写真de俳句の結果発表

第72回「木の実のカーテン」《並》④

並 NEW
第72回「木の実のカーテン」

評価について

本選句欄は、以下のような評価をとっています。

「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。

特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。

「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考える。それが最も重要な学びです。

安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません。己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。

 

※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。

【第72回 写真de俳句】《並④》

  • 畔道の真っ赤な蜻蛉そこかしこ
    こりえのかた
  • 集めたる真っ赤な木の実小さき指
    こりえのかた
  • 境内や烏見下ろす枝垂れ柿
    池上 胤臣
  • 望郷や軍手まだ白き袋掛け
    池上 胤臣
  • 陽よけにとゴーヤの苗を抱えけり
    猫日和
  • チャイム鳴る陽よけのゴーヤ病葉に
    猫日和
  • 鳥類のヒエラルキーや胡桃落つ
    竹いと江
  • 碧空や南天桐の道しるべ
    姫椿
  • 飯桐の暖簾くぐりて団子買う
    姫椿
  • あつけらかん口をぱつかり鬼胡桃
    松 雪柳
  • 健啖な父と初秋のバーベキュー
    石澤双
  • 瘦せ狐錦木の実を目指し飛ぶ
    駿酔
  • 秋簾木の実で作りて鳥が来る
    駿酔
  • つるし雛「ゆるかわ」いじるクルクルと
    輝虎
  • 軒下の干し柿の列ばあちゃんの手
    紺太
  • お呪ひ木の実下げたる吾子の室
    大 可
  • 散る木の実猫の背伸びに藁散乱
    大 可
  • ボンネットの衝撃さては毬栗
    リコピン
  • 小鳥寄る木に巻き付くは野葡萄か
    米美
  • 画用紙の聖樹バアバの八角を
    どこにでもいる田中
  • ジーンズのそよぐ続きに吊るし柿
    さら紗
  • 窓越しの柿霜仄かの星月夜
    土取
  • 眩しさの木漏れの朱や柿簾
    土取
  • 秋暑し茶筅いっそう軽くふる
    寺田 美登里
  • 縄のれん夏期講座終え茶の友と
    寺田 美登里
  • 東屋の授業におっ!と落つ毛蟲
    加賀屋斗的
  • 軒先に吊るした木の実十五本
    音舞台
  • 木の実干し親子でつなぐひも結び
    音舞台
  • 四阿にぽつり木の実の忘れ物
    西 山歩
  • 木の実降る精霊からの贈りもの
    喜多丘一路
  • 胡桃割り吾れの前歯は役立たず
    啓太郎
  • 洗つても手を洗つても飯桐の実
    長良くわと
  • 野良栗鼠飛んで結界もうめちやくちや
    長良くわと
  • 軒下の干柿ひとつこっそりと
    すいかの種
  • 橙色の眩しさや柿すだれ
    玲花
  • 野葡萄を両手に子らの弾む声
    むい美縁
  • 妻駆ける吾子手を伸ばす栗のイガ
    出羽泉まっくす
  • 帽子付き双子どんぐり手に包む
    なみこまち
  • コスモスの四阿に満つ十代の夢
    なみこまち
  • さかさまに束ね秋草壁飾り
    陽光樹
  • 店先に祖母の代から後の雛
    海泡
  • ほうたるの籠を仕切りに相宿り
    滝川橋
  • 暮れてなほ吊るさる朱き飯桐よ
    食寝遊
  • 蟋蟀や日暮れ待たずに一寸鳴き
    食寝遊
  • 廃線のバス停数珠玉のカーテン
    みなし栗
  • 覇気のない時の師匠よ南天の実
    永華
  • フランス展百合の柄より杏子タルト
    永華
  • 五合目の標を木の実隠したり
    アツヒコ
  • 干柿の乳歯の歯型また独り
    田畑 整
  • 軒下や歯抜け干し柿二つ三つ
    はね花
  • 涼風や胡桃暖簾の掠る音
    はね花
  • 「ころころ」と団栗ひろう母八十路
    林としまる
  • 実のなる木に青鳩来るを待ちており
    桜貝
  • 赤い実のすだれや園の秋日和
    桜貝
  • 限りなく円に近しい四阿や百舌鳥
    千暁
  • 朝の虹異星人めく転校生
    夏の舟
  • 柘榴食う吸血鬼めく女子高生
    夏の舟
  • 肩たたく団栗や面会の帰路
    ふたば葵
  • 老若に天地に葛の触手かな
    ふたば葵
  • 木の洞やひょっこり小りす木の実落つ
    和み
  • 母親の歩みに添いて蛇苺
    光太郎
  • 散水や行合の空金木犀
    みよこ
  • お手玉に団栗大小いろいろ
    みよこ
  • いちばん小さき木の実を子はゆずる
    高山佳風
  • 歳時記の毒への付箋ましら酒
    龍酪
  • この先の風は野分と実が灯る
    龍酪
  • マサイの族長耳飾りは木の実
    花はな
  • 越してきて裏窓に濃き実南天
    辻 さつき
  • ひかげりて閉づるカーテン夜寒かな
    智幸子
  • 千切りの乱れぬリズム夏暖簾
    石川潤子
  • 客を待つ早涼の卓クルミッ子
    瀬央ありさ
  • 秋の工作リセットされし教室に
    瀬央ありさ
  • 初風に誘われ揺れるモビールよ
    そうわ
  • 褒美なら愛でたきほどの白桃を
    あおい結月
  • 新聞を解けば松茸どつしりと
    水無月
  • 莢蒾の実や拳ほどけぬあいこのグー
    唯野音景楽
  • りすの頬山茱萸実と嘘の実を
    くるすてぃーぬ
  • 四阿を飾る木の実やけものみち
    草野ふうこ
  • 戯れ言めくモビールの音星月夜
    東ゆみの
  • 見通しの良過ぎて木の実不合格
    西 メグル
  • ゴーヤー畑気まぐれ風の道惑い
    にも
  • 虫の夜や窓掛け越へて耳元へ
    蕃茄
  • 栗飯やよそふ指先渋残る
    蕃茄
  • 秋の朝ドングリ独楽の席替は
    理恵にゃん
  • 冬鳥の騒がし赤い実赤い実
    ふうみん2号
  • 紅い実は苦いか鵯の首傾ぐ
    ふうみん2号
  • 渋柿のらせんの皮を日に干して
    一寸雄町
  • 縁側に遊ぶひと日や豊の秋
    杜野みやこ
  • ポケットは木の実のかたち二三粒
    骨のほーの
  • 千年の朱紅こぼるる紅葉狩り
    骨の熊猫
  • 夏の果て毬の転がる空き屋敷
    骨の熊猫
  • 秋めける母の聖域珠のれん
    藤本花をり
  • 爽籟やカーテンの隙間忍び込む
    老蘇Y
  • 赤と白木の実を吊るす公園で
    船橋おじじさん
  • 黒猫が狙う木の実は紅い色
    船橋おじじさん
  • こっくりと味染むおでん珠のれん
    三日月 星子
  • 薔薇の実を散らしてリース仕上げけり
    三日月 星子
  • 快晴の文化祭子は貞子役
    たまさもち
  • 天高し儀式の跡を遺す妻
    宮本 モンヌ
  • 小鳥来る捧げたる実は千個かな
    宮本 モンヌ
  • 手放した車にどんぐり乗せたまま
    游季うさぎ(雪うさぎ改め)
  • 秋深し溶け込みたしや山の色
    の菊
  • 「ただいま」と木の実ののれん夕餉の香
    周子(ちかこ)
  • 軒下の干し柿の先夕日道
    周子(ちかこ)
  • 凩や腰掛くる夫なほ無口
    さち今宵
  • 吊るされた木の実コツリと髪に受く
    倫
  • 童心が団栗見つけ急停止
    倫
  • くるみ割る大脳半球右左
    楽奏
  • 庭土にどんぐり埋めて忘れおり
    楽奏
  • 戻りたし帰宅困難いま花野
    シナモンティー
  • 富士山も海もすっぽり霧の中
    シナモンティー
  • 吊し柿ドンキが隣ガヤの声
    ヨシキ浜
  • 一休み木の実吊るすや影法師
    竜酔
  • 月見酒ソーラーパネルほやほやよ
    迷照 りん句
  • 山門のくぐり扉ぬける秋高し
    迷照 りん句
  • 柿つるす影不揃いの縁先に
    きみこ
  • 来るはずのキングカズ来ずあんぽ柿
    德(のり)
  • 縄のれんくぐれば秋の白い風
    德(のり)
  • 盗み食ふ柿舌こびりつく渋さ
    伊沢華純
  • 吊るされし木の実や土に殼の屑
    伊沢華純
  • そぞろ寒短パンの足さする朝
    酒呑走人
  • 木の葉落ち野鳥探しの秋麗
    酒呑走人
  • 枝低くして誘ってくるか他所の柿
    六月風マンダリン
  • 裏門を包む南天曇り空
    六月風マンダリン
  • 文化祭秋の恵みで学年賞
    山内プーコ
  • 亜麻色の秋のカーテンあゝひとり
    風の木原
  • 電線にうちの子探す帰燕の日
    鈴木杏(あんず)
  • 団栗やくぬぎの場所はないしょやで
    日々の茶めし
  • 柿日和消火器倒れ粉吹きぬ
    日々の茶めし
  • 嗚呼リアよ冠って遊ぶ櫨の花
    舟端たま
  • 柿吊るす細き母の手染みと皺
    市子希子
  • 餅菓子に微笑む遺影虫の声
    なおちゃん
  • 珠暖簾くぐる祖母の背幼き日
    雪客
  • 干し柿のあまた連なる烏帽子かな
    雪客
  • 帰省子は県民割の温泉へ
    咲織
  • 神々がいる八ヶ岳熊もいる
    咲織
  • きっとこの団栗はあの山のもの
    ときちゅら
  • 踏み破れぬ破れぬと踏みて毬栗よ
    ときちゅら
  • 秋燕よ瓦礫を傍に開店す
    松葉ぼたん
  • 落梨の数夥し瑞々し
    松葉ぼたん
  • 風受けのリスの尻尾に凩が
    紅紫あやめ
  • 胡桃割って垣間見える秋日和
    紅紫あやめ
  • 公園の秋駆けまわる頬袋
    はなぶさあきら
  • 山路行き声を潜めし木の実時
    むねあかどり
  • 鵯の頬を染むらむピラカンサ
    太之方もり子
  • 猛暑避くきっちりカーテン団扇置く
    とも女
  • 夏終わりグリーンカーテン実が成る
    トリケイ
  • リュックからどんぐりころころ帰り道
    さくらもち
  • 守り継ぐ墓地に山栗散らばりて
    わかめ
  • 蝦夷松の苔の花むす株に稚樹
    千里
  • 木の実拾う恵み栗鼠らとお裾分け
    千里
  • 再発や友の慈愛の枇杷の種
    みーこ39
  • 椎の実や下校途中の時忘れ
    みーこ39
  • どんぐりは幼なじみの手のひらに
    志無尽おたか
  • 山査子の実の串掲げチャイナの子
    志無尽おたか
  • 「今季まで」メモの添へたる葡萄かな
    朝野あん
  • 空色のシャワーカーテン春の昼
    朝野あん
  • ファジ勝利観戦帰路にサンゴジュの実が
    茶雨
  • 黄昏てゐて干し柿の宙ぶらりん
    雨野雀雨
  • 木の実独楽立つのも転ぶのも難し
    雨野雀雨
  • 団栗で創った領土朽ち果てて
    杜若友哉
  • ポッケから団栗団栗とめどなく
    かなかな
  • カーテンに祖母の手の跡年の暮
    真壁らん
  • ままごとのぱぱ丸くなり七竈
    赤坂みずか
  • 団栗に針さす吾子や天使の輪
    平岡梅
  • 野分あと御霊を掬ふごとの実よ
    文月蘭子
  • 墓参り母の好みの朱き実を
    文月蘭子
  • 落ちてなほ宝物なる木の実かな
    木香
  • 子の遊び拾って割って胡桃食べ
    西茉生
  • 秋草の鳥つくり目もつけにけり
    あなうさぎ
  • 葡萄狩る獣の気配とりの糞
    風蘭
  • 教室の木の実をつなげのれんかな
    律
  • 東屋の木の実ののれん迎へたり
    律
  • 蜘蛛の囲に絡め取られよ蕁麻疹
    紫黄
  • 焼失の森にコシャリと踏む木の実
    紫黄
  • 伸びすれば銀杏落下準備中
    楽和音
  • 鋏止め赤き実残す秋彼岸
    仁
  • 鬼畜にも木の実拾いし日ありけり
    ゆきみ
  • 釣瓶落しの里道ころころ木の実ごろ
    島田あんず
  • 小さき手木の実いっぱい笑み全開
    きらら
  • テレビ見て栗鼠の瞬き真似る孫
    きらら
  • 口裂け女よいっそ木の実の顔になれ
    共通因数
  • 風鈴の音通りを越えて遊び来よ
    宮むうとうま(向日葵子改め)
  • 風鈴やしまい忘れた恋心
    宮むうとうま(向日葵子改め)
  • どんぐりで遊ぶ指先やじろべえ
    つきみつ
  • 柴栗やポツンと一つ又落ちる
    つきみつ
  • なにくそと力むスイング狐のかみそり
    しげ尾
  • 被災地への道摘まれぬ大ぶりの柿
    北国はな
  • 実南天よき鼻筋の犬とゆく
    谷川炭酸水
  • 朝顔のグリーンカーテン朝ぼらけ
    奏美和
  • 夕帰路やお疲れさまと木の実降る
    奏美和
  • 枯れ色を歩き疲れて七竈
    砂月みれい
  • 栗鼠忘るタイムカプセル鬼胡桃
    砂月みれい
  • 月の宴プーもテディもくまもんも
    井村 壽々
  • くず柿の貰われゆきて納屋ぽつり
    錆鉄こじゃみ
  • からから胡桃認知症の脳に似て
    藤田ほむこ
  • 俊速の赤とんぼ吾を避けてスイッ
    松下眞す美
  • 夜長の雨ハリドリの列動かず
    田近詩泉
  • カンコンと団栗降るやポケットぽんぽん
    飯沼深生
  • 地に降るる楊梅みっつよっついつ
    紫桜