写真de俳句の結果発表

第67回「城下町の白壁」《人》⑤

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第67回「城下町の白壁」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第67回 写真de俳句】《人⑤》

城壁に火薬の記憶ある盛夏
水鏡新
白壁の道ますぐなり鯉幟
れお
風光る棚田へ続く姨捨駅
さち緖
春光や泥の中より鯉の口
智隆
補聴器ぽつねん花菖蒲かたらふ
どゞこ
山陰の夏駆くる18きっぷ
どゞこ
花菖蒲わけても深き器を選ぶ
菅原ちゑ
長持のほこりに手形夏休み
菅原ちゑ
鯉の色春の濁りを分けゆけり
にわのこでまり
白壁の柳ゆらすや船頭唄
ひーちゃんひーちゃん
風薫る鏝絵の鶴の飛び立たん
みやもとや
門幕に並ぶ西日の海鼠壁
山本八角
震度五に剝れし壁や蜥蜴出づ
眼蔵
自販機に駕籠屋客待ちロケ日永
眼蔵
白壁眩し休職二度目の春
鈴木そら
藻草生ふ人面魚なる鯉の口
南全星びぼ
太鼓橋渡るぽつくり風光る
ひまわり
万緑や主と呼ばるる鯉の影
ひまわり
禄を食み夏柑を剥き藍場川
朗子
なまこ壁緑雨のまろく流れけり
多数野麻仁男
白壁や水陽炎を昇る鯉
真秋
萩城址岩の残れる枯野原
鈍牛
亡き父へ問ひたき色や黄の菖蒲
清桜人
島原の鯉は冷たき水に慣れ
雪椿
春陰や墨の色濃きなまこ壁
和脩志
堀割りを揺らす緋鯉の尾のあたり
三日月なな子
踏み切りの音の掠れや春一番
古乃池 糸歩
妊活の終り告げたる鯉幟
なみきたか
三味涼し潮来出島の籠の鳥
清水縞午
十代前の先祖千人しゃぼん玉
感受星 護
「防災庁舎」の錆びたボルトへ春夕焼
感受星 護
残花の天守豆粒ほどの生家
睦花
城跡の学舎掃く子ら松の芯
朱鷺
ピース缶の鳩は逆さま桜桃忌
ガリゾー
鴎外の口笛とむる花菖蒲
青き柚子丸
堀割を肥ゆる鯉ゆく花菖蒲
佐藤さらこ
古簾ちらちら鯉の色散らし
佐藤さらこ
濠は春ゆたりゆたりと鯉二匹
芳生
ワンマンの電車や転勤の桜
雄蹴
春愁や転勤先は城下町
雄蹴
幽霊は夏の本家の蔵に住む
海里
金色の刺繍や密に薪能
奥伊賀サブレ
白壁に眩んで春日影の陰
右端ぎゅうたん
レンタルの草履そおっと春泥へ
右端ぎゅうたん
白壁の影水色に夏浅し
素牛
白藤のけふを光るや婚約す
となりの天然水
春便り体調は芳しくなく
砂糖香
金色の鯉よ吾はこの街を出る
鳥乎
風薫る乗りてすぐ行く食堂車
山崎三才
うつすらと唇ひらく春の魚
夏村波瑠
宿坊の朝粥まろし梅一輪
夏村波瑠
俥夫の切るシャッター二回目を春風
ならば粒あん
仲春や景観条例の床屋
ならば粒あん
花しやうぶ清正井こんこんと
前田いろは
堀割に皐月の鯉のよく肥えて
前田いろは
斜陽のみづを尾腐れの緋鯉かな
三浦海栗
竹筒に渓蓀おひとりさまの古都
三浦海栗
白壁の校舎六年目の燕
三毛
花吹雪酒蔵巡る人力車
めたぽ
白壁に吾の影UMAめく薄暑
江口朔太郎
緋鯉びちやびちや遺棄現場この辺り
江口朔太郎
級友はバイエル終へて花菖蒲
天雅
花冷や潜伏キリシタンのイコン
天雅
花菖蒲いよいよ深き雨の底
さく砂月
花あやめ句読点なき一筆箋
さく砂月
利家の呼気よ朧の菱櫓
翡翠工房
白壁に絡む蔓や春日傘
のの夏
新緑の塀に明るき影法師
田原うた
お屋敷の締切りの門青嵐
田原うた
帰省子や倉敷駅のなまこ壁
猫ずきん
青空より青き廟群春の果
ぜのふるうと
名古屋城石垣ののどやかな反り
ぜのふるうと
ベーコンのとび出たキッシュ春日和
丸井たまこ
裂きて立つ水のひかりや花菖蒲
ちょうさん
すれ違ふ人の優しく初夏の風
冬野とも
瑞雲の当てなしぼかし杜若
沼野大統領
清潔なひかりを春の鯉たゆたふ
伊藤映雪
スクランブルエッグの春といふ厚さ
伊藤映雪
SLの汽笛津和野に春の雷
うめやえのきだけ
鯉の口落花ひとひら吸ひ込みぬ
草夕感じ
なまこ壁に焼きつく蛹風揺るる
いわさき
新緑の透けて映れるなまこ壁
いわさき
ありきたりな母の旧姓狂ふ蝶
百瀬一兎
太陽に脊椎のあり蠅生る
百瀬一兎
若桜御城下になぎなたの紫紺
あが野みなも
眉墨の曲線すっと杜若
一井かおり
春水の柔き屈折城下町
句々奈
錦鯉みづの清らを色として
句々奈
初夏や一重の水を鯉の鰭
佐藤ゆま
雨忽と蝶の鱗粉散らしけり
佐藤ゆま
人生のスイッチバック山笑う
由樺楽
水馬の六つの光輪従えり
肴 枝豆
街中を眺めて沁みるさむさかな
ゴルパパ
春雪や黒塀つづく角館
ゴルパパ
天守閣無き城跡や花の雨
梅田三五
白壁の鏝の軌道や里若葉
加里かり子
自転車の分解掃除桜ごち
加里かり子
木の香して春新しき下見板
海色のの
水漬きたる句碑は静かや菖蒲園
星鴉乃雪
風光る石垣の三角印
麦のサワコ
古本屋に新品古都の初茜
亀野コーラ
夏服の返事まばゆき点呼かな
馬場めばる
緋鯉跳ぬ友の嫁ぎし城下町
卯之町空
町並みは古地図そのまま花菖蒲
卯之町空
清明や白より白き白鷺城
こりゆばんばん
宵闇を絞り染めたり花菖蒲
片山千恵子
天空の登城太鼓よ揚雲雀
浮き寝鳥
春日傘ついと寄り来る堀の鯉
佐藤志祐
夏浅し千本鳥居の闇淡し
草深みずほ
おっとりと鯉の見上げる花菖蒲
草深みずほ
水愛でる街に住みたし夏柳
千霞
マンションの出窓に小さき鯉のぼり
なんくる
白壁に小さき手形夏来たる
南の爺さま
とうふ屋の角を曲がれば春の暁
空素(カラス)
花菖蒲角を曲がれば殺陣師たち
京都さくら
初夏の鯉はつらつと太りけり
くつの した子
すれちがう蛇の目二つや花菖蒲
くつの した子
テレワークの合間にじゃらん読む残暑
ちょくる
花の雨さくら猫住む松山城
青猫
薫風や狭間より覗く城下町
猫笑ふふ
白壁の崩れ小綬鶏ちょっとこい
猫笑ふふ
蔵カフェの抹茶ティラミス白木蓮
源早苗
さへづりや寿太郎候の燕尾服
源早苗
花筏古語食むやうに堀の鯉
蜘蛛野澄香
パン撒けば鯉にほぐるる花筏
蜘蛛野澄香
映画観て豆苗伸びて日永かな
葬送のまちばり
花ひらは剥がさず雨後の白いバン
葬送のまちばり
ゾベイダと奴隷のパドドゥ罌粟の花
弥栄弐庫
城壁の罅にとどく背こどもの日
弥栄弐庫
春昼や人影揺れる海鼠壁
敏庵
鯉泳ぐ水路の深み初夏の風
希凛咲女
桜散る雨の白壁続きけり
佐藤恒治
堀割の白壁つづく菖蒲かな
佐藤恒治
飛騨古川ひとり旅ふふ風光る
なつのおわり
倉敷の柳並木や小舟ゆく
すそのあや
緑蔭の日曜板蕎麦は塩で
市子
十二粒のぶどうすっぱしバスクの除夜
市子
紅茶煮を振舞はれしや大夕焼
光猫ふう(早霧ふう改め)
水音の統ぶる町筋夏衣
光猫ふう(早霧ふう改め)
どこまでも白壁どこからが陽炎
細葉海蘭
白壁の君と吾の影蝶の影
細葉海蘭
ふきぼこに寿がれをり海鼠壁
心寧 侑也(ここね ゆうや)
雪中の井戸汲み上ぐる三の丸
心寧 侑也(ここね ゆうや)
透明は無限のちから岩清水
二城ひかる
廃校の鯉いた池や飛花落花
芝歩愛美
酒蔵の杉玉堂々と青し
花ばば
七竈のかげ白壁に墨絵めく
折田巡
花筏やはく裂きゆくスワンボート
かときち
集へ鯉この春愁を呉れてやる
かときち
城下の夜柘榴は何を狙ひしか
そよかぜシュレディンガー
緋鯉番ふ下戸も飲みたい夜がある
そよかぜシュレディンガー
泳ぐてふ鯉の一生池に春
あおい
軒の鉢めだかの安らかなる輪廻
あおい
赤とんぼ露風の白き龍野城
ヒロヒ
電子百垓個回路未完の冬銀河
ヒロヒ
春の日やエゾエンゴサクの青すがし
あま門
天窓を流るるひかり春の塵
琥幹
春の闇お堀の鯉は外来種
家守らびすけ
テンペラの受胎告知や春きざす
よはく
霾や夕日を睨めつける天守
樋ノ口一翁
プロジェクションマッピングお城を冬のさくらかな
那乃コタス
城跡の菖蒲大河でいえば誰
若林くくな
白壁の足場外れて天高し
朝宮馨
風光るケッヘル545
ひな野そばの芽
白壁の銀行自動ドアへ夏
甲斐杓子
寺町を恋追ふやうにつばくらめ
内田ゆの
四百年の白壁照らす春の水脈
沖庭乃剛也
春めくや車窓広がりゆく裾野
全代
天高し水路の鯉は丸々と
全代
駐屯地の門は白壁風薫る
ボイス&フィンガー
貝殻の匂ふ城址や燕子花
山本とりこ
糠床の匂ふ白壁水の春
山本とりこ
白壁のつづく紺屋へ春日傘
閏星
息白し和蝋燭屋の八代目
穂々々
みづの香の矩なる町や花菖蒲
空から豆本
白壁の眩しき水路夏立ちぬ
金魚
萩焼の小皿三枚花の雨
みさ
花菖蒲よその赤子に乳張りぬ
乃咲カヌレ
城壁の被弾の跡や燕くる
奥ノ碧心
転勤の名古屋の暮らし終わる夏
石田ひつじ雲
血のにほふ藻刈の雨や母恋し
白沢ポピー
遠花火だましだましに生きてきた
うただねこ
白壁にさわさわと影風薫る
かみん
鳥雲に蔵の鏝絵の旭鶴
有村自懐
白壁や狭間の向こうの春帽子
つーじい
掘割の水の音白き暮春かな
小澤翔明
初夏の鯉の背暗き石の色
小田茉由(コミマル改め)
二の丸の春をもたげて土竜かな
小田茉由(コミマル改め)
白壁の裏仄暗し杜氏の声
桃圓
金沢の長き土塀や犀星忌
大久保一水
海鼠壁添うてせせらぎ花菖蒲
つのりゅう
白壁のみづ清らかや錦鯉
天弓
鼻歌の自転車ゆくや鯉のぼり
柳翠
あくびする大きな鰓よ春の鯉
田上南郷
白壁の菊屋横町冴え返る
片平凛桜