写真de俳句の結果発表

第39回「松山の路面電車」《並》⑤

第39回のお題「松山の路面電車」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第39回 写真de俳句】《並⑤》

  • 春寒や道後温泉駅に降る
    紫桜
  • 初物のみかん土産に路電待つ
    亀子
  • 冬ぬくし訛語らふ路電中
    亀子
  • 受験後のチンチン電車ワセダから
    宇久令々
  • 春淡しチンチン電車に母さがして
    宇久令々
  • 目閉じる座席終点の冬ぬくし
    神谷元紀
  • 落葉踏む路面電車の亭の跡
    神谷元紀
  • 坊ちゃんだんご食う紅葉の下で
    道見りつこ
  • コンチキチンちんちん電車で聞く祭
    明甫
  • 漱石忌愚陀仏庵にて低徊趣味
    松浦 夏城
  • 杜鵑松山の地で大暴れ
    松浦 夏城
  • 秋深し萬翠荘のカフェテラス
    麻麻
  • 札止と浴衣のふたり足早に
    麻麻
  • 親の敷くレールは嫌よ立田姫
    しょう
  • ネオン街冷たき母の手をギュッと
    美川妙子
  • ネオン街チンチン電車銀河へと
    美川妙子
  • 夏帽を昭和に忘れ秋深し
    末居志風人(すえいしかぜひ
  • 冬ざれて二筋下り市電道
    木乃芽依
  • 電停のコイン占い寒椿
    木乃芽依
  • 初冬や満員客のおでん車
    風乃杏
  • 楽器背に学生の行く師走風
    茶茶の嬉嬉
  • 顔パネに他人と写る年忘
    戸村友美
  • 落葉がさがさLRTは静か
    戸村友美
  • 蕩蕩とわく湯に癒やす紅葉狩り
    道工和
  • 秋風と走る伊予鉄赤シャツや
    道工和
  • 年末のくじ買ふ主婦の勝負服
    空井美香
  • 冬うらら路面電車も旗日かな
    水野 淨子
  • 秋晴れや路面電車で遊覧す
    水野 淨子
  • 冴ゆる朝軋む車両のシカゴL
    草栞
  • 冬木立ち路電と並ぶ通学路
    草栞
  • 吊り革のシンクロ見入る年の暮れ
    沢山葵
  • 慟哭にちがいないあの虎落笛
    おりざ
  • 逝きし者どもたよりよこして六花
    おりざ
  • 伊予鉄の架線にぽつり寒鴉かな
    白猫のあくび
  • 秋遍路いよいよ伊豫と笠を脱ぎ
    白猫のあくび
  • プラレール家中這うか聖樹から
    朱葉
  • 花盛り路面電車の言語多彩
    翠雨
  • 春日さす路面電車の木の床よ
    翠雨
  • チンチンと花電車往く長閑かな
    緑萌
  • 奥まった教会の屋根冬日和
    久蔵久蔵
  • 冬夕焼お城を囲ふ堀の黙
    久蔵久蔵
  • 定年旅親子三人春の風
    しせき
  • ゴトゴトの音懐かしき冬の店
    しせき
  • 少年に席を譲られ冬日和
    中平保志
  • 着膨れて鯛めしの黄身だれを溶く
    めいめい
  • 小春日や車夫の股引竿に揺れ
    めいめい
  • 待つ子らよサンタは戦地に入れない
    芳野
  • 霧に生れ霧に返りし電車かな
    のさら子
  • 伊予鉄の駅すつぽりと初日の出
    水須ぽっぽ
  • 冬うらら千と千尋に浸ろかな
    こころ美人
  • 初詣掴みしその手はよその母
    こころ美人
  • 嵐電に英語飛び交う初天神
    三太郎
  • 恋生れし坊ちゃん電車雪もよひ
    岸野ゆり
  • 帷子ノ辻過ぎて嵐山(らんざん)紅葉狩り
    葉月緑正
  • お土産は一六タルト漱石忌
    葉月緑正
  • 明日は仕事旅の路電にみかんの香
    かや楓
  • いわし雲覆う俳句の町に風
    かや楓
  • 着膨れて満員電車に揺られをり
    ねこじゃらし
  • 積もる雪電車の軌跡大空へ
    ねこじゃらし
  • 宝くじ初夢当たり松山へ
    あらまち一駒
  • 走り乗る路面電車か暮れの市
    フジ・シズカ
  • 初乗りや初下宿行き都電五番
  • 春昼や車両の走り出すノート
    砂 芽里
  • 冬の蝿ぽてり倒れる車両かな
    砂 芽里
  • 鬼子母神お礼の祈り銀杏ふる
    京蛍
  • 子に夕陽チンチン発車は冬の街
    京蛍
  • 駅で待つ雪の気配の雨静か
    はなハチコ
  • 思ひ出と下り立つホーム寒昴
    はなハチコ
  • もうもうとささら電車や冬の朝
    晴芽みやび
  • 弾く水道路のレール冬の雨
    風薫
  • 冬旅の初日の終の道後の湯
    渥美 謝蕗牛
  • 市電跡同志社前は初時雨
    竹庵
  • 極月の友と出くわす伊予トラム
    ふーこ
  • 軌道跡あちらこちらの冬すみれ
    ふぃーかふぃか
  • 蜜柑手に揺られ毎日来る友よ
    青山楽夢
  • 空っ風坊っちゃん覗く路面かな
    青山楽夢
  • 二刀流球と俳句の甲子園
    わおち
  • 落葉分け街行く赤い電車かな
    伊呂八 久宇
  • 低床の電車蜻蛉がランデブー
    伊呂八 久宇
  • トラムから小さき手伸ばす焼芋屋
    ボンちゃんのママ
  • 嵐電と貨物車共に花見上ぐ
    ボンちゃんのママ
  • 烏鳴く朝鰤おこしはおさまりて
    天野いく子
  • 年賀状書けよと揺れる車内吊り
    阿呆鳥
  • 髪結いて鬼子母神へ初詣
    阿呆鳥
  • 大雪の黄赤電車の子規の里
    くさもち
  • 軋む秋路面電車と提琴と
    水きんくⅡ
  • 永き日も思いは同じ市電の町
    丘るみこ
  • 通い路の路面電車や落葉降る
    丘るみこ
  • 受験日のつり革握るレール音
    桐山はなもも
  • 宍道湖に車窓に滲みゆく夕焼
    桐山はなもも
  • 夜話や、串に赤シャツ想うきみ
    優花里
  • 寒菊や引き戸の端で光りをり
    優花里
  • 冬うららどんな場所にも投句箱
    浅田香歌
  • コスプレに車内ざわめく小六月
    浅田香歌
  • 街中にシの音潜む師走かな
    こま爺
  • 冬の月拾う言葉の一つずつ
    こま爺
  • 銀杏の城や市電車窓の八年前
    にゃんちゅう
  • 冴ゆる夜や銀天街の駅に立つ
    みなごん
  • 城下行く路面電車の隙間風
    みなごん
  • 漱石忌「新」に向かって走る列車
    天亨
  • LRT開業灼くる信号
    花岡貝鈴
  • 網棚のセロリしんなり何周目
    立石神流
  • 駆けこんだ終電見上げれば熊手
    立石神流
  • 数え日や連節バスの蛇腹めき
    小鉢
  • 「お城下へ」祖母のお供の師走かな
    大切千年たいせつせんねん
  • 花咲けば坊っちゃん電車ぽっぽーと
    大切千年たいせつせんねん
  • 市電ゴトッ当るもやわき着ぶくれて
    ぼたん
  • 人多き路面電車のクリスマス
    イケダエツコ
  • 冬の鳥処方は我と同じなり
    イケダエツコ
  • 帰省子の父またタッチアンドゴー
    凛ひとみ
  • 愛大帰省路電と高速バス
    凛ひとみ
  • 冬の雨みかん電車を待つ母子
    今井モコ
  • 着膨くるる旅人行くやゆいレール
    画 喜多文
  • 寒き駅裂かれた恋と響くベル
    画 喜多文
  • 寒すずめ路面電車の坊ちゃん顔
    兎波
  • 宝くじ路面電車を待つ小春
    兎波
  • くつさめを堪へ頷きつつくちゆん
    大山なごみ
  • 年の瀬のいよいよ暇な私かな
    大山なごみ
  • 着膨れの列や始発はあと一本
    てんむす
  • さよなら運転のトラムへ散る紅葉
    コンフィ
  • 回送の電車誘ひて春の月
    喜多郎
  • 坊ちゃん列車の車掌笑顔や春兆す
    青井季節
  • 大正の彩り美しき冬の駅
    谷 ゆり乃
  • 冬夕焼杖ひとつ持ち坊ちゃん電車
    谷 ゆり乃
  • 車窓から君と誰かのクリスマス
    横須賀うらが
  • 秋惜しむ坊っちゃん列車運休す
    のりこ
  • 初盆やじゃこ天を買い帰途に着く
    のりこ
  • 雪しまきササラ電車よいざ行かん
    パト子
  • 冬木立車窓に浮かぶ原爆ドーム
    ちぇりぴー
  • 満員の車内のすき間柚子香る
    慶泰
  • 天高し重し取れし身旅に出る
    慶泰
  • 朝靄を吸った千切りキャベツかな
    深町宏
  • 冬晴れや大河ドラマの車両行く
    松本厚史
  • 怖るるや口内炎に滲む蜜柑
    松本厚史
  • 冬茜車両の床の影も伸び
    はまちこ
  • 年変る朝待つ闇の転車台
    はま木蓮
  • 古電車俳句の町と長閑なる
    迦楼羅(かるら)
  • 電車来て坊ちゃんのかげ花曇り
    迦楼羅(かるら)
  • 冬の朝すいすい進む大街道
    糸桜
  • 冬麗坊っちゃん列車の切り返し
    糸桜
  • 松山の単行列車雪霏霏と
    柿司 十六
  • 駅名を聞き逃すまい蝉の声
    咲野たまふく
  • 路線図は馴染みなき駅冴ゆる朝
    咲野たまふく
  • 風光る坊ちゃん列車旅日和
    惠桜
  • 秋麗路面電車や子規の歌碑
    惠桜
  • 流れ去るくだら野今日は記念日で
    まほろば菊池
  • オリオンの下桶持つて市電待ち
    ざるけん
  • 雪まろげ路面電車の通る道
    ざるけん
  • 柿ひとつ路面電車で五七五
    かたばみ
  • 初嵐停車場でじっと待つ
    かたばみ
  • 着ぶくれて階段きつし始発駅
    陽風水
  • 脇役の台詞の多し雪中花
    谷川ふみ
  • 盛夏の失恋路面電車は遅々と
    美織
  • 秋高し路電はビルの影の中
    高橋 誤字
  • 銀杏の黄葉貼り付く路電窓
    高橋 誤字
  • ただ一人夜行列車が年の宿
    のりのりこ
  • 小春空遠出の友はSuicaだけ
    のりのりこ
  • 寒い朝都電お出かけ一年生
    閑人
  • 酷寒に線路軋めく荒川線
    閑人
  • 待ち合わせ冬夜のコメダ冷めた紅茶
    種月 いつか
  • 人波は駅より天神の初詣
    種月 いつか
  • 口あけて路面電車が日向ぼこ
    せんかう
  • 若葉風路面電車を陸揚す
    せんかう
  • 冬晴や路電は城に近づきぬ
    三毛福
  • たい焼きを抱えて乗るや路面電車
    サリー
  • 冬ざれや手を振り返す対向車
    サリー
  • 補聴器は隠さぬ聖夜二十二時
    咲山ちなつ
  • 祖母からの聖菓そごうの包み紙
    咲山ちなつ
  • 前頭葉嬉し五感澄む冬よ
    夏陽 きらら
  • ささら電車過ぎし後の雪畳み
    韻修
  • 路面電車行き交う師走の京の街
    韻修
  • 春服や午前七時の女性車両
    天風さと
  • 陽炎や電車ゆっくり包み込む
    恵翠
  • 突進す雪巻き上げてSLは
    恵翠
  • 冬来たる架線見るだけ静電気
    瑞風
  • ガタゴトと夕焼け電車片思い
    瑞風
  • 春昼やいよ鉄の窓はや一周
    釋愚拙
  • 冬晴に病む妻見舞う老夫あり
    釋愚拙
  • 年の暮市電で朝市腹が鳴る
    瑞々
  • 赤信号焼芋半分わけ合って
    瑞々
  • 家系図に載らぬ子負ひし影凍る
    峠の泉
  • 不義の子よずしりねんねこ終電車
    峠の泉
  • 駅前のじゃこ天ぺろり冬茜
    釣女
  • 微睡みのちんちん電車四日かな
    釣女
  • 秋晴れや行き先『ごめん』が次々と
    春野あかね
  • 冬晴れや5分乗車の朝市へ
    春野あかね
  • 着膨れて祖母待つ街のみきゃんかな
    ぎっくんのママ
  • ランドセルは緑に決めた建国日
    伽葉子
  • 車窓向く子の靴底の菜飯粒
    伽葉子
  • 夕時雨遠き電車はアレグロに
    七森わらび
  • 夕冷えや匂いせはしく電車入る
    宙朔
  • 冬の暮終点は昭和の世界
    京雲
  • 車窓から見る遊園地冬うらら
    京雲
  • 人混みに電車溶け込む都会の夏
    夏海 凛
  • 道をいく電車陽炎にゆらめく
    夏海 凛
  • 夏の夜の空襲潜る市電かな
    出雲のたみちゃん
  • 初詣「お代は見ての…」ヘビ女
    芳草
  • 小晦日夢追い人の鉄路果て
    創次朗
  • 鯛焼きやかほり仄かに待つホーム
    創次朗
  • 神在に神様の来るルートあり
    月季 紫