第68回「監視カメラに鵜」《人》②

評価について
本選句欄は、以下のような評価をとっています。
「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。
「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考える。それが最も重要な学びです。
安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません。己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。
※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。
【第68回 写真de俳句】《人②》
保護鳥逝くや蒲公英の絮ゆらり
Q&A
剥製のオオハシ春の夜の書斎
Q&A
皆西を向いて河鵜や杭の上
る・こんと
飲まれゆく二の腕ほどの花うぐい
る・こんと
河鵜追うてより悪霊取り付きぬ
みづちみわ
はぐれ鵜のあっけらかんとした青目
みづちみわ
陽春やレジの死角に目のシール
さ乙女龍チヨ
残照の錦帯橋や翅干す鵜
広島 しずか80歳
今そこに翡翠の青飛び立てり
柊まち
来し方をみやるやうなる川鵜かな
飯村祐知子
羽干せる川鵜の脚を水ながる
飯村祐知子
新世界をカラスの跳ねて明易し
小野睦
六月の風をひとりの羽干して
七瀬ゆきこ
生きるとは腥きこと河鵜糞る
にゃん
二羽の鵜のそれぞれが立つ海の岩
蓼科 嘉
のど撫でて出番を選る手鵜匠の手
加納ざくろ
教会の玄関上の燕の巣
チリンドロン
窓全開安食堂の守宮かな
チリンドロン
鵜の立てば監視カメラに糞ひとつ
竹田むべ
鵜篝に太古の闇の記憶かな
竹田むべ
水掬いきみのカメラへ飛ばす初夏
神保一二三
黒南風や監視カメラを過るもの
彩汀
海を向く鵜の影ひとつ見て飽かず
彩汀
夏霞監視カメラは不定称
新井ハニワ
夏暁や記者会見は嘘ばかり
新井ハニワ
朝焼の群るる鴉の歌舞伎町
ごまお
テキストはつばさ夏期講習始まる
西野誓光
夏空や窓全開にカーラジオ
西野誓光
潮臭き羽広げたる鵜の怖し
山葡萄
日輪に晒す鵜の羽根波動めく
小山美珠
夏盛衰監視カメラの黙示録
花屋英利
啼いてないて鵜の眼の碧く狂ほしく
泉楽人
立駐五階青時雨匂ふ
越智空子
鵜の嘴の閉じて了解したるごと
玉響雷子
受付は監視カメラとカーネーション
小笹いのり
雨そぞろ川鵜鳴く樹の生臭し
山羊座の千賀子
真上向くダミーカメラや蔦茂る
山羊座の千賀子
足揃へ四十雀落つこちてゐる
ルーミイ
消去待つ監視カメラの立葵
黒江海風
水門の監視カメラや走り梅雨
東風 径
嵐山かがり火に鵜はのど太し
間 静春
野面積の畑続く地や鳥雲に
清白真冬
色鳥や売値のつかぬ服の山
清白真冬
ビデオ無き時代の記憶ソーダ水
土井あくび
はじめてのおつかい夏雲と共に
土井あくび
凍解やリレー捜査の点と線
おこそとの
母の目を盗み氷菓を取り出して
平井伸明
森も水も碧は河鵜の眼に吸はる
鈴白菜実
鏡よ鏡自問自答の五月なる
陶瑶
駆け出して驟雨の渋谷交差点
岸来夢
先頭は百足踏みたる聖母なり
幸田梓弓
水墨の鵜一羽や鉄塔に群る
一久恵
モニターの静止海鵜の喉仏
国東町子
赴任地の朝鵜が黒き羽根広ぐ
岡本かも女
夕立の気配や御神木に傷
喜祝音
寒鴉レンズに反転する空へ
仁和田 永
録画中寒鴉のつつく黒きもの
仁和田 永
ロケットめく送電塔や夏野原
いかちゃん
監視カメラへ胸筋見するかに若鵜
いかちゃん
タワマンの監視カメラや雲の峰
明日咲く
御料所に魚吐かす鵜匠の矜恃
明日咲く
やはき湯にひらく紅茶葉聖母月
東田 一鮎
本を閉じれば猫の寝息と花の冷
東田 一鮎
ホコ天やライブカメラに石鹼玉
伊藤 恵美
泥棒は四つ足でした種袋
伊藤 恵美
クレーンの旋回鳥の巣を掠め
深山むらさき
また母のトイレ休憩巣に燕
深山むらさき
倍速の再生片かげりのたる
東山すいか
鵜の国や木々を真白に糞降りぬ
東山すいか
堂々としていてわたし梅雨の星
里山子
監視カメラに映る鵜を撮る今朝の夏
里山子
半月ぶりの帰宅防犯カメラに春日
あまぐり
のぞき込む枯れ井戸昏し黍嵐
このみ杏仁
川鵜ゆく翠玉の目を凝らしつつ
このみ杏仁
白みゆくや廃車の屋根に雉の居る
おおいおちゃ
離陸待ちの水辺白鷺の整列
おおいおちゃ
鶯のこだま天守のALSOK
木ぼこやしき
青鷺やじつと書割の門前
木ぼこやしき
痛覚を黒く塗りつぶして炎暑
河上摩子
河川カメラ検索卯の花腐し
もりたきみ
大西日監視カメラの夥し
雪音
辞め時とか今夜のおかずとか五月
碧西里
刑務所の壁の真白や五月闇
碧西里
水面から空へ連写の愛鳥日
伊達紫檀
巣作りの鵜に鉄塔の聳えけり
やっちゃん日記
卯の花曇柵の低くてペンギン舎
西川由野
楽譜めく河鵜やバードサンクチュアリー
西川由野
チャリ占拠してる河鵜が王らしい
あなぐまはる
河鵜来て去るとき星の二つ三つ
あなぐまはる
春の暮擲つための石拾ふ
向原てつ
鵜の嘴のすつと水切る魚を呑む
平本魚水
涼しさや左手失せし迦楼羅像
平本魚水
寒雷や監視カメラの動く夜
楽花生
信号の黄色の上の夏燕
染野まさこ
どら焼屋はすでに廃業秋祭り
黒猫
縁側の米一粒を秋雀
黒猫
夏つばめ青信号をすっと抜け
きべし
だみ声の鴉ひと鳴き青嵐
きべし
母は麻痺九月の富士は赤茶色
栗田すずさん
電柱の烏の見張る吾の日傘
むらのたんぽぽ
閘門に川鵜の寄り来朝のなゐ
栗の坊楚材
潮干狩り伊勢湾岸の鳥瞰図
ぴーとぺー
生臭き銀座迷い鵜の困惑
むげつ空
月曜の憂鬱鵜は鵜我は我
志暁
アマゾンの百のおすすめ旱星
末永真唯
清流や鵜は鳴き合うて羽繕ひ
泗水ハオ
風切羽切るや海鵜の頸へ縄
丹波らる
妹の来て初夏の聖書を閉づ笑窪
丹波らる
いにしへの社戴き山笑ふ
風友
胸を張りBIWAKOのOにゐる鵜かな
深紅王
中元や白毫光る廬舎那仏
しなやか
コンビニの静かな深夜星涼し
しなやか
羽休め俯瞰する鵜の空碧し
小林 昇
浮島の鵜の影揺るる入日かな
小林 昇
電波塔と監視カメラの街薄暑
ゆりかもめ
犬山の城の睨みや昼鵜飼
菩華
我はへたれ鵜の蹼足はたくまし
渡辺鬼
視てたのはカメラだけ懸巣のワルさ
まこと七夕
休出やペットカメラの日向ぼこ
王朋亡
地下歩道の蝙蝠淡し通夜の路
王朋亡
骨格の鳥のまなざし春隣
ツナ好
前書の「鳥」のはばたくかに緑
ツナ好
からす手で払う鉄塔修理の春
かおりんご
瑠璃色の鵜の目に惑ふ朝まだき
前田冬水
杭の上賢人風の鵜が一羽
前田冬水
夏空や出庫ブザーは高らかに
チェルシー
鵜の視野もカメラの視野も聖五月
立田鯊夢
冬帽子これから旅に行くところ
紅緒
鶯や通りすがりの里ことば
紅緒
モニターを仕舞う病室朧月
ひろ笑い
鵜の目鋭し全方位の索敵
藤瑪瑙
凍つる夜や画面の父の徘徊す
藤瑪瑙
さびしいと鳴けば鵜は鵜でなくなるよ
渋谷晶
雨がくるあの鵜が羽をひろげたら
渋谷晶
信号の先に野太き親鴉
無何有
白無垢や富士と桜と湖と
宇佐
五月雨Liveカメラの街も雨
宇佐
夜を徹す監視カメラを飛花落花
ま猿
囀るやバベルの塔でありし森
ま猿
ピンボケの脳の修正鉄線花
若宮 鈴音
送電塔にたっぷり深き鴉の巣
夏椿咲く
首てらてらと土鳩は夏を啄みぬ
夏椿咲く
葉桜の夜の始まりもう行かう
豆くじら
つばめ来る午前の仮面ライダーショー
摂州黒うさぎ
オービスの発光寒鴉ホッピング
沙魚 とと
春愁を呑み込んでいく鯉の口
一色 那真呼
口開きて群がる鯉や春寒し
一色 那真呼
大岩の傾き川鵜の全蹼足
無花果邪無
平凡な川にも鵜らのかたまりて
無花果邪無
五合目の社へ会釈冬登山
千鳥城
梅雨晴間隣の車庫にカメラ付く
仲間英与
子鹿へこへこ押ボタンの信号機
帝菜
(統合失調症歴24年)四六時中見張られ子猫よく啼いて
帝菜
ママレードの苦味や夏は始まりぬ
鈴花
若葉風いま半切に十四文字
鈴花
赤点の帰路胸板のまぶしき鵜
染井つぐみ
鉄塔の先つぽ滲む喜雨休み
染井つぐみ
湖へ向く望遠レンズ春隣
武井保一
白日に広げたる鵜の黒き羽
武井保一
まさをなる台場の空よ磯遊び
揣摩文文
息吐いて小さき蠅に慕はるる
湯屋ゆうや
ドラレコへ悲鳴ボンネットへ子鹿
道小春
杉と鵜と鉄塔夏の大三角
藍創千悠子
青あらし監視カメラの前に鳥
藍創千悠子
鳴く亀を監視カメラの捉えたり
ばちゃ
車道に胡桃ひとつ樹上にからす
嬉々
電柱の小鷺真白の冠羽立て
藤原朱夏
片蔭の町鉄塔の反射光
千代 之人
稲妻ざんざ監視画像に鵜の居らず
若山 夏巳
首振らぬ監視カメラや草青む
じゅあ
川鵜かわうあの子を連れて帰りたき
万里の森
鵜が魚を飲むこむ宇治の濁り川
中岡秀次
鵜の群れが飛び立つ川が沸騰す
中岡秀次
屋形船の灯り三つ四つ鵜飼待つ
芳野まさこ
鉄塔に薮睨みして鵜の立てり
山河穂香
春の月今日を静かに閉ぢにけり
山田結城
鵜は一羽魚眼レンズを覗きをり
筒井らんぷん
玄関の監視カメラを蝿二匹
リアス式747
緑陰や季語を呼び出す電子辞書
桜上比呂
右耳にラジオ眩暈の夏蒲団
髙橋みりぃ
熊穴を出づ監視カメラにつく鼻紋
星 秋名子
リタイアの午後持て余し鮎光る
里春
玄関の翡翠見に来患者さん
森子
海亀や陸の孤島の浜は夏
鈴聖湖
喉元に小骨か阿修羅起つ薄暑
すみっこ忘牛
鵜は死せり監視カメラの死角にて
青翠
ぎらぎらと鵜は磔のかたちして
三尺 玉子
ネモフィラの一面に咲き電波塔
西城 典子
ドアアイに不審者ふたりそぞろ寒
海神瑠珂
手に街にレンズ瞬く聖五月
広瀬康
風薫る最終カットのカチンコに
夕佳莉
鶚の巣ライブカメラの真ん前とは
竹葉子
鵜舟去りみづの猛りの鎮まりぬ
三月兎
鵜飼火にみづ朱々と騒めきぬ
三月兎
蜘蛛の巣絡むカメラ綿毛の無垢よ
音羽ナイル
春冷えや奉曳団の仁王立ち
音羽ナイル
水位計映すカメラに花筏
せいか
行く雁や遺贈の椅子に金の文字
石田将仁
春の灯の古墳に小さき老教授
石田将仁
寒鴉日曜夜の一人飯
鷹見沢 幸
