写真de俳句の結果発表

第39回「松山の路面電車」《並》⑥

第39回のお題「松山の路面電車」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第39回 写真de俳句】《並⑥》

  • ストーブに荷の陰深き駅舎かな
    うーみん
  • 初電車そっと閉じられた赤本
    我鯨
  • 初電車本ひらいたり眠ったり
    ユリノキ
  • えびす講車窓煌々のぞく吾子
    みえこ
  • 春近しミートボールのたれの艶
    ふのんへん宗悟
  • 猪鍋や明日去る人の指定席
    壱時
  • 時刻表諳んず自閉児と良夜
    壱時
  • 五年振り変わらぬ声と除夜の鐘
    みわか わみ
  • 矢絣着マフラー片手のご案内
    みわか わみ
  • 青信号広電待てり冬近し
    朝ごはん
  • 白菜買ひて次「原爆ドーム前」
    朝ごはん
  • 懐かしや駅からトラム北の秋
    紫陽花
  • トラム乗り右手にお城桜舞ふ
    紫陽花
  • 一人旅ベンチにクマの冬帽子
    月野うさぎ
  • 風花を路面電車のみかん色
    月野うさぎ
  • 雪催市電追突膝強打
    香代
  • 都電乗り都内見物小春の子
    香代
  • 路面電車線路は蛇の抜け殻か
    千舟
  • 廃線の無人駅より熊降りる
    秀翁
  • 懐かしや大阪市電卒業す
    秀翁
  • 道後へとみかん電車に漱石忌
    さふらん
  • 瀬戸内の木成り蜜柑をちょきちょきと
    八月黄緑
  • 波郷忌を効けよ効くよと道後の湯
    八月黄緑
  • 初夏の湯巡りじゃこ天のおかわり
    雪花
  • 初晴れや私服の君を車窓より
    おおい芙南
  • 小晦日線を退く駅ピアノ
    水鏡新
  • 冬日和スロープ長き車椅子
    田に飛燕
  • 裏返すコート都市部の人に酔い
    ぐりぐらら
  • 車窓から外車数える寒の入
    ぐりぐらら
  • 秋旅や路面電車とはいチーズ
    さち緖
  • 秋空や路面電車で鮨食べに
    さち緖
  • 道後行違え佇む冬の海
    智隆
  • 季寄せ持ちステップ降りる夏松山
    智隆
  • コート着て父の帰りを待ちにけり
    佐竹草流
  • 子が駆ける鋪道に落ちる紅葉かな
    佐竹草流
  • 糸瓜忌や坊ちゃん電車乗らいでか
    小野蒼水
  • 年末ジャンボ電車に乗って夢を買ふ
    小野蒼水
  • ライオンズも鉄も電車も春の夢
    立町力二
  • 夏のタール轍とレール平行線
    立町力二
  • 子規の忌や一六タルト妻と分け
    ビール大好きさん
  • パパきたよ路面電車と白き息
    鈴木 リク
  • 悴むや路面電車も間引かれて
    鈴木 リク
  • 初旅やポンと乗り込むみかん電車
    壺茶
  • ベルが鳴る路面電車もクリスマス
    森 健司
  • 手袋のままフリック入力終電車
    菜緒木モカ
  • 夜夜の蜜柑はいつもの「紅まどんな」
    菜緒木モカ
  • 師走来て並走するは都電かな
    瞳杏
  • 都電待つ線路の先は薔薇の路
    瞳杏
  • 冬凪や遠雷のごと電車音
    三池のり子
  • 初花やカープ電車の初広め
    みやもとや
  • 縁側を電車影行く春茜
    みやもとや
  • 擦れ違う路面電車よ夜泣きそば
    山本八
  • 月冴ゆる錆び駅標に一両来
    山本八
  • 冬暁温めし父の座席
    比園 岳
  • 箱詰めの坊ちゃん列車冬青空
    眼蔵
  • 冬紅葉錆も愛しい市電かな
    眼蔵
  • 公園に市電椋鳥来たる
    鈴木そら
  • 着膨れて路面電車の席狭し
    日月見 大
  • 鶴一羽坊ちゃん列車走り出し
    鶴富士
  • 子規の影おきざりしまま初電車
    鶴富士
  • 青稲やたった二本のバスが来る
    ひまわり
  • 朝凍つる車掌の声の待つからと
    ひまわり
  • 電停の両替続く年の暮
    多数野麻仁男
  • 伊予鉄のブレーキやさし敬老日
    多数野麻仁男
  • 春眠や車掌鞄の閉じる音
    真秋
  • 革靴に響くトラムや青き踏む
    真秋
  • 行く年や街の灯遠くなりにけり
    紅 珊瑚
  • おでん車てふ路面電車ぞ年忘
    紅 珊瑚
  • 桃色の鰯雲へと電車行く
    石井青花
  • 新入生市電しばらく満員
    鈍牛
  • 入学式チンチン電車バスが抜く
    鈍牛
  • 車窓よりおでん電車の湯気と笑み
    夢追い人
  • 雪の電停降車時の声かけ
    夢追い人
  • 白鳥ら電車一両先導す
    雪椿
  • 凩や『ビッグイシュー』を右の手に
    小島やよひ
  • つげ櫛で母の髪梳く冬至風呂
    小島やよひ
  • 原爆忌行き交う市電は平和乗せ
    福朗
  • 離婚届遮断す寒九の雨
    ミテイナリコ
  • 二百円握りしグーに冬暖か
    ミテイナリコ
  • 市電降りてスマホに頼る小六月
    花菘
  • メルカリに写真の技や秋の暮
    花菘
  • 江ノ電は干物の香かな日記買う
    ヘイくん
  • 松山の年越し蕎麦は三竹寿
    耄碌爺
  • 伊予鉄やフリーパスなら冬の虹
    白庵
  • 母と待つちんちん電車アノラック
    和脩志
  • ふゆうららゆるりコトコト道後まで
    和脩志
  • 駅前は小松菜百円ひとの山
    ざぼん子
  • 重ね着を煮しめるようにバス揺れて
    ざぼん子
  • 秋灯や誘う道後の鯛茶漬け
    春瑛
  • あの坂を登ればあなた花蜜柑
    春瑛
  • 厩出し路線図を見て出社して
    音無浮草
  • 車組むエンジン音は昔なり
    音無浮草
  • モケットに別れの言葉春間近
    順孤
  • 綿雪や路面電車は色錆びて
    順孤
  • 踏切を過ぎてもここにある蜜柑
    碧月ゆう
  • 初氷石垣映す黒御影
    三日月なな子
  • 受験生友に破顔す会場前
    三日月なな子
  • 終電車行き先違う年忘れ
    高見 正太
  • 鉄路果てバス停今は枯れ葎
    高見 正太
  • 春光のバスビル影のちらちらと
    古乃池 糸歩
  • 奥歯噛みたかだかに待つ寒のバス
    古乃池 糸歩
  • 古書の町主は無口咳ひとつ
    ラテ
  • 小春の日プレイリストは空の色
    ラテ
  • 汽笛鳴く坊ちゃん列車北しぶき
    飯島寛堂
  • 冬木立坊ちゃん汽笛濁り無
    飯島寛堂
  • 着膨れて何を捨てるか啓発書
    なみきたか
  • イツメンの小さき遠足荒川線
    久えむ茜咲
  • 郊外を市電通学冬夕焼け
    久えむ茜咲
  • 市電抜くのぼーるの子や冬うらら
    青田道
  • みかん剥く浮かぶ車窓の伊予の色
    青田道
  • 電話ボックス忘れ去られて落葉道
    えりち
  • 着ぐるみのサンタ乗りくる終電車
    えりち
  • 佐保姫や降車ボタンの灯回廊
    清水縞午
  • 春待つや伊予の路電は七五調
    清水縞午
  • 長椅子の車窓に春日たゆたひて
    餃子大王
  • 「チンチン」と軌道の彼方卯波の香
    餃子大王
  • モノクロの市電と枯木癌告知
    睦花
  • 師走くる松山路面土佐御免
    松高法彦
  • 愚陀仏と名乗りし吾の漱石忌
    松高法彦
  • 寒紅や漫ろ電車の終着地
    未来(みらい)
  • 冬晴れや坊ちゃん列車走り行く
    恒産恒心
  • 着膨れて路面電車の伊予の旅
    恒産恒心
  • 漱石忌路面電車に揺られゆく
    中島タカシ
  • お遍路の寒し鉄路に汁粉かな
    中島タカシ
  • 文化の日みやげの菓子を膝に抱き
    鈴なりトマト
  • 冬暖か路面電車に乗り継ぎて
    正宗一孝
  • 瀬戸を越え俳句の街の秋遍路
    天龍蘇人
  • ガタゴトと平面交差や冬の雷
  • 実南天俳都にめぐる路面電車
  • 寒波来て路面列車の暖もれる
    朝陽薫
  • 行商の籠からのぞく寒椿
    閑陽
  • 悴める車掌はさみを手に遊ぶ
    朱鷺
  • 湯豆腐の角のふるへや刻太鼓
    ガリゾー
  • 特急の遅延ページは進む除夜
    寒芍薬
  • 網棚もみやげ満席年の暮
    寒芍薬
  • 市電乗り方言聞こゆ冬うらら
    桜猫ろん
  • ヨーイドン!列車と吾子の照紅葉
    光司
  • 冬晴れの停車場母の手をとりて
  • 車列横目に路面電車の小春
  • みかん山まであとみっつ停留所
    あきの風さん
  • 落葉かぜ都電語りし母の声
    あきの風さん
  • 落葉踏み列車と伊予弁急停止
    えりまる
  • 着膨れや坊ちゃん列車に隙間になし
    えりまる
  • 初恋や電車は揺れて春をゆく
    長谷部憲二
  • 初春や電車は空飛ぶ夢を見る
    長谷部憲二
  • 歳末やシャッター街に声戻り
    老黒猫
  • 電停で母とつなぐ手日向ぼこ
    ちよ坊
  • 帰路の駅早稲田行き待つ冬茜
    銀猫
  • 朝まだき路面電車の音冴ゆる
    UVA桜
  • 改札のハグ歳月の氷解く
    UVA桜
  • 無月ゆく路面電車や病の子
    ひいらぎ
  • 操舵する白手袋の先に春
    ハイ・ミルン
  • 冬ざれや明治の賑わう道後駅
    ふみまろ
  • 松山の路面に聞ゆ子規の声
    ふみまろ
  • 緑消えささら車走る冬の街
    一 富丸
  • そこかしこ明治に触れて秋麗
    一 富丸
  • 路面電車解体されしか秋思かな
    つばき
  • ギーゴトン路面電車秋の風
    つばき
  • 松山を垂直交差春兆す
    満生あをね
  • 漱石忌道後温泉一人旅
    入道まりこ
  • 電車内ゴシップくるむ蜜柑の香
    入道まりこ
  • 秋入日彼方任せの電車旅
    蛙目
  • 車窓より城を眺むる秋の蝶
    蛙目
  • 長崎忌走る百年路面電車
    こきん
  • 秋夕焼け路面電車へSuicaをピッ
    こきん
  • 宇津田姫ヒールで駅を過ぎりけり
    北里有李
  • 冬の暮電車に立つて参考書
    北里有李
  • 白む街ガタンゴトンと今日も行く
    ラクダーマン
  • 霧の朝優しい光街を縫う
    ラクダーマン
  • 冬日差し揺れる吊り革止まぬよう
    妙啓
  • 冬日和吊り革越しに我が子の絵
    妙啓
  • 冬桜母の歩幅に合はせけり
    奈々子
  • 庭の蜜柑むくやうにみかん電車待つ
    佐藤さらこ
  • 渋滞や師走の市電白き窓
    なか鹿の子
  • 冬天の幕末へ下車五稜郭
    なか鹿の子
  • 新嘗祭伊予鉄飾る日章旗
    風譚
  • 電停に俤浮かぶ伊予の秋
    風譚
  • 初明かり浪漫あふるる最古の湯
    千寿 ココ
  • 冬木立窓越しの雲緋褪色
    千寿 ココ
  • 冬木立思い出させしレール跡
    山本芳山
  • 廃線やホームに残す虎落笛
    山本芳山
  • 元日や路面に車輪響く音
    塞翁が馬
  • 車中にはそれぞれ末子手に破魔矢
    塞翁が馬
  • 吾の視線応えし人に野の梅や
    八重山吹
  • 祖父は車掌色男らし墓の柿
    やぎみか
  • 木守柿二つ坂の上の雲よ
    やぎみか
  • 年用意路面電車ではしごして
    雄蹴
  • 休館の子規記念館夏の旅
    幸島猿子
  • 観光の横は日常江ノ電の秋
    幸島猿子
  • 画面からトラムの旅が褞袍どこ
    山尾幸正
  • 春の雲腕振り振りて廃線日
    海里
  • 春の日よ底の電車の魚礁まで
    勇緋
  • クリスマス頬も車窓もみきゃん色
    奥伊賀サブレ
  • 獺祭忌一灯電車照らす路
    奥伊賀サブレ
  • 凍結のレールで転ける盲導犬
    井上右彩
  • 原爆の路面電車はポタポタと
    井上右彩
  • 電車乗る朝うれしさよ浴衣掛け
    素牛
  • 夜桜へ臨時電車も素通りだ
    素牛
  • 秋空や撮り鉄でいられた日々よ
    こはる
  • 晩秋や路面電車に轢かれそう
    こはる