写真de俳句の結果発表

第68回「監視カメラに鵜」《人》⑤

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第68回「監視カメラに鵜」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考えるそれが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第68回 写真de俳句】《人⑤》

鳶笛や心眼しかと見据へらる
山田季聴
鵜の面に涙の如き雨止まず
猫笑ふふ
飴湯売となりてホシ待つ巡査かな
源早苗
魚飲まば鵜に心音のふたつかな
蜘蛛野澄香
皇帝ダリア監視カメラと重なりぬ
蜘蛛野澄香
新調のブラウスの汗喫茶店
落花生の花
義母の声真似る烏や万愚節
落花生の花
短夜に霊だ埃だレンズ拭く
軽時計
囲ひ飼ふ金魚に恋と名づけをり
弥栄弐庫
いうれいに翼はなくて瞬膜が
弥栄弐庫
鯉呑みて鵜のくび鯉を通しけり
敏庵
五千年いきた巨杉や今朝の雷
敏庵
生き残る鉄塔はるの山火事に
明 惟久里
鉄塔へドローン迫る雲の峰
佐藤恒治
セキュリティカメラの街や寒鴉
陽だまり
石楠花は揺る瑠璃鳥の周波数
走亀エリコ
名も知らぬ鳥の埋葬ヒヤシンス
すそのあや
晒されし葭のコロニー端座の鵜
光猫ふう(早霧ふう改め)
蕗のじい五尺となりてふてぶてし
細葉海蘭
鉄塔へぎりりとからみ藤咲きぬ
細葉海蘭
産土はすでに捨てたり長良の鵜
心寧 侑也(ここね ゆうや)
三門の提灯に鵜の仁王立ち
ゆきえ
猛猛し魚飲み下す川鵜の眼
二城ひかる
廃線の鉄塔偏屈な川鵜
二城ひかる
畑道に白磁のかけら黒揚羽
山城道霞
護送車や海鵜は喉を震わせて
山城道霞
墓花の造花に里の蜂来たり
花ばば
丸太掴み立位不動の海鵜なり
福間薄緑
環礁を碧く閉ぢ込め海鵜の眼
かときち
オービスが光つちまつて夏に入る
かときち
夕暮れや照明塔の烏鳴く
一徳斎
配達のパンを持ち去り寒鴉
普久井ひと眠
覗かるる豆鉄砲や鷹鳩に
ヒロヒ
春の鳶スマホはふるふ速報に
あま門
春夕焼埠頭のキリン滲みをり
髙田 純佳
休職や波を一気に切る川鵜
はっしん
なんちゃってカメラある店春さむし
琥幹
朧月夜鷹は夢を見ていたか
家守らびすけ
神宮の空につばくろ森に風
よはく
その句碑はよみ人知らず萩の花
よはく
監視カメラにひとコマだけ、貌鳥
樋ノ口一翁
深淵でありし早瀬を鵜篝来
樋ノ口一翁
庭を向く見守りカメラ日向ぼこ
馬風木瓜子
変な花びん花盗人はよく喋る
馬風木瓜子
鵜の消ゆるここより津波浸水域
那乃コタス
掻っ攫うたまごサンドや春の鳶
若林くくな
東雲の代田鴉の爪の跡
若林くくな
モニターのヤクルトレディに朝燕
朝宮馨
蟷螂は監視カメラを振り仰ぐ
白スニ
全山桐開花ス報告ヲハリ
ひな野そばの芽
春暁の巡回鴉の警告
甲斐杓子
嘴(はし)をくと上げて鵜の立つ入り日かな
夜汽車
かるの子や5センチを跳び越えあぐね
水鳥川詩乃
弁当の包み開けば小鳥来る
水鳥川詩乃
鵜の写りこみ気象予報士の黙
常然
不燃物嘴に咥えし都会の鵜
常然
小満や代替バスのうねる列
内田ゆの
冷汁やお天気アナの太い眉
内田ゆの
南風の夜や逃走車矢の如く
ボイス&フィンガー
独り居の町のチャイムや夏の夕
田中 百子
畑の父テレビの母へ汲む新茶
田中 百子
火の粉あぶ鵜匠の顔の皺深し
閏星
首もたげ鋭く鳴けり長良の鵜
閏星
ライダーの集う食堂燕の巣
穂々々
植田から届く朝日の端に我
穂々々
惑星のプールに沈む探査船
清水ぽっぽ
夕焼けて車を阻む鴉かな
直感勝負
鴉の眼に監視カメラや秋の暮
喜悦
​梅雨空や鴉を乗せし避雷針
喜悦
青空に鉄塔光る湖沼の鵜
ミワコ
囀りはさへづりさへづり巴里の苑
乃咲カヌレ
明易のレジはやさしく磨かるる
乃咲カヌレ
五月雨を拭ふ手もなき硝子かな
那烏夜雲
見張りのごと海眺むなり舳先の鵜
まどれ
ネオン街監視カメラに星流る
有川句楽
鉄塔の影が抱きしむ夏の庭
頭痛餅
ナミビアの水場のライブ夏の空
石田ひつじ雲
十二月ATMは故障中
石田ひつじ雲
暑き日のストリートビューに父がゐる
白沢ポピー
一こゑに一点を見つめ鴉の子
渡邉花
何処にでも降りて歩くや鴉の子
渡邉花
監視カメラ飛んでくぐって猫の恋
うただねこ
隼やビルの硝子に風の音
有村自懐
検診車春のあばらのレントゲン
つーじい
鵜飼火の爆ぜて焦点定まりぬ
太刀盗人
新緑や友をレンズの真ん中に
澤美ゆふか
鵜には鵜の都合あるらしけふの川
小田茉由(コミマル改め)
溢るる万緑レンズの眼歯痒し
慈庵風
鵜の影の落ちて動かぬ川面かな
静岩
校庭の雀隠れや選挙の日
桃圓
絶壁に鵜のコロニーか波頭立つ
大久保一水
父の日やピント外れの写真集
紀子
昼の鵜や監視カメラの影揺らぐ
天弓
自由には生きてみました春疾風
紫子
青鷺と裾解れたる直綴と
田上南郷