手で生ける看護師長
牧野冴
青空へ子と八月のかげおくり
林としまる (名字つけました)
窓の初さくら手術中のランプ
がいさんたかし
黒揚羽中華スープはスパイシー
夏の舟
となると隣のマーガレットが憎い
山内彩月
軽トラの積荷はカラー午後は雨
白鷺
人生に消極的でアネモネで
ヒマラヤで平謝り
暖かや一身上の都合以上。
虎八 花乙
春深し路面電車のカーブ音
虎八 花乙
向日葵の空はロシアンルーレット
光太郎
マーガレット小さき柩にあふれをり
十月小萩
客船のデッキの反射黒揚羽
曽根朋朗
摘草やしづかに湿る爪の奥
梅野めい
神社まで五分紋白蝶ふわわ
松山のとまと
囀の夜明け生検後の痛み
松山のとまと
春空より切り抜かれたる展翅蝶
哲太豚九
更迭は満場一致田螺鳴く
植木 彩由
たらの芽は高し経口補水液
ほーの
梅雨寒や待つ人も椅子も灰色
ほーの
鳥語という町内放送みどりの日
鰯山陽大
友引を避け今日は蝶放つだけ
鰯山陽大
菜の花や川のカーブの先は海
望月そら
マーガレット緩く括りて風の径
岩魚
春愁うマスクに香る歯磨き粉
堂園 穂世
麗かな小瓶のジャムが届く今日
堂園 穂世
青空や蝶の来ている紙芝居
雪うさぎ
病窓や桜と知れるかなたの木
雪うさぎ
円空の鉈一閃や黒揚羽
清瀬朱磨
しじみ蝶トイレ清掃点検中
高田くも
近道は薔薇のアーチをくぐる道
安寿
初蝶や駅名標の廃線日
紅三季
桜ながしの夜の巌となりにけり
嶋村らぴ
生きるってお腹が減るね春夕焼
嶋村らぴ
うたた寝の獅子のしっぽや蝶生まる
游々子
夏蝶や死後は影絵の王だろう
八勾 桃
借金やマーガレットなんて雑草
くるぽー
マーガレット診察室の椅子も白
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種のこと蛹のことを教へあふ
髙田祥聖
共通の知人は春二番でした
髙田祥聖
マーガレット揺るるや良い蝶悪い蝶
髙田祥聖
一円分足りぬ切手や花は葉に
髙田祥聖
耳鳴りの親しく来たり夏花摘
小川野棕櫚
暮の蝶ごめんなさいのリハーサル
水豚庵
編むそばからほどける髪や蝶の昼
水豚庵
蝶憩うマーガレットは喫茶店
横山雑煮
しじみ蝶ケサランパサランはいます
横山雑煮
葉桜やラーフルはたく袖に粉
横山雑煮
巻き舌のRの発音夏蜜柑
横山雑煮
金庫から祖父の自叙伝蝶の空
津々うらら
六度目の見合いしており麦の秋
井上 れんげ
イヤホンの絡みほどくや小灰蝶
井上 れんげ
ワイパーに遅れて荒井由美と春
あおぎりみさ
ピーターの本名意外木春菊
のつり
調律を終え花の降る静寂へと
踏轍
揺れ止んだブランコ蝶の着地点
踏轍
蝶止まる木春菊はやや沈む
けひ
氏神の幟並びて田水張る
明後日めぐみ
草青む牛の匂いのする授業
あさひ
マーガレットの白「二十歳の原点」
ぐずみ
ライオンは猫マリアはマーガレット
ぐずみ
水口に雨待つ高野聖かな
ぐずみ
国連の旗より高く鯉幟
ぐずみ
海笑ふ卯月八日の天保山
ぐずみ
初蝶や耳当ててみる糸電話
月石 幸
脱毛はオトメの痛みマーガレット
山棚佳津
ホスピスや花びら欠けしマーガレット
山棚佳津
新しき眼鏡マーガレット眩し
真千
みちのくの文知摺石や馬酔木咲く
たっぷりのマーガレットに蝶の影
長渕ゆず
春の蝶だれも聴かない唄うたう
島田あんず
蜜すうて気のとほくなる春の蝶
島田あんず
紫雲英田沿いゆけば野球の聲近く
津島野イリス
鉄条網防衛マーガレット欲し
充子
瞬きや蝶の引き剥ぐ空の膜
南風の記憶
初蝶やラマーズ法の練習中
なないろ
春休みのドリル鱗粉の指紋
春田寧々
三十円不足の付箋べにしじみ
松下眞す美
アネモネや効き目弱まる頭痛薬
常磐 はぜ
雲梯の中の春空ごと掴み
常磐 はぜ
春夜の地震いつぶりに抱きしめただらう
常磐 はぜ