おウチ便り

おウチ便り|79

おウチ便り たくさんのお便りありがとうございます

「第5回 おウチde俳句大賞」授賞式に参加させて頂きました《阿部八富利》です。 この度はトイレ部門 最優秀賞を頂きありがとうございました! 嬉しかったポイントを22つお伝えさせて頂きます。 1つは、「みんなに推す」という形で自分の句を鑑賞頂けたことです。 こうした形で自句を鑑賞頂くのは初めてだったのですが、 句が想像以上にぐんぐん豊かになっていくのを目の当たりにして、胸いっぱいになりました。 なんて言うか世界に受け容れられたような気分でした(笑)。 《濃厚エッグタルト》さん、《里山子》さん、《嶋村らぴ》さん、本当にありがとうございました! もう1つは、最終的な順位が気にならなかったことです。 正直、最終6句に残った時は「ここまで来たら大賞になれたらいいな」という気持ちもあったのですが、 鑑賞して頂いたり、鑑賞しているうちに、そうした気持ちが払拭されて、 とにかく「みんな最高!」と讃えあいたくなりました。 東京五輪で女子スケートボードの選手たちが競技後にお互いを讃えあっている場面がありましたが、 こういう気持ちなのかなと思ったりしました。 夏井先生とのやりとりの中で申し上げました通り、 おウチde俳句くらぶには一年半お世話になってますが、 まだ人選が三句のみで、あとは並選・ハシ坊ばかりです。 今回は幸運に浴しましたが、まだまだ伸び代たっぷりですので、 引き続き、皆さんとおウチde俳句くらぶを楽しんでいけたらと思います。 来年は家内の《北欧小町》とダブル受賞できるように、夫婦で精進していきたいと思いますので、 今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。 重ね重ね、この度はありがとうございました!

阿部八富利

 第5回おウチde俳句大賞授賞式にzoomでの参加をさせていただきました《島田雪灯》です。この度は、台所部門最優秀賞に選んでくださりありがとうございました。郵送していただきました盾を、先日無事頂戴致しました。日ごろ並選ばかりの私にとりましては、本当にびっくりなうっかりホームラン、超プレミアムグリコのおまけでした。 当日はとても緊張して伝えたいことの半分も話すことができませんでしたが、会場にいらっしゃった句友様方のご鑑賞が、私の伝えたかった以上のすばらしいもので、とても救われた想いが致しました。 実は受賞作品は、候補の中でもこの句はないだろうなと思っていたものでした。zoomでの参加でしたので、他の作品については言うべきことを紙に書いてこっそり手元に置いていたのですが、この句についてはなにも準備をしておらず、まさに「頭からつぽ」状態でした。自選力のなさを痛感しております。 まだ俳句を始めて1年ちょっと、分からないことの方が圧倒的に多いにもかかわらず、家事育児メインの生活なので本を読むことさえままなりません。しかし例え低空飛行でも、俳句を続けてこなければこのようなすばらしい機会に恵まれることもなかったでしょう。ゆっくりのんびりな歩みになりますが、これからもこの度の授賞を心の糧に、俳句を続けてまいりたいと思います。 来年は直接組長にお目にかかれることを夢見て、またおウチde俳句大賞に挑戦したいと決意を新たにしているところです。 この度は、平凡な毎日を送る私に、このような胸踊るスポットライトを当ててくださり本当にありがとうございました。末筆ながら、おウチde俳句くらぶに関わる全ての皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

島田雪灯

5月20日に行われた第5回おウチde俳句大賞授賞式に参加させて頂いた《松本厚史》と申します。私は受賞はできませんでしたが、夏井先生曰く「うっかり抽選に当たって参加」のひとりです。でも本当に抽選に当たって良かったと思いました。受賞された句はどれも素晴らしく、皆さんのエピソードや評も楽しく、グッとくる思いを感じながら拝見しました。私は相撲好きだった父を1月に亡くしたばかりだったので、大賞を受賞した句には胸が詰まりました。今までは一人で少しずつ俳句を作っていましたが、今回は初めて句友と呼べる方々とお知り合いになることもできて本当に良かったです。今後は俳句が選に入ることを目指し、でも無理せずコツコツと続けていこうと思います。お会いすることのない皆さんの句も楽しみです。今後もよろしくお願いいたします。

松本厚史

第31回「恩田川のカワセミ」《ハシ坊と学ぼう!⑩》の〈翡翠の突進瑠璃の旗幟を見よ〉にハシ坊のご教授をいただきましてありがとうございました。買い物に自転車を走らせていても「いったい何が余分なんだろう」と翡翠俳句のことばかり……。でも考え続けた結果、わかりました!「旗幟」は見せるために掲げるのです。見よ!と言われなくても「とっくに見ておるわい。三音の無駄じゃ!」「じゃあその三音どうするの?」「それは急に言われても」とひとりで突っ込みました。推敲には時間(ひょっとして年月)がかかると思いますが、考え続けます。ありがとうございました。

紫すみれ

第14回 俳句deしりとり|「ほね」③で、〈帆ねこそぎ折れたヨットや春疾風〉を取り上げていただきまして、ありがとうございました。家藤先生の指摘のとおり、原因・理由になってしまっており、下五によりよい季語を探すように指導いただきました。また、句友より『ヨット』は季語なので、ヨットの句にしてはという別のアドバイスもありました。そこで、次のように訂正してみました。〈帆ねこそぎ折れたヨットや祈る声〉もっと良い下五を探してみようと思います。

水越 千里