おウチ便り

おウチ便り|36

おウチ便り たくさんのお便りありがとうございます

第14回から投句させていただいております。初めての結果発表、「写真de俳句」では実力不足で残念な結果となりました……。後から思うには、季語の本意がしっかり掴めていなかったのかなと、色々振り返り考えております。驚いたことに、「ドリルde俳句」で取り上げていただき、また家藤先生からコメントをいただき、泣けるほど嬉しかったです。本当に本当にありがとうございました!! 浮き沈みしながら、続けていけたらと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

織部なつめ

「俳句手帖」をお送りくださりありがとうございます。紙質・紙の厚み(やや薄め)といい、罫線といい、カバーの肌触りといい。今まで手にした手帖のなかでいちばん使いやすそうです(雑誌の付録でもときどきありますが)。2本のしおりひもも、見返しのポケットも、こまやかな配慮のある作りですね。いつ使おうかなあと、この手帖を使うために吟行に行きたくなります。手に持ってみて、うれしい気持ちになりました。

ルーミイ

『NHKプロフェッショナル』を見直していて、先生が《ハシ坊》のコメントをパソコンで入力されているシーンに涙しました。こんな風に一人ひとりを大事にしてくださっているのかと。《ハシ坊》になりたいと会員登録した自分が恥ずかしくなりました。そんな私の句〈臭き息父が頬寄せ更待月〉を【第14回 写真de俳句】《ハシ坊と学ぼう!③》に取り上げていただき、ありがとうございました。「『酒臭き父』でカットを変えて、『更待ち月』を描写する」とのコメント。娘婿に相談し自分なりに、〈酒臭き父仄白き更待ち月〉に推敲しました。これからもお世話になります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

まるにの子

「ドリルde俳句」が終わってしまうのは残念ですが、大変勉強になりました。ありがとうございました。毎回とても難しく、第15回はギブアップ。第16回のドリル、〈◯◯てこそ◯◯◯◯〉では、季語なんてすっ飛んでしまいました。《梵庸子》さんのお便りで、初めて気が付きました😅感謝💕それだけに、解答が待ち遠しいです。先生の意図をきちんと掴んでいらっしゃる皆さん、凄いです。夏井先生は、某番組でよく、「この部分に詩がある」と解説されます。私はそれが理解できず、恥ずかしながら、詩があるって? 詩って何? などとずっと考えていました。「怒りとは」と「雪ましろ」の解説で、詩的断定の型のイメージは分かったような気がします。夏井先生の六角成分図が浮かんできました😊また「本麒麟で一句」のとても分かり易い解説も思い出しました。ちなみに私の珍解答「たっぷりの愛」は子育て中に出会った『親業』(トーマス.ゴードン著)からの発想です。愛情があるからこそ「怒り」が沸く。叱る時に愛してる事を伝えていますか? という内容です。俳句で、この事を映像化するには、う~ん、今は力不足❗️綿あめしか浮かんできません😢めげずに頑張ります(#^.^#)

素々 なゆな

一合目が遠い、チーム裾野の《あさり》です。「写真de俳句」でこれまでに、《並》に十一句、《人》に二句、選んでいただきました。ありがとうございます。諸先輩方の作品を、あれこれ想像しながら読むのが楽しみです。第14回「ウイスキーの小瓶」《ハシ坊と学ぼう!③》で取り上げられた、《さち今宵》さんの〈バーボンに沈む隣の吊し柿〉の句。ありがとう、と差し上げたグラスを透かして吊し柿を眺める、という情景が正解なのかもしれません。私は文字通り、バーボンに浸した干し柿を想像してしまいました。香り付けしたラム酒で自家製干し柿をふやかして、クリームチーズに混ぜるというレシピを読んだことがあります。

あさり

【第15回 写真de俳句】《ハシ坊と学ぼう!③》にて〈凍星やぱりりこりりの氷食症〉の句、取り上げていただきありがとうございます。先生からの添削のお言葉、初めての経験で朝から本当に嬉しくなりました。ご指摘いただいた「氷食症」ですが、実際にある症状名でして、私がこれ持ちなのです。貧血の人に多いと言われていて、無性にひたすら氷が食べたくなるという、大して実害もない症状です。(歯が磨耗したりするので、そこはかかりつけの歯科医師によく指摘されます)冬の寒い最中でも、ついつい製氷皿から氷を山盛りもってきては、ぱりぽりと食べてしまうという少々間抜けな状態を詠みたく、〈凍星や氷食症の止まぬ夜〉とするか、でも止まないのが氷食症だしな、とも思い、氷を噛み砕く擬音のとぼけた感じを入れて投句致しました。確かにあまり伝わらないマイナーな言葉だったな、と思うと同時に、添削のお言葉から拒食症の方が氷を食む様子の孤独を想像し、人様に自分の作を見ていただく事で広がる世界に朝からドキドキしました。ありがとうございました。氷食症の方も、いつの日か良き句のタネにできる様に、心の引き出しに入れておこうと思います。

柑 橘香