写真de俳句の結果発表

第26回「小雨の銀座通り」《人》③

第26回「小雨の銀座通り」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第26回 写真de俳句】《人③》

9階に灯り一つの聖夜かな
風輝
面影の潤むガス灯花の雨
来冬 邦子
春暁の牛丼銀座三丁目
みなし栗
銀座という素敵な街なにもない冬
永華
日短し対角線にある花屋
永華
向かひ合ふ紅茶冷めゆく十二月
駒村タクト
手袋のままに牛丼かきこめり
駒村タクト
冬曇の銀座巨人のパレード来
田畑 整
歌舞伎座の灯りに雪と二十歳の吾
春海 凌
残業の夜や着ぶくれて人の顔
牧野冴
芳名帳白し初個展の秋雨
林としまる
母まだか寒夜の駅の僕とコロ
いくたドロップ
モルモット値下げしました冬の雨
千暁
焚火静かやまひに心はわたさない
山内彩月
こち亀の揃わぬ床屋おけら鳴く
虎八 花乙
凍蝶やあまりにきれいな平手打ち
虎八 花乙
てぬぐいの干支や時雨るゝ金春湯
伊予素数
解熱剤効いた子そういえば聖夜
十月小萩
マフラーの巻き方きれい銀座線
梅野めい
椎茸を刻む山雨のにほひする
梅野めい
駅前の銀座通りに空つ風
しろぴー
マロニエの花君を待つ時が好き
しろぴー
夜半の雪津軽に遠きBarLupin
ゆうじい
吾に父の履き皺なじみ街聖夜
ゆうじい
ベテルギウスの寿命末枯るる街
くるすてぃーぬ
ほくほくの肉饅イヤホンのスラヴァ
ワンネス
ドトールのアクリル板に冬の蝿
植木 彩由
不採用通知よ街は濃き夜霧
しいか
着ぶくれて手動扉のエレベーター
杜野みやこ
逆さまの椅子濡れそぼるカフェの秋
骨のほーの
川端のネオン冴ゆるや青白く
骨の熊猫
街は夜ただ霜焼をもちかへる
鰯山陽大
燧灘の下校いまがはやき五つ
鰯山陽大
銀杏降るぴりぴり雨の御堂筋
藤本花をり
君のゐるカフェへ白雨の昼休み
岩魚
本店の研修まかないはおでん
たまさもち
タクシーの窓に凭れてゐる聖夜
ぞんぬ
行く秋や星走るごと車両の灯
堂園 穂世
ゲーセンや雨はいつしか雪雑り
雪うさぎ
荷台から溢るるダリア画廊前
ノセミコ
日記買う値引きシールの重ね貼り
まるにの子
コーヒーもあの子も苦手室の花
ひなた和佳
機械油の匂ふ地下鉄初時雨
ひなた和佳
懐手して路地裏のたこ焼屋
さち今宵
すすきのの客引きは父月冴ゆる
葉乃帆
末期癌さやけき絶望の夕日
猫髭かほり
帝劇の出待ち封ずる月の雨
青居 舞
マンゴーとゆっくり渡る日本橋
高田くも
イヤホンを捩じ込む街は夕時雨
織部なつめ
祭提灯並木通りを抜けて雨
迷照 りん句
ホコテンのチャイム日傘はワンタッチ
入江みを
西銀座木枯らしに買ふ宝くじ
安寿
終電を逃して熱帯魚のふたり
嶋村らぴ
歌舞伎座の地下春雨の香のほのか
たかみたかみ
秋雨をピアニストなきジャズバーで
たかみたかみ
地下鉄は体温の箱冬の雨
雨野理多
愛なんてしるか葉鶏頭はまっ赤
雨野理多
銀座で買つた爪切の音そとは雪
くるぽー
月天心真っ黒の大型ビジョン
くるぽー
垢抜けぬコートガス灯揺らめけり
細野めろん
雨音に混じり時報の街秋思
おかだ卯月
縦列のタクシーの殻鱗雲
紅紫あやめ
きのふけふ混じる銀座の小夜時雨
髙田祥聖
無花果と上司の嘘に付き合う夜
北欧小町
黙祷の銀座通りや春の鐘
志無尽おたか
白ブーツ履いて上京十年目
水豚庵
吝嗇をショールにくるり三越へ
津々うらら
銀ブラのための靴買う秋麗
音羽実朱夏
歩行天の桜餡パン春まぢか
ガラパゴス
待ち合わせは銀座着ぶくれはしない
赤坂 みずか
看板やルパンの顔のみづづぱな
あなうさぎ
出張の銀座の夜や冬の雨
シャンソンの漏るる半地下秋の雨
紫黄
予備校を終へて階下の鯛焼き屋
月石 幸
ツアバンの機材積み込む冬の月
月石 幸
冬の雨ここが銀座と知らざるや
水琴子
エルメスの窓は橙細雪
小町ちまこ
聖菓買う銀座三越地下二階
佐倉 英華
長蛇の外套膝関節の水
小川野雪兎
「雪に変わってるよ」と切り分ける聖菓
津島野イリス
タワマンへ小雨をサンタクロースPIZZA
津島野イリス
葱振って突っ切る銀座交差点
亘航希
月蝕を見ぬまますするカップ麺
ゆみさく
ブロッコリのカクテルきみの彼女か
田季たまき
女工史の色校九月ゆくさなか
田季たまき
「火の鳥」の総譜冴えゆく銀座の灯
田野こみち
うわばきは真白秋雨染むギプス
田野こみち
再会の銀座を駅へ傘ひとつ
戸村友美
本捲る指は冷たしココア待つ
翠雨
課長へ昇進レザーの日記買う
翠雨
パーラーのソオダの泡や桜桃忌
智空
遠回りせむ寒影を失くしても
小緑ふぇい
初時雨避け資生堂パーラーへ
鯨尺
小夜時雨銀座有料喫煙所
居並小
マスターはジャズピアニスト初時雨
ふじばかま
しぐるるや連れ待つバーのカウンター
ふじばかま
塗り立ての「止まれ」冴えけり献花きれい
葉村直
寒雷の歪むビニール傘百本
葉村直
水洟や銀座屋台の磯部焼
理佳
木犀の花降る退勤の肩に
潮見悠
パウリスタガラス三枚先も梅雨
家族で作る俳句チャンネル
冬の雨駅のピアノのトッカータ
高田ちぐさ
小雨降る十一月のロマンスカー
齋藤ちの
踏切のランプ時雨の銀座線
齋藤ちの
消防車二台A6出口へと
ザイコン
将来は見えず数え日路地稲荷
映莉帆
侵攻の電光ニュース秋黴雨
さとうナッツ
名画座のフィルムに雨や秋燕忌
さとうナッツ
春霖の銀座や眼鏡新調す
立川猫丸
縦走のターレ築地の冬鴉
立川猫丸
着膨れて銀座場外馬券場
きなこ
新聞の匂いに倦めば時雨かな
花筆文字
冬蝿や東京メトロてふ迷宮
たーとるQ
夜業終ふ牛乳壜の底重し
うくちゃんま
冬の雨献花にいつのまにか傘
松男
写真裂く寒夜前線通過せり
紫すみれ
恋終えしサマードレスへ奢るパフェ
秋野しら露
夕立や方程式はあと五問
深町宏
裸木や銀座二丁目交差点
柿司
初個展とじる銀座は小夜時雨
たきるか
雨粒はぬくし銀座の天使像
美織
三者面談終え霧雨の銀座街
卯波まり
銀座冷ゆ夜を開く足音かすか
葛西のぶ子
冬雨や不妊治療を手放す日
史帆
渋滞の銀座赤色灯の雪
鈴菜
日記買ふリストラされたとは言へず
咲山ちなつ
秋しぐれ胸に辞表の氷川坂
但馬春風
ワイパーの届かぬ2ミリ先に虹
芳草
スナックみゆきのママの腕輪や十二月
ふのんへん宗悟
君はまだひとりでゐるか秋深し
月野うさぎ
銀巴里に一人ぽつちの長き夜
香代
この男頭が悪い鰯雲
田に飛燕