第54回「パンダと観覧車」《並》④

評価について
本選句欄は、以下のような評価をとっています。
「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。
「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考える。それが最も重要な学びです。
安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません。己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。
※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。
【第54回 写真de俳句】《並④》
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合掌の西に「永明」渡る虹はなぶさあきら
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卒業アルバム空白埋める一ピースむねあかどり
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青芝や平和を祈る者であれむねあかどり
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夏の果君と向き合う観覧車太之方もり子
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おぼろ月パンダの財布失くしたの太之方もり子
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三千里児を置きて来ぬ春遠し藤子
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子らの声聞けど聞こえず春愁藤子
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レイレイの見上げる桜目に映しとも女
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隣国の家族よ秋闌けしパンダべにりんご
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気分一掃秋日和の観覧車べにりんご
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亡びるもオオカミらしさ春節来髙田祥聖
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ビキビシミシッ!藪中の熊音消える千里
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春昼やパンダのあくび連鎖してみーこ39
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桜月孫は笑顔の観覧車みーこ39
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春夕べ見果て絶叫マシン堕つ阿部八富利
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青芝をくんずほぐれつパンダの子志無尽おたか
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愛されて転がるパンダ団子花水豚庵
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涼風や車椅子ごとゴンドラに茶雨
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春風や愛犬と乗る観覧車茶雨
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星六花地上に降りた道しるべ雨野雀雨
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六花ふる笹の葉の上に熊猫に雨野雀雨
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名にし負ふパンダの浜や春の波かなかな
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土筆んぼパンダは笹の中に消ゆ真壁らん
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あの時の君あの夏の観覧車真壁らん
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肩車花と麒麟とじじの禿赤坂みずか
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駅名に遊園地残る春の風赤坂みずか
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視界ゼロの霧でも廻す観覧車踏轍
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春の宵昔語りや観覧車西茉生
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春休み隠れてパンダ居眠りす西茉生
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永明逝けり小さきパンダは青き踏むあなうさぎ
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ゴンドラや宵の明星地平線槇 まこと
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観覧車気にせずパンダ竹の春槇 まこと
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「永明」死す浜のパンダは日向ぼこ風蘭
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春昼や庭のパンダは夢の中律
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卒業生むごんのままの観覧車律
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春風邪やシャッター越しのパンダゐる猫雪すあま
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観覧車彼と吾との夏浅し牛乳符鈴
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蒲公英や供える子の背おとなびて島田あんず
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おとなりは春光まわる観覧車島田あんず
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春雷や召還を待つ観覧車トヨとミケ
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春曇り満腹パンダうとうとときらら
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春空に孫とてっぺん観覧車きらら
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風船に乗つてパンダはふるさとへまさし
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啓蟄やパンダの背中ただ丸くゆみさく
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梅の香や深呼吸して我満たしゆみさく
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青春は白黒写真花曇葉月庵郁斗
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君と僕と春風乗る観覧車向日葵子
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春風や園のアイドル笹を食む雫心
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屋上の観覧車乗り手にラムネつきみつ
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秋晴れやパンダに名付け悠悠と三宅 光風
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春近しパンダ外交皆笑顔三宅 光風
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遠吠えの狼の影春の月コリちゃん
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目も見れず君と汗拭く観覧車うしがえる
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軽トラで運ぶ笑顔と八朔柑錆鉄こじゃみ
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風光る眼光敏きパンダかな藤田ほむこ
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春夕焼かたむく影や観覧車色音
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寝ころんだパンダ遊具に風光る色音
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陽春のパンダ揺ら揺ら観覧車望月円
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芝萌えてパンダ転がり遊びけり松下眞す美
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運動会ゆがむ円順列のペアマサオカ式ぉ村椅子
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激突のむこうの「キン」の朱鷺の空マサオカ式ぉ村椅子
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春の水のんでねころぶパンダの子田近詩泉
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飽和した悲しみ匂ふ春の露飯沼深生
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足柄の残雪子らのはしゃぐ声紫桜
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シーソーに秋の鴉の二羽留まり紫桜
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歓声に熊の孤独や春愁ひ亀子
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暮れの春故郷遠き初任の地亀子
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屈託なき春や大の字のパンダ神谷元紀
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虹立ちて尻はぬれても観覧車道見りつこ
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せがまれて眼下に夕焼け観覧車道見りつこ
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着ぐるみを子らが囲みて春遊ぶ山浦けい子
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水路閣きみとふ謎と春の雪七味
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長き日の観覧車からのパンダの背美川妙子
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綿雲や永明のようありがとう美川妙子
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謎解きのゴンドラの窓春霞木乃芽依
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麗らかやパンダに並ぶ夫と子と木乃芽依
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春愁や外交重きパンダの背戸村友美
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冬のふるさとへ旅を終えたパンダ道工和
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遠泳後集合写真はみな笑顔沢山葵
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引鳥や擬木に節のありにけり白猫のあくび
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送別のスイーツ選ぶ春夕焼朱葉
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風光るパンダを覗く肩車久蔵久蔵
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観覧車見あぐる媼芝桜しせき
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観覧車グラリ引きつる春の園しせき
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モノクロで装ふパンダ花衣池田義昭
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叱られて夕焼け背負ふ我五歳こころ美人
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冴え返る白黒つけた石の音三太郎
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故郷で逝きし永明春浅し三太郎
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モノクロを脱げ熊猫よ春来たる美輝
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出来ぬこと数へしパンダかげろへる岸野ゆり
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観覧車にもパンダにも列花冷えすねこじゃらし
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空を飛ぶパンダの夢や草青むねこじゃらし
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進級児大声の九九まちがえて含
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児ら親と別の列なり春の園含
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野に遊ぶパンダの丸さ積分す砂芽里
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夜の観覧車、春コートの君と。砂芽里
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観覧車よこにゆらゆら春一番鞠居
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天空のほこほこ炬燵観覧車はなハチコ
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花鳥やパンダの背にもつつきたる本間 ふみふみ
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メーデーや観覧車の故障二時間モト翠子
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竹の花や乳母日傘のパンダ生く晴芽みやび
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笹鳴きやそこにパンダが喰む喰むと晴芽みやび
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遠足やぬいぐるみ抱く児らの列ふぃーかふぃか
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夏近し吾子と飛び乗る観覧車ふぃーかふぃか
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春陽やパンダ佇む遊園地青山楽夢
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パンダの目異国に馳せて春終る青山楽夢
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春や吾子まじまじ見合ふ初ゴリラわおち
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パンダ顔オセロで描く孫帰省ボンちゃんのママ
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一人乗る観覧車かな朧月阿呆鳥
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閻王の裁くに人と杉の花そーめんそめ
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意気揚々と起きてけふは遠足浅田香歌
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大空にパンダの夢や春日和こま爺
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ゴンドラを覆ふ天空龍天にこま爺
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春愁やランラン剥製になって尚にゃんちゅう
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花見上ぐテーマパークの老夫婦にゃんちゅう
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帽子飛びパンダ転げる春疾風花岡貝鈴
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春愁のパンダ尻よりセピアめく立石神流
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大根や真黒き土の中を伸ぶ小鉢
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パンダの夢やふらここと観覧車大切千年たいせつせんねん
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小鳥のように羽ばたく葉風浅くイケダエツコ
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囀りやしろくろぐまのマーキングoo3@呂
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飼育員に腕組むパンダ春の雪キャロット えり
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夕東風や鼻歌揺れる観覧車画 喜多文
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鷹鳩に化してパンダの知らん顔兎波
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新社員おにぎり一個分の駅てんむす
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佐保姫と睦び遊ぶやパンダの子喜多郎
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求愛の届かぬ孔雀冴返る喜多郎
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秋空を引き寄せできた逆上がり矢車のえ
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観覧車見え来るだけで冬うらら矢車のえ
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春愁や峯より下る観覧車青井季節
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春うれひバンダは白黒ハッキリ横須賀うらが
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た弱かる波紋乱さず残る鴨うくちゃんま
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亀鳴くを寝て忘れゆく緑児ようくちゃんま
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春の日に大の字で寝る素のパンダちぇりぴー
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冬茜観覧車の影踏み楽しちぇりぴー
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鳥風や憂ひを放つ観覧車紫すみれ
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春昼やパンダのうなじに感嘆す秋野しら露
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観覧車は風車風船空へ空へ深町宏
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着ぐるみのし垂る頭へ春一輪麦野 光
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比良八荒イーゴスは今ベトナムにはまちこ
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朔風にゆれるゴンドラ永明逝くはま木蓮
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観覧車とて地の呪縛されど春迦楼羅(かるら)
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空見るを忘れしままに春に充つ迦楼羅(かるら)
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木の芽晴鼻歌も出る観覧車糸桜
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苜蓿は彼方此方にパンダ返還す柿司 十六
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余寒なほ観覧車中人の居ず惠桜改め さーやのママ
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春きざすパンダの檻の人増えし惠桜改め さーやのママ
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パンダ、太極図になりぬ。草朧たきるか
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白昼夢春風だけに色がある美織
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ゴンドラ上がるパンダ舎の冴ゆる声葛西のぶ子
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声冴ゆやパンダ黙黙の遇ひ葛西のぶ子
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麗らかやゴンドラ眼下のちびパンダ高橋 誤字
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春の陽や時を止めたる観覧車高橋 誤字
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温室の筏葛の透きとおるのりのりこ
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春風にゴンドラ少し揺れておりサリー
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海面を回る日永の観覧車天風さと
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チューリップ小さくなって頂天ヘ恵翠
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炎天下ドヤ顔のハシビロコウ瑞風
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観覧車空蝉の声鳴る夕べ釋愚拙
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観覧車真下は老ひの田植かな釋愚拙
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長閑なりライブ配信パンダと昼寝鱈 瑞々
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春昼やパンダ見守る徹子さん鱈 瑞々
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春時雨鉄柵映るパンダの目峠の泉
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卒業す古色帯びたる観覧車峠の泉
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永き日や上野の森のランチ酒釣女
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春めきて物見遊山の従姉妹会釣女
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白黒の垂れ目の眼光山笑う春野あかね
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春昼のチャックを探すパンダの背春野あかね
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薫風やカルーセル舞う声踊るほーさく
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春暑し冬毛のパンダ池へざぱん伽葉子
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清明や観覧車刻を修正す七森わらび
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高所より黄砂の街を遠望すせなきく
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匣を閉じ男雛女雛の眠り入る宙朔
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起き抜けは目を細めたる春の犬孤寂
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観覧車彼方に見える梅の花のぐちゃん
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二胡流る観覧車から庭桜出雲のたみちゃん
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春を軸とし観覧車ゆつくりと慈夢りん
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観覧車頂上薔薇と箱パカと深川文吉
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長閑さや親子パンダの食休み花豆
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お守りのパンダにタッチ入園児花豆
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ゴンドラにパンダ乗る夢初茜創次朗
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春泥や我が子くらいのパンダかな生田 大五郎
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見下ろすと尻座すパンダ園のどか鋼岳
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春昼やゴンドラパンダわははのは鋼岳
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観覧車怖いふりする春の服ユリノキ
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帝王切開のテープが白い春薄暮壱時
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鴉来て昼寝のパンダ毛を抜かれ久木しん子
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見上げれば夕東風鳴るや観覧車はるいち
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白山の残雪二人観覧車千舟
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雪深き遊び忘れたバネパンダ千舟
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ふらここや幼き夢の宇宙船秀翁
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顔埋めパンダ見ず泣く七五三雪割草
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長椅子に足を伸ばせば春の昼霧賀内蔵
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頬つける石垣温し猫の恋雪花
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春旅の南三陸のぼり旗おおい芙南
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着ぐるみのパンダを着れば抱卵期水鏡新
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雛のほほふっくらとしてなお固き田に飛燕
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病み痩せて右肩外るTシャツよ田に飛燕
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春上野二分見つめたパンダかなさち緖
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二進数纏うパンダや春眠る智隆