第68回「監視カメラに鵜」《ハシ坊と学ぼう!②》
評価について
本選句欄は、以下のような評価をとっています。
「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。
「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考える。それが最も重要な学びです。
安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません。己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。
季重なり
風薫る空の向こうに揺れる藤
碧彩
夏井いつき先生より
「鳥が見つめる先に、藤の花が香りと共に立ち込める光景を書いてみました」と作者のコメント。
「風薫る」「藤」それぞれ季語です。どちらを主たる季語として描きたいのか、一考してみましょう。
「鳥が見つめる先に、藤の花が香りと共に立ち込める光景を書いてみました」と作者のコメント。
「風薫る」「藤」それぞれ季語です。どちらを主たる季語として描きたいのか、一考してみましょう。


季重なり
鉄塔は鳥のハープよ夏夕焼
岡田きなこ
夏井いつき先生より
「鉄塔は鳥のハープよ」は綺麗なフレーズですね。「夕焼」だけで夏の季語なので、「夏」は不要です。
「鉄塔は鳥のハープよ」は綺麗なフレーズですね。「夕焼」だけで夏の季語なので、「夏」は不要です。


季重なり
鵜飼いの鵜吐く苦しさをつげる春
おケイちゃん
夏井いつき先生より
「鵜」「鵜飼」どちらも夏の季語です。最後に無理に「春」とする必要はありません。


季重なり
豊漁の陰にうありて夏来たる
銀幕なり
夏井いつき先生より
「夏がきた開放感とちょっとした湿りを詠みました」と作者のコメント。
「う」は、鵜のことでしょうか。だとすれば、「鵜」も夏の季語ではありますが……。
「夏がきた開放感とちょっとした湿りを詠みました」と作者のコメント。
「う」は、鵜のことでしょうか。だとすれば、「鵜」も夏の季語ではありますが……。


季重なり
鵜神のごと鳥居に鎮座春朝
啓太郎
夏井いつき先生より
「鵜」は夏の季語なので、下五に「春朝」と無理に入れなくてもよいですね。「朝」の二音をうまく入れることは可能です。
「鵜」は夏の季語なので、下五に「春朝」と無理に入れなくてもよいですね。「朝」の二音をうまく入れることは可能です。


季重なり
鵜のとなり監視カメラに新樹かな
そうわ
夏井いつき先生より
「鵜」「新樹」ともに夏の季語です。「新樹かな」と詠嘆はしていますが、どちらを主役にしたいのか、ちょっと分かりにくい内容です。鵜の隣に、監視カメラと新樹がある……とも読めそうで。
「鵜」「新樹」ともに夏の季語です。「新樹かな」と詠嘆はしていますが、どちらを主役にしたいのか、ちょっと分かりにくい内容です。鵜の隣に、監視カメラと新樹がある……とも読めそうで。


季重なり
映る鵜にそっと近寄る春ショール
夢追い人
夏井いつき先生より
「見つからないようにそっと鵜に近寄る、手編みのショールを羽織った女性を詠みました」と作者のコメント。
「鵜」は夏の季語。「春ショール」とどちらを主役にしたいのか、自問自答してみましょう。
「見つからないようにそっと鵜に近寄る、手編みのショールを羽織った女性を詠みました」と作者のコメント。
「鵜」は夏の季語。「春ショール」とどちらを主役にしたいのか、自問自答してみましょう。


季重なり
鵜の群れが一列になり春の川
蛙目
夏井いつき先生より
「鵜」も季語ではありますが……。
「鵜」も季語ではありますが……。


季重なり
鵜の影に雀隠るる夏真昼
芳生
夏井いつき先生より
「鵜」「夏真昼」は、どちらも季語です。「鵜の影に雀隠るる」という光景を見たのならば、その時の様子を描写してもよいのですが。
「鵜」「夏真昼」は、どちらも季語です。「鵜の影に雀隠るる」という光景を見たのならば、その時の様子を描写してもよいのですが。


季重なり
迷ひの鵜道尋ぬるは夏嵐
芳生
夏井いつき先生より
「鵜」「夏嵐」どちらも夏の季語ですね。
「鵜」「夏嵐」どちらも夏の季語ですね。



