写真de俳句の結果発表

第25回「浜辺の焚火」《ハシ坊と学ぼう!④》

ハシ坊

浜辺の焚火

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

待ち合わす銅像前に白千鳥

小林 昇

夏井いつき先生より
「に」が散文的。勿体ないですね。
“参った”

「儲かってまっか」焚火は豪勢で

花南天あん

夏井いつき先生より
カギカッコはなくても十分伝わります。
これを外せば、人選です。
“とてもいい”

甘き朝金木犀やお香の火

ハイビスカス

夏井いつき先生より
「姉が亡くなって二ヶ月が経ちました。朝の始まりはお線香に火を。ラベンダーから金木犀に代わりました。姉にぴったりの香りです」と作者のコメント。
 
お香の香りが金木犀なのですね?
となれば、季語としての力は弱まりますが、このお香をお姉さんに捧げていることは書きたいですね。
“難しい”

秋鯖のスガタを炙る宴あと

藍月

夏井いつき先生より
「『スガタ』は姿寿司のことです。皿鉢やお祭りのご馳走で、鯖のスガタ寿司の頭や尻尾の部分が残っていることが多く、母が晩ごはん代わりや翌日の昼に炙って食べていたことを思い出しました。酢が飛んでしまっていたけれど、程よく焦げた鯖も、ホカホカの酢飯も美味しそうでした」と作者のコメント。
 
姿寿司だとわかるように書きたいですね。
再考してみましょう。
“難しい”

寄せる波シンクロナイズする焚き火

扇百合子

夏井いつき先生より
中七「シンクロナイズ」という言葉に甘えず、どんな様子だったのか描写してみましょう。
良き

杉戸抜けし宗達の白象に秋

絵十

夏井いつき先生より
中七下五、よいです。
上五のみ要一考。上五の展開によっては、秀句になりそうです。
“とてもいい”

日々の喧騒ぼっち焚き火に癒されて

柿野宮

夏井いつき先生より
「会社勤めに疲れきっている主人の背中を見て、詠んだ俳句(庭でのぼっち焚き火が癒しとのこと)です」と作者のコメント。
 
下五「癒されて」が説明です。さあ、残り五音の工夫ですよ。
“ポイント”