第54回「パンダと観覧車」《並》①

評価について
本選句欄は、以下のような評価をとっています。
「天」「地」「人」…将来、句集に載せる一句としてキープ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
「並選」…推敲することで「人」以上になる可能性がある句。
「ハシ坊」…ハシ坊くんと一緒に学ぶ。
特に「ハシ坊」の欄では、一句一句にアドバイスを付けております。それらのアドバイスは、初心者から中級者以上まで様々なレベルにわたります。自分の句の評価のみに一喜一憂せず、「ハシ坊」に取り上げられた他者の句の中にこそ、様々な学びがあることを心に留めてください。ここを丁寧に読むことで、学びが十倍になります。
「並選」については、ご自身の力で最後の推敲をしてください。どこかに「人」にランクアップできない理由があります。それを自分の力で見つけ出し、どうすればよいかを考える。それが最も重要な学びです。
安易に添削を求めるだけでは、地力は身につきません。己の頭で考える習慣をつけること。そのためにも「ハシ坊」に掲載される句を我が事として、真摯に読んでいただければと願います。
※結果発表欄では添削した形で句を掲載する場合がありますが、「マイ句帳」に収録される句は投稿した段階の句がそのまま保存され、投稿以降の修正や削除は不可となっております。予めご注意願います。
【第54回 写真de俳句】《並①》
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筍を待てぬパンダの毛は硬し佳奈
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世の緑総て押し寄せ奥入瀬や佳奈
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春霖や三重と愛知の県境櫻木うらら
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ボーダーの幅が違うの春の湖櫻木うらら
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東風に舞う砂塵に遭いて目をつぶる小川ゆう
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天辺を目指せし日々や春の夢まり
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蜘蛛の囲に絡みとられし孤独かなまり
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観覧車シースルー避け名月へ鉄旅首里
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春の雲丸々モフモフハグしたいファビパピ代
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牡丹咲き背後に観覧車聳えファビパピ代
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笹団子届いて今日の忌日かな蔵豊政
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ホワイトデー観覧二周初キッスかたじん
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春の午後観覧車乗る順長し木田白老(きだ しらおい)
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霾る日遊ぶパンダの遠き郷櫻心
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遠足の前後背負ひて笑ふ母櫻心
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手繋ぎて観覧車待つ秋祭り小川多英子
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雪だるまじゃれるパンダの耳黒し小川多英子
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涅槃西風骨あらわなる観覧車ひかりき
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子パンダの卒園式くすっ仲直り柚伽
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夏近し黄色のネオンと観覧車柚伽
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コロナ禍のパンダ出産春嵐藤井いちはつ
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春の月曜動物園は休園みやび
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二人乗り卒業前の観覧車立士
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遠足子パンダの放屁二度見する瀬文
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背にカラス昼寝のパンダ園のどか瀬文
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若竹を無邪気にかじるパンダの子木苺
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マンデラ効果パンダの尾へ春風飾る
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観覧車頂は冬の最果て飾る
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パンダ外交済ませ帰省し旅立ちぬ大塚久子
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芝萌ゆるうなだれパンダの背中かな早坂喜熊
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春夕焼け見下ろす先の黒パンダ早坂喜熊
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お彼岸にパンダにも幸願ひをり納平華帆
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食べて寝るパンダも似合うカーニバル納平華帆
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白よりも黒多い世にも春は来るのなめ
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マリアンヌパンダ惜春としまえん白よだか
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観覧車默の重さや春夕焼高瀬忠子
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ソロ活女子乗る春昼の観覧車ミセスコロンボ
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送り盆パンダ見れずにUターンつきみちる
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熊猫の一人遊びや春の雲阿比留サト子
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観覧車のんびり回り山笑ふ阿比留サト子
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寒凪や老ゆるパンダの夢は駆けケンケン
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借りパンダの生まれは日本冴返るせい子
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てつぺんの観覧車でも春霞せい子
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白と黒丸で出来てるパンダ春パンダスミレ
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夕凪やまあるく回る観覧車パンダスミレ
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花曇り泣く吾子に見ゆ幼き吾新米一念
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梅の香のゴンドラに乗るギャル四人新米一念
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観覧車大夕焼けを光背にくちなしの香
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パンダとて雄叫びあげる土用照りくちなしの香
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こいパンダ俺に抱きつけ春の虹吉川ゆふみ
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観覧車乗れぬ私に山笑う吉川ゆふみ
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春陰や輪郭薄る観覧車るう
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春草やパンダの肺胞ふくらみて枝葉
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水温む女子旅の声かしましき北川茜月
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恐怖症縁なき春の観覧車北川茜月
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人酔いてパンダ諦め花曇りみそちゃん
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麗らかやパンダ団子を頬張りぬ夢ママ
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颯爽と大観覧車よりブーツ夢ママ
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白と黒頭垂れるも長閑なり松りんご
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丸八つ描きてパンダ日永かなただ ひとり
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春夕焼け朝から見てるパンダかなただ ひとり
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パンダカーと観覧車は夏休み維人
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祝五十歳友と遠足ディズニーへ駒茄子
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光彩のアーチ「映えたい」冬帽子駒茄子
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春隣見上げりゃ楽し遊び場よイチゴミルク
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ゴンドラにパンダの乗らぬ春の昼高嶺織人
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夕桜観覧車からパンダ視る里ピイ
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行列に萎えてしょぼんと夏木陰古都 斗織
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風薫るパンダも見上げる観覧車ちよちよ
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秋高し見上げて並ぶ観覧車ちよちよ
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麗らかな動かぬパンダと観覧車伊藤ゆめ安
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青草よパンダもじっと毛繕い伊藤ゆめ安
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涼風やまた落下するパンダの子四方うみ哉
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長座体前屈霾知らぬパンダかな鹿達熊夜
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ゴンドラを撫でるそよ風百千鳥鹿達熊夜
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春の雲観覧車のそばパンダかな平本文
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春光にダイブしそうよ観覧車なかいほな
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ポッキーのごとパンダ笹食む春来シラハマナオコ
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昇るほど小さきパンダに春来シラハマナオコ
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なごり雪竹食べやめぬ耳は黒古み雪
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黒猫の隨(まにま)に外は春の闇古み雪
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うららかにパンダが伸びをする十五時川上真央
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麗かやパンダも見上ぐ観覧車山田 健二
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つちふるや十六頭の父天へ太井 痩
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若芝の香殺ぐ黒粒奈良公園太井 痩
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春霞アクリルガッシュ白と黒柑青夕理
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85回転高や夏霞チョコ婆
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吾子抱いてレッサーパンダに会えた春チョコ婆
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春来るも停戦遠し遊園地パンプキン
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花の香の夢旅はパンダ村からパンプキン
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春の灯や恋鳴き出会う紀伊の森虎有子
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俯瞰せし南紀の笹と夏の海虎有子
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見下ろせばパンダぽつんと春愁う七拍子
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月影にパンダの見上ぐ観覧車七拍子
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春一番あかい丸描く観覧車竹玲
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高速くだり観覧車に春の風竹玲
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絵手紙のパンダの親子母の日に美雲
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満月へ近づきたくて観覧車三歩
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我よりも先にゴンドラ雪に触れ三歩
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春の宵指輪を交わす観覧車さちばば
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夏木立パンダうんざり大あくびさちばば
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観覧車からパンダ模様に積もる雪恋の堀
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観覧車パンダのような彼と冬夜空恋の堀
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観覧車以外開園春一番中島 紺の子
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山笑うジェットに乗ってきたパンダ猫の手
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春愁いパンダの空に観覧車猫の手
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遠雷やベッドのパンダ握りしむ秋田のやまちゃん
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背に吾子や巡る上野の春浅し老杉
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熊と謂ひ猫とも謂ふか春上野老杉
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メリーゴーラウンドパンダに乗る若葉織璃無
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熊猫を観るは眼か夜半の月織璃無
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春めきて恨めしいかな観覧車月美 樂山
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ものの芽の森羅ふつふつ吾は寥寥薔薇の舟
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桜まじつるむ巨人と空歩み薔薇の舟
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若竹の味は違ふか永明や鍋焼きうどん
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結葉や夜空の果ての観覧車鍋焼きうどん
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研修は遊園地にて新社員石川穴空
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観覧車誘はばやとて春の宵石川穴空
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春愉しパンダ舎に入る牛歩の衆歩歩丸
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鳥交る吾は相席の観覧車歩歩丸
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春浅し孤独のコアラまるまりて克子俳
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春立ぬ自宅はるかに観覧車克子俳
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春愁や獣苑のパンダ故郷遠くハチワレだいこん
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観覧車燈し暮れ行く冬茜あつんこ
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笹鳴りて春分のナイトサファリかな雨不凍
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観覧車君と冬至を回りをり星野砂文
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永き日や行列のパンダ後回し星野砂文
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遠く見ゆおにぎりめいた冬の富士林雪
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パンダも花もminiゴンドラが昇るチューリップ
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春愁や閉鎖空間なお苦手第2腰椎
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二人きり冬空巡る観覧車えみり
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白シャツの早口の君観覧車咲葉
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暁暁の小さき背中の春眠す咲葉
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麗らかな白浜訪ね湯とパンダ昇椿
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白浜やパンダぬくぬく春日和昇椿
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故郷や春うたたねの夢に見し佐々木 棗
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萌急ぐ草の息吹を尻に敷く佐々木 棗
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春遅し背を向くパンダ目が笑うわれもこう
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観覧車春の足音未だまだわれもこう
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色めく観覧車パンダ交む時藻玖珠
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野遊びのパンダを見つつ観覧車いまい沙緻子
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観覧車米粒のごと東風パンダいまい沙緻子
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うたたねのパンダを包んで風光る清泉
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食足りて草のじゅうたん暖かし清泉
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風光る二十一世紀のパンダ或人
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パンダ外交行け観覧車春へノリック
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ゴトリゴンドラパンダ眺む日長閑ノリック
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春疾風レジャーシートの隅の石駆大
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ふらここのシートはタイヤ子パンダ来濡れひよこ
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春陰や幾年帰郷待つ家族ガジュマル新山
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思春期の家出のパンダ春夕焼留辺蘂子
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朧月煤汚れの壁にパンダハルノ花柊
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ゴンドラの相席は蝶ドームシティ信壽
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白熊を白いパンダと入学児信壽
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霾かシャンシャン元気にしてっかなぁ東京堕天使
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気づまりのゴンドラ降り来雪催東京堕天使
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佐保姫と名付け親たちパンダ舎へ原 水仙
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永明なる白浜の日々万灯火原 水仙
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遠足児パンダを語る晩ごはん京あられ
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吾はするめパンダ笹喰む春の旅京あられ
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暮の春俯くパンダ檻の中やまだ童子
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パンダ一匹ぽつねんとゐる亀の鳴くつづきののんき
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葉脈を張るごと春の観覧車冬島 直
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アドベンチャーワールドうらら三人旅海羽美食
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ホイホイト乗ル人ノヰル春ノ闇青水桃々
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行く春や你好谢谢さようなら吉野川
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春の日やてっぺんぽつんとぬいぐるみ吉野川
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一人居の観覧車惜春の黙比良山
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押さないでペンギン行進春の空風早 杏
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パンダ見に来て遠足の子の中に谷山みつこ
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シマウマとパンダ逆さまシャボン玉沙那夏
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ひたすらに笹食むパンダ若葉風ピアニシモ
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パンダ舎の前に集めし花筵灯り丸
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熊穴を出ず人間の傍観者まっちゃこ良々
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春の月隙間さみしき観覧車森野みつき
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朧月知らぬ国への観覧車鈴木秋紫
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春宵にランランまだか観覧車鈴木秋紫
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巣立鳥甘えたき母小さくて大本千恵子
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春茜ちぎれる雲の風に疾し稲垣加代子
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隠されると知りたくなるね啄木忌西村小市
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惜しまれてパンダは郷へ雨水の日山川腎茶
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君にときめく愛の日の観覧車山川腎茶
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遠足や戯れる園児のうさぎ小屋歩一
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春景色魅せるパンダの仕草かな歩一
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体育の日くるりん伊予を鳥瞰すびんごおもて
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竜天に登るカラカラ観覧車小倉あんこ
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春愁に更けるパンダは着ぐるみかけーい〇
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エイプリルフール言うても黒だけのパンダけーい〇
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ゴンドラのどこがはじまり弥生尽沢田千賀子
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恐竜がフロント係りのどけしや満る
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肩車パンダ見つけた春の昼白石 美月
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乗りかごに子らパッキングして遅日千夏乃ありあり
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三月尽土の匂いをみる初老扇利子
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夕霧や脳裏をよぎる獣道扇利子
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春眠の瞼パンダと夢の中絵夢衷子
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日脚伸ぶ泣く子の手引く遊園地絵夢衷子
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なんだかんだとパンダ転がる春の色はれまふよう
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目は閉じて花見高みの観覧車はれまふよう
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佐保姫の廻す二人の観覧車けい女
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観覧車ゆたりのたりと春の果けい女