写真de俳句の結果発表

第39回「松山の路面電車」《並》⑦

第39回のお題「松山の路面電車」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第39回 写真de俳句】《並⑦》

  • コロッケを持て乗る冬の路面電車
    となりの天然石
  • 切り繋げる街路面電車冴ゆる
    となりの天然石
  • やえもんの吐息に揺るる月見草
    となりの天然水
  • 発車した最終列車冬茜
    呉暮子
  • からっ風駅のホームに逃場なし
    呉暮子
  • 空青し行き交う市電去年今年
    風花舞
  • 新任地春は城下の町人ぞ
    鳥乎
  • 湯ざめして信号待ちの路面電車
    山崎三才
  • 息白し路面電車で旅に出る
    森北
  • ガタゴト電車もトラムも冬温し
    バイカウツギ
  • 橙色の電車はずっと日向ぼこ
    はるを
  • バス揺られ答え合わせす受験の子
    夏村波瑠
  • 花の雨電車一両過ぎにけり
    夏村波瑠
  • 雪だるま駅は去り行く夜勤明け
    麓 七紫
  • 星月夜電車の棚に紙芝居
    麓 七紫
  • 伊予鉄の早る聖夜の降車ボタン
    ならば粒あん
  • 伊予鉄の井桁ピキッと鳴く霜夜
    ならば粒あん
  • 車窓富士切り撮る音や冬うらら
    前田いろは
  • 冬夕焼つり革揺れてみな撓う
    前田いろは
  • 電車降り改札口の手のマスク
    すうばあば
  • 年の瀬の明治通りやトラム待つ
    三浦海栗
  • 人参は花のかたちに朝ぼらけ
    さざなみ葉
  • 手袋や新幹線に雪を待つ
    さざなみ葉
  • 降りてくるコート片手や停留所
    紫峰
  • 年の瀬や坊っちゃん列車道後の湯
    紫峰
  • 着ぶくれて路面電車に運ばるる
    月城龍二
  • 陽炎や路面電車はマッチ箱
    わだつみ
  • ハイカラの日傘開くや道後駅
    わだつみ
  • 電車追う着ぶくれの老夫婦
    岳陽
  • 見送った路面電車よ息白し
    つる
  • 迷い雪路面電車に身を委ね
    つる
  • 冬夕焼け架線のたわみに鳥の影
    銀髪作務衣
  • 夜半の冬車も市電も蓄電す
    銀髪作務衣
  • なれぬ道黄矢印に積雪路
    苅桜守
  • ロープウェイ通りにゆれる冬至梅
    欣喜雀躍
  • 急ぎ乗る路面電車や村時雨
    欣喜雀躍
  • 雪しまき無限めざすか石坂線
    火焔木の花
  • 豚まんの香みつる車内みな無言
    火焔木の花
  • 爽やかや新型とすれ違う坊ちゃん列車
    夏蜜柑久楽
  • 白日夢雲追い越して冬の虹
    イシカワナオキ
  • 冬うらら古い映画の一場面
    イシカワナオキ
  • 閉店の貼り紙の舞ひ冬の星
    めたぽ
  • 冬満月警官騎馬隊繁華街
    めたぽ
  • 吾子発ちて銀杏黄葉の舞うその日
    さちこ
  • 分け入れば神さぶる滝漱石忌
    江口朔太郎
  • 冬木道降車ボタンは泣く子のもの
    大月ちとせ
  • ジングルベル微か車窓に小雪
    藤央
  • 走れ走れ注連飾り列車はすぐそこ
    藤央
  • 取り手無きみかんたわわにあゝ甘い
    華柊
  • 桐一葉曲がる軌道に鳴く車輪
    蛇の抜け殻
  • 時をゆく冬晴れのちんちん電車
    蘇芳
  • ちょこっと鉄旅冬色の街角
    蘇芳
  • 女学生復興の車輪回す夏
    新米にぎりめし
  • 漱石忌猫バンバンの猫の声
    翡翠工房
  • 漱石を愉しむ六十路last朱夏
    あつ乃
  • 冬の灯やいつ来るのやら市電待つ
    秋月あさひ(秋月)
  • 冬霧や路面電車はみかん色
    渡海灯子
  • 冬の街京の市電と再会す
    ロージー
  • 冬波に銚電追えば伊予の文字
    ロージー
  • 毛糸編む路面電車が好きになり
    小田毬藻
  • 日向ぼこ路面電車で雲に乗る
    小田毬藻
  • 上昇気流待ち群るる鷹柱
    暁月
  • 樹の幹の辛抱の芯なほも秋
    暁月
  • 要る要らぬ準備も楽し冬の伊予
    しろ
  • 蜜柑むくそうだそうだよ道後の湯
    しろ
  • 吊革にいないあの人桜東風
    うどん蛍
  • 初詣賽銭足りぬ二十円
    宇治 鴇眞
  • 凍雲もしずかに坂を登りけむ
    宇治 鴇眞
  • 朝霜やパンタグラフの青火花
    猫ずきん
  • 去年今年被爆電車のなほ走る
    猫ずきん
  • 新五百円玉使う年の瀬よ
    ぜのふるうと
  • 電車なき町に幾年返り花
    篠瀬カオルコ
  • 宇和海の潮風受くる蜜柑山
    篠瀬カオルコ
  • 悴める汽車減便冷めしお茶
    犬山侘助
  • 電停に夫婦遍路に偲ぶ雨
    犬山侘助
  • 伊予鉄や日向ぼこする鳩が二羽
    うめやえのきだけ
  • 構内のじゃこ天うどん冬椿
    山本美奈友
  • 冬椿市電で帰るは都会の子
    山本美奈友
  • 平行の線は交じるや撞木鮫
    草夕感じ
  • 冬晴や市電車列を従えて
    神無月みと
  • 極月や堪へる市電の顎に錆
    松芯
  • 冬の虹漁礁となりぬ廃トラム
    ひろこ
  • 冬日和路面電車の救助網
    ひろこ
  • 湯冷めせぬやうに駆け込む市電かな
    いわさき
  • 青星の路面電車で空港へ
    梨惠
  • 大歳の路面電車を懐かしむ
    梨惠
  • 冬晴れやモーター音と弾む声
    援橙のおと
  • 「坊ちやん」の煙真鯛のめしのゆげ
    藤田ゆい
  • 賢治忌や箪笥の中の銀河系
    くくな
  • 秋晴や今日も通勤小旅行
    和はん
  • 墓参路の被爆電車に親子連れ
    秋色
  • 寒月や開かぬ踏切風呂帰り
    ときちゃん
  • うらうらとチンチン電車すれ違い
    由樺楽
  • 風光る母に手をふる花電車
    由樺楽
  • 富士眠る上の車窓の雲の上
    小月
  • シリウスや軌条の鋼も泣く夜に
    小月
  • 弟と海水浴へ市電乗り
    奥井宣風
  • レールだけ路面に光る蝉しぐれ
    奥井宣風
  • 春気分路面電車の揺れに添う
    いっちょうかみ
  • 朝日浴びつやつや蜜柑の伊予鉄道
    勺子
  • 空っ風からくり時計の時の音
    ぴょーんと
  • 三日後のヒロシマはしる電車音
    かぐやのくう
  • 冬の松山踏切を待つ電車あり
    肴 枝豆 (さかな えだ
  • いや帰宅おでんラーメン車窓の灯
    苺加
  • 寒月やトラムは運ぶ近未来
    いしとせつこ
  • ガタゴトとゆらり蜜柑と眠る吾子
    ひろこ+
  • 道後へと路面電車の冬の旅
  • 荷物背に顔に襟巻き夜明け前
    ちくちく慶
  • 冬の朝ささら電車や旅のしめ
    ゴルパパ
  • 桜田門雪に走るや都電の絵
    ゴルパパ
  • 冬晴を駆けるチャガーの再現車
    梅田三五
  • 鷹の空廃線跡と平行に
    梅田三五
  • 律の風電車の窓から入り込む
    のんつむ45号
  • 冬うらら溢れる音に耳すまし
    ななな
  • クオバディス(いずこへと)我が胸に問ふ聖夜かな
    氷雪
  • 夏休み孫にハタダのタルト買う
    麦のサワコ
  • 路面電車小春の松山巡りたし
    ケアセン ラガール
  • 冬晴れの松山揺らす市電かな
    九萬太郎
  • コロナ禍の子が蝶々追う線路下
    雪のこだま
  • トンネルよ黒煙笑う山笑う
    身知不柿女
  • 始発駅ポリッと胡麻のかりんとう
    身知不柿女
  • 島育ち初めて電車雪椿
    緋泉
  • 半世紀走り解体へ春の月
    春駒
  • 冱つる夜も市電はお城回りけり
    あねもねワンヲ
  • 北風や市電追う子と駆け競べ
    あねもねワンヲ
  • 寒き朝都電通過に湧く子らよ
    アルル
  • 秋うらら終点までのミニ句会
    アルル
  • 漱石忌電車で読みし文庫本
    のはらいちこ
  • みかん電車盲導犬も乗つてゐて
    のはらいちこ
  • 大雪じゃ坊ちゃん列車そりを履け
    Steve
  • 神の湯やあかぎれの手ストマ覆う
    Steve
  • 松山の坊ちゃん刈りや寒の雨
    馬場めばる
  • 車窓の冬珊瑚チンチン電車
    ねこのひげ
  • 淑気満ち響きわたるは刻太鼓
    宇佐美秀堂
  • 年の瀬の電車飾られ一休み
    佳辰
  • 大天守の淡さよ子規も吸った春
    雪だるま
  • どうせ帰るんだ雪の東急線
    西山
  • 冬の駅遠く遠くに笑顔の君
    西山
  • 定期買う路面電車に伊予の春
    卯之町空
  • 初旅の路面電車に初投句
    こりゆばんばん
  • お目当てはご当地スイーツ初電車
    こりゆばんばん
  • 市電待つ蜜柑を母の病室へ
    美んと
  • 初電車時太鼓を追い温泉へ
    美んと
  • 車窓から切り取る祖父母春の日よ
    大福
  • 君の背と歩く一駅桜草
    片山千恵子
  • 木漏れ日の渋柿赤し故郷なり
    片山千恵子
  • 冬晴れやカバン振り待つ道後行き
    吉田さと
  • 道後の湯確とよばれて冬北斗
    佐藤志祐
  • オリオンよ埋められし線路の光
    高辺知子
  • あいの風連峰臨む万葉線
    泰秀
  • 遍路旅俳句ポストに切符入れ
    泰秀
  • 遠ざかる駅吾は向かう春光へ
    窓 美月
  • 席譲られ妊婦の会釈春隣
    真名女
  • 知命前の転職名残の空
    凛絆
  • 坊ちゃんの湯とビールと枯木星
    凛絆
  • 一発の鎮魂花火長岡の夜
    柳子
  • 配流のごと初乗は癲狂院へ
    岡根喬平
  • 漱石と子規を探しに伊予の春
    千霞
  • 咳一つ満員列車ピリッとゆらす
    祥子
  • 天高し無人電車で手を振る子
    なんくる
  • 秋の日や線路嫌いの夫運転
    春香
  • なつかしきホームに立つや秋入日
    春香
  • 堀端の翠緑ひかる聖五月
    西 つきみ
  • 古希知らぬ父の遺影へ伊予蜜柑
    西 つきみ
  • 電車待つ汗ばむ顔へ火山灰
    南の爺さま
  • タイフーン市電止まれば休校だ
    南の爺さま
  • 吾輩は電車通りの炬燵猫
    空素(カラス)
  • 大晦日路面電車の賑やかさ
    京都さくら
  • 秋の暮路面電車も下り坂
    京都さくら
  • 坊ちゃん電車君のいないクリスマス
    遊川百日紅
  • 耳順春最後のチャンス運転士
    遊川百日紅
  • 女子ちら見春思の電車男生徒
    山田季聴
  • 秋深し俳句に迷う迷路なり
    遼君のハムスター
  • 松山駅下る老婆の頬被り
    遼君のハムスター
  • やまびこの車窓かかしと「727」
    ちょくる
  • 雪の朝つるの子探し市電降り
    青猫
  • 夕時雨電停脇に迎え傘
    静海
  • 車庫の中ささら電車は雪を待つ
    静海
  • 着ぶくれて通学電車ヴィンテージ
    崇元
  • 悲喜交々宿る電車や年暮るる
    崇元
  • 坊ちゃんの天守に昇る冬の月
    猫笑ふふ
  • 肩掛けのトートバッグの花野かな
    源早苗
  • 真白なる春着の女子やボブ軽き
    源早苗
  • 初電車みかん色受け入れし町
    蜘蛛野澄香
  • 記憶失くし父朗らかなり稲の駅
    蔓れいし
  • 雪女郎ササラ電車の去りし道
    中島敏葉
  • 街冴えて鉄輪鉄路をけづりたり
    中島敏葉
  • 座席にはポツンとマフラー終点へ
    睦月うさぎ
  • 暁のささら電車に背筋伸び
    軽時計
  • 駅前に足跡二つ雪だるま
    軽時計
  • 麗かや電車ガタゴト吾を抜いて
    クスノさとみ
  • 遠足や演出ひとつ負う電車
    クスノさとみ
  • 秋の風坊ちゃん電車句箱鳴る
    いくと
  • 降車口スマホでポン秋の風
    いくと
  • 神田川花のトンネル都電越し
    宮本てふ
  • あの頃の玉電浮かぶ星月夜
    宮本てふ
  • 道後の湯スマホでくくる伊予ことば
  • 警笛近し江ノ電越えて息白し
    雀子
  • 叡電の天狗の駅や冬紅葉
    雀子
  • 君と黙冱つるレールの摩擦音
    吉森田 比叡得
  • おしゃべりは尽きぬ母娘の子規忌かな
    春霞
  • 秋麗や漱石読み耽乗り過ごし
    春霞
  • 冬の朝手を置くシート暖かし
    すみだ川歩
  • 今は無き京の路電や夜学生
    津木 百合
  • 冬ぬくし電車はいびきの多重奏
    双月
  • 行き着くは大街道の晦日蕎麦
    山田祥風
  • 息白し彼と目が合う始発駅
    野イチゴ
  • 朝練や木枯らし憎し朝6時
    野イチゴ
  • チンチンと初孫はしゃぎ初電車
    オカメインコ
  • 寒き駅遠のく君の窓の背
    春木
  • 遠き日の微笑み見つく除夜の駅
    春木
  • 制服の子らにぎやかに秋の夕
    古澤さとし
  • たて続けあちらのみ来る冬電車
    岳野 千世
  • どこいくの無賃乗車の赤とんぼ
    おやじん
  • ひつじ雲線路に映り終点へ
    おやじん
  • タッパーに南瓜煮を詰め乗る電車
    勝亦朝
  • 小春風開閉ボタン無き電車
    勝亦朝
  • 冬深し音も聞きたく降りもせず
    詩猫
  • 澄んだ空冬の街中チンチンと
    詩猫
  • 春待つや乗客のなき始発駅
    佐藤恒治
  • 汗光るチャリを抜き去り電車勝つ
    希々
  • 手に「坊ちゃん」揺られて窓に遍路かな
    希々
  • こおろぎやチンチン電車で乗り合わせ
    春嶺
  • ミモザ揺れ電車も揺れてふたり旅
    春嶺
  • 初明往古来今軌道ゆく
    TAKE
  • まっさらな制服運ぶ陽炎の中
    めぐ
  • 不意に揺れぎゅっと掴んだ大きな手
    めぐ
  • ゆるゆると市電の灯り除夜を邌る
    薫子
  • 吊り掛け音懐炉を貼りし痛む胃よ
    茅々
  • 寒空や路面電車で宝厳寺
    よしえ
  • あっ句帳路面電車の外は雪
    よしえ
  • 推し活へ焦る電車や冬の駅
    ひかるこ
  • 電車乗り父の手袋買いにける
    ひかるこ
  • コート脱ぎ伊予鉄を待つ湯治客
    走亀エリコ
  • 防虫剤の匂い立冬の市電
    風羽
  • 市内電車小銭握りしあの夏よ
    すそのあや
  • 碁盤の目京紫のおっとりはん
    美古都
  • 市電急停車うしろへ消防車
    向日葵姐
  • 冬着とん路面電車の横揺れよ
    湯浅香玲
  • お城下の朱色電車も雪化粧
    アサギマダラ
  • 再開を望む電車や山眠る
    アサギマダラ
  • 一陽のヘッドライトの真昼間は
    妙重
  • 湯上がりて路面の駅に冴ゆる月
    市子
  • 無鉄砲で居れた日々よ漱石忌
    市子
  • 乱れ飛ぶ小銭を避ける初詣
    細川 鮪目
  • 初景色進む電車の中歩く
    細川 鮪目
  • 抗ひて一声高き冬の鵙