写真de俳句の結果発表

第66回「お台場の桜」《ハシ坊と学ぼう!④》

ハシ坊 NEW

第66回のお題「お台場の桜」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

寄り添ひて嘘のバス待つ飛花落花

大森 きなこ

夏井いつき先生より
「認知症の方のグループホームに、使われなくなったバス停が寄贈されたという新聞記事を見て詠みました」と作者のコメント。

上五中七の状況が、この字面では読み解き難く。事情を全て一句に詠み込むのはなかなかハードルが高そうです。
“ポイント”

散る桜近所のスーパー店じまい

音 リズム

夏井いつき先生より
「近所のスーパー店じまい」に対して、まず第一段階は「散る桜」という取り合わせができれば合格です。さらに、第二段階を狙うとすれば、もう少し距離のある季語を探してみること。次は、これに挑んでみましょう。
“ポイント”

中継の現場に刑事サクラ散る

夏井いつき先生より
季語としてのサクラは、特別な意図がないかぎり「桜」あるいは「さくら」と表記するのが定石です。
“ポイント”

東京やすきま色ぬる桜かな

イヴちん

夏井いつき先生より
「や」「かな」と切字が重なるのは、感動の焦点がブレるということで、嫌われます。どちらか一つを外しましょう。
“ポイント”

君逝けり膝に手を遣る春の暮れ

相州枕流

夏井いつき先生より
「いつも膝に抱いていた愛犬が、桜が満開の頃に逝った時のさみしさを詠んでみました」と作者のコメント。

「君」が、愛犬であることがわかるように書けるとベストなのですが。
“難しい”

活気ある出店に集まる家族かな

志水豆餅

夏井いつき先生より
「夜店」は夏の季語ですが、「出店」は季語にはなっていないかと。まずは『夏井いつきの俳句添削事典』四ページのチャートから俳句作りの一歩を踏み出してください。
“ポイント”

あゝしんど花見気分でがんばろか

小山謙一

夏井いつき先生より
「あゝしんど」「がんばろか」どちらも感情を書いています。俳句はあまりにも短いので、直接的に感情を書くのを嫌い、作者の感情は季語などに託すのが定石です。まずは『夏井いつきの俳句添削事典』四ページのチャートから俳句作りの一歩を踏み出してください。
“ポイント”

まぶた刺すネオン気が急ぐ冬入日

まゆ

夏井いつき先生より
第63回『十数年ぶりの大阪』〈まぶた刺すネオン残像冬入日〉を推敲しました。ネオンと残像両方だとくどいと思い、気持ちを入れてみました」と作者のコメント。

「ネオン」が瞼を指すという状況は、夜かなと思ってしまいました。冬の夕日が沈もうとしている時ですよね? 
“ポイント”

ビルの窓眼下に光るサクラかな

花弥 樹

夏井いつき先生より
季語としてのサクラは、特別な意図がない限り「桜」あるいは「さくら」と表記するのが定石です。
“ポイント”