第72回「木の実のカーテン」《並》⑤

評価について
本選句欄は、以下のような評価をとっています。
「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。
「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考える。それが最も重要な学びです。
安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません。己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。
※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。
【第72回 写真de俳句】《並⑤》
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夏色のネイルや軽き麻暖簾常磐はぜ
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病む母に託さる木の実墓に置く山浦けい子
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不手際を補う友や木の実降る山浦けい子
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通草の実「あけびあくび」と絵の支度七味
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東屋の胡桃の暖簾くぐり入り美川妙子
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東屋に休めば不意に盆の風美川妙子
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ケシ粒や宇宙ころがる秋の空末居志風人(すえいしかぜひと)
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紅葉を集めて投げる青い空木乃芽依
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踏んだのは胡桃か傍に烏戸村友美
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眠れぬ夜林間学校親も子も沢山葵
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軒飾る飯桐の実の百余房白猫のあくび
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秋空へ伸びるロープの窓掃除朱葉
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大夕立赤赫黒と急かす地図朱葉
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CMへ同時にツッコミさくらんぼ翠雨
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シーソーにひとり残りて蹴る木の実久蔵久蔵
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木の実掌に寺の土塀を撫でにけり久蔵久蔵
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朝餉の香木の実の簾くぐりくるしせき
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ぬっと出て木の実のカーテン里帰りしせき
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木の実のカーテン一人コーヒーを飲む夜寺耕太
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木の実のカーテン立ち食いステーキす夜寺耕太
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友くれし蜻蛉モビール蜂寄せずこころ美人
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ポトス伸び簾となりてゆらゆららこころ美人
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トラウマはゲームにひなの人形にたけろー
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木の実へと幼子ふたりジャンプかなあさり丸
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どんぐりの雨を掴まん小さき手よあさり丸
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わくわくの記憶落花生を炒る岸野ゆり
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吹く風に木の実のカーテン匂いけりあらまち一駒
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一服や木の実の帳自慢してあらまち一駒
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ふるさとのりんご並木よ亡き友よ含
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パーゴラの絡む木の実の風優し本間 ふみふみ
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東屋の胡桃のリース錆利休本間 ふみふみ
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ちゃぶ台に木の実の落つや蚤の市鳴海沓子
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逃げ走る膨らんだ頬や木の実落つモト翠子
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一位の実毒知らず食む幼き吾モト翠子
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行く秋や古布の灰白深く読む晴芽みやび
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黒歴史霧に包みつ秋歩む晴芽みやび
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畠じまい野面に残る懸大根竹庵
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核心は語らぬ祖父の山葡萄竹庵
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梢揺れ赤き実つつく目白二羽ふぃーかふぃか
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胡桃割る実入り少なく殻の山ふぃーかふぃか
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木の実垂る公園吾子の声渡り青山楽夢
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帳の間くぐる光や赤蜻蛉青山楽夢
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銀杏や妻踏みし香も焼き食らふわおち
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初落ちはまりものやうないがの栗わおち
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林にそよ風烏瓜の暖簾ボンちゃんのママ
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出来たよと玉暖簾ごし鍋焼きの香ボンちゃんのママ
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喉元を過ぎ虫の音のしみる夜阿呆鳥
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森に入る木の実時雨を聴きたくてくさもち
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母倣ひかじる子りすの鬼胡桃水きんくⅡ
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こけももの実の大きさに口すぼめ水きんくⅡ
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歯並びのきれいな女食む林檎桐山はなもも
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よろづやの屋号綾とし山装ふ桐山はなもも
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仏頭を包むガジュマル晩夏光佐藤レアレア
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カーテンに猫の毛あまた秋彼岸佐藤レアレア
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椎の実のおやつ取り合う戦地の子優花里
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鰯雲速度きつちり守る夫浅田香歌
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カーテンの折り目も深き秋の雨ふじっこ
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木の実落つ吾子の画用紙丸に点独楽
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惑星に人と熊いる木の実時独楽
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市田柿喰らひて浮かぶ妣の顔みなごん
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渋柿のたわわに実る曲がり角みなごん
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鳥知るや木の実の虚飾秋の園天亨
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赤い実のカーテン四阿の秋思天亨
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ポケットの木の実ひと粒干しにけり北斗星
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丸氷ミシミシ回し胡桃割る小鉢
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カーテンの胡桃の殻はカラカラと大切千年たいせつせんねん
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公園は粧う山のお裾分け大切千年たいせつせんねん
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秋の昼出立の神出雲までイケダエツコ
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焼酎をどっぷり浴びる柿と父凛ひとみ
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栗拾い針の葉っぱの中にゐて丨呂 ih
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参道を雨吐くやうに南天の実高田ちぐさ
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シェパードのほふく前進この実雨キャロット えり
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嘴を逃れ赤青黄色木の実落つ黒岩牡丹
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おいでやす新酒の銚子玉すだれ黒岩牡丹
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永久に秋木の実のカーテンゆらよらと矢車のえ
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落下して遊戯なきまま木の実かな矢車のえ
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実すだれや猫飛びつきて届かざる青井季節
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母の編みし実すだれ揺れて風渡る青井季節
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ななかまど抱きて川獺へそ天でさとうナッツ
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二晩を木の実細工や猫も居てさとうナッツ
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秋茜モビール揺れる君の顔横須賀うらが
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あか木の実ままごとママは得意顔横須賀うらが
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流星や白湯一筋の臍に消ゆうくちゃんま
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ハードルの君に断たるる秋入日うくちゃんま
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小さき手ピーラー滑る吊るし柿のりこ
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かつらぎの里一面の柿簾のりこ
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秋の日やサンキャッチャーのあるエステ松本厚史
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玉のれん奥の主人の小さき声はまちこ
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掌の皺黒くして胡桃揉むはまちこ
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胡桃割りハンマーの音響く宵糸桜
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鳥来たる赤き木の実の熟す時糸桜
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四阿の天蚕糸に吊りし実南天草葉野つゆ
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葡萄棚下で寛ぐ峠茶屋惠桜改め さーやのママ
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軒一周揃い艷やか干さる柿惠桜改め さーやのママ
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老いらくや木の実拾う散策路かたばみ
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キャンディボタンめく吹き寄せよ朝寒よたきるか
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青春の記憶あいまい遠花火谷川ふみ
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実のすだれくぐりて憩ふ東屋へ浜風
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胡桃殻揺れて奏でる秋の風浜風
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縁側に木の実のアート山豊か葛西のぶ子
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栗拾い地面を凝視枝にゴン高橋 誤字
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ぶどう狩り左右をサーチ首が攣る高橋 誤字
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干し柿やバイクで配る父傘寿海苔のりこ
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黍嵐台所への玉のれん海苔のりこ
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アク残る母の練る栗羊羹種月 いつか
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からからと奏づる実鈴秋の風四季鳥
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木の実垂れ窓に揺れあふ玉の影四季鳥
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干し鮭の端つこ拝借吊し柿せんかう
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柿すだれ夕焼け小焼けの夕チャイムせんかう
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木の実時父を相手にままごとすサリー
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木の実落つ実生になれる運試しサリー
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秋声や戸口に揺るる玉暖簾天風さと
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脳みそによく似た胡桃の強かな恵翠
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秋の風四日の始発送るひと釋愚拙
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実南天簾を吊るす白き手よよしろう
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どんぐりやパリパリ踏んで三輪車鱈 瑞々
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吊るし柿手首に白き湿布かな峠の泉
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まあるいね木の実のリース覗く吾子釣女
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ママ入院まつぼっくりの聖樹かな釣女
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金風の胡桃カーテン君飾る春野あかね
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爽籟や木の実のカーテンくぐる子ら春野あかね
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まどろめる園児の手には木の実かな舞矢愛
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木の実のリース襖の奥の伯母が咳伽葉子
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「どんぐりさんポッケにいるよ」と玄関で伽葉子
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手に余る螺髪のごとき木の実哉愚陀楽
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木の実落つもう戻らずにいいあの日せなきく
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秋天の告白要領を得ぬ異国語の宙朔
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初孫を訪ねる町や七竈孤寂
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ラウンジに木の実のカーテン深呼吸のぐちゃん
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カサカサに振り返ったら栗鼠走るのぐちゃん
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婆達の吊し柿吊る朝仕事出雲のたみちゃん
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脳活や脳みそのよな胡桃揉む深川文吉
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そよぐゴーヤの葉の香夕日差す窓みえこ
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ドライバーは誕生日東海と月と壱時
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東屋に吊るす胡桃の数珠つなぎ山口さと子
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風さわぐ赤い木の実のカーテンに香代
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入り口に木の実の暖簾ある厨香代
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大和路や何処まで行けど柿柿柿秀翁
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大和路や路傍の柿を土産とす秀翁
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ヒーローになりきり積むやいがぐりの山雪割草
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お土産はどんぐりひとつ老いた手に雪割草
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団栗や孫と長湯のおままごとれお
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夏深し大亀の木の真っ赤っ赤さち緖
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駄菓子屋で差し出すお金どんぐりや智隆
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ままごとや木の実のはかま脱がす吾子菅原ちゑ
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これママの赤い木の実のネックレス鈴木 リク
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木の実落つひとりぼっちの帰り道鈴木 リク
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竹藪の入口照らす烏瓜ひーちゃんひーちゃん
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軒下に木の実の暖簾ならしたり瞳杏
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どんぐりの拾ひし数を日めくりに水越千里
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実家仕舞い我の集めし木の実見つ鈴木そら
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吊さるる南天の実のつぶらなり南全星びぼ
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青空に映ゆる色こそ木の実なれ南全星びぼ
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無風夜のカーテン越しに蝉の声めぐえっぐ
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自家製の干柿すこし固けれどひまわり
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落花生土塊と共に干されたり朗子
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ぶつ切れのビーズカーテン大西日多数野麻仁男
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吊られたる胡桃に歯形一・二・三多数野麻仁男
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晩鐘の数だけ拾う鬼胡桃真秋
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秋晴るる赤き木の実のガーランド真秋
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小花めく小楢の木の芽白き朝石井青花
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ベランダに種一粒の落とし物石井青花
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客よりは上に住まわぬ京の南風鈍牛
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一生物の籠との暮らし山葡萄夢追い人
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豪雨の木の実や落ちて流るる夢追い人
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団栗の帽子が合わず一時間雪椿
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団栗の行ったり来たり県境雪椿
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秋の朝愛でる月と陽空広やか萌黄多恵
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木の実吊る祖母の手仕事あと何年福朗
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初ハロウィン張り切りすぎのリースかな福朗
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飯桐や雨、雨、雨に赤き実は布川 洋一
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「手袋を買いに」おまけの飯桐の実和脩志
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古簾奥に影絵のスクリーン三日月なな子
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手花火のそつとひと粒とどまりぬ高見 正太
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栗選ぶ父のうんちく剥けぬ皮古乃池 糸歩
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空っぽのクルミは秘密の殻やぶり飯島寛堂
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かりこりと胡桃暖簾にまじり風飯島寛堂
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秋澄むや介護終えたる友へ文なみきたか
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爺の手に胡桃カチカチ琥珀色なみきたか
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木の実雨籠を抱えた友に会ひ鈴なりトマト
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実南天吊す曇天をはねのけて鈴なりトマト
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紅葉にスマホ持つ人並木路天龍蘇人
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ばら掻きの滲む傷あと実がまずみ陽
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カーテンの中は砦か子らの夏閑陽
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お手玉の中のどんぐり笑いけり閑陽
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来世にもどこかで会はむ実南天朱鷺
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ボール蹴る子の脚真直ぐピラカンサ朱鷺
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柿簾結球転じ大空へガリゾー
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閉め切りの雨戸一連の吊し柿ガリゾー
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パラパラと青い実落とし嵐去るきょうのあき
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義姉の割る胡桃数多や胡桃餅きょうのあき
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木の実製のカーテン隔つ里と山えりまる
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サンクチュアリ木の実たわわにバリケードえりまる
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吊るし柿まだかまだかとかくれんぼ長谷部憲二
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柿吊るす家もなかりけり鄙の里長谷部憲二
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引出しの奥の木の実や干からびて老黒猫
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テーブルに一枚の皿くるみ割るちよ坊
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朝顔でカーテン亡母を真似てみて銀猫
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窓越しのゴーヤはたわわや今日はお酢銀猫
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東屋のソフトクリーム透る風蓮天
