写真de俳句の結果発表

第22回「朝露がビーズのように」《並》⑬

第22回のお題「朝露がビーズのように」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第22回 写真de俳句】《並⑬》

  • 驟雨来て慌てる猫の背にキラリ
    はなハチコ
  • 梅雨来る身の置場なくもたれたり
    わこのこ
  • 朝露や太陽さんが投げキッス
    本間 ふみふみ
  • 朝露や窓辺に憩ふ寂しさよ
    本間 ふみふみ
  • 人の山蜘蛛の居場所のなかりけり
    たてがみなびく
  • 団居より蜘蛛の子の走る走る走る
    只野
  • 蜘蛛が一匹胸を徘徊している
    只野
  • 蜘蛛はいつも眼が一つ裏返っている
    只野
  • 朝靄の濃きあの辺りの忍冬
    只野
  • 吹く風の夏めく頃や友は逝き
    只野
  • 揚雲雀水たまりの空の底で鳴け
    只野
  • 悲しみもいつしか錆びて梅雨夕焼
    只野
  • 朝練の笛の音の揺らす青芒
    只野
  • 夏霧の彼方の影や二月堂
    只野
  • 茜空虹の柱の刺さりおり
    只野
  • その心蒲の穂綿で包もうか
    只野
  • 蝙蝠の鋭角に裂く大夕焼
    只野
  • 苦しくて放つ掌の中の蛍火
    只野
  • どくだみや白き眩暈の香る白昼
    只野
  • 蜘蛛の巣についた水つぶ銀河系
    山下こりす
  • パールブローチめくコバンソウの朝露よ
    山下こりす
  • スニーカーに吹き散らさるる夏の露
    鳴海沓子
  • 夏手袋あれ妣の手の小さきこと
    いろはにぽてと
  • 金盥かたこと揺らす金魚かな
    いろはにぽてと
  • 「邪魔臭い」どんな匂いか草いきれ
    モト翠子
  • 町育ち嫁いで知りし露葎
    野乃梨
  • 朝露のビーズ結婚式はいつ
    野乃梨
  • 借り物の数珠と靴擦れ青ふくべ
    大高あみ
  • 六月の朝花嫁のティアドロップ
    卯月紫乃
  • 朝飯はなにを望むや青時雨
    れいまめ
  • 完成のハウス祝ひて驟雨過ぐ
    れいまめ
  • 蜘蛛は蜘蛛にして私は私なり
    桃香ののの
  • 露宿し幽けき光蜘蛛の糸
    晴芽みやび
  • 陽光をあびて揺蕩う蜘蛛の網
    風薫
  • 水やりで知る蜘蛛の囲の大きさよ
    風薫
  • 飼い犬を乗せて揺らしてハンモック
    ichiko
  • サラバンドギターデュオは露の音
    竹庵
  • 露の朝鬱を引き出すメディア躁
    竹庵
  • たましいは新樹の森を彷徨す
    ふーこ
  • ハンモック森に木の声鳥の声
    ふーこ
  • 露の玉コロコロ並ぶ花の茎
    ふぃーかふぃか
  • 朝日さす雨粒キラリ運動会
    ふぃーかふぃか
  • 朝早く行く手を阻む蜘蛛の露
    さんさん
  • 夏座敷ラストピースのすべり落ち
    わおち
  • 宿敵とパターで笑ふ処暑の甲斐
    わおち
  • 散歩道蜘蛛のレースが通せんぼ
    まさお
  • 朝まだき満艦飾の女郎蜘蛛
    まさお
  • 五月雨やなんとなくあるクリスタル
    伊呂八 久宇
  • 蜘蛛の囲やわれ天国へ導かん
    伊呂八 久宇
  • ディルの葉の小さき雫や梅雨の朝
    りぷさりす園芸店
  • 半壊の蜘蛛の巣パックマンのごと
    りぷさりす園芸店
  • 蜘蛛の巣と蜘蛛のふうわり揺れる朝
    りぷさりす園芸店
  • 夏逝くや切れたビーズのガーランド
    金井登子
  • ぎしぎしや墓に素焼きのマリア像
    金井登子
  • 君に贈る露のパールの首飾り
    浅香裕子
  • 朝の窓ビーズうつくし梅雨の月
    浅香裕子
  • こんな日は朝露ビーズをつくろうか
    福松愛子
  • 朝露ビーズ今日のできは上等だ
    宮館裕子
  • 蜘蛛の巣や鬼役決めるあみだくじ
    ふじばかま
  • 無風とは連なる蜘蛛の囲の雫
    ふじばかま
  • 草つゆをはらって柴の尾のふたつ
    まだありません
  • 白露滲む独り身の子と対話なく
    江舟
  • 水蜘蛛や暮らす気泡の小ささよ
    阿呆鳥
  • 蜘蛛の囲のビーズにひかれて訪問者
    くさもち
  • 蜘蛛の網朝を向えたネオン街
    勝瀬啓衛門
  • 水晶の数珠を廻らす蜘蛛の糸
    勝瀬啓衛門
  • 夕涼や子の選るケアキャップはピンク
    葉村直
  • 蟲のこゑ我が原子まで濡らしけり
    葉村直
  • 重力にそれでも抗うのか鶸よ
    葉村直
  • 銀河より溢るる星に水や在る
    葉村直
  • 流星は越えけむ千の等高線
    葉村直
  • 網戸とほつて風の錆びゆく二階
    葉村直
  • 朝露や子の指先のたからもの
    うた英音
  • 梅雨めくや窓いっぱいの神の木々
    うた英音
  • 姥の蜘蛛あたしの仕事見ておくれ
    水きんくⅡ
  • 朝露や鍵穴探る指の先
    理佳
  • 朝露の岨道急くや重装備
    理佳
  • 朝露や先祖の墓は畑中に
    理佳
  • 早立や触れたる鐘に露の玉
    理佳
  • 朝霧や喫煙ブースの混沌
    理佳
  • ビーズ針糸付けられず秋深し
    千思
  • 朝露の光沢つなぐ私魔女
    丘るみこ
  • 朝露はスワロフスキーの首飾り
    丘るみこ
  • 露の玉まだ丸くあり西に月
    桐山はなもも
  • リビングに蜘蛛の子といるテレワーク
    潮見悠
  • 朝涼やただ見上げたる善光寺
    潮見悠
  • 大胆に星座描きぬ女郎蜘蛛
    佐藤レアレア
  • 初蝶や姉の真珠はブランドで
    佐藤レアレア
  • 新茶買う気取った犬とお母さん
    染女
  • 衣更う空確かめて伸子張る
    染女
  • トマト食む明日はあなたの生まれた日
    染 そめ女
  • 暑き日や栄養のレーダーチャート
    弖爾乎波
  • ネット裏に陣取るフリルの日傘
    弖爾乎波
  • 下山中光る蜘蛛の巣瑞々し
    響歌
  • あっ冷てえ露の一粒首すじに
    藤齋
  • 野良猫や髭に一粒露のあと
    藤齋
  • 朝の蜘蛛召されし人と私と
    にゃんちゅう
  • 雨止みて女郎蜘蛛静かに昇天す
    みなごん
  • 蜘蛛の巣の光る虚構は三時間
    天亨
  • ひつそりと蜘蛛の囲飾る日照雨かな
    なつめ
  • じっと待つ滴を飾る女郎蜘蛛
    北斗星
  • 身の毛だつ号外配布あさのつゆ
    遠きいち(とおきいち)
  • 朝まだき厠に巣くう蜘蛛の糸
    遠きいち(とおきいち)
  • 露結ぶ母編みしモチーフの白
    貝鈴
  • 露の秋急ぐ靴音響きけり
    仁科游凜
  • 露寒や規則正しき箒の音
    仁科游凜
  • 秋園やベンチにぽつりぬいぐるみ
    仁科游凜
  • 開け放す朝一番の夏の露
    美山
  • プチプチと心の澱溶くソーダ水
    美山
  • この蜘蛛の名はマリー・アントワネット
    立石神流
  • 蜘蛛の囲や西太后の長き爪
    立石神流
  • 蜘蛛の囲の朝に撓みし天球儀
    立石神流
  • 蜘蛛の囲や戴冠式の火薬の香
    立石神流
  • 高原に鳴る踏切や露の朝
    小鉢
  • 朝露や詫びの届かぬ父の庭
    小鉢
  • 送迎車は待つ朝露の無人駅
    小鉢
  • 夏霧や岩場に遠くホルンの音
    小鉢
  • 女郎蜘蛛真珠かがやく王女の座
    みどり
  • 蜘蛛の囲や水晶二連の念珠欲し
    マミオ
  • 朝露や心電図異常告げらて
    ぼたん
  • 未だ来ぬ獲物は何処や梅雨の朝
    おぎ丸
  • 空に浮く雫は蜘蛛のしわざかな
    島たけのこ
  • 朝露を百粒数え今日は晴れ
    島たけのこ
  • 生きのびて美しき巣をはる女郎蜘蛛
    三橋くおん
  • お前も我も今朝は清しき夏の暁
    三橋くおん
  • 白露や母の形見はイミテーション
    今井もこ
  • コロコロンけぶる浅間のレタス畔
    家族で作る俳句チャンネル
  • 子の声や蜘蛛の囲ゆらして雨滴落つ
    桜鼠
  • 蜘蛛の巣が環状線の街明かり
    猫音和音
  • 妻の葬終え朝露のまぶしかり
    山田せいし
  • 雨上がり甘酸かおり来山桃の
    月天坊
  • 硯水を一滴二滴沙羅の花
    齋藤ちの
  • 白露や早朝に君と話を
    齋藤ちの
  • 編みかけのビーズ横目にビールかな
    柴咲メグミ
  • 明け方の窓滑りゆく蛇の腹
    兎波
  • 蜘蛛の囲に真砂なす星掛かりけり
    兎波
  • 千粒のスワロフスキー蜘蛛の網
    ぽんの丘
  • 露けしや無言の君の後ろ影
    てんむす
  • 結婚指輪はずす夜露をピンヒール
    てんむす
  • 朝露のひかり届かぬきみの顔
    武田誠
  • 犬友の名はまだ知らぬ夏の朝
    ちゃんこ
  • 露涼しロッジでブラックコーヒーを
    ちゃんこ
  • 山鳩も裏拍夏合宿の朝
    ザイコン
  • 蜘蛛這って妻の不機嫌極まれり
    鬼太郎
  • プレゼンの朝蜻蛉の母よいざ
    映莉帆
  • 雨上がり木立にやさし白い蝶
    木のおうち
  • レース編む雫の行方華やかに
    桜草