写真de俳句の結果発表

第21回「夏の山でハイキング」《並》⑨

第21回「夏の山でハイキング」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第21回 写真de俳句】《並⑨》

  • 夕青嶺逝く友のあり石を積む
    野夫
  • 襁褓干す先には青き夏の山
    野夫
  • 夏の山リュック新し部活動
    野夫
  • お花畑上司の淹れるモカ・マタリ
    橙茶
  • 山ガール冷やし胡瓜と自撮りかな
    橙茶
  • 雪渓を撫して踏みては確かめて
    春野のどか
  • 雪渓を登るアイゼン食い込ませ
    春野のどか
  • 夏霧の湧き来る山や空青く
    春野のどか
  • 雪渓の果ててごろごろ石重し
    春野 のどか
  • 落石に一瞬怯む登山道
    春野 のどか
  • 高山植物園花虻ぶぶぶ
    巻野きゃりこ
  • 白馬五竜レストハウスの壁の蝶
    巻野きゃりこ
  • 楢枯れて立入禁止の山よ春
    巻野きゃりこ
  • 雪渓よ牛乳パンをぜんぶ食う
    巻野きゃりこ
  • 明け易し煮炊き始まるテント村
    さら紗
  • あめかぜの朽木ゆたかに茸生ふ
    さら紗
  • 登りつめああ日本海に夏の雲
    さら紗
  • 蝮草鈴の音肩に森深く
    さら紗
  • 東京の海風抜けた夏期講座
    土取
  • 挨拶の狭い山道若楓
    土取
  • 岩道に無心と成りて御来迎
    土取
  • 白帽にオール揃いし海の家
    土取
  • 標高二千メートルの夏の星
    土取
  • 五合目に座りメールの夏見舞
    土取
  • ほとぼりの植田の夕の帰り道
    土取
  • 夏の月森林限界を進む
    土取
  • ウイスキー寝息静かな登山小屋
    土取
  • 夏蕨ふくらはぎ揉む峠道
    土取
  • 物陰のU字溝継目の清水
    土取
  • 高原の柔らかき葉の清和かな
    土取
  • 靴抱きて凍結防ぐ山の夜
    ただ地蔵
  • えびせんの袋パンパン登山小屋
    ただ地蔵
  • 友の鼻朱となりゴビの大夕焼け
    ただ地蔵
  • 空眩しぬらり帽子に青蜥蜴
    ただ地蔵
  • 往ぬるとき山は優しや百合の花
    ただ地蔵
  • ミニトマト転がる山の野点かな
    寺田 美登里
  • アルプスの瀑布に会話続かざる
    寺田 美登里
  • 朝もやにカウベル響く夏の山
    寺田 美登里
  • 白馬池夏山も吾も吸いこみて
    池田淳子
  • ちっぽけな吾に迫れり夏の山
    池田淳子
  • 夏の山ひとりになりて日は入りて
    加賀屋斗的
  • 夏の山後ろに誰もいないはず
    加賀屋斗的
  • 老鶯の声のやわらぐ雨の山
    秋熊
  • 切れ込みの浅しやさしき歯朶若葉
    秋熊
  • アルマイトコップ目印岩清水
    美月 舞桜
  • 上高地父と食した麦こがし
    美月 舞桜
  • 日暮れ道振り向く狐草の笛
    美月 舞桜
  • 幼子のあとさきになる山のぼり
    ふよう
  • 新品のスティック二本青葉山
    ふよう
  • 火明りに本音こぼるる星涼し
    ふよう
  • 夏の山熊よけ鈴鳴り響く
    数哩
  • 夏空やポール頼りに足運ぶ
    数哩
  • ゴンドラが一気に運ぶ夏山へ
    数哩
  • 苔青しルーペ片手にかがみ込み
    数哩
  • 夏の山かきわけ進む県境
    音舞台
  • 山晴れし畦道進み夏探し
    音舞台
  • カレー食ふ山の男や業平忌
    ゆきのこ
  • ざりざりと老夫婦ゆく登山道
    ゆきのこ
  • 沢水を両手に掬い夏の山
    偕楽
  • 夏山やお地蔵様に見送られ
    偕楽
  • 剥き出しの根っこ跨いで夏の山
    偕楽
  • 夏山や不感地帯の道しるべ
    偕楽
  • 雲海に影沈みゆく下山道
    偕楽
  • 夏山へ親はロープウェイ子等は徒歩
    桜子
  • 風薫るおにぎり弁当食むお昼
    桜子
  • 夏山に若者の足確かなる
    内林めぐみ
  • かたかごに白馬は白く輝けり
    内林めぐみ
  • 登ること叶わず見上ぐ山開き
    内林めぐみ
  • 登山靴色あせてなほ木々かほる
    紅福
  • 浅縹いろのそらなる登山岐路
    ハナ6平
  • 登れ君夏尾根までは声響く
    ハナ6平
  • 雪渓よ一本道を迷いけり
    ハナ6平
  • 寺巡り山から望む五月浪
    わんだー
  • 登山杖使わないなら捨てちゃえば
    わんだー
  • 父逝けど過去と変わらぬ夏嶺かな
    わんだー
  • いつも「ら」で返すしりとり駒鳥は
    浅海あさり
  • 尺岩魚太りゆく淵海遠し
    浅海あさり
  • 遠青嶺凹凸なりに雲の影
    浅海あさり
  • 闇の底雲海白みゆく速さ
    浅海あさり
  • 星鬧ぐ池塘蛍となる腐草
    浅海あさり
  • 廃村のトロッコ道や風薫る
    花星壱和
  • 夏山や傘寿の父の力こぶ
    花星壱和
  • 兄妹のしりとり続く夏野かな
    花星壱和
  • 若葉風いつもと違う通勤路
    花星壱和
  • ハイキング祖母五時起きの稲荷鮨
    花星壱和
  • おはなばたリュックの揺れるドラえもん
    花星壱和
  • 万緑や金婚式のハイキング
    花星壱和
  • 緑蔭を抜けて山頂沖ノ島
    西山歩
  • 青楓さわさわダムの周回路
    西山歩
  • いっぱい歩いた今夜は豆ご飯
    西山歩
  • 緑蔭を抜けてぼんやり水平線
    西山歩
  • 夏草や城址の大岩立ちて海
    西山歩
  • 山女魚釣次男は河原で石遊び
    風音
  • 青嶺へと急き立てられてバスが行く
    風音
  • 夏休み母に連れられ高尾山
    風音
  • 翠緑の池とおる風夏帽子
    白文鳥
  • 滴りの数多と下る山路かな
    白文鳥
  • 切戸のさっくりと切る雲の峰
    白文鳥
  • 登山者を驚かせたる雲の影
    七朝まるよ
  • 影さして登山の靴を怯ませる
    七朝まるよ
  • 熊除けの鈴軽やかに夏木立
    喜多丘一路
  • コッフェルで淹れたコーヒー初登山
    喜多丘一路
  • 夏木立遅々たる歩み日の暮れぬ
    喜多丘一路
  • 万緑や指先までも血の滾る
    喜多丘一路
  • 三合目茶屋の甘酒ひと休み
    喜多丘一路
  • 弁当も空気もうまし登山かな
    喜多丘一路
  • 夏木立葉のあひだから空の青
    喜多丘一路
  • 登山口人の群れなす日曜日
    喜多丘一路
  • 挨拶の声も絶え絶え登山道
    喜多丘一路
  • 吊橋の真中で揺れる夏帽子
    喜多丘一路
  • 新調の登山道具の背に重し
    喜多丘一路
  • オメガのロゴや日盛りの駅時計
    啓太郎
  • 兄の写真やマッターホルン朝焼けて
    啓太郎
  • マーモット鳴く声高し風涼し
    啓太郎
  • 吾へ夏便りアルプスの赤ポスト
    啓太郎
  • 老いて一頭アイベックスの夏野
    啓太郎
  • 仰ぎ見るマッターホルンや雲の峰
    啓太郎
  • 喧嘩して大股歩きの夏の土手
    うらの米
  • ざくざくととんとんの山風薫る
    長月晴日
  • 夏の山挨拶の山となりにけり
    長月晴日
  • 登山道仲直りの場老夫婦
    長月晴日
  • 老鶯一羽静寂の谺かな
    村瀬っち
  • 箱庭や人間たちの探す空
    村瀬っち
  • 水縹の池はここです歩荷の笑
    村瀬っち
  • 慈悲心鳥啼く明るい空を鳴く
    村瀬っち
  • 健脚を競う我らを初夏の風
    村瀬っち
  • 登山地図ながめる夜のうすあかり
    村瀬っち
  • てのひらに大地の硬さ登山杖
    村瀬っち
  • 紫陽花を生ける器は頼りなく
    長良くわと
  • 遠足のおやつは駄菓子五百円
    すいかの種
  • 夏きざすいちばんさんの納札
    すいかの種
  • 夏の山おにぎりの具は梅干か
    すいかの種
  • 夏の空逆打ちは皆白装束
    すいかの種
  • 滝飛沫カメラマンの合図待つ
  • 麦の秋立ちこぎの女高生
  • 夏の富士ダイダラボッチ現れる
  • 夏山や湖面の空は深き青
    けら
  • 夏草や児の声たぐる鬼ごっこ
    けら
  • 槍ヶ岳ヒュッテ朝焼けを待つ刻
    けら
  • 長雨のやみそうになく髪洗ふ
    青山みい
  • ドキドキの最終回やアイスティー
    青山みい
  • 険しくも神宿る山夕立かな
    青山みい
  • 夏の山行けど行けども遠くなり
    青山みい
  • 夏茱萸の雨一日に熟れにける
    橋本こはく
  • 古バッジの光る帽子やバード・デー
    橋本こはく
  • 土乾く登山靴の美しき結び目
    橋本こはく
  • 大雪渓無言で歩む反抗期
    玲花
  • 嬬恋のキャベツ畑や完歩証
    玲花
  • 靴紐を締めて見上げる雲の峰
    むい美縁
  • アルザスの窓辺は赤いゼラニウム
    むい美縁
  • ラピュタそっくりの雲かかる夏富士
    むい美縁
  • おいでと言えばおいでとこだま山開き
    むい美縁
  • すぐりの実啄む口の赤こぼれ
    むい美縁
  • まだ半ば腰を下ろして夏の雲
    むい美縁
  • 月涼し黄山の松黒く澄む
    むい美縁
  • 日焼けした子ら大股で進む尾根
    むい美縁
  • 青田風禿頭のよう茶臼岳
    出羽泉まっくす
  • 青き嶺ひと山超えればさらに山
    出羽泉まっくす
  • 谷川岳に消えし友尾根の百合
    町田謙高
  • 富士登山解禁の朝駆け出す子
    町田謙高
  • 夏風を裂いてトレイルランニング
    町田謙高
  • 万緑や蛍光色の山ガール
    なみこまち
  • 縦走やハイジの歌を夏空へ
    なみこまち
  • 塩大福のびる山頂の緑陰
    なみこまち
  • 反抗期の背中と二時間山登り
    なみこまち
  • 耳奥の鼓動片陰の石段
    なみこまち
  • 即興の聞きなし競ふ夏山路
    彼理
  • 雪解富士峰の輪郭空に溶け
    彼理
  • 玉砂利を踏む音乾きて富士雪解
    彼理
  • 神域に杉の香強し朝曇
    彼理
  • デボン紀の鉱物のいろ青葡萄
    東歩
  • アルプスや牛の飛び出し注意てふ
    東歩
  • 一五度の勾配初夏の山頂へ
    東歩
  • 地図に丸リュック水筒夏帽子
    ルージュ
  • 緑さす白髪の人軽快に
    ルージュ
  • 朝食はご当地ビュッフェ夏の尾瀬
    ルージュ
  • 透明のペットボトルへ岩清水
    ルージュ
  • 検索の花の名添付初登山
    ルージュ
  • シュラフから北斗七星夏の山
    ルージュ
  • 玄関を青き揃いの登山靴
    ルージュ
  • 細き坂登る二人の憩う滝
    ルージュ
  • 息切れし杖を頼りの夏の山
    四季
  • 白靴に汚れ白山の追想
    四季
  • 相棒よさらばぱつくり登山靴
    陽光樹
  • 山若葉けんかの理由なんだっけ
    陽光樹
  • 黙々とベテランハイカー夏の嶺
    陽光樹
  • 夏帽子同心円の天空や
    世子
  • 登山小屋ささやき浮かぶ夜明けかな
    世子
  • わだかまり抱えて登る山静か
    世子
  • 山登り一秒老いて一秒老いて
    はんばぁぐ
  • 夏の星あと一分で終る今日
    はんばぁぐ
  • 寝袋に首をうずめて仏法僧
    日吉とみ菜
  • 一行の刻む熊鈴風青し
    日吉とみ菜
  • 森林限界あらわになりし雲の峰
    日吉とみ菜
  • お花畑缶ドロップの音軽し
    日吉とみ菜
  • 雲海や小屋の朝飯生たまご
    日吉とみ菜
  • 万緑に低血圧の身を預け
    桂月
  • 谷底に鈴の音運ぶ若葉風
    桂月
  • 青嵐わが心根も吹き飛ばせ
    桂月
  • ハイキングゆるる麦茶の音さやか
    にとべ悠月
  • 夏雲やランドセルにはつうしんぼ
    にとべ悠月
  • 夏山を守る山岳救助隊
    原島ちび助
  • 登山客賑やか無人駅の夏
    原島ちび助
  • 眼下なる雪解の富士に驚く子
    原島ちび助
  • 「上を向いて歩こう」聞こゆ慰霊登山
    原島ちび助
  • 飯盒のラーメン熱し山笑う
    くちなし
  • 夏の星アリゾナよりのラブレター
    つるぎ
  • 岩壁よケルンに供ふ缶ピース
    つるぎ
  • 次々と歩荷の列や山開き
    つるぎ
  • 富士山の夏暁に人の波
    海泡
  • 朝日みて富士の甘酒忘られず
    海泡
  • はちどりをまねする雀梅雨晴間
    海泡
  • この世には僕の歌ありアオガエル
    海泡
  • 改札をフリーパス夏燕の軌道
    滝川橋
  • ぎしぎしやせせらぎを跳び登山口
    滝川橋
  • 大瑠璃のこゑ白樺岳樺
    滝川橋
  • 八月やカザルスの弾く「鳥の歌」
    滝川橋
  • 郭公や吊橋を退つ引きならず
    滝川橋
  • 緑蔭の"山野草あります"テント
    滝川橋
  • ほうたるや息するやうに嘘をつき
    滝川橋
  • 上り線ホームに夏帯の覚悟
    滝川橋
  • ねぢ花を手にしっかりとハイキング
    山本 より子
  • ハイキング揃いのリュックと夏帽子
    山本 より子
  • 「先行って」頂遠き喜寿の夏
    風輝
  • 登山口彼方に蒼きゴジラの背
    風輝
  • 湿原を渡る木道夏の霧
    来冬 邦子
  • 捩花の螺旋雲へと伸びてゆく
    来冬 邦子
  • 道知るや後先になり夏の蝶
    来冬 邦子
  • 天国の入り口のごと大夕焼
    マダム咲瑠恋
  • へそ曲がり貫き通し夏帽子
    マダム咲瑠恋
  • 靴紐を結び直して夏の雲
    マダム咲瑠恋
  • 朝の虹プラスマイナスゼロじゃない
    マダム咲瑠恋
  • 梅雨明けて日曜の朝ゆで卵
    マダム咲瑠恋
  • 愛はなお痛くて苦し青葡萄
    マダム咲瑠恋
  • 夏みかん捻くれ者が涙する
    マダム咲瑠恋
  • ひなげしや星の重力弱くなり
    マダム咲瑠恋
  • 夏の果野外ライブは終わらない
    マダム咲瑠恋
  • 勝手にしやがれジュリーが唄う夏の夕
    マダム咲瑠恋
  • 不機嫌を絵に描いたよな夏の月
    マダム咲瑠恋
  • 青葉木菟きょうのリハビリ三時から
    マダム咲瑠恋
  • 夏の月バックパックの値札取る
    みなし栗
  • 登山靴三年前の値札取る
    みなし栗
  • 杉落葉スマホのガイドと鈴の音
    みなし栗
  • 落ち武者の座りし石や山清水
    みなし栗
  • 君の背を追うて峠の水芭蕉
    永華
  • そこここと神の御座せむ青嶺かな
    ミンコフスキー
  • アンティーク・オメガは刻む夏の山
    ミンコフスキー
  • 嗄がるる天城越えにも青嶺かな
    ミンコフスキー
  • 園長の背に吾は眠る登山宿
    まりも
  • 山滴り下りリフトは満員
    まりも
  • 山下り捻挫の足の晒し布
    アツヒコ
  • 頂上や午後三時半ハンモック
    アツヒコ
  • 夏山や一本道の先は里
    アツヒコ
  • 沈黙や下山の列に蝉の声
    アツヒコ
  • 茶屋跡や峠素通る夏の草
    紫月歪丸
  • 地平まで向日葵畑広がれる
    兼吉
  • 死期近き友や無邪気に夏の山
    駒村タクト
  • 山門の夏空四角をとこ坂
    駒村タクト
  • ますぐなる木道乾ぶ雲の峰
    駒村タクト
  • 万緑の樹間ときどき至仏山
    田畑 整
  • 稜線に空気の境夏の山
    田畑 整
  • 木道に尽きぬ会話や水芭蕉
    田畑 整
  • 水芭蕉木道続く人続く
    田畑 整
  • 記念写真三角点に登山杖
    田畑 整
  • 登山宿天気予報を見入る夜
    田畑 整
  • 山小屋の夜はドコモに頼り切り
    田畑 整
  • 登山宿一畳分のプライバシー
    田畑 整
  • 土砂降りにぼんやり赤き登山宿
    田畑 整
  • 雪渓やテントをしまう朝ぼらけ
    田畑 整
  • 山滴る熱き紅茶をそそぐ妻
    おさむし
  • 石ひろう子らを見ている夏の山
    おさむし
  • 地図の山は丸い三角夏の空
    春海 凌
  • 登山電車等高線の目玉へと
    春海 凌
  • 貸切の山小屋のマグカップの渦
    牧野冴
  • 夕涼み歩幅合わせて老犬と
    はね花
  • 出水なりボール靴下駄プクプカリ
    はね花
  • 山在りて登らぬ自由夏休み
    望月美和
  • 夏山を一点赤く郵便車
    望月美和
  • 六畳に見知らぬ六人登山小屋
    望月美和
  • 岐阜城の石段を子の夏帽子
    林としまる
  • 「氷壁」の切れしザイルや夏の嶺
    林としまる
  • 金華山下りて一気に氷水
    林としまる
  • 風に汗さらして高尾の天狗焼
    林としまる
  • 二十歳の夏山デビュー八ヶ岳
    木曽 太郎
  • 山滴る休憩に飲む湧水よ
    木曽 太郎
  • 薫風やポニーテールの陸上部
    いくたドロップ
  • 星の数かぞえて明日の登山かな
    くっちゃネ
  • 雲の峰真っすぐのびる縦走路
    くっちゃネ
  • 牛の鈴鳴る高原や夏に入る
    くっちゃネ
  • テント場の樹の上に寝て素足なる
    くっちゃネ
  • 夕焼けやマッターホルン抱く窓
    くっちゃネ
  • 蛇苺十三歳の秘密きく
    千暁
  • パグもひと息や馬越の岩清水
    がいさんたかし
  • パグ背負い天狗倉山みなみ風
    がいさんたかし
  • 奥入瀬の緑や苔と水飛沫
    夏の舟
  • 彫像へシャルウイダンス夏野原
    夏の舟
  • 白南風や駅のピアノのフォルティシモ
    夏の舟
  • 気まぐれな光青池歯朶若葉
    夏の舟
  • 夏の池大山津見神の坐す場所
    夏の舟
  • 青池や熊鈴チリと夏帽子
    夏の舟