第69回「日本最古のビアホール」《人》③

評価について
本選句欄は、以下のような評価をとっています。
「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。
「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考える。それが最も重要な学びです。
安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません。己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。
※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。
【第69回 写真de俳句】《人③》
「プロースト」響く銀座の柳揺る
むげつ空
夏旺ん五指の支える銀の盆
末永真唯
白き皿積まれしビュッフェ風光る
末永真唯
ビールとソーセージの語らい静か
藤井かすみそう
ビール来るなんの話をしてたっけ
春待みおつくし
酷暑日やアイスバインの骨重き
猫おっと
喝采の手のひら熱し生ビール
猫おっと
ビール常温日本語で飛び入る唄だ
泗水ハオ
冷奴五杯めの酒よく零れ
泗水ハオ
ビールの泡と泡触れるほど乾杯
日向あさね
口喧嘩のままでとりあえずビール
日向あさね
沖縄忌天にも地にも鉄無しや
丹波らる
梅雨空を仰ぐ学徒の旋毛かな
丹波らる
海風とマルタビールとバーガーと
うっとりめいちゃん
春暁や工事現場の錠ひらく
風友
「ライオンは銀座のほうね」夏来たる
ぱんだ社長
キンキンの喉越し枝豆は冷凍
ぱんだ社長
ビール飲むヒュッテの夜の山談義
小林 昇
ウエイターは異国の人や生ビール
小林 昇
コースターの湿らぬ早さビール干す
ゆりかもめ
無愛想な椅子と卓なり生ビール
ゆりかもめ
五杯目は失恋話ビアホール
時乃 優雅
なあ友よ続きはそこのビアホール
時乃 優雅
青空へ麦の穂波ぞ深呼吸
俳句笑会
麦秋やジョッキに透ける大壁画
俳句笑会
病院の四時間ちて缶ビール
菩華
ザウアークラウト酸っぱしビヤホールの片隅
渡辺鬼
ビヤホール隅より眺むれば紫煙
まこと七夕
炭酸辛しビアホール一年生
王朋亡
乾杯の喧噪逃れ冷し酒
前田冬水
角打ちに父捜す子や梅雨の底
前田冬水
地ビールや試飲タイムの一号車
チェルシー
ビール来ないしファイターズ負けてるし
立田鯊夢
片戀を語ってビールまたビール
立田鯊夢
友垣と一番星と飲むビール
紅緒
泡風呂にざわつく体籐寝椅子
ひろ笑い
磐座へ深く拝礼風薫る
ひろ笑い
口数も減りて銀座の黒ビール
藤瑪瑙
ギヤマンへ碧の酒と恋の毒
渋谷晶
次、私「桃色吐息」ビール干す
渋谷晶
束の間の人の近さよビアホール
まさと澄海
草萌ゆるサマルカンドの丘は風
宇佐
ビール五杯目うわさ話は佳境
とり
誉めそやす夜や献杯の缶ビール
ま猿
百合の蕊摘むや肋骨より生まれ
ま猿
中吊に寒色増えて夏めける
釜眞手打ち蕎麦
親子麻雀の捨て牌濃紫陽花
若宮 鈴音
大夕焼投げ縄しまうカウボーイ
若宮 鈴音
ドクターストップ家中の酒放つ春
蒲公英
十九番ホールは今日も生ビール
とぜん
麦酒のあわ看板犬の鼻に乗せ
九月だんご
席は隅っこ打ち上げのビアホール
野々 かりん
並ぶ地ビール高架下の醸造所
野々 かりん
夏の旅羊脂あまやか紙エプロン
謙久
冥色の天ランタンと缶ビール
謙久
一斉に青空向けて生ビール
扇百合子
蛇口から次々ビール人の波
扇百合子
異言語飛び交う三百席のビアホール
神木美砂
レンタルの椰子の木そよぐビアガーデン
夏椿咲く
親友となりてビアガーデンを出づ
夏椿咲く
ビール缶潰すだんだん父と似る
豆くじら
短編の中の別れや夏薊
豆くじら
ビアホール声も手振りもみなでかい
典典
新卒は締めのパフェへと夏の月
摂州黒うさぎ
五手詰や解けて真昼の冷し酒
摂州黒うさぎ
来し方は笑い話よさくらんぼ
矢口知
父誘うはたちの息子ビヤホール
沙魚 とと
乾杯はオリオンビール梅雨晴間
ほうちゃん
口内炎深し勤労感謝の日
一色 那真呼
ビアホール油跳ねたるスキレット
一色 那真呼
生温い瓶ビール持ち区長また
無花果邪無
細すぎるコップへビール公民館
無花果邪無
ビアホールジョッキ二十個掴む腕
千鳥城
ビアホールホップの苦味超えて喉
千鳥城
下戸のつぐ泡もりもりのビールかな
仲間英与
ラストオーダーの円卓へビール
かねすえ
缶ビール古稀になるのね生きてれば
実相院爽花
還暦の歌科の宴ビアホール
実相院爽花
蝉どもよ百万円の指輪だぞ
帝菜
黒ビール怪盗の割りさうな窓
帝菜
厚切りのハムカツ泡だらけの麦酒
鈴花
足場組み終へて燦々たるビール
染井つぐみ
夕星と電飾の星ビヤガーデン
武井保一
斯くもよく笑ふ人とは生ビール
武井保一
球児らのつるんで帰る麦の秋
揣摩文文
夏星を来てみなのゐる卓につく
湯屋ゆうや
五杯目も素面直帰のビアホール
道小春
風薫る枯山水へ雲の影
道小春
王様のビール私の発泡酒
藍創千悠子
テリーヌのちょっと窮屈アスパラガス
藍創千悠子
親戚の集まり嫌い葛饅頭
中指富士夫
食前酒の切子の清し夏料理
ばちゃ
酒好きな下戸やビールの百㏄
ばちゃ
とりあえず生ビール!愚痴る前にね
高橋玄彩
屋上ビアガーデンへばりつく夜気
高橋玄彩
金曜日ビールを飲んで野球観て
藤原朱夏
彼の愚痴聞くからまずはビールから
藤原朱夏
腸詰へ辛子たつぷり暑気払ひ
無弦奏
洋楽は社長も趣味と言ふビール
無弦奏
ひとときの銀座に爆ぜる生ビール
源五郎
生ビールの噯気なりけり老いが恋
源五郎
駄菓子屋のばっちゃシャッター閉めビール
千代 之人
ミニ缶のビール二つと線香を
千代 之人
はとバスにかこつけ誘うビヤホール
一石渓流
泡三分喉の上ぐ下ぐ夏の宵
若山 夏巳
パイプ椅子尻に馴染まずビアホール
じゅあ
銀ブラや人々吼える夏の宵
万里の森
立ち上がる腕橈骨筋ビヤホール
万里の森
夕空に明星ひとつビアガーデン
中岡秀次
金継の碗の重さや瑠璃鶲
カムヤ イワヒコ
うたかたの社畜の宴ビアホール
友鹿
啤酒手に独り異国の夜市かな
友鹿
乾杯の母語教え合う夏の島
出船
まずビール五十年目の再会に
芳野まさこ
春愁のザワークラウトやはらかき
筒井らんぷん
二日酔いを覚ます夏暁のビンタ
リアス式747
枝豆や部下はミックスジュースなり
リアス式747
ウムラウト跳ねるメニューや青葉風
ぐわ
生ビールの泡吹き飛ばすホームラン
ぐわ
この道も走ったねあの夏の夜
べびぽん
長き爪の咥えるように出るビール
星 秋名子
麦酒ホール一角占めるは鳶頭
まんげつ
生!生!と汗拭き座るカウンター
里春
仏飯に蠅夫は昼から酒浸り
森子
人殺す刃あり吾も蛍籠
すみっこ忘牛
どうでもいい話生中三杯目
琳青
隣席は声高蚕豆剥きつ打ち明ける
琳青
梅雨明や両手にジョッキ五杯ずつ
丸山歩
シーリングファン愚痴も自慢もビヤホール
青翠
栄転の友の右手やビヤホール
青翠
ビアホール渡る小舟のマスタード
三尺 玉子
金色のSAPPORO夏の月を呑む
三尺 玉子
屋上は夕焼け乾杯は苦し
西城典子
客を待つ泡の消えゆくビアジョッキ
詠野孔球
古希祝う馴染み四人のビアホール
詠野孔球
麦酒二本とてなほ足りぬ惚気料
海神瑠珂
上役の悪口のみよ暑気払い
海神瑠珂
喧騒遠き退職の日のビアホール
秋佳月
さよならのビール飲み干す午前0時
秋佳月
勢いで呼び捨て素手で生ビール
広瀬康
冷笑へザワークラウト勧め夏
広瀬康
踊り終え飲み干すビール生ぬるし
あゆママ
麦酒ぶふぁっと推し大関の八敗目
竹葉子
搭乗迫るちょい飲みビアは大ジョッキ
竹葉子
驟雨のダナン二本目のバーバーバー
三月兎
ビアホール天井扇の風ぬるし
三月兎
ビール日和や鹿の若角可愛くて
音羽ナイル
白ネクタイ解くや夜寒のショットバー
石田将仁
昼どきや子連れに譲る梅雨の卓
石田将仁
老舗のビアホール鬢付け油の香
ひーじい
天蓋も頭蓋も暗しビアガーデン
あねもね
ビール薄し同窓会の人多し
木綿子
まづ部屋にビールを五つチェックイン
鷹見沢 幸
挨拶は「乾杯!」キンキンのビール
スマイリィ
遠雷ややりきれなさをらっぱ飲み
トコトコ
陽当たりの特等席へペチュニアを
ビオラ
焼売はビックサイズやビアホール
ビオラ
夕暮や白壁を蛇するすると
くぅ
酔っぱらいの父とやくそく星月夜
成実
今日も又サヨナラ負けのビールかな
成実
気後れのカウンター席ビール待つ
ひこ老人
フェリー待つ間や定食と小ビール
ひこ老人
寒夜のプラハ五杯目のピルスナー
K5
宵寒のプラハや妻とピルスナー
K5
ほろ酔いの友饒舌にビール注ぐ
天音
酒場出づ街灯ぽぉと花水木
ゆきまま
電灯の反射の昏きビアホール
ゆきまま
ナイター終わったザワークラウト酸っぱ
実日子
人いきれジャズとグラスと夏館
実日子
ビールしゅわしゅわと明日も多分晴れ
角田 球
生ビール俳句は自然淘汰され
角田 球
胃薬を先ず禁断のビアホール
安田伝助
くたびれし安全靴のビアホール
安田伝助
枝豆や母の介護を訥々と
山姥和
名も知らぬ大親友やビアホール
苫野とまや
底抜けの不幸自慢やビアホール
苫野とまや
さしあたり今日嘉日也生麦酒
滝澤 朱夏
モノクロのカサブランカや瓶麦酒
池上 胤臣
ビヤホール遅参の客にまた乾杯
竹いと江
夕雨やビールの酔いの醒めやすし
石澤双
二十連勤や値引きの缶ビール
石澤双
デュエットの相手の訃報昭和の日
輝虎
百年の木目を濡らす麦酒かな
みのわっこ
ビールジョッキ掲げよ鳴らせタンバリン
靫草子
長雨やお一人様のビアホール
全速
カルピスは常温三日目の夏の風邪
さおきち
ソーセージばりり熱帯夜を生きる
さおきち
絡み合う戯言やたらビール干す
リコピン
町の灯の散りゆく大河ビアガーデン
葦屋蛙城
ソプラノにベース乾杯ビアホール
風かをる
花色の滝裏に立つ人静か
風かをる
ビール苦くてあいつには会いたくて
笠井あさと
醸造の地下路に暗渠チェコビール
どこにでもいる田中
教会のごとき残響ビアホール
どこにでもいる田中
殿は楽器抱くひと春のバス
さら紗
薄氷のニュルンベルグに契れ未知
加賀屋斗的
ビール手にタリラリランと作る飯
丸山和泉
振り翳す正義溽暑のヨッパライ
浅海あさり
つか芝居の衝撃ビールと飲み下す
西 山歩
マッカーサー座りし卓にビール汲む
喜多丘一路
