第57回「沖縄県の郷土料理」《並》⑥

評価について
本選句欄は、以下のような評価をとっています。
「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。
「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考える。それが最も重要な学びです。
安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません。己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。
※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。
【第57回 写真de俳句】《並⑥》
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麦の秋明日はポークとなる「ポポン」句々奈
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梅雨寒の残波岬を泳ぐ奴和はん
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フェンス越え基地にゴーヤの薄黄色ときちゃん
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夕焼けてふくふく香る母の味由樺楽
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酒の友キープボトルは青い泡盛在仏変人
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ラフテーに柚子胡椒鬼に金棒勺子
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苦瓜のカーテン越しに土下座猫肴 枝豆
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愛し子や二十歳を祝う古酒(クース)舐め肴 枝豆
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夏の夕民謡流すや三線ちくちく慶
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パラソルに届きし善哉沖縄風ゴルパパ
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定年の春初搭乗のめんそーれすがのあき
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赤子搭乗出来ぬ里デイゴ咲くすがのあき
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予後良好どて煮喰らって午睡して奈良井
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夏暁の白み寄せたる島豆腐海色のの
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梅雨明けと入りのニュースの並びけり一石 劣
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ラフテーへ和がらしぷちゅん夏の宵星鴉乃雪
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夏の宵厚切り肉と泡盛と幽香
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首里の城夏を彩る宴かな幽香
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「肉ちゃう」と豚饅秋思の難波かな氷雪
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乾杯とあげたビールの手のやり場氷雪
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ヒージャーと知らずに食らふ油汗麦のサワコ
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火加減はストーブの「弱」母の煮菜雪のこだま
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花言葉知る苦瓜のおすそ分け春駒
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はーめーにかめーかめーと玉の汗あねもねワンヲ
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美ら海に浮かぶ夕陽や西瓜喰うSteve
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苦瓜やジンベエザメの立ち泳ぎSteve
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団扇舞うテビチの脂色も濃ゆ竪山 ヒスイ
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とろとろの三枚肉は冷し酒佳辰
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転んだと電話の声の帰省かな西山
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母の味母に振る舞う帰省かな西山
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カジマヤー米九升に風車卯之町空
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冬服を脱いでラフテー大袋こりゆばんばん
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ゴーヤーやピザに繋がる緑の輪美んと
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完熟のバナナ追熟させて夏片山千恵子
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玻璃の器と虹色ジュレと夏野菜片山千恵子
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苦瓜や下ごしらえの塩かげん吉田さと
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夏めくや透ける黄色のさんぴん茶吉田さと
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手土産の海ぶどう産土神へ高辺知子
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土用明届くラフテー三年目高辺知子
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花瓶のハイビスカス宴のカチャーシー三毛猫モカ
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若布大漁残るむすびと玉子焼き凛絆
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亡き母のカレー甘海老半夏生凛絆
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「いただきます」を忘れないでね夏休み千霞
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味付けは父のドヤ顔ちたけそば祥子
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ハイビスカスや花嫁のカチャーシーなんくる
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久米に咲く支那の花々基地みあげなんくる
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盆の卓亡き母の味並びけり南の爺さま
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酢に漬かり白い鯖の身祖母の味京都さくら
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梅雨晴やソーキそば屋の裏メニューくつの した子
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皮付きの三枚肉を梅干煮遊川百日紅
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コンビーフ待ち遠しいのは新米よ遊川百日紅
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新婚さん柔肌灼かれ救急車山田季聴
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夏の雲娘の職場に王朝菓子青猫
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梅雨明けや食い尽くしたるヒージャー汁青猫
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泡盛とおばーのラフテ帰省の夜崇元
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エイサーと島唄流る夏の海崇元
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シャコ貝の昼間は軽く鼾かな猫笑ふふ
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中庭の闇に浮かびし下がり花落花生の花
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ギヤマンの青や石鯛の白と黒それから
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軍艦に載る海ぶどう夏の星軽時計
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汗みどろ「ゲンキクール」のパック飲み敏庵
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春駒の眼下きらめく珊瑚礁敏庵
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孫と折る手裏剣二つ沖縄忌雀子
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美ら海に漂う想いデイゴ散る春霞
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夏雲や平和のいしじは限りなく春霞
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夏暮れにグルクン揚げるおばぁの店すみだ川歩
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夏の客母の心や鍋料理与次郎
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ラフテーを箸で半分梅雨に入る希凛咲女
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ソーキ汁啜るとうかぶ夏の日々野イチゴ
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ソーキそば啜り晩夏の守礼門佐藤恒治
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正月の豚の角煮や母の味いともこ
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泡盛や蛇に睨まれ島の夜たけ
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氷菓食む火照る身体の空虚感野山めぐ
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夜学生海を湛える自己紹介茅々
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春耕の母息吐くたびに呟く句茅々
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星の砂終戦の日の空見上ぐよしえ
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礎(いしじ)前「らふてい好き」と言えぬ夏よしえ
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緩き坂やちむんの里の長閑なる陽だまり
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「はい、ビール!」女優うちなーでは女将なつのおわり
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とれたての苦瓜の綿こそげ取る走亀エリコ
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翡翠色プチプチ散るや海ぶどう風羽
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旅先の赤提灯や白靴ですそのあや
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丸焼きは豚耳にハイビスカスあんこ
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血糖値気にししつなお泡盛を!朝夕人
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避暑に来て皮付き角煮爺貶すオアズマン
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命日や父に供えし初鰹ぽち
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夕焼を紅茶で煮るや叔母にこり早霧ふう
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夏服の子の拍手してソーキそばうく
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夏近しソースたっぷり赤身肉ぽんころん
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砂糖黍齧りし母の幼き日深草くう
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たこ焼きを懐に抱く寒さかな夏の町子
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初めてのラフテー台風で足止めりっこう
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ピクニック得意な角煮入れ忘れかきくけ子
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夕焼け空この豆腐餻に色似たりちえ湖
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晩夏なり児の柩送る「チューリップ」芝歩愛美
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迎え梅雨夫といただくちんすこう花ばば
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御下がりのSPAM缶開く雨休み福間薄緑
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食通に夏の土産の豆腐餻折田巡
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ゆんたくや引つ張りだこの島バナナかときち
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秋の夜生徒が残したソーキそば大家港一
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台風裡ラフテー食べた新妻と大家港一
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久方の猛暑日あの小屋のタコライス星の砂
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凧糸にギシッと煮豚夏初めあま門
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夏祭り皿に盛られたアグー豚律
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「お勧めは湯豆腐です」と夏の夜碁練者(ごれんじゃー)
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ラフテーで茶色い弁当夏の昼みほ
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古酒を過ぎて朝待つ夏至南風木漏
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ソーキそば涙ですする終戦日文心美
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富士仰ぎ汗をかきかきほうとうを文心美
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うららかや手馴れの艶の祝ひ膳よはく
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うりずんやバブルリングはけらけらと樋ノ口一翁
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うりずんや語り部は聲しゃがれかけ馬風木瓜子
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ラフテーをラフテーにする針生姜若林くくな
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炎天へ洞窟抜けてさんぴん茶安久愛 海
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盆休み鍋底汁の猫まんま笑道心文
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お正月婆の皺増し味深し笑道心文
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三島忌や消費期限の煮ぼうとう黒田栗まんじゅう
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夏雲に憧れてゐるツルレイシ或曲
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海ぶどう旅のテンション戻りけりねこぱんだ
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結局はグルクン揚げの勝利かなねこぱんだ
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常夏のエネルギーかな豚角煮もっさん
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共通項のつぺウチら全員括弧内朝宮馨
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豆腐ようを突きつぽつり夏の果レオノーレ・オオヤブ
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新調の皿に煮物や夏隣白スニ
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早よ食べろ豚の角煮や迎え梅雨白スニ
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助手席に地ビール仮眠のパーキング佳那(よしな)
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星涼し微熱で行けぬ歓迎会佳那(よしな)
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匙立てて皿のトマトを睨みつけ甲斐杓子
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紅芋のクリーム蟻の羽根を持ち甲斐杓子
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夏燕来よ久米仙をそそぎけりさよ彦
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土用入りゴーヤの苦味少し好きさよ彦
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脂身の甘みや猪口に夏の月夜汽車
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チラガーの踊り出したるサングラス常然
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夏負けや沁み入るはゆし豆腐常然
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油浮く角煮の鍋や初嵐内田ゆの
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紫陽花の御礼は角煮心弛び翠花
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夏霞さんぴん茶売るパン屋かな青村秋入
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短夜や見様見真似のカチャーシーボイス&フィンガー
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給食はラフテーうちは筍飯田中 百子
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沖縄の海よ君のいない夏よ紫木蓮
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夏の海三つの箸のソーキそば山本とりこ
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泡盛を呷り踊りの輪の中へ閏星
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ラフテーを喰らひ額の汗ばめる閏星
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満塁やギャル姉ソーキとばす夏空から豆本(空豆 改め)
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藍浴衣祝いの宴地酒かな道草散歩
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波の音ゴーヤ畑や島輿し道草散歩
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ガザの児にミルク届かぬまま立夏悠美子
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親族やこんなにいたか帰省の夜清水ぽっぽ
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梅雨晴間ソーキそば屋に長き列みさ
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夏の岸のガジュマルの根やソーキ肉あるがままん
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星月夜仰ぎ啜れるソーキ蕎麦あるがままん
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焼き豚はレンジに任せ缶ビールさくさく菫
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年忘れソーキ蕩けし〆はそば直感勝負
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夏始め猪肉もどきイナムドゥチ喜悦
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敗戦忌ベンガラ血のごとき首里よ喜悦
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ギヤマンの淵炭酸の泡弾けミワコ
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若夏よニライカナイに島唄がミワコ
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正殿の弁柄つなぐ梯梧かな帷子川ソラ
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三線の余韻の哀し沖縄忌まどれ
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大皿のチャンプルー囲むアッパッパー有川句楽
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夏ぐれや日暮れを前にお開きに河豚蛇燕 花子
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ながし南風「ちゃーんならんさ、はーなーも」河豚蛇燕 花子
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古民家の三線流る半夏生岡 ミミズク
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夏めくやゴーヤチャンプル味苦く岡 ミミズク
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ナーベラーンブシーになる糸瓜揺れ奥ノ碧心
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鮫の生態美ら海水族館石田ひつじ雲
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沖縄の修学旅行サングラス石田ひつじ雲
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小満や令和ロマンをあてにサシ白沢ハジメ(旧白沢ポピー)
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泡盛よ震える少女なぜ絶えぬズッキーニン
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凡人と思ひ知らされデイゴ死すズッキーニン
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泡盛やあてはおばあのうんちくかゆいか
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ゆつくりと箸を付けるや栗名月うただねこ
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美ら海の記憶は薄れ走り梅雨みーあ
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ラフテーを前に鼎談半ズボンかみん
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咽を灼く古酒よガマは涼しかり有村自懐
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映ゆる緋のかぶ漬け齧る四方の春生石子
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夏に入る沖縄の味ほくそ笑む小澤翔明
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チャンプルー夏の追懐家族旅行小澤翔明
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脂身の白き膜やサマードレス慈庵風
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甘肉に潮の香のせて生ビール静岩
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黒糖の染みる角煮に冷焼酎静岩
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狩の夜をよそにクレパスもて絵本桃圓
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波を打つ残波岬の夏夕日大久保一水
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箸入れてほどける肉や夏竈涼和人
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ちゅら海に眠りし御魂琉球哀歌藤華靖麿
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風青し人気屋台でソーキそばともちゃ
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ぬるぬるの指も構わずテビチ喰むともちゃ
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大将は博多ネイティブ夏の宵ほしのり
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海老フリャーどえりゃーでかし秋渇きつのりゅう
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大間崎まぐろ定食三種盛りつのりゅう
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「めんそーれ」夏料理盛るやむちんよ石津 さくら
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「幸せは食べて寝て待つ」麦の秋石津 さくら
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沖縄のドーナツ抱え青嵐桃華
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ガード下暖簾に泡盛ハイビスカス桃華
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南風吹いて夕食時の煮豚の香すみちゃん
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からしぬりラフテー食す極暑かなすみちゃん
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炎昼やシーサーいよよ踏ん張れり紀子
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夏座敷やちむんに盛るチャンプルー紀子
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沖縄忌音なきガマの声を聞く三日余子
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らふてぃの匂い隅々酷暑かな志澤紫子
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やちむんと夏シャツ重ね荷造りすキッチンハイカー
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夏風のテラスおばあのソーキそばキッチンハイカー
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バイキング豚足選ぶ慰霊の日小泉れもん
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ソーキそば飛行機あおいで輝く陽永順
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夏の果雷神宿る観覧車柳翠
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白シャツや角煮のしみのハート形田上南郷
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「ラフテーが一番だったね」夏夜風織乃
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見返りつ見返りつして水遊び織乃