おウチ便り

おウチ便り|59

おウチ便り たくさんのお便りありがとうございます

夏井先生、家藤先生、いつも丁寧な俳句の解説をありがとうございます。《ハシ坊》に掲載されている俳句をいつもじっくり読んでいます。とても勉強になりますし、刺激を貰っています。実は、俳句の種集めにとても苦労しています。平凡? 忙しい? 毎日の中で、俳句の種が少ないと悩むばかりで、一度何も投句することが出来ませんでした。そんな時、知り合いの方(俳句は、作っておられない方)に、焼津市で夏井先生の句会ライブがあるけど知っている? と聞かれ、「えっ知らなかった」と直ぐにチケット手配し、生ライブに行くことが出来ました。ライブはとても楽しく、ちょっと鬱な私に元気を下さり、先生のおっしゃった「チーム裾野」、私は、まだまだ其の裾野をコツコツのんびり登って行けば良いと思いました。考えて見れば慣れない移住先で、お向いさんと親しく話出来たのも俳句がきっかけでしたし、移住先で、俳句は下手やけど好きだとお友達に話していたりしていました。俳句の種さえ拾えない私ですが、これからも悩みながら続けて行こうと思っています。最後に成りましたが、夏井先生、家藤先生、そしてケンコウ先生、「チーム裾野」の皆様、御身体大切になさって下さいませ。いつかまたどこかの空の下で。

米はぬる

紫陽花は四葩と呼ばれている割に、花びらの数が実にいい加減で、額紫陽花に至ってはほんとうにひどい。花びらが一枚二枚でも五枚六枚でもヘッチャラです。これは絶対句にしようと思って、粘って作り続けましたが、長くなるし、説明くさくなる等々で完成しませんでした。花びらと云えば桜を想うし、「萼・がく」と書けばイメージがずれる。なので、《池内ときこ》さんの句〈額紫陽花のあぢさゐの省きやう〉を読んだ時には嬉しくて手を叩きました。私が求めていた以上の句に、とても愉快な気持ちになりました。「あぢさゐの省きやう」なんて大胆な措辞に心底うっとりします。《地》に推したい一句でした。

岬ぷるうと

【第19回 写真de俳句】「マーガレットとベニシジミ」では《地》に〈母の家出クリーム色のマーガレット〉を選んでいただき、【第20回 写真de俳句】「散歩中の紫陽花」では、〈青痣やあぢさゐはほんたうに暗い〉を、なんと《天》に選んでいただきまして、本当にありがとうございます!! 運営の方々が毎日朝9時の更新を徹底してくださっているおかげで、毎日朝9時を楽しみにしてます!! 2句とも全体のイメージ的には暗い句ですが、自分でも好きな句だったので《人選》発表後は《地》や《天》に選んでいただけるとは到底思っていなく、諦めていたのですが、発表があった時は驚きと嬉しさで朝からひっくり返りました。今年に入ってくらいから、「一句一遊」や「俳句ポスト365」、夏井先生のYouTubeなどでもガンガン投句をさせていただいてて、俳筋力を鍛えさせていただいてます。これからも楽しみながら俳句を続けていきたいと思います!!

鰯山陽大

「おウチ便り 55」で、私の句にお二方も言及してくださって、いてもたってもいられずこの便りを書いています。《木ぼこやしき》さん、どういたまして! 私も昔の授業の思い出が句材の一部となっています。他のクラスは教室で授業しているのに、自分たちは校舎の外に出ているのって、すごいわくわくするんですよね。《松下眞す美》さん、覚えて下さって光栄です! あのユニフォームを着ていった甲斐がありました(笑)。奈良の句会ライブでは他の組員さんとの出会いもあって、《渥美こぶこ》さんからは名刺をいただきましたし、《ペトロア》さんからはファンだと言ってもらえました(私のファン第一号です!)。こんな私の句でもファンとおっしゃってくれる方がいるんだという喜びと、普段は目に見えなくても「おウチde俳句くらぶ」や、いつき組を通じていろんな方とつながっているんだという感動とで、俳句を始めて本当によかったと思えた一日でした。

背番号7