写真de俳句の結果発表

第22回「朝露がビーズのように」《並》⑫

第22回のお題「朝露がビーズのように」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第22回 写真de俳句】《並⑫》

  • 水門の水の輝き合歓の花
  • 果樹園のカフェの朝食露涼し
  • 風鈴の響きや海へ潜る音
  • 朝露の仕業かつま先がひやり
    長渕ゆず
  • 朝露のゴルフ場へと日が昇る
    長渕ゆず
  • 薬指ビーズの指輪子どもの日
    長渕ゆず
  • 避暑名残二千円なる偽パール
    山口鵙
  • 盂蘭盆や黒Tシャツに偽パール
    山口鵙
  • 夏祭ビーズの似合う手の優し
    山口鵙
  • 店番の亭主うとうと女郎蜘蛛
    山口鵙
  • 膨らみて落つる煩慮や露の玉
    山口鵙
  • 右と右しかないスリッパ蜘蛛の糸
    つぶ蛙
  • 蜘蛛飛んだ暗譜も飛んだコンクール
    つぶ蛙
  • 甘くしてみるか今年の梅干しは
    つぶ蛙
  • 軒下の灯火に蜘蛛のうじゅうじゅと
    さくら英華
  • 媚びる女のごと烏瓜の花
    さくら英華
  • レースめく蜘蛛の巣や獲物三匹
    さくら英華
  • 雷来る瓦に黒点の掃射
    真壁 かん
  • 焦げ匂う吉田火祭りシャツの穴
    美湖
  • 新調の筆記具嬉し休暇明け
    美湖
  • 街灯に浮かぶ蜘蛛の巣静かな夜
    美湖
  • 端居してカルピス薄くなりにけり
    島田あんず
  • 端居して悩みの種をひとつ埋め
    島田あんず
  • つきみさう朝には紅く老いたまふ
    島田あんず
  • 蜘蛛の糸なみだもろくてまた泣いて
    島田あんず
  • 星涼し小さなカンマの夥し
    島田あんず
  • 白露を捧げ末期の水となす
    島田あんず
  • 青蜜柑俊足となるおまじない
    津島野イリス
  • 影あらず高らかに張る蜘蛛の糸
    豆白熊
  • 青梅雨やレコード盤の白ほこり
    充子
  • 蜘蛛の囲を壊す側へと生まれけり
    充子
  • 女郎蜘蛛ガゼボの曲をゆるく聴く
    充子
  • 蜘蛛の網下手な蜘蛛かと噂せり
    充子
  • B面をかけるレコード蜘蛛の影
    充子
  • 蜘蛛の囲や爪先浮かす畳縁
    充子
  • 多摩丘陵は相模の境露時雨
    トヨとミケ
  • 白露やおやきはあるか朝の市
    トヨとミケ
  • 露しぐれ戦場ヶ原うす曇り
    トヨとミケ
  • 朝露や出窓の猫に見詰めらる
    トヨとミケ
  • 朝露の罠を知らせるお節介
    草の露
  • 朝露や光を抱いて草の波
    あかり
  • 蜘蛛の巣やドローン千個マスゲーム
    梅尾幸雪
  • 万緑の眩しき光ミレナリオ
    梅尾幸雪
  • 蜘蛛の巣に無法侵入ニュートリノ
    梅尾幸雪
  • 朝露は空からの家庭訪問
    高原大知改め亘航希
  • あと五分だけ構ったる露の玉
    亘航希
  • 露拭けど露死刑執行の朝
    亘航希
  • 太陽も月も遠慮し露の玉
    亘航希
  • 閉園の告知騒めく錦鯉
    亘航希
  • 露の玉駆けて集中治療室
    亘航希
  • 朝露や笑まふ遺影のような玉
    亘航希
  • 露寒し両手で温むラブレター
    亘航希
  • 長き夜を破る駅前痴話喧嘩
    亘航希
  • 日めくりを忘れ五日目大西日
    ゆみさく
  • フェルメールの少女のごとき朝の露
    やしたあきら
  • 初露や靴がキラリと芝に濡れ
    やしたあきら
  • 中空の吐息濁らぬ秋の朝
    やしたあきら
  • 後朝の門を潜れば蜘蛛の網
    やしたあきら
  • 涼風や細き鎖骨のネックレス
    郁爺
  • 花火果て煙と人と残る闇
    郁爺
  • 空の色透かしレースにそよぐ風
    郁爺
  • 俗世間逆さに見をり女郎蜘蛛
    郁爺
  • テポドンの発射のニュース朝の露
    南風の記憶
  • 朝露やビーズの玉の空の色
    南風の記憶
  • 朝露や吾子の皺あるランドセル
    南風の記憶
  • 朝露や墓石の角欠けてをり
    南風の記憶
  • 送り梅雨プール帰りの自転車団
    田季たまき
  • 星涼し子の寝しあとのトリュフチョコ
    田季たまき
  • 待つことを選んだ君の負けさ蜘蛛
    田季たまき
  • 背の順の最後のおんな女郎蜘蛛
    田季たまき
  • 蜘蛛の囲や乳出でぬ吾のがらんどう
    田季たまき
  • 紫陽花や土に埋まりし骨の色
    田季たまき
  • 夏の露クレオパトラの胸飾り
    向日葵子
  • 夏の朝体操カード飛び跳ねる
    向日葵子
  • 朝露や課金ゲームのマサラチャイ
    梅木若葉
  • 朝露よ香に気怠るき寝ずの番
    梅木若葉
  • 朝露やビーズのモール窓の外
    雫心
  • 梅雨葵だんだんの花てっぺんまで
    月光
  • 露まとうネットを揺らす君の声
    緒川こるり
  • 夏の日の母のまなざしちひろの絵
    三宅 光風
  • JKのネイルアートや夏の雲
    三宅 光風
  • 悠々と星逢ふ夜の大河かな
    三宅 光風
  • 夏の窯焔踊りて緋色生む
    三宅 光風
  • 夏の日のテニスコートや半世紀
    三宅 光風
  • 若鮎や手ごたえ重し香よし
    三宅 光風
  • てぬぐいで流れに掬うめだかかな
    三宅 光風
  • 漁船にて打上花火目指しけり
    しげ尾
  • かくれんぼ一人居ぬまま夕焼かな
    しげ尾
  • ピアス開け夏期講習を申し込む
    なないろ
  • 蜘蛛の巣の水の玉には千の吾
    なないろ
  • 脚三本失き蜘蛛壁の上目指す
    なないろ
  • ベールにはスワロフスキー六月よ
    なないろ
  • 蜘蛛掃けばくちゃりと小さく転がりぬ
    なないろ
  • 復旧の首里城包む夏の霧
    北国はな
  • 訃報の報道アンテナの蜘蛛の巣
    北国はな
  • 夏霧やガイドの語る首里の城
    北国はな
  • 白露や書架新たなる林住期
    西山永行人
  • 母の書を背にキー打つや今朝の秋
    西山永行人
  • 朝露の末葉の宿りあるがまま
    西山永行人
  • 梅雨晴や何はともあれ庭に降り
    谷川炭酸水
  • 蜘蛛の囲や築二年目の狭き庭
    谷川炭酸水
  • 朝霧のモールス信号今日は晴れ
    こんじゃのよしこ
  • 朝露や水族館の最終日
    奏美和
  • 露の朝ふとんの猫の長っ尻
    うしがえる
  • 脂こそぐキャンプの朝のカレー鍋
    うしがえる
  • 初露にホットミルクはじめました
    うしがえる
  • 木も草も車も犬もおよそ露
    うしがえる
  • 蜘蛛つむぐ光の粒や君を待つ
    紅絹(もみ)
  • 蜘蛛の巣や懲りない父のDIY
    武士の香
  • 良き真珠を胎ませたまえ梅雨の月
    錆鉄こじゃみ
  • 龍の吐く手水に濡れる半夏生
    錆鉄こじゃみ
  • 検査待つ日照雨の向こう街遠し
    錆鉄こじゃみ
  • 神風の御御田滾るや暴れ梅雨
    錆鉄こじゃみ
  • 早朝の返却ボックス夏の露
    じんぷりん
  • あの日々がフラッシュバック梅雨の雷
    じんぷりん
  • あれこれとせわしなし梅雨はや明けて
    じんぷりん
  • 青くるみガキ大将の秘密基地
    雪女
  • 生涯の悔いは残さじ蜘蛛の糸
    雪女
  • 蜘蛛の囲や甘露の雨の数珠繋ぐ
    津山直三
  • 朝露や光の粒のはかなさよ
    未知夫
  • 土産選る節なき指や避暑の宿
    赤坂 奈緒
  • 蜘蛛の巣と肋のごとき白雲と
    藤田ほむこ
  • 梅雨靄やヘッドライト獣めく
    藤田ほむこ
  • 石棺の千歳の雫蜘蛛の糸
    藤田ほむこ
  • ペルセウス流るる間にも蜘蛛の糸
    色音
  • 台風に蜘蛛の巣吾子は殴り描き
    田野こみち
  • こぼれ散るビーズ夏果てのきらきら
    田野こみち
  • 霧渡る山麓のメリーゴーランド
    田野こみち
  • ミント香るキャンプファイヤーの相談
    春田寧々
  • 朝虹や青空市に買う指輪
    春田寧々
  • 母見舞う小さき姉妹や夏帽子
    春田寧々
  • 白シャツに透ける素肌や留学生
    春田寧々
  • サーキュラースカート回る祭りかな
    稽古
  • 夏の露ベールに透けるネックレス
    稽古
  • 夏祭り露店を飾るマトリョーシカ
    望月円
  • 朝露の芝を飛び越えシャトルラン
    望月円
  • ゆるやかな放射冷却星月夜
    望月円
  • 朝涼や天気予報の危険指数
    松下眞す美
  • 蜘蛛の巣や芥絡みて煩わし
    松下眞す美
  • 朝露や礼拝堂でひざまずく
    田近 詩泉
  • 色なき風まっしろの献血ルーム
    田近 詩泉
  • 星合のかはたれ祈り集めたる
    深生
  • 行かないで夏のかはたれ母の夢
    深生
  • 奥寺の朝露修行僧の珠数
    深生
  • 霧の夜明け母の介護をしたかった
    深生
  • 巣に掛かる餌に無情なる露きらり
    根無し草ダンデライオン
  • 滝とどろ青々の森喜佐ケ谷
    康女
  • 空梅雨や車窓に飛行機雲二本
    紫桜
  • 払えども払えどもまた蜘蛛の糸
    水川 海豊
  • 高原の冷気の玉や朝の露
    水川 海豊
  • 露の玉つるると落ちて水となり
    亀子
  • あさつゆに毛並みを濡らし犬走る
    亀子
  • 渋滞も続く尻取り夏休み
    宇久令々
  • 蜘蛛の囲の主は留守なり雨上がり
    育波(いくなみ)K子
  • スポークや反射板にも蜘蛛の糸
    道見りつこ
  • スポークのLEDに蜘蛛の糸
    道見りつこ
  • 吾の静脈虎杖の赤き葉脈
    常磐 はぜ
  • 蜘蛛の囲やヘッドライトの先ダクト
    常磐 はぜ
  • 玉の汗肩で拭つて点検口
    常磐 はぜ
  • 一人居の畳横切る蜘蛛るるる
    明甫
  • 下露か老犬の背そっと拭う
    坊主
  • 露の窓弁当包む妻の指
    坊主
  • プルトップの結露温し卯の花腐し
    穂美
  • 重力や蜘蛛の巣たわみ水の星
    きたくま
  • 蜘蛛の巣のしずく並びて駐輪場
    きたくま
  • 瓶詰のビーズこぼして夜光虫
    七味
  • 蜘蛛の網一片風に光る翅
    七味
  • 潮の香や風あそぶレースカーテン
    七味
  • 夏の朝新しき影影の街
    七味
  • 青きまま殻に残りし草の蝉
    七味
  • 水滴や映る私の夏休み
    美川妙子
  • 南中の雑木林の時計草
    美川妙子
  • 夕映えの一筋の糸蜘蛛揺れて
    美川妙子
  • 庭の花採れば蜘蛛の巣絡む指
    美川妙子
  • ブローチのビーズが揺れて秋さびし
    木乃芽依
  • 露草を描き切る前に滴消ゆ
    木乃芽依
  • 鶏唐の下ごしらえを大夕焼
    いわかみ かほ
  • ギヤマンや夫フィアンセとなりし頃
    いわかみ かほ
  • 手のひらの錠剤真白梅雨の空
    いわかみ かほ
  • 白靴や今日の山羊座は第三位
    いわかみ かほ
  • 立秋やふわり広がる溶き卵
    茶茶の嬉嬉
  • 朝刊のカタンと軽し白露の日
    茶茶の嬉嬉
  • 橋梁を近付く列車秋澄めり
    茶茶の嬉嬉
  • 露の世や温かきこの亡骸に
    茶茶の嬉嬉
  • 露の世や呼べば応へてくれさうで
    茶茶の嬉嬉
  • 雨が明け蜘蛛の巣きらり蜘蛛はどこ
    山田企鵝
  • 空っぽの我にも軋むハンモック
    戸村友美
  • ブナ林の風に揺れたしハンモック
    戸村友美
  • 揺れるほど安らげもせずハンモック
    戸村友美
  • 盆踊り太鼓囃子の夜が白む
    道工和
  • 玄関に靴濡れたまま梅雨湿り
    道工和
  • 百合の花やっと馴染んだハイヒール
    道工和
  • 梅雨晴間道を横切る白猫や
    道工和
  • 朝涼やガラスビーズのピアスつけ
    山葵沢緑子
  • 夕立や窓いっぱいのダーツ盤
    瑞陽庵
  • 朝露や一本道の両端に
    水野 淨子
  • 朝露や曲がりくねつた通ひ路に
    木原トモ
  • 朝露やゼウスの堕ちし雨のあと
    木原トモ
  • 失語症の空白に引く蜘蛛の糸
    木原トモ
  • 三角も四角もあるや蜘蛛の糸
    木原トモ
  • 雨粒のひかり震わす蜘蛛の糸
    木原トモ
  • 朝露や時たち消ゆる初恋の
    草栞
  • 尖るしかないよね梅雨のへそピアス
    おりざ
  • 窓ぎはの老猫夏に透けていく
    おりざ
  • 誤爆だとテレビの伝える梅雨空
    おりざ
  • 眠れるダイアナ銀河よティアラなれ
    おりざ
  • ゆるされる日はくるかしら蜘蛛の糸
    おりざ
  • 朝霧をつかむその手のいとほしさ
    和草
  • 軽井沢朝露ビーズの八角形
    のた
  • 蜘蛛の囲やチワワの急襲に滅す
    白猫のあくび
  • 列車往来の度ゆらぐ蜘蛛の囲
    白猫のあくび
  • 新聞の投函に朝露落つる
    白猫のあくび
  • 茂よりパトカーキラリ急停車
    朱葉
  • 両腕を広げた程の蜘蛛の巣よ
    翠雨
  • 朝露や水滴置いて墨を擦る
    翠雨
  • 爪を切る足の横手を小さき蜘蛛
    翠雨
  • 雨の蜘蛛糸を手繰りし脚黒き
    緑萌
  • 雨やみて蜘蛛の腹より新しき糸
    緑萌
  • 梅雨晴れ間形見の真珠は糸が切れ
    緑萌
  • 蜘蛛黙々と新しき罠を作りける
    緑萌
  • 朝露の小さき世界誰住まう
    智空
  • 粒立ちし囀り雨の上がりけり
    久蔵久蔵
  • 白露の満ち満ちてなほあを深き
    久蔵久蔵
  • 主なき窓辺の蘭や文机
    久蔵久蔵
  • 蛇口止め蜘蛛よじ登り終わるまで
    真論
  • エクステにマイナスイオン夏の霧
    孔裕
  • 朝露の光るを踏みて庭仕事
    しせき
  • 木下闇葉裏にうごく小さな目
    ささゆりの芽
  • シャラシャラと仔犬を跳ぬる露の玉
    島田雪灯
  • 朝露の真珠や母の死化粧
    島田雪灯
  • 朝霧の銃弾に臥す街の音
    中旬川句
  • 河童忌やビーズが垂れてをりにけり
    中平保志
  • ぐちゃぐちゃにしてしまいたい蜘蛛の糸
    中平保志
  • 地球とは水の惑星蜘蛛の水
    中平保志
  • 鬼蜘蛛の涙は此処にしまわれり
    中平保志
  • バッセンの球児は高三青き梅雨
    めいめい
  • 駅裏の自転車置き場の主は蜘蛛
    めいめい
  • 五月晴れピッチングマシン運ぶ彼
    めいめい
  • 真珠散る喧嘩のすえの五月雨に
    芳野
  • 森抜けて雨のはざまに花菖蒲
    芳野
  • 女郎蜘蛛質量もなく音もなく
    芳野
  • チリチリの糸とかぎ針庭に蜘蛛
    都月もなか
  • 蜘蛛の道駆け抜け母のカレーの香
    都月もなか
  • 女郎蜘蛛巣を編む朝の物静か
    伊沢美香
  • 朝露やいまだに挨拶はにかむ児
    のさら子
  • 草を抜く人は黙せり蜘蛛の庭
    ぽっぽ
  • 露きらり忘れし笑顔もどりゃんせ
    こころ美人
  • レース編む母の目優し風ふわり
    百合葡萄
  • 夏シャツにメンズパールの不釣り合い
    三太郎
  • 遠ざかる電車の音や夏の露
    柚木 啓
  • 雨上がりスパンコールの新樹かな
    柚木 啓
  • 蜘蛛の囲や罠は美しければこそ
    美輝
  • 町静か蜘蛛の巣光る今日は晴れ
    ねね
  • 朝露や深夜ラジオのエンディング
    茅野逢斗(かやのあうと)
  • 朝露や栞の折り目なほしをり
    小緑ふぇい
  • 下露やボカロの語尾のかすかなり
    小緑ふぇい
  • 「長らくのご愛顧」までは書けて露
    小緑ふぇい
  • FMの声はアロハと朝曇
    四季春茶子
  • 子の机上動かぬ蜘蛛が見張りをり
    四季春茶子
  • 蜘蛛の巣を数へ歩くや朝まだき
    四季春茶子
  • 朝露よ僕は夜通し待っていた
    袋小路 綴乃
  • 踞いに落つ朝露に客の笑み
    葉月緑正
  • このレース草の雫で編むつもり
    鯨尺
  • 蜘蛛の囲や弦を緩める雫かな
    鯨尺
  • 天幕の電飾四つ切れてをり
    月ぼんぼん
  • 露時雨赤き帽子の地蔵かな
    月ぼんぼん
  • 打水や若き女将は左利き
    月ぼんぼん
  • 山小屋を出れば茂き露の道
    旭山
  • 近道し露の滴に迎えられ
    旭山
  • 一枝を揺らせば露の時雨かな
    旭山
  • 夏痩や生垣の背の揃いをり
    居並小
  • 焼け残る芝駆け抜ける裸足の子
    居並小
  • 濡れ芝に浮人形の捨て置かれ
    居並小
  • 園庭の山羊食い残す草むしる
    居並小
  • 本復の裸足が芝を駆け抜ける
    居並小
  • 蜘蛛の巣に光る水玉はや消えし
    かや楓
  • 昨日より大きい蜘蛛の巣に触れし
    かや楓
  • 蜘蛛の囲や主なき家占領す
    ねこじゃらし
  • 朝露やスノーケル光る伊豆の朝
    浩章
  • 朝露を踏んで濡らすや犬の足
    佐渡の爺
  • 往年の自転車クモの囲新し
    雨白まな
  • 初めての友達の家夏休み
    ゆりず
  • モスクワの熱視線浴ぶレース服
  • 餌もとめ浴びる朝露雀かな
    今西 知巳
  • 朝露や金剛像の目に涙
    今西 知巳
  • 朝露や縄張り争う鳥が居て
    今西 知巳
  • カワトンボ飛沫を浴びて羽ひろげ
    ただいまただし
  • 窓つたう梅霖ひとりしょっぱいな
    砂 芽里
  • 朝露も恋も同じ形は無し
    砂 芽里
  • 朝露や息吹揺らいでつっと消え
    あまねく みぞれ
  • 朝露の降りて潤う実りかな
    あまねく みぞれ
  • 蜘蛛の巣の雨粒に汝を閉じ込めむ
    大川晶希
  • 雨つぶに巣を飾られて蜘蛛の飢う
    大川晶希
  • 玄関の蜘蛛の巣払う十回目
    鞠居
  • 蜘蛛の囲へ小枝回しつ山の道
    PON
  • 笹の原露を掲げて伸び行けり
    PON
  • 朝露や小花の青き密やかに
    京蛍
  • 露涼しハウスの苗の散水機
    はなハチコ
  • サンダルを濡らす畦草近道す
    はなハチコ
  • 夕焼けの彼方に真っ暗雨柱
    はなハチコ